C言語とは?開発環境構築やできることも解説【2024年最新版】
ITサービスの開発に欠かせないプログラミング言語は、何百種類も存在します。開発に用いるプログラミング言語を決めるにあたり、知名度の高い「C言語」は有力な選択肢の1つです。しかしC言語の存在は知っていても、その特徴やできることなどについては詳しく知らないという方もいるでしょう。
そこでこの記事では、さまざまな発注先を比較検討できる「アイミツ」がC言語とは何かについて解説します。またC言語の開発環境を構築する方法もご紹介するため、ぜひ参考にしてください。
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C言語とは
C言語とは、1972年に生み出されたプログラミング言語です。50年ほどの長い歴史があり、今でも多くの開発現場で採用されています。C言語の人気が高い理由の1つとして、性能の高さが挙げられます。C言語で記述されたプログラムは無駄なくコンパクトな上、高速な動作が可能です。そのため、プログラムの処理速度が重視される分野や、使えるデータ領域に制約の多い分野などで特によく使われています。
またC言語は昔から存在することから、さまざまなプログラミング言語のベースにもなっている点も特徴の1つです。習得する難度は高いものの、習得する価値はあるといえるでしょう。
C言語でできること
C言語を用いることでさまざまなプログラムを開発できます。できることに関しては、主に以下の5つです。
・ゲーム開発
・パッケージソフト開発
・ITインフラ関連
・産業・教育ロボット開発
・家電・電子機器の制御プログラム開発
それぞれについて詳しく解説します。
ゲーム開発
C言語を用いることでゲームを開発できます。主にはWindowsのパソコンゲーム開発ですが、据え置きゲームの開発に使われる場合もあります。
ただし、C言語は画面の表示制御に長けていない点には注意が必要です。そのため「DXライブラリ」といったゲーム開発向けのライブラリ(便利なプログラム)を用いるのが一般的です。こうしたライブラリを活用することで、C言語でもゲーム開発がしやすくなります。
パッケージソフト開発
C言語はウイルス対策ソフトのように、パソコンにインストールして使うパッケージソフトの開発にも使えます。最近ではクラウドサービスに移行する製品も多いものの、性能の高いC言語を根強く使うパッケージソフトメーカーも少なくありません。なおパッケージソフトの中でも知名度の高い「Microsoft Office」の開発には、C言語をベースに作られた「C++」が使われています。
ITインフラ関連
システムやサービスの稼働に欠かせないITインフラ関連でも、C言語が使われます。データ管理に使うサーバーの多くは、C言語で開発されています。またC言語がベースとなっているC++を使えば、ITインフラを伴うシステムの開発も可能です。なお生産管理システムのような、企業のシステム開発にC++が使われることもあります。
産業・教育ロボット開発
産業・教育向けのロボット開発にもC言語が使われます。C言語はコンピューターが理解できる「機械語」に近い言語のため、ハードウェア(物理的な機器類)の制御が得意です。
工場の製造ラインなど、さまざまなロボットの制御にC言語が使われています。なおロボットの制御を誤ってしまうと人命に関わる可能性もあることから、C言語を用いた開発には高い正確性が求められるといえるでしょう。
家電・電子機器の制御プログラム開発
C言語が特によく使われるのは、電子機器の制御プログラム開発です。電子機器のプログラムには高い速度性能が求められます。またハードウェアの制約も大きいため、C言語が適しているといえます。テレビや炊飯器などの家電に組み込まれるプログラムの多くは、C言語で開発されている点が特徴です。
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C言語の開発環境の構築方法
C言語に限らず、プログラム開発においては開発環境の構築が欠かせません。C言語の開発環境を構築する方法としては、大まかに以下の2つに分けられます。
・IDEを利用する
・テキストエディタを利用する
以下で詳しく解説します。
IDEを利用する
効率的に開発を進めたいのであれば「IDE(統合開発環境)」が適しています。IDEとは、プログラムの実行やファイル管理など、プログラム開発に必要な機能を集約したソフトウェアのことです。開発にあたり複数のソフトウェアを使う必要がなくなることから、開発効率の向上が期待できます。
なおC言語で記述されたプログラムを動かすためには「コンパイル」と呼ばれる機械語への変換処理が必要です。IDEであればコンパイルも1つの画面から行えます。
テキストエディタを利用する
IDEは便利である一方で、パソコンのデータ容量を圧迫したり処理が重くなったりしやすいなどのデメリットもあります。より軽量な開発環境を求めるのであれば「テキストエディタ」をおすすめします。テキストエディタとは、文字や記号から成るテキスト情報を編集するソフトウェアのことです。
パソコンに標準搭載されたメモ帳などのテキストエディタでも、C言語の開発は行えます。ただし、コンパイルには別のソフトウェアを操作する必要があるなど、利便性ではIDEに及ばないでしょう。ある程度の利便性も求めるのであれば、次章で紹介するプログラム開発向けのテキストエディタの導入がおすすめです。
おすすめのIDE・テキストエディタ3選
C言語の開発環境を構築する際、どのIDEやテキストエディタを選べばよいか分からないというケースもあるでしょう。ここではおすすめのIDE・テキストエディタを3つご紹介します。
Atom
「Atom」は高機能なテキストエディタです。無料で使えるにも関わらず、ソースコードの色分け表示や入力補完など役立つ機能が多い点が魅力として挙げられます。またパッケージ(拡張機能)のインストールによって、動作・見た目のカスタマイズを行うことも可能です。なおプログラム共有サービス「GitHub」の開発元が提供しているため、GitHubとの連携も行えます。
TeraPad
「TeraPad」はWindowsに対応した無料で使えるテキストエディタです。Windowsのメモ帳に似たシンプルな画面であることから、開発ツールに慣れていない方でも違和感なく使えるでしょう。ソースコードの色分け表示や行番号表示など、軽量ながら便利な機能がそろっています。
Eclipse
「Eclipse」は、開発分野を問わず人気が高いIDEです。C言語だけでなく、主要なプログラミング言語のほとんどに対応。プログラムのコンパイルや実行はもちろん、ソースコードの色分け表示など、役立つ機能がひと通りそろっています。またAtom同様、プラグイン(拡張機能)によって柔軟に機能のカスタマイズが可能です。
自力での開発が難しい場合は外注を検討するのが◎
C言語には「ポインタ」などの難しい文法が多いことから、数あるプログラミング言語の中でも習得する難度が高いとされています。需要の高い言語ではあるものの、エンジニアの育成には多くの学習コストがかかるでしょう。
C言語を使えるエンジニアの確保が難しい場合は、開発を外注するのがおすすめです。高品質なプログラムを短期間で開発でき、自社開発よりも結果的にコストを抑えられるでしょう。
システム開発の費用相場
つづいては、システム開発を外注した際にかかる費用相場をご紹介します。
システム開発の平均相場 | 233万円~ |
システム開発の種類 | 費用相場 |
簡易顧客システム | 20万円~ |
Webシステム | 130万円~ |
業務システム | 400万円~ |
システム開発の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
【まとめ】C言語開発のご相談はシステム開発会社へ
C言語は、人気が高いプログラミング言語です。高性能なプログラムを開発できることから、電子機器の制御プログラム開発をはじめとする、多くの分野で使われています。なおC言語は習得する難度が高い言語の1つです。そのため、自社でエンジニアを確保するのが難しい場合は、開発を外注することを検討しましょう。
外注先を探す際は、さまざまな要素でシステム開発会社を比較検討できる「アイミツ」の活用がおすすめです。アイミツではご要望を伺った上で、条件に合うシステム開発会社を無料で複数社ご紹介します。会社選びでお困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください。
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