【プログラミング入門】C#とは？できることや習得するメリットを解説！【2024年最新版】

プログラミングを学びはじめたばかりで、どの言語から習得するべきかわからずに悩んでいるという方におすすめなのがC#（c sharp）です。非常に汎用性の高い言語であるため、習得することで大きなメリットを得られるでしょう。
そこで今回は、さまざまな分野の発注先を比較検討できる「アイミツ」が、C#とはどんな言語なのか、どんなことができるのか、習得することでどんなメリットがあるのか具体的に解説していきます。

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はじめに、C#とはどんな言語なのかをご紹介していきます。C#の概要を説明するとともに、関連する.NET Framework（ドットネットフレームワーク）とは何なのかを解説していくので、C#の基礎を知りたいという方は参考にしてください。

数あるプログラミング言語のなかでも、C#とはどのような特徴をもった言語なのかを確認していきましょう。
C#とは、Microsoftのエンジニア、アンダース・ヘルスバーグが開発したプログラミング言語で、C++、Javaなどといったほかの言語と同様に、オブジェクト指向が採用されています。CやC++と似ている言語であると思われがちですが、まったく異なる言語で互換性は持たないため注意が必要です。
また、オブジェクト指向でありながらマルチパラダイムプログラミング言語である点も特徴で、関数型や命令型、宣言型などの要素を持つほか、文法はJavaに類似。そのため、C#を習得しておけば、Javaの習得にも応用できます。

C#について解説する上で欠かせないのが、.NET Framework（ドットネットフレームワーク）との関連性です。.NET Frameworkは、C#と同じくMicrosoftによって開発されたプラットフォームのこと。「Microsoft .NET」構想を基盤とした経営戦略において開発され、共通言語基盤 (CLI) として機能するのが特徴の1つ。プログラミング言語をCILへとコンパイルし、CLRで動作させ、言語や環境を問わないアプリ開発を可能としています。
そしてC#は、本来.NET Frameworkにて開発・実行が行われる言語でした。しかし、2017年にVisual Studio for macが利用可能となって以降、macOSであっても開発が可能です。

ここまでC#とはどのようなプログラミング言語なのか、その概要を説明してきましたが、具体的にC#でできることについて気になるという方も多いでしょう。そこでここからは、C#にできることを以下の4つのポイントに分けてご紹介します。

・GUIアプリ・CUIアプリの開発
・Webアプリケーションの開発
・ゲームソフトの開発
・VR・ARの開発

1つずつ内容を確認していきましょう。

C#でできることの1つとしてはじめにあげられるのが、GUIアプリ・CUIアプリの開発です。
C#はMicrosoftによって開発されたプログラミング言語であることから、同じくMicrosoftによって提供されているIDE（統合開発環境）・Visual Studio上にて使用することができます。開発サポートが万全に整えられているため、初心者であっても問題なくGUIアプリ開発を進められるのがうれしいポイント。
入力補助やドラッグ&ドロップなどの簡単な操作で開発できるため、はじめてアプリケーションを開発するという場合でも問題ありません。Visual Studioを用いて開発することによって、GUIのフォームアプリケーションを簡単に作成することが可能です。

C#でできることとして2つ目にあげられるのが、Webアプリケーションの開発です。アプリケーション開発に必要な機能が集められたWebフレームワークの1つ・ASP.NETを使用することによって、簡単にWebアプリケーションを開発することができます。先ほどC#ではVisual Studioを使用できると説明しましたが、ASP.NETも例外ではありません。そのため、GUIフォームアプリケーションを開発する際と同様に、ドラッグ&ドロップを活用しながらWebアプリケーションを開発することができます。
また、開発時に便利なサンプルもあらかじめ用意されているため、はじめてASP.NETでWebアプリケーションを開発するという場合でも参照しながら進められるでしょう。

C#では、Webアプリケーションのみならずゲームソフトの開発も行うことができます。もともとC#は、3Dを多用している場合の処理が不得意なプログラミング言語であるとされていましたが、Unityと呼ばれるゲーム用エンジンを活用すればその難点もクリアできるようになりました。
そもそもUnityとは、ユニティ・テクノロジーズ社が提供しているゲーム用エンジン／ゲーム開発プラットフォームのこと。3D/2Dの描画や効果音などのサウンド再生、データ管理などといったゲーム開発に求められる機能やライブラリが集約されていることから、気軽にゲームを開発することができます。ゲーム開発を考えている場合も、C#の習得はおすすめです。

