AI開発でおすすめのプログラミング言語は?選び方も紹介【2024年最新版】
AI(人工知能)は幅広いサービスやシステムに活用でき、将来的にも高い需要が見込まれている技術ですが「仕組みや開発に適した言語についてはよく知らない」という方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、さまざまな分野の発注先を比較検討できる「アイミツ」が、AI開発の仕組みや使用されているプログラミング言語などをまとめて解説していきます。
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AI開発の仕組み
AI開発は、機械学習に必要なデータを収集・入力して作成した学習済みモデルを、プログラミングによってサービスへ組み込みという流れで行われるものです。学習には膨大なデータが必要であり、それをAIに処理させることでさらに精度の高いシステムへ磨き上げることができます。
この際に使用するデータは社内に蓄積されたものを使用するケースもあれば、データセットプラットフォームを使用するケースもあります。学習済みのモデルは画像や音声の認識などを学んでおり、中には公開されているものも存在しているようです。もっとも重要なのはAIが解析したデータをサービスへ組み込むことで、この工程を経なければサービスとして提供することはできません。
AI開発で使うプログラミング言語
AI開発で使うプログラミング言語は、主に7種類に分けられます。ここからは、7種類のプログラミング言語について解説していきます。
Python
Python(パイソン)は、AI開発の標準言語として用いられているプログラミング言語です。機外学習に関するプログラムをまとめたファイルである「ライブラリ」が豊富なのも特徴で、AI開発のほかにアプリ開発やゲーム開発などにも活用されています。
コードがほかのプログラミング言語と比較して短いことから、初心者の学びやすいプログラミング言語としても知られているようです。
R言語
R(アール)言語は、Pythonと並んでAI開発や統計解析に用いられているプログラミング言語です。こちらもパッケージが公開されているのが特徴で、さまざまなアルゴリズムを手軽に使用できるというメリットがあります。
ただしPythonほど広く活用できるプログラミング言語ではない上に、習得に高い専門知識が求められるという側面も。また、Pythonを比較すると動作遅いという点がデメリットです。
Julia
Julia(ジュリア)は、高度な計算化学や数値解析水準への対処が可能な動的プログラミング言語です。C言語に並ぶ高速動作が可能となっているほか、PythonやR言語のライブラリ(パッケージ)も利用できることから言語開発も進んでおり、AI開発に対応できる力を備えていると言われています。
後発の言語であることから、既存言語の「いいとこ取り」のシンプルで美しい文法も魅力的なポイント。Pythonの習得者であれば、Juliaの習得難易度は比較的低いとされています。
JavaScript
JavaScript(ジャバスクリプト)は、Webサイトを中心に活用されているプログラミング言語で、AIをWebブラウザから使用するためのライブリラリが公開されています。学習済みモデルをWebブラウザで使用する際には便利な言語だと言えるでしょう。
既存Webシステムとの相性にも優れているため、Webに関する知識があれば比較的容易にAI開発を進められるのが特徴です。
C++
C++(シープラスプラス)は、数あるプログラミング言語の中でももっとも動作速度の速い言語です。汎用性の高いプログラミング言語として知られる「C言語」の拡張版のような存在で、C言語との互換性を備えています。
ただし、言語仕様の大きさやメモリ管理の難易度から習得は簡単ではありません。一方でPythonと組み合わせるとさまざまなサービスへの組み込みが可能となるなど汎用性は高く、一度習得すれば長きにわたって役立つプログラミング言語です。
Java
Java(ジャバ)はOSを問わずさまざまな環境で使用できるプログラミング言語です。動作も比較的速く、世界的にも高い人気を誇ります。Pythonには劣るものの機械学習のライブラリも用意されているため、AI開発にもおすすめと言えます。
また、Javaによって開発されたシステムは世界中に存在し、実務でも頻繁に用いられるプログラミング言語であることから、汎用性が高くAI開発意外にも活用しやすいのが特徴です。
Haskell
Haskell(ハスケル)はバグが発生しにくく、数学との相性に優れているのが特徴のプログラミング言語です。株・為替トレードを中心とした金融系のシステムで活用されていますが、ほかの言語のようにAI開発向けのライブラリは公開されておらず、習得や活用の難易度の高い言語だと言えます。
一方でHaskellは純粋関数型言語であることから、習得がプログラマーとしてのスキルアップに直結するとされているようです。
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AI開発でおすすめの言語はどれ?プログラミング言語ランキング
TIOBE Softwareの調査によると、2022年6月時点で人気のプログラミング言語ランキングは以下の通りです。※
1位:C言語
2位:Python
3位:Java
4位:C++
5位:C#
近年では大量のデータ分析を通じて知識を見つけ出す「データマイニング」やAI開発に使用できるプログラミング言語が人気を集めていることがうかがえます。中でも汎用性の高いPythonが順位を伸ばしているほか、Juliaの順位も上昇傾向にあることから、今後もAI開発は盛り上がりを見せると予想できるでしょう。
出典:TIOBE Index for June 2022(https://www.tiobe.com/tiobe-index/)
AI開発におけるプログラミング言語の選び方
ここでは、プログラミング言語を選ぶ際のポイントを簡単に紹介していきます。
①開発したいAIとの相性
開発したいAIが候補にある言語で作れるのかや、ライブラリが豊富か否かを確認しましょう。
②需要の高さ
需要や将来性のある言語でない場合は、習得してもその後の活用場面が減少してしまいます。AI開発ができなくなる可能性も踏まえ、汎用性の高いプログラミング言語を選びましょう。
③コードの可読性
できるだけ文法の難易度が低く、読みやすいプログラミング言語を選ぶことが大切です。
④習得難易度
タイムリーにAI開発をはじめるためには、難易度が低くライブラリも充実している言語を選ぶのがおすすめです。
まとめ
この記事では、AI開発におすすめのプログラミング言語の概要・特徴や、開発言語の選び方などについて解説してきました。AI開発に使用できるプログラミング言語は数多くあるため、目的や汎用性などを踏まえた上で使用言語を決定しましょう。
なお「社内にAI開発のリソースがない」という場合には、AI開発を得意とするシステム開発会社への依頼がおすすめです。AI開発のノウハウや技術が豊富なシステム開発会社であれば、安心して依頼できるでしょう。
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