Ruby on Railsとは?基本知識から開発事例までわかりやすく解説【2024年最新版】
「Ruby on Railsってなに?」「Ruby on Railsではどんなことができるの?」といった疑問を感じている方も少なくないでしょう。
本記事では、Ruby on Railsの概要や特徴、できること、開発事例などをまとめて解説していきます。Ruby on Railsに関する基礎知識を身につけたいという方は、ぜひ参考にしてください。
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Ruby on Railsとは
Ruby on RailsはWebは、デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン氏によって開発されたアプリケーションフレームワークです。文字どおりプログラミング言語のRubyで使うことができ、「Rails」「RoR」と呼ばれることもあります。Ruby on Railsを活用することによって、RubyによるWebアプリケーション開発をよりスムーズに進められるようになります。
Rubyとは
「Ruby」はまつもとひろゆき氏によって作られたプログラミング言語で、日本発の言語としてはじめて国際規格である「国際電気標準会議(IEC)」に認証されました。シンプルでわかりやすいプログラミング言語なのが大きな特徴で、システム開発の初心者であっても習得しやすいことから人気を集めています。
フレームワークとは
Webアプリケーションフレームワークとは、動的WebサイトやWebサービス、Webアプリケーションなどの開発に必要な機能が揃ったフレームワーク(枠組み)のことです。開発のベースがすでに整っているので、最低限のプログラミングだけで開発することができます。1からの開発よりもスピーディーに進められるほか、プログラムの改修や機能変更・追加がスムーズに行える点がメリットです。
MVCモデルとは
Ruby on Railsは、設計にMVCモデル(MVCアーキテクチャ)が採用されているのも特徴と言えます。
MVCは「Model(モデル」と「View(ビュー)」「Controller(コントローラー)」の3つの頭文字で構成された言葉です。システム処理を担うモデルとブラウザへの表示を司るビュー、モデルやビューに指示・指令を出すコントローラーといったように処理が独立しており、仕様変更をスムーズに行えます。
Ruby on Railsの特徴
ここからは、Ruby on Railsの代表的な3つの特徴について解説していきます。
初心者でも学習しやすい
Ruby on Railsの特徴としてまずあげられるのが、初心者でも学習しやすい点です。Rubyは日本人が開発したプログラミング言語で、日本語によるドキュメントや参考情報が数多く残されていることから、初心者であっても習得しやすくなっていると言えます。Ruby on RailsはそんなRubyのフレームワークの1つであるため、非常に使いやすくWebアプリケーションの開発がはじめてでも学習しやすいとされています。
記述するコード量が少なく済む
Ruby on Railsを活用すると厳格な記述ルールにそってプログラミングが進められるため、ただRubyで開発する際と比べると記述量を減らせるというメリットがあります。記述量が減少するということは、それだけ開発時間を短縮できるということです。さらには、Webアプリケーションの軽量化にもつながるでしょう。
汎用性が高い
Ruby on Railsは、Webアプリケーションやゲームなど幅広いサービスの開発に対応できるだけでなく、使用する際のOSも問わないという高い汎用性を備えています。また、開発期間を短くすることもできるので、経営判断にならって臨機応変にサービスの変更が可能な点も便利でしょう。
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Ruby on Railsでできること
Ruby on Railsでは、実際にはどのようなことができるのでしょうか。ここからは、Ruby on Railsでできることを解説していきます。
Webサイト制作
Ruby on RailsはWebサービスの作成に優れており、Webサイト制作も得意分野の1つです。短くシンプルなコーディングで実装できるRubyを使用するため、エラーや不具合が発見された場合にも修正しやすく、サイトの更新も行いやすいとされています。コーポレートやサービスサイト、採用サイトなどさまざまな種類のWebサイトに対応できます。
ECサイト制作
ECサイトはほかのWebサイトと異なり、カート機能や会員ページ機能などが求められますが、Ruby on Railsではそれらも簡単に実装可能です。ECサイトを1から作るのはハードルが高いと感じている場合であっても、Ruby on Railsを活用すればスムーズなサイト構築が叶うでしょう。
SNSやマッチングサービスの開発
SNSやマッチングサービスの開発には、複雑な機能の実装が必要なイメージが強いかもしれませんが、Ruby on Railsであれば簡単に構築可能です。自社サービスとしてマッチングサービスやSNSなどを展開しているスタートアップ企業では、開発にRuby on Railsを使用していることが多いと言われています。
スクレイピング
スクレイピングとは、自動で収集したWeb上の情報を加工して新たな情報を作成する技術のこと。具体例としては、「Webサイトから価格情報を収集して価格一覧を作成する」「ニュースサイトのトップニュースの見出しを集めて表にまとめる」といったことが可能となります。情報収集やその加工に要していた時間を削減できるので、業務効率化が期待できます。
業務システムの開発