C#でできることとして4つ目にあげられるのが、VR・ARの開発です。近年、特にVRコンテンツの活用は多くの業界でも見られており、今後も広がっていくと予想されます。そして、VR・AR開発に用いられるのは先ほども説明したUnityです。
Unityはもともと直感的な操作が可能なゲームエンジンであることから、プログラミング言語を使用せずともVRゲーム等を開発することができますが、よりクオリティを上げたい場合にはプログラミングが必要となります。その際に、C#が非常に活躍するでしょう。
また、同じくVRコンテンツ制作におすすめなソフトウェアとしてUnreal Engineが知られていますが、こちらはC++に対応しているため注意しましょう。

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ここからは、C#を習得することによってどのようなメリットがあるのかを解説していきます。「プログラミングの勉強をはじめたばかりで、どの言語の習得から手を付けるべきなのかわからない」とお悩みの方や、「C#を習得するべきなのかどうか迷っている」という方は参考になさってください。

C#を習得するメリットとしてはじめにあげられるのが、Windowsアプリケーションとの相性がよいというポイントです。
繰り返しになりますが、C#はMicrosoftが開発・提供しているプログラミング言語です。そのため、同じくMicrosoftによって提供されている.NET Frameworkや.NET、Visual Studioなどとの相性に優れているため、Windowsアプリケーションを開発できるようになりたいという場合にはC#を習得するべきでしょう。
Windowsアプリケーションを開発したいものの、どのプログラミング言語からはじめたらいいのかがわからないとお悩みの方は、C#からはじめてみるのも1つの手段です。

C#を習得するメリットとして2つ目にあげられるのが、Windows以外であっても使用できるというポイントです。Microsoftによって開発されていることから、もともとはWindows環境下でなければ動作しないとされていましたが、現在はWindows・macOSを問わず開発可能。
オープンソースのフレームワークであるMonoや、WindowsのみならずLinux、macOSでも動作するクロスプラットフォームなフレームワーク.NET Coreでも使用できるため、Windowsアプリケーションの開発のみならずmacOSのアプリケーションやiOS／Androidアプリなど、さまざまなニーズに対応できます。

C#を習得するメリットとして3つ目にあげられるのが、オブジェクト指向の恩恵を受けられるというポイントです。冒頭でも説明したとおり、C#はオブジェクト指向が採用されているプログラミング言語です。そもそもオブジェクト指向とは、モノ同士の関係性を定義しシステムを構築していくということ。部品ごとの独立性アップ、修正時の影響最小限、優れた再利用性などが特徴で、オブジェクト指向を採用しているC#も同じ特徴があると言えます。
オブジェクト指向を採用しているC#を使用することによって、個々のプログラムをオブジェクト＝モノとしてそれぞれを定義し構築していくことができるため、システムにプログラムを追加したい場合や修正を加えたい場合などにもスムーズに対応できるでしょう。

ここまでC#にできることやC#を習得することによるメリットをご紹介してきましたが、C#であっても苦手なこととされていることがいくつか存在します。ここからは、AI開発や機械学習・関数型プログラム・Microsoft製品を利用できない環境といった3つの苦手分野について確認していきましょう。

C#はさまざまなアプリケーションの開発に活用できる汎用性の高いプログラミング言語ですが、AI開発や機械学習には向いていません。
C#は、.NETアプリケーションとして実行されるという特徴を持っていることから、実行環境においてプログラミング言語が再解釈されるという仕組みになっています。つまり、その分時間がかかってしまうということを意味し、計算速度に遅れが生じることから、機械学習を実装するには向いていません。

C#が苦手としていることとして2つ目にあげられるのが、関数型プログラムです。繰り返しになりますが、C#はオブジェクト指向のプログラミング言語であることから、F#のような関数型プログラミング言語とは特徴・考え方がまったく異なります。
そのため、関数型プログラミングには向いていません。関数型プログラミングを行いたいのであれば、オブジェクト指向ではなく関数型プログラミングに適した言語を使用するようにしてください。

C#は、WindowsのみならずmacOSやiOSアプリ、Androidアプリなどさまざまな開発に用いることのできるプログラミング言語ではありますが、Microsoft製品で開発しない場合にはあまり向いていません。
リソース面が問題となって動作しない、あるいは使えてもきちんと適応できていないというリスクがあるため、Microsoft製品で使用できなという場合は、無理にC#を習得・使用する必要はないでしょう。

つづいては、システム開発を外注した際にかかる費用相場をご紹介します。

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今回は、C#とはどのようなプログラミング言語なのかご紹介してきました。アプリケーションやゲームなどの開発に対応でき、非常に汎用性に優れたプログラミング言語であるため、まずはC#の習得から目指してみるのはおすすめでしょう。
しかし、システム開発やアプリ開発をすべて内製するのは難しいとお悩みの方も多いはず。その場合、システム開発会社に依頼するのもおすすめです。システム開発やアプリ開発のプロに相談したいという場合は、ぜひアイミツにお問い合わせください。

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