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VR動画の撮影方法とは?VR動画の基礎知識やおすすめのカメラ・ソフト、注意点などを解説【2024年最新版】

更新日:2024.01.24

近年は映像作品だけでなく商品・サービスの紹介などさまざまな目的でVR動画が活用されていることから「自社でもVR動画を制作したい」とお考えの方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、VR動画の撮影に関する基礎知識から撮影方法、撮影時の注意点、撮影・制作費用の相場などについて解説するとともに、おすすめのカメラや動画編集ソフトも紹介していきます。VR動画の活用を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

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VR動画の撮影とは?

VRはVirtual Reality(仮想現実)の略称で、まるでその世界にいるかのような体験ができる技術を指します。VR動画はVRの技術を用いて制作された動画のことですが、撮影はどのように行うのでしょうか。ここからは、VR動画の撮影に関する基礎知識について解説します。

VR動画は180度・360度の空間が撮影できる

VR動画は180度/360度の空間を見渡せることが基本的な条件です。大きな特徴としては、テレビをはじめとする画面に映し出された映像ではなく、専用のゴーグルなどを装着して映像を視聴することがあげられます。ゴーグルを装着した状態で頭を動かすとそれに合わせた方角を見渡せるため、映像の世界に飛び込んだような臨場感・没入感のあるコンテンツとしてさまざまな分野で活用が進んでいます。

HMDを使えば臨場感・没入感のある映像が楽しめる

HMD(ヘッドマウントディスプレイ)は、VR動画の鑑賞に用いる専用のゴーグルのことです。VR動画には明確な定義こそないものの、HMDを装着した状態で180度/360度の空間を見渡すのが主流となっています。HMDを装着すると周囲の景色が遮断されてVR動画への没入感が高められるだけでなく、まるで仮想現実の世界を訪れたかのような臨場感を提供できます。

360度カメラを使えば誰でも撮影できる

VR動画には先進技術が用いられているイメージがあるかもしれませんが、360度カメラを使うと比較的手軽に撮影が可能です。360度カメラは文字どおり「自身を囲む空間・景色を360度撮影できるカメラ」を指し、180度以上を撮影できる広角レンズを2枚搭載し同時に撮影することで360度の動画/静止画の生成を叶えています。360度カメラで撮影した映像を専用のソフトで編集すれば、VR動画を制作できます。

VR動画の撮影方法4ステップ

VR動画は比較的手軽に撮影できますが、具体的な流れが分からないとイメージも難しいでしょう。ここから、VR動画の撮影方法を4つのステップに分けて解説します。

VR動画の内容をプランニングする

VR動画の醍醐味は仮想現実の世界を訪れたような体験ができる点となるため、プランニング(企画)の工程が非常に重要です。動画の長さや登場人物、背景の映り方、明るさなど複数の要素を踏まえた上で「直感的に把握できるか」「見る人にどんな体験を提供できるのか」などを考えながら企画を作成しましょう。

撮影する

360度カメラを使えば全方向の映像を簡単に撮影できますが、約2~6台のカメラで撮影するとより鮮明に、なおかつ死角のない高品質な映像が撮影可能なので事前に検討しておきましょう。撮影の際に特に気を付けたいのは余計なものが映り込まないようにすることです。スタッフや撮影機材などが写り込んでしまうと没入感が失われてしまうため注意してください。

編集する

360度カメラで撮影した映像を、スティッチングと呼ばれる作業でつなぎ合わせて1つのVR動画に仕上げます。スティッチングは切り替えのタイミングや明るさ、振動など映像のあらゆる要素を考慮する必要があるため、専用のソフトを使うのが一般的です。映像の質が高くてもスティッチングの精度によってVR動画としてのクオリティが下がってしまうこともあるので慎重に行いましょう。

アップロード・公開

編集の完了後はVR動画を公開します。ここでは、YouTubeでの公開を例に手順を解説します。

  1. 動画のエンコード:VR動画をYouTubeにアップロード可能な容量で出力する
  2. メタデータの設定:メタデータ設定用のソフト「360 Video Metadata」で
    映像データにメタデータを追加する
  3. アップロード

ここまでを完了すると、YouTube上でVR動画の閲覧が可能となります。

「自社にあった会社が見つからない」「会社選びに時間が割けない」とお悩みの方は、お気軽に「アイミツ」にお問い合わせください。数ある動画制作・映像制作会社からあなたの要望にあった会社をピックアップして無料でご紹介いたします。

