IoTとクラウドの違いや関係性をわかりやすく解説【2024年最新版】
クラウド(Cloud)はIoTの実現に欠かせない技術です。IoTにおいてクラウドはビッグデータの保存や分析に利用されています。この記事では、IoTとクラウドの仕組みに加えて、それぞれの技術の関係や違いについても詳しく解説していきます。おすすめのIoTクラウドツールもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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IoTとは
IoTとは、これまでインターネットに接続していなかった機器を、ネットワークに接続して活用するという考え方や仕組みを指します。Internet of Thingsの略語で、モノのインターネットとも呼ばれています。これまでインターネットに接続していた機器は、PCやスマホなどの一部の機器に限られていました。家電や機械などのさまざまなモノをネットワークに接続すると遠隔で操作したり、効率的にデータを集められます。利便性の向上や業務の省人化が可能になるため、一般家庭から産業分野までさまざまな領域でIoTが推進されています。
IoTの仕組み
IoTは、以下の主に4つの要素で構成されています。
・ネットワーク
・デバイス
・センサー
・アプリケーション
IoTではネットワークに接続している機器に搭載されているセンサーを活用してデータを収集します。ネットワーク経由で取得したデータは、クラウドサーバー上に保存されます。集めたデータを活用できるようにアプリケーションで集計・加工するというのがIoTの仕組みです。IoTによって収集された膨大な情報はビッグデータと呼ばれています。人の手でビッグデータを分析するのは困難なため、最近ではAIにデータを分析させて活用する事例も増えています。
クラウドとは
クラウドとは、ネットワーク経由でアプリケーションや機能を提供するサービス形態のことです。インターネットを利用してデータやサービスをやり取りする様子が、雲から情報を取り出しているように見えることからクラウドと呼ばれています。クラウドサービスの登場によってPCやスマホなど、さまざまなデバイスで同じサービスを利用できるようになりました。近年のIT業界では、クラウドでのサービス提供が主流になりつつあり、SNSから業務用システムまでさまざまなサービスでクラウド化が進んでいます。
クラウドの仕組み
クラウドでは、ユーザーがネットワークに接続されたクラウドサーバーにアクセスして、サービスを利用します。そのため、ユーザーが物理的なサーバーを用意する必要はありません。アプリケーションやネットワーク・サーバーなどのインフラ環境は、サービスを提供している会社が管理するため、ユーザーによるアップデートやサーバーの保守も不要です。クラウドには、前述のようなアプリケーションを提供するSaaSのほか、開発環境を提供するPaaSやインフラ環境のみを提供するIaaSという形態もあります。
IoTとクラウドの違いと関係性
IoTとクラウドは組み合わせて利用されているため、セットで解説されることも多いです。IoTの構築にクラウドは不可欠な技術で、それぞれ異なる役割があります。IoTとクラウドの違いや関係性を解説します。
IoTとクラウドはまったく異なるもの
IoTとクラウドは組み合わせて利用されるケースが多く、混同されることもあります。先に解説したように、IoTはさまざまな機器をネットワークに接続してデータを利用する仕組みです。一方、クラウドはネットワーク経由でアプリケーションやインフラを提供する仕組みを指します。IoTは遠隔でデータを集めたり、機器を操作・管理することを目的とする技術です。クラウドはさまざまな場所・デバイスで利用できるサービスを提供することを目的としており、2つの技術はそれぞれ用途や目的が異なります。
IoTにとってクラウドは欠かせない存在
IoTにおいてクラウドは欠かせない技術です。IoTの規模が大きくなるほど、収集されるデータ量も増加します。自社で用意したサーバーに収集したデータを保存する場合、大規模なインフラ環境を構築しなければなりません。物理的なインフラ環境の構築には相応のコストがかかります。また、IoTで蓄積されるデータも時間が経過するほど増えていくため、定期的なストレージやサーバーの拡張が必要です。クラウドであればインフラの拡張にも柔軟に対応できる上に、自社で物理的なサーバーを用意するよりもコストを節約できます。そのため、IoTとクラウドは組み合わせて利用されているのです。
おすすめのIoTクラウドサービス
一口にIoTクラウドサービスといっても、サービスの内容や得意分野に違いがあります。IoTクラウドサービスを導入する場合、自社の用途に合わせたサービスを利用することが重要です。おすすめのIoTクラウドサービスをご紹介しましょう。
KDDI IoTクラウド Standard
KDDI IoTクラウド Standardは、機器への接続からデータ収集、分析までまとめて対応できるIoTクラウドサービスです。温度計や流量計、人感センサーなど、2,000種類以上のIoTデバイスとの接続に対応しています。ログの保存を目的とする「LOGGERコース」では、AIカメラパッケージや温度管理パッケージなど、用途に応じた5種類のパッケージを提供。パッケージを活用すれば、簡単な工事でIoTを導入できます。IoTを手軽に導入したい方におすすめです。
IoTクラウド
IoTクラウドは、オーダーメイドでIoTシステムを構築できるソリューションです。太陽光発電の監視や工場のフルオートメーション化などに利用されています。IoTの企画・設計から構築、運用までまとめて対応している点が特徴です。自社のニーズに合わせてIoTシステムを設計するので、既存のクラウドサービスでは対応できない特殊な用途を想定している方にもおすすめです。運用後のサポートも依頼できるので、導入後の保守を任せることもできます。
Meister ManufactX
Meister ManufactXは、製造業に特化したIoTクラウドサービスです。製造履歴や不良要因の集計など、製造現場の効率化や品質向上に役立つさまざまなデータの収集に対応。装置一つからIoTを導入できるので、自社の設備に合わせてIoT環境を構築できます。後からシステムを拡張することもできるので、製造ラインの増設や規模の拡大にも柔軟に対応できます。将来的に生産設備の拡張を予定している方におすすめです。
システム開発の費用相場
つづいては、システム開発を外注した際にかかる費用相場をご紹介します。
システム開発の平均相場 | 233万円~ |
システム開発の種類 | 費用相場 |
簡易顧客システム | 20万円~ |
Webシステム | 130万円~ |
業務システム | 400万円~ |
より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
【まとめ】IoTの導入でお悩みの方はPRONIアイミツへ
IoTとクラウドの違いや関係性を解説しました。IoTにおいてクラウドは、ソフトウェア側のプラットフォームとしての役割を担っています。IoTの導入を検討しているのであれば、それぞれの役割を把握しておきましょう。「PRONIアイミツ」では、IoTに強いシステム開発会社を無料でご紹介。希望する条件をコンシェルジュに伝えるだけで、最短翌日には複数のシステム開発会社の見積もりを受け取れます。IoTの導入でお悩みの方はご気軽にご相談ください。
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