Azure IoTとは?サービス内容や料金、メリットを解説【2024年最新版】
IoTと呼ばれる概念が社会に浸透していく中、Azure IoTが登場し、注目を集めるようになりました。そこでこの記事では、営業・バックオフィスなど、さまざまな分野の発注先を比較検討できる「PRONIアイミツ」が、Azure IoTとは何か、どのようなサービス群を持つのかといったことから、その料金や導入メリットまで分かりやすく解説します。
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Azure IoTとは
モノのインターネットと訳されるIoT(Internet of Things)とは、家電を始め、自動車やさまざまな機器、設備といったあらゆるモノに通信機能が搭載され、インターネットにつながることで、状況の管理や、データの送受信、遠隔操作などを可能とする概念のことです。インターネットがあらゆるモノをつなぎ、すべてがネットワーク化された新しい世界を構築するものとも言えます。
Azure IoTは、次章で触れるような多くの機能を提供するサービス群の導入により、さまざまなデバイスを監視・管理・制御するシステムを構築することで、IoTの容易な実現を可能とするMicrosoft提供のサービスです。
Azure IoTのサービス群
Azure IoTと一口に言っても、その実態は個々のサービスによって多くの機能を実現することで成り立っています。いったいどのようなサービスがあるのか、以下よりそれぞれについて順に紹介します。
Azure IoT Hub
Azure IoT Hubは、Azure IoTの中核を成すサービスで、数多くのIoTデバイスと接続し、状況の監視やデータの送受信などを実現するものです。通信チャネルは強化されたセキュリティにより安全かつ信頼性の高い状態に保たれ、数百万におよぶデバイスの同時接続や毎秒数百万発生するイベントにも対応可能です。
Azure Industrial IoT
Azure Industrial IoTは、製造などの産業用現場に向けたIoTソリューション構築用のサービスです。業界標準のオープンインターフェースにより、製造現場などで稼働するさまざまな装置やセンサーとデータの送受信を行い、Azureクラウドへ統合の上、管理することを可能とします。
Azure IoT Central
Azure IoT Centralは、さまざまなIoTソリューションにおける開発・保守・管理の迅速な実現を可能とするサービスです。また、フルマネージドで、一元管理によってデバイスの再構成や更新なども容易に行えるため、担当者の手を過度に煩わせることなく、コストの削減と負担の軽減が可能です。
Azure Digital Twins
Azure Digital Twinsは、IoTの空間インテリジェンスを使用し、現実世界におけるモノや場所、プロセス、デジタル表現などを再現できるサービスです。物理環境を空間で扱いながら、工場・電力網・鉄道・交通状況・都市全体など、あらゆる情報をモデル化し、状態分析や将来予測に活用できます。
Azure IoT Edge
Azure IoT Edgeは、数々のIoTデバイスを監視しながら、そのデータ管理をIoT Edgeデバイス上でローカルに実現できるところに特徴があります。ネットワークを使用しないため安全かつスピーディに処理が進められるほか、必要な情報はAzureクラウドへ送信し、統合することが可能です。
Azure Sphere
Azure Sphereは、セキュリティによって保護されたマイクロコントローラーユニット(MCU)、Linuxベースのオペレーティングシステム(OS)、およびセキュリティサービスで構成されています。各IoTデバイスからクラウドまで、すべての面においてデータやインフラストラクチャの保護を実現することが可能です。
Windows for IoT
Windows for IoTは、組込みシステムなどの特殊な用途に向けて開発されたMicrosoftのOSファミリーです。使い慣れたWindows基盤を活用し、高いセキュリティレベルでIoTソリューションを構築できるほか、Azure IoTオープンクラウドプロトコルにより、クラウドとの接続も容易に行えます。
Azure RTOS
Azure RTOSは、IoTソリューション、およびMCUを搭載した各IoTデバイスのためのリアルタイムオペレーティングシステム(RTOS)です。さまざまな制約によってリソース状況の厳しいIoTデバイスであっても、高速で信頼性の高いパフォーマンスを発揮し、組み込み系のIoT開発を容易に実現できます。
Azure IoTの料金
Azure IoTの料金は、各サービスによってさまざまですが、ここではAzure IoT Hubを例に確認してみましょう。
Azure Iot Hubは、サポートされる機能の詳細によってBasicレベルとStandardレベルに分かれており、それぞれユニットごとの料金が設定されています。Basicレベルでは、1日当たりのメッセージ合計数が40万件の場合で月額10ドル、600万件の場合で月額50ドルなどです。
Standardレベルでは、1日当たりのメッセージ合計数が8,000件の場合は無料となり、40万件で月額25ドル、600万件で月額250ドルといった具合です。
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Azure IoTを導入するメリット
前述したような多くのサービスから成り立っているAzure IoTですが、導入するメリットはどのようなところにあるのでしょうか。主なものを以下に紹介します。
セキュリティを高く保つことができる
さまざまな環境にデバイスが分散するIoTシステムでは、データの保護を始めとするセキュリティの確保が非常に重要です。その点Azure IoTには、セキュリティを強化し、脆弱性のリスクを抑えるための機能が数多く用意されています。AI(人工知能)による自動制御により、さまざまな脅威の監視やその排除を適切に実行できるので、導入することによってセキュリティ対策に費やす時間を削減し、担当者の負荷を軽減できます。
可用性に優れている
一般的に、ダウンすることなく稼働し続けられること、すなわち可用性はあらゆるシステムにおいて非常に重要な指標ですが、Azure IoTでは、多くのレイヤーで冗長化が施されており、グローバルレベルの高可用性を実現しています。例えば、中核サービスであるAzure IoT Hubでは、Microsoftが99.9%以上の時間における稼働を保証しており、使用不可となる心配をほぼすることなく、安心して利用し続けることが可能です。
IoTシステムをシームレスに管理できる
Azure IoTによって、数多くのIoTデバイスのみならず、ネットワークを含めた関連要素をすべて集約し、適切に管理できます。また、独立して稼働している他のIoTシステムもAzure IoTに統合することで、より効率的・効果的な運用が叶うでしょう。すべてをAzure IoTに集約・統合することで、あらゆる情報やデータに対するシームレスでスムーズな一元管理が実現し、ビジネス発展のスピードが加速します。
システム開発の費用相場
最後に、システム開発を外注した際にかかる費用相場をご紹介します。
平均相場 | 233万円~ |
システム開発の種類 | 費用相場 | |
簡易顧客システム | 20万円~ | |
Webシステム | 130万円~ | |
業務システム | 400万円~ |
システム開発の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
【まとめ】IoT化はPRONIアイミツに相談
本記事では、Azure IoTとは何か、どのようなサービス群を持つのかといったことから、その料金や導入メリットまで解説しました。スマートシティが具現化し、IoTがより発展している現在の状況に鑑みて、今後もAzure IoTの注目度はさらに高まっていくものと予想されます。本記事の内容が、Azure IoTへの理解を深める一助となれば幸いです。
なお、Azure IoTの導入を依頼する会社の選定にお悩みの際は、ぜひ「PRONIアイミツ」をご利用ください。ご要望をお伺いした上で、おすすめの会社を無料で複数ご紹介します。お気軽にご相談ください。
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