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WindowsをNTPサーバーにする方法とは?設定手順をわかりやすく解説【2024年最新版】

更新日:2024.01.24

WindowsをNTPサーバーとして利用する場合、決められためられた手順での設定が必要です。しかし、設定方法がわからずお悩みの方もいるでしょう。そこで本記事では、さまざまな分野の発注先を比較検討できる「アイミツ」が、WindowsをNTPサーバーとして設定する方法と手順を詳しく解説。NTPサーバーの仕組みも詳しくご紹介します。

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そもそもNTPサーバーとは

NTPサーバーとは、正確性の高い時刻情報を発信するためのサーバーを指します。NTPは「Network Time Protocol」の略であり、データのやり取りを行う際の手順および規約(プロトコル)のこと。NTPサーバーは、あらゆる機器に内蔵された時計を正確に設定する役割を担っており、パソコンやルーター、スマートフォンなどと時刻情報の同期が可能で、この時に情報を受け取る側は「NTPクライアント」と呼ばれています。
NTPサーバーの特徴は、高い精度で時刻情報を同期できる点。通信中に配信する側と受信する側で時刻のズレが生じた場合も、NTPサーバーが調整を行いNTPクライアントに正確な時間を表示させます。

WindowsをNTPサーバーにする方法・手順

ここからは、WindowsをNTPサーバーとして設定する方法と手順を解説します。選択箇所が多い手順もあるため、設定方法を誤らないよう事前にしっかりチェックしましょう。

レジストリの設定確認・修正

NTPサーバーにしたいWindowsで、レジストリの訂正を2ヵ所行います。

【1ヵ所目の訂正手順】
1.
スタートボタンを右クリック
2.ファイル名を指定して実行をクリック
3.「regedit」と入力しOKを押す
4.レジストリエディタで次の順にダブルクリック
 「HKEY_LOCAL_MACHINE→SYSTEM→CurrentControlSet→Services→W32Time→TimeProviders→NtpServer」
5.Enabled内にある値のデータを「1」に変更後OKを押す

【2ヵ所目の訂正手順】
1.
レジストリエディタで次の順にダブルクリック
 「HKEY_LOCAL_MACHINE→SYSTEM→CurrentControlSet→Services→W32Time→Config」
2.AnnounceFlags内にある値のデータを「a」から「5」に変更してOKを押す

ポートの解放

ポートの解放とは、NTPサーバーにしたいWindowsに、他のコンピューターがアクセスできるようにするための設定です。

ポートの解放は、以下の手順で行います。
1.スタートボタン→Windowsシステムツール→コントロールパネルの順にクリック
2.システムとセキュリティをクリックし、Windows Defenderファイアウォールを開く
3.詳細設定→受信の規則→新しい規則の順にクリック
4.ポートを選択し次へ
5.UDPを選択し、特定のローカルポートに「123」と入力して次へ
6.接続を許可し、次へ(次ページは何もせず次へ)
7.任意の名前を入力し完了をクリック

w32timeサービスを起動させる

w32timeサービスとは、ネットワーク上にあるコンピューターに日付や時刻を同期させるサービスです。立ち上げることで、NTPサーバーにしたWindowsにアクセスするコンピューターに正確な時刻情報を送信できます。

w32timeサービスの起動は、以下の手順で行います。
1.スタートボタンからWindowsシステムツールへ進みコマンドプロンプトを右クリック
2.その他→管理者として実行の順にクリック
3.「net start w32time」と入力しEnterキーを押す
正常に開始しましたというメッセージが表示されれば設定は完了です。なお、w32timeサービスを停止する場合は「net stop w32time」と入力します。

自動起動を設定しておく

w32timeサービスの起動設定は、一度Windowsを落とすと解除されてしまいます。しかし、Windowsを立ち上げるたびに設定していては手間がかかり不便です。そこで、Windowsを立ち上げた際にw32timeサービスが自動で起動するよう設定を行います。

自動起動の設定方法は以下の手順です。
1.スタートボタン→Windows管理ツール→サービスの順にクリック
2.サービス一覧の中にあるWindows Timeをダブルクリック
3.スタートアップの種類で自動遅延を選びOKを押す

以上でWindowsをNTPサーバーにする方法が完了します。手順に沿って確実に設定しましょう。

NTPサーバーはどんな仕組みか

NTPサーバーには階層が設けられており、それぞれの層を「Stratum」と呼びます。最も高い階層に位置しているのが、GPSや原子時計などのstratum0です。
stratum1のNTPサーバーはstratum0から時刻情報を取得し、次の階層であるstratum2へ正しい時間を送信します。stratum2の時刻はstratum3へ、stratum3の時刻はstratum4へと、下層に同期される仕組みです。
なお、stratumは16まで存在します。Stratum16は他の機器への同期ができないため、NTPサーバーに設定できるのはStratum15までです。

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WindowsをNTPサーバーにする必要はある?

Windowsには元々「time.windows.com」というNTPサーバーが設定されており、定期的に時刻を同期しています。しかし、この機能を利用するためにはインターネットに接続できる環境が必要です。
企業の中には、セキュリティ対策の観点から社内ネットワークなどの閉ざされたネットワークを使用しているケースもあるでしょう。こうした企業はインターネットに接続できないため、社内で使用している機器の時刻が正しく表示されない可能性があります。そのため、閉ざされたネットワークを使用している企業では、NTPサーバーにより正確な時刻情報が受け取れる点が大きなメリットです。

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【まとめ】システム開発でお悩みならアイミツヘ

本記事では、WindowsをNTPサーバーとして設定する方法と手順を解説しました。NTPサーバーの導入は、閉ざされたネットワークを使用している企業に大きなメリットがあるでしょう。
アイミツでは、丁寧なヒアリングを行った上で条件に合うシステム開発会社を無料で複数ご紹介しています。外注先選びにお困りの際は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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