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電子書籍の作成は一見すると難しそうに見えますが、最近では知識がなくても自分で作成できるアプリやソフトウェアが数多くあります。
この記事では、営業・バックオフィスなど、さまざまな分野の発注先を比較検討できる「アイミツ」が、電子書籍作成でアプリやソフトを使うメリットや、おすすめの無料アプリ/ソフトなどを解説していきます。電子書籍アプリ作成の参考にしてください。
電子書籍は自作できる?
電子書籍を作るには、制作会社に依頼する方法とアプリやソフトを利用して自作する方法の2つがあります。自作はハードルが高いと思われがちですが、最近は使い勝手のよいアプリやソフトが多数リリースされているため、初めての人でもスムーズに電子書籍を作れます。
アプリやソフトで電子書籍を自作すると、制作会社を利用するのに比べて費用が安いのがメリットです。特に、頻繁に内容を更新したい場合は大きくコストを抑えられるでしょう。
電子書籍作成におすすめの無料アプリ/ソフト5選
電子書籍が作れるアプリやソフトウェアにはさまざまな種類があります。有料・無料の両方がありますが、まずは無料のものから試してみてはいかがでしょうか。ここでは電子書籍作成におすすめの無料アプリ・ソフトウェアを5つ紹介します。
iPhoneで電子書籍が作成できる「Canva」
「Canva」はデザインの知識や経験がなくても、プロのデザイナーによるテンプレートやイラスト素材などを使っておしゃれなデザインが作れるツールです。デスクトップ版だけでなく、iPhoneやiPad、Android版があるためインターネットがあればどこでも使えます。
複数のデザイナーによる電子書籍向けのテンプレートを利用することで、プロのようなデザインを簡単に作成可能です。特に、電子書籍の表紙デザイン作成に向いています。
出典
https://www.canva.com/ja_jp/create/ebooks/
幅広いOSに対応している「Sigil」
「Sigil」は無料でダウンロードできる電子書籍作成ソフトウェアです。Windows・Mac・Linuxなど幅広いOSに対応しており、お使いのパソコンにインストールして使用します。
「Sigil」の基本的な機能は、電子書籍の原稿作成やデータ変換などです。海外製ですが日本語に対応しており、使用感は国産ソフトウェアとほぼ変わりません。縦書きやルビも入力可能で、漫画の作成にも向いているツールです。
出典
https://sigil-ebook.com/sigil/
手軽さが特徴の「Romancer」
「Romancer」は電子出版大手のボイジャーが公開している電子書籍エディターです。ブラウザ上で動作するため、インストールの必要はありません。
エディター機能のほか自動で表紙や目次、奥付などを作成する機能もあります。ただし、作成した文章またはWordなどのファイルは1ヶ月に50MBまで無料で書籍データに変換でき、ブラウザ上で作品が読めるURLが発行されます。より多くのデータを変換したい場合やEPUBに変換したい場合は、有料プランへのアップグレードが必要です。
出典
https://romancer.voyager.co.jp/
テキストの電子書籍作成に適した「でんでんコンバーター」
「でんでんコンバーター」は、テキストファイルを電子書籍の標準フォーマットであるEPUB形式に変換する無料ツールです。Windows・Macに対応しています。
シンプルな機能のツールであるため、特に技術書やメールマガジンのような文字コンテンツを中心とする電子書籍の作成の際におすすめです。CSSやHTMLの知識がない人でも、手軽にEPUB形式のファイルが作成できます。
出典
https://conv.denshochan.com/
イラスト集や写真集も作成できる「LeME」
「LeME」は、イラスト集や写真集も作成できる電子書籍作成ソフトウェアです。Windows・Mac・Ubuntu版があり、パソコンにインストールして利用します。
Wordファイルや各種の画像ファイル、PDFファイルなどをEPUB形式へ変換可能です。イラストや画像をふんだんに使ったパンフレットや写真集の作成に向いています。ただし、作成したEPUBファイルの最後に入るクレジットを取り除きたい場合は、ライセンス購入が必要です。
出典
https://leme.style/
電子書籍出版の流れ
続いては、電子書籍作成アプリを使って作成し出版するまでの主な流れを解説します。詳細は使用するアプリによって異なるため、イメージとして参考にしてみてください。
データの準備
まずは、電子書籍化したいデータの準備が必要です。利用するアプリやソフトによって、対応しているデータファイルの形式は異なります。テキストであれば、Wordファイル(.doc, .docx)やテキストファイル(.txt)が一般的です。表紙や挿絵などにはPDFファイル(.pdf)や動画ファイル(.pngや.jpgなど)が利用できることが多いです。
文章に関しては、エディター機能を持つツールであれば直接入力や編集ができる場合もあります。
データの変換
準備された電子書籍のデータはツール上で編集を行ってから、電子書籍として読めるファイルフォーマットへ変換しましょう。現在は、国際電子出版フォーラムが策定したEPUB形式が主流です。
EPUBはオープンプラットフォームであるためパソコンやiPhone、Android端末など、どのようなハードウェアでも電子書籍リーダーさえあれば読めます。主な電子書籍リーダーは、iPhoneに搭載されているiBooksやAndroid端末のGoogle Play ブックスなどです。
設定の確認
アプリやソフトウェアにデータをアップロードし、ファイルフォーマットの変換ができたら、電子書籍の価格やタイトル、表紙、公開期間、右開きか左開きかなどの設定を行います。基本的に、ツール上に表示された項目にチェックを入れるだけで済むため、難しい知識は必要ありません。
設定が終わったらレイアウトや設定項目に問題がないことを確認し、電子書籍を公開しましょう。ブラウザ上で電子書籍が読めるURLを取得することで出版できます。
電子書籍作成アプリの種類比較
電子書籍作成アプリには、パソコンやスマートフォンにインストールして利用するタイプと、ブラウザ上で使えるクラウドタイプがあります。どちらも機能の面で大きな違いはありません。
しかし、クラウドタイプであれば、オフィスのパソコンで作成したデザインを外出先のスマートフォンでチェックすることもできます。電子書籍作成の作業を必ずオフィスのパソコンで行う場合を除いては、時間や場所を問わず利用できるクラウドタイプがおすすめです。
まとめ
電子書籍をアプリやソフトウェアを使って自作する場合、各アプリやソフトウェアを比較し使いやすいものを選びましょう。コストを抑えたい人は自作に挑戦してみるのもよいですが、手間や時間が発生します。
自社にノウハウがなくとも、電子書籍作成に詳しいアプリ開発会社であれば安心して依頼できるでしょう。アイミツではご要望を伺った上で、条件に合うアプリ開発会社を無料で複数社ご紹介可能です。アプリ開発会社選びでお困りの方は、お気軽にご相談ください。
電子書籍アプリ開発でおすすめのアプリ開発会社8選
https://imitsu.jp/list/app-developer/digital-book-apps/
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