PythonでiOSアプリを開発する方法!注意点も解説【2024年最新版】
iPhoneやiPadの普及に伴い、近年ますますiOSアプリの開発が盛んになっています。iOSアプリが開発できるプログラミング言語のなかでも、特に高い人気を誇っているのがPython(パイソン)です。
そこでこの記事では、さまざまな分野の発注先を比較検討できる「アイミツ」が、Pythonとはどのような言語かといった基礎知識から、PythonでiOSアプリを開発する際に必要なもの、さらにはPythonでiOSアプリを開発する手順や注意点まで、詳しく解説します。
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Python(パイソン)とは
Pythonは、90年代から公開されているインタープリタ型(プログラムソースを順番に解釈しながら実行する)プログラミング言語で、汎用性が高く実用的であるとして、多くの人気を集めています。シンプルでわかりやすい上、ライブラリやフレームワークが豊富なのも特徴で、初心者でも取り組みやすい言語です。
現在では、アプリケーションやWebシステムの開発のみならず、科学技術計算や機械学習など、幅広く利用されています。国家資格である基本情報技術者試験でも扱われるようになり、従来のC言語やJavaなどとともに、主要なプログラミング言語として活用されています。
PythonでiOSアプリを開発する際に必要なものは?
実際にPythonでiOSアプリを開発する際には、どのようなものが必要となるのでしょうか。以下より、その主なものを紹介します。
Mac
iOSアプリを開発する際には、最初に統合開発環境(IDE)をPCにセットアップしますが、iOSアプリの統合開発環境であるXcodeは、macOSでしか動作しません。そのため、まずはmacOSが稼働するPC、すなわちMacを用意する必要があります。Xcodeはバージョンによってシステム要件が異なりますが、なるべくスペックの高いMacにすることをおすすめします。なお、MacであればiOSアプリだけでなく、Androidアプリの開発も可能です。
Xcode
前項で触れたとおり、iOSアプリの開発には、MacにXcodeをセットアップする必要があります。XcodeはAppleが提供するmacOS専用の統合開発環境で、iOSアプリの開発に必要となるエディタやコンパイラ、ファイル管理や検証機能などが実装されたものです。また、作成したiOSアプリをApple Storeで公開するためにも、Xcodeが必要です。なお、Xcodeは無料でApple Storeからインストールできます。
Kivy
Kivyはオープンソースとして無料で公開されている、Python向けのフレームワークです。GUI(Graphical User Interface、視覚的なインターフェース)により、複雑なコードを記述しなくてもアプリの開発ができることなどから、PythonでiOSアプリを開発する際には不可欠なものとして、多くのユーザーに利用されています。また、iOSだけでなくAndroid・Windows・LinuxといったほかのOSで稼働できるのも特徴です。
iPhone
Pythonで開発したiOSアプリの動作確認には、iPhoneが必要です。Xcodeでも動作確認は可能ですが、実機による確認に勝るものはありません。また、iOSのバージョンによって動作が異なる可能性があるため、複数のiPhoneを用意できればさらに確実です。なお、iPhoneでもiOSアプリの開発は可能ですが、開発するには画面が小さく、高い操作性が望めないことなどから、現実的ではないでしょう。
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PythonでiOSアプリを開発する手順
実際にPythonでiOSアプリを開発する際は、どのような手順で進めるのでしょうか。以下より、PythonでiOSアプリを開発する手順について解説します。
アプリの企画を作る
まずは「どのようなアプリにするか」「どんな目的でアプリを開発するのか」といった企画を作ります。あとに続く手順でぶれが生じないよう、ターゲットも含めて詳細まで検討しながら、明確な企画を作っておくことが重要。特に開発を外部の会社に依頼する場合は、認識の齟齬を防ぎ、意図や目的に沿ったアプリを確実に開発してもらうためにも、非常に大事な工程です。
設計・開発
設計には、仕様・画面レイアウト・インターフェースといったアプリ外部を設計する基本設計、プログラム構成・処理の流れといったアプリ内部を設計する詳細設計など、内容や粒度によっていくつかのフェーズがありますが、いずれにせよ開発の礎になる重要な工程です。「どんなものをどのように作るのか」が確実に把握できる設計書をしっかりと作成する必要があります。
また、設計に続いて開発が行われますが、設計書に基づいてその内容を確実に実現させることが大事です。技術者のスキルが如実に現れる工程ですが、Pythonであれば、プログラムの記述に個人差が出にくいとも言われています。
テスト
仕様や要件が確実に実現できているかを、テストによって確認します。すべての開発完了後、総合的に行うテストのほか、開発した機能から部分的にテストするケースもあります。統合開発環境であるXcodeには、iOSアプリのシミュレータが実装されており、iPhoneでどのように動作するかを模擬的に確認することが可能です。PCに接続して、iPhoneの実機でテストする方法もあるため、それができればより確実に不具合を減らせます。
配信
作成したiOSアプリを配信するためには、Apple Developer Programに登録の上、Appleの審査に通過する必要があります。これらはXcodeを利用して実施することが可能です。また、審査の申請には、iOSアプリの内容に関する説明や、スクリーンショットなどの情報を用意しなければなりません。不備のないよう、必要な情報を確実に用意した上で、審査を申請するようにしましょう。
iOSアプリをPythonで開発する際の注意点
iOSアプリの開発において多く利用されているPythonですが、利用する際にはいくつかの注意点も存在します。以下より、iOSアプリをPythonで開発する際の主な注意点について解説します。
バージョン管理の負担が大きい
Pythonや、Kivyなどのフレームワークは、有志によるオープンソースとして開発されていますが、開発者はそれぞれの開発に特化しており、お互いに連携しているわけではありません。そのため、組み合わせるバージョンによっては、正常に動作しない恐れがあります。また、海外発祥であるが故、日本語の情報が豊富にあるとは言い難く、それがバージョン管理の負担を大きくする一因にもなっています。
実行速度に難がある
Pythonはインタープリタ型の上、動的型付け(プログラムの実行時に変数や関数における型の安全性を検証する)言語であるため、実行時の負荷が大きく、速度が遅いという欠点があります。そのため、企業の基幹システムなどの重要なシステムや、リアルタイムに膨大な処理を必要とするゲームのようなアプリの開発には向いていません。
システム開発の費用相場
つづいては、システム開発を外注した際にかかる費用相場をご紹介します。
システム開発の平均相場 | 233万円~ |
システム開発の種類 | 費用相場 |
簡易顧客システム | 20万円~ |
Webシステム | 130万円~ |
業務システム | 400万円~ |
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【まとめ】PythonでのiOSアプリ開発でお困りの方はアイミツへ
以上、Pythonとはどのような言語かといった基礎知識から、PythonでiOSアプリを開発する際に必要なもの、さらにはPythonでiOSアプリを開発する手順や注意点について解説しました。
日々さまざまなアプリが数多く誕生している現在の状況を踏まえ、PythonによるiOSアプリの開発は、今後ますます熱を帯びるものと予想できます。
自社にノウハウがなくとも、Pythonでの開発を得意とする会社であれば、安心して依頼できるでしょう。アイミツではご要望を伺った上で、条件に合うシステム開発会社を無料で複数社ご紹介可能です。会社選びでお困りの方は、お気軽にご相談ください。
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