勤怠管理システムや在庫管理システムなどの業務システムも、開発は難しそうというイメージを抱いている方が多いかもしれません。しかし、Ruby on Railsでは比較的容易に開発することができます。開発期間を短縮しながらスピーディーにシステムを構築できるので、自社の実態に合わせた柔軟なカスタマイズと開発コストの削減を同時に叶えられるでしょう。
Ruby on Railsの開発事例
つづいては、Ruby on Railsの開発事例を紹介します。Ruby on Railsで実際に作られているのはどのようなサービスなのでしょうか。
クックパッド
日本国内でトップクラスの人気・知名度を誇る料理レシピのコミュニティサイト「クックパッド」は、Webサイトの構築時にRuby on Railsを使用しており、大規模なWebサイトでありながらもスピーディーな動作を叶えています。
NGINX(エンジンエックス)とUnicornによるサーバー構築、Capistranoやchankoなどによる本番環境への移行とあわせRuby on Railsが活用されています。
freee
会計システムや人事労務システム、経費精算システムや請求書システムなど幅広いソリューションを提供するfreeeシリーズは、その多くがRuby on Railsで開発されています。freeeの開発情報がまとめられた「freee Developers Hub」でもRuby on Rails開発に関する情報が発信されているようです。
クラウドワークス
日本を代表するクラウドソーシングサービス「クラウドワークス」も、Ruby on Railsによって開発されたWebサービスの1つです。RubyならびにRuby on Railsが選ばれた理由としては、開発コストを最小限に抑えられる点や、仮説検証を重ねながらもスピーディーにサービスを構築できる点などがあげられています。
世界中の多くのユーザーに利用されている「Twitter」も、JavaVMへの移行前はRuby on Railsでサイトを構築し、多くのトラフィックをRubyで処理していました。結果的には移行することになりましたが、Ruby on Railsであっても大規模SNSを運営できる根拠として広く知られています。
食べログ
国内最大規模のグルメレビューサイト「食べログ」も、Ruby on Railsで開発されているWebサービスです。サービスの利用者の拡大にともなう機能改善、サービス開発をより進めやすくすることを目的に、2007年にRuby on Railsへの全面リニューアルを行いました。
Ruby on Railsの開発は開発会社への外注がおすすめ
Ruby on Railsは初心者であっても比較的簡単にWebアプリケーションや業務システムの開発が可能ですが、「社内にリソースが足りない」「クオリティにこだわりたい」という場合はシステム開発会社への依頼がおすすめです。Rubyを用いた開発の経験・実績が豊富なシステム開発会社に依頼すれば、クオリティ面の心配もないでしょう。また、無理に内製で開発しようとするよりもスピーディーにプロジェクトを進められるはずです。
システム開発会社へ外注するメリット
Ruby on Railsによる開発の外注を検討しているものの、メリットがよくわからないという方もいるのではないでしょうか。ここからは、システム開発を外注するメリットを解説していきます。
高度な開発に対応できる
システム開発を外部へ依頼することで、高度な開発に対応できるのは大きなメリットです。Ruby on Railsは初心者にもおすすめできるWebアプリケーションフレームワークではあるものの、高度な開発を行うためには専門的な経験や知識が求められる場面があるのも事実です。社内にRuby on Railsによる開発に慣れた人材がいない場合、あるいはそういった人材が足りていないという場合には外注を検討してみてください。
自社で人材育成する必要がない
「社内でRuby on Railsを使える人材を育成すればいい」と考える人もいるかもしれませんが、それでは採用や育成にコストがかかるばかりです。一方、Ruby on Rails開発の実績が豊富なシステム開発会社に依頼すれば、人材確保や育成にかかる時間やコストを抑えながら開発を進められます。「将来的には内製できるようにしたい」という展望がない場合は、無理に人材確保・育成に投資する必要はないでしょう。
社内リソースを必要な開発にあてることができる
システム開発に開発を委託することで、社内のリソースをほかの開発案件やコア業務に投下できるようになるのも大きなメリットです。「Ruby on Railsに対応できないわけではないものの、リソースは常にギリギリ」という状態で無理に社内で開発することはおすすめとは言えません。ほかのコア業務や必要な開発にリソースを割くためにも、外注できる部分は外部へ任せるのが安心です。
システム開発の費用相場
つづいては、システム開発を外注した際にかかる費用相場をご紹介します。
システム開発の平均相場 | 233万円〜 |
システム開発の種類 | 費用相場 |
簡易顧客システム | 20万円~ |
Webシステム | 130万円~ |
業務システム | 400万円~ |
システム開発の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
【まとめ】システム開発会社選びに困ったらアイミツへ
この記事では、Ruby on Railsについてまとめて解説してきました。Webアプリケーションフレームワークの1つで、Rubyによる開発をスムーズに進めることのできるRuby on Railsですが、よりクオリティを求めて開発を進めたい場合にはシステム開発会社への依頼を検討することをおすすめします。
「アイミツ」ではご要望を伺った上で、条件に合う複数のシステム開発会社を無料で紹介可能です。会社選びでお困りの方は、お気軽にご相談ください。
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