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VR動画撮影に必要となるカメラおすすめ4選

VR動画では撮影した映像のクオリティが重要なため、はじめて撮影する場合は適したカメラを導入するのがおすすめです。ここからは、VR動画の撮影におすすめの4つのカメラを紹介します。

insta360 Pro2

リコーが販売しているプロ仕様の360度VRカメラです。高精度の手ブレ補正機能を搭載しているため、カメラを動かしながら撮影したい方に適しています。遠隔操作や360度空間音声収録にも対応しています。

RICOH THETAシリーズ

リコーが販売している360度カメラです。あらゆる空間の動画・静止画を手軽に撮影できるのが魅力で、小型・軽量で幅広い用途に対応可能なだけでなく、別売のケースを装着すれば水中での撮影も行えます。

QooCam

Kandao Technologyが販売している小型・軽量の360度カメラです。コンパクトでありながら4K画質での撮影が可能なほか、強力な手ブレ補正や豊富なコントロールモードなど多彩な機能を備えているのも魅力と言えます。

KODAK PIXPRO SP360

マスプロ電工が販売している360度カメラです。最大の特徴は耐久性に優れている点で、耐衝撃や生活防水、防塵、耐低温などあらゆる環境で撮影できます。ほかにもフルHD撮影や定速度撮影、高速撮影、動体検知など機能が充実しています。

VR対応の動画編集ソフトおすすめ4選

VR動画の制作にはスティッチングが欠かせないため、専用ソフトによる編集が必要です。つづいては、VR対応でおすすめの動画編集ソフトを紹介します。

Spacely

スペースリーは、誰でも簡単に360度VR動画を制作・編集できるクラウド型のソフトです。不動産・住宅業界から特に高い支持を得ており、これまでの実績は7,000以上にのぼります。サポートの満足度も90%と高水準です。

Adobe Premiere Pro

Adobe Premiere Proは、VR動画はもちろんSNS動画や映画などあらゆる動画編集に対応したソフトです。豊富な機能にくわえて、AIなどの先進技術も取り入れられているため効率的に編集を進められます。

VeeR Editor

VeeR Editorは、スマホで360度動画の編集が可能なソフトです。フィルターやBGMが豊富に用意されており、直感的な操作でVR動画を編集できます。時間や場所を選ばずに使えるソフトをお探しの方にもおすすめです。

Final Cut Pro X

Final Cut Pro Xは、macOS向けの動画編集ソフトです。プロ仕様の高度なVR動画の編集が可能なので、「とにかくクオリティにこだわってVR動画を制作したい」という場合にうってつけと言えます。

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VRゴーグルおすすめ4選

VRゴーグルは、ユーザーのVR体験を左右する重要なアイテムといっても過言ではありません。ここからは、おすすめのVRゴーグルを紹介していきます。

Pico G2 4K

4Kディスプレイや低ブルーライト認定の「アイプロテクション」が搭載されたVRゴーグルで、276グラムと軽量でありながら鮮明に映像を再生できるのが特徴です。目の疲労を緩和しながらVR動画を視聴したいという場合にもおすすめと言えます。

Meta Meta Quest 2

VR動画はもちろん、VRゲームも楽しめる高解像度対応のVRゴーグルです。人間工学にもとづいたコントローラーによって優れた操作性を叶えているほか、PC接続も可能なためPC向けのVRコンテンツも視聴できます。

Pimax Vision 8K

8K解像度に対応している高性能VRゴーグルです。200度の視野角でVR動画を視聴できるなど、高いグラフィック性能を備えています。装着感にもこだわっており、人間工学にもとづいたデザインが採用されています。

DPVR P1 Pro 4K

4Kディスプレイが搭載され、色鮮やかにVR動画を視聴できるのが特徴のHMDです。VR空間を自由に見渡すことができるので、高い没入感を楽しめます。「4D-CH」のVR動画コンテンツが視聴できるのも魅力でしょう。

VR動画を撮影する際の注意点

VR動画は通常の動画とは見せ方や撮影方法が異なるため、いくつかの注意点を理解しておく必要があります。ここでは特に押さえておくべき4つの注意点について解説していきます。

