システム開発導入はなぜ失敗する?回避方法を知っておこう

更新日:2017年06月22日 | 公開日:2016年11月10日

「システム開発の失敗」といえば開発会社にとって難しいシステムを依頼してしまい、結局完成しなかったという状況がイメージしやすいかもしれません。
確かに難易度を見誤り失敗し、開発会社が途中で交代するということは稀にあります。
しかしもっとも頻繁に起きてしまう「システム開発の失敗」は「システム開発の導入に失敗すること」なのです。

使われないシステムが納品される原因は「上流工程」にあり

パソコンを操作する人

導入したはいいけれど、誰も使わないシステムはどうしてできてしまうのでしょうか?

システムとしては完成して納品前のテストもパスしているわけですから、動かそうと思ったけれど動かない…というレベルの失敗ではなく、業務改善に役立てようとしたけど結局設計倒れで、現場にそっぽを向かれたというのが一番多くあるシステム導入の失敗です。

この原因は、「要求定義」=システムを組むことによっていったい何をしたいのかという発注側の要望の明確化、そして、それを実現するためにんはシステムをどう組んだら良いのか「要件定義」という開発側の提案がうまく噛み合わないままにプロジェクトがスタートしてしまったというところにあります。

冒頭に例を出した「開発会社にとって作るのが難しいシステムで、結局作れなかったという状況」というのは、システムのプログラミングなどが開始した後の話のことであり、この種の失敗は開発会社に責任があるので、途中の「下流工程」で開発会社を交代するというケースが発生します(その多くは、開発会社の方で、外注先を手配するというところから始まり、プロジェクトの窓口や支払いの経路は最初の開発先のままだが、最終的にその外注先が開発の主役に交代するというケースが多い)。

しかし、「システム開発の導入に失敗すること」とは、こうした「下流工程」に原因があるのでもなく、また、納品後のいわゆる「使い方が悪い」ということでもないのです。現場では期待してシステムが稼働するのを待っていたのに、思ったような効果が出なかったので、システムは問題なく動いている(「下流工程」に問題はない)し、使い方も分かっている(「納品後の研修」などにも不備はない)けどだれも使わないという状況ですので、最初の設計が甘かったということになります。

最初の設計の失敗を克服して「システム開発の導入の失敗」をなくす2つの方法

キーボード

では、この最初の設計の失敗を回避するにはどういった方法があるのでしょうか。それには大きく分けて二つの方法があります。

方法1.「上流工程」の前に「超上流工程」を置くこと
方法2.発注会社の担当者と開発会社の担当者でチームを組みアジャイル型開発を採用すること
です。

方法1.「上流工程」の前に「超上流工程」を置くこと

この目的は、現場での業務フローなどの把握や改善要望をもっと徹底してヒアリングすることに加えて、そもそも現在行われている業務フローは最善なのか? という部分から業務形態をとらえ直すところに遡ってみることです。つまり、上流のもっと源流の「超上流」に目を向けて、現場の責任者では判断がつかないような、業務改善の余地を洗い出すことにあります。

例えば「本支店間の営業データの本店での集約」というシステム構築の場合、現状の業務紙ベースの日報作成を、ただオンラインで結ぶだけで本当の改善になっているのか? という部分は現場の判断だけではできません。問題の本質を突きつめていく中で、「本店が営業データをリアルタイムで閲覧するためには、報告書を書かせるだけでなく、現場でも全社のマーケティングデータが活用できる営業支援システムが必要だ」という判断になるかもしれません。

こうした判断で構築されたシステムは、自分が営業日報を打ち込むだけでなく、自分自身の営業のために必要なデータも提供されるシステムになる可能性が出てきます。そうした場合、単に日報を打ち込まされるという、「新しい手間」を強要されるのではなく、自分自身にもメリットを感じられるような形で新システムを使い始めることができるようになります。

方法2.発注会社の担当者と開発会社の担当者でチームを組みアジャイル型開発を採用すること

こちらの方法は最初にすべての設計を行ってしまうのではなく、発注会社の担当者と開発会社の担当者でチームを組んで、今見えている部分での優先順位の高いものからシステムを開発してもらい、ひとつ機能が実現するたびに現場で使ってもらい、現場の意見もフィードバックしながら次に必要なシステムを洗い直して、開発を続行するという方法です。

この方法の最大のメリットは、納品されるまでの間に何度もやりたいことの優先順位を組み直すことができ、さらに、現場の意見を開発にフィードバックできることにあります。このアジャイル型開発を採用すれば、小さな完成形の「納品」が何度も発生することになるので、ただ1度きりの最終納品で「システム開発の導入に失敗」してしまう、ということがなくなります。

【まとめ】失敗を避ける秘訣は「超上流工程」を意識すること

以上、「システム開発の導入の失敗」の解決方法として、従来型の最初に全体の設計をするタイプのウォーターフォール型を採用する場合「超上流工程」を重視すること、さらに新しい開発方法として、順次小さな完成形を納品してもらいながら方向性を柔軟に決めていく「アジャイル型開発」をご紹介しました。

どちらのタイプで開発を依頼するにしても、「システム開発の導入に失敗すること」の回避を頭に入れながら最善の方法を開発会社と相談してください。

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