4K動画で撮影するのがおすすめ

VR動画は360度/180度で撮影し、通常の動画よりも画角が広くなるため4K以下の撮影では画質が荒くなってしまいます。画質の粗い映像は没入感・臨場感が低下してしまい、視聴者に満足のいくVR体験を提供できないかもしれません。VR動画の撮影は最低でも4Kで撮影するのが好ましいと言えます。もちろん画像がいいほど質の高いVR動画に近づくので、VRカメラは慎重に選びましょう。

撮影機材が多いため注意する

VR動画の撮影には複数台のカメラが用いられることが多く、通常の動画撮影と比べると使用する機材も増加します。機材が多くなるほど管理が煩雑になるため、トラブルが発生する可能性が高くなります。仮にカメラが故障するといったトラブルが発生した場合は、代替えのカメラを用意しておかなければ撮影ができなくなってしまうので、事前に予備のカメラを確保するなどの対策に取り組みましょう。

撮影した動画のスティッチングが大変

VR動画のクオリティは動画をつなぎ合わせるスティッチングの精度によって左右されますが、スティッチングには相当な手間がかかるのも事実です。カメラの台数が多いほどスティッチングにかかる工数も増えるため、編集の負担が大きくなることを事前に理解しておく必要があります。自社での対応が難しい場合は「自動でスティッチング可能なカメラを選ぶ」「編集作業を外注する」といった方法を検討するのがおすすめです。

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VR動画の撮影・制作費用

近年はさまざまな分野でVR動画の活用が進んでいることから、自社での制作を検討しているものの「VR動画の撮影・制作にかかる費用が気になる」という方も多いのではないでしょうか。ここからは、自社制作と外注それぞれのVR動画撮影・制作費用について解説します。

自社制作の場合は20万円程度

VR動画を自社で撮影・制作する場合、費用の目安は20万円前後です。費用の大半はVRカメラ代なので、カメラのスペックや購入台数によってトータルコストは変動します。簡易的なVR動画の撮影・制作なら、カメラにかかる費用を10万円以下に抑えることも可能です。ただし、撮影には人手が必要であり、人件費が発生する点に留意しておく必要があります。

外注する場合は20万〜数百万円と幅広い

VR動画の撮影・制作を外注した場合費用目安が幅広いのは、項目が複数に分類されているケースが多いからです。撮影費用や編集費用のほか、CG制作費や音響費用、宿泊交通費、出演料などさまざまな要素の積み重ねでトータルコストが変化するため、依頼内容や制作会社によって費用に大きな開きが生まれます。

VR動画撮影を制作会社へ外注するメリット

VR動画の撮影や制作は自社対応も可能ではありますが、時間や手間、クオリティなどを考えると外注も選択肢に加えるのがおすすめです。ここからは、VR動画の撮影を外注した場合の3つのメリットを解説していきます。

クオリティの高いVR動画の撮影が可能

当然ながら制作会社はVR動画の撮影や編集に関する技術やノウハウを備えており、実際に作品を手がけた経験・実績も豊富です。プランニング段階から依頼者のニーズを踏まえたサポートが可能なのはもちろん、撮影や編集、音響などVR動画のクオリティを左右するさまざまな工程で質の高い業務が期待できます。最小限の手間で質の高いVR動画の撮影が叶うのは、制作会社へ外注する大きなメリットと言えるでしょう。

従業員の負担を最小限に抑えられる

自社でVR動画を撮影・編集する場合は、従業員がそれぞれの工程を担当することになります。通常業務を抱える中で不慣れなVR動画の撮影・編集に取り組むのは大きな負担につながる可能性があり、場合によっては「自分のやりたい仕事ができない」と離職を選択する従業員も現れるかもしれません。一方で、制作会社に外注すればヒアリングや担当者のやりとり以外の作業は基本的には発生しないので、従業員の負担を最小限に抑えられます。

プロの視点のアイデア・ノウハウに触れられる

VR動画の撮影・編集に関する情報は書籍やインターネットから収集できますが、実際にプロのサポートやアドバイスを受けるのでは質が大きく異なります。外注した場合はプランニング段階からプロのアイデアやノウハウが盛り込まれるだけでなく、撮影や編集を担当するのは経験豊富なスタッフです。プロの仕事を間近で見ることはVR動画撮影・編集のノウハウを得ることにもつながるため、将来的に自社制作を希望する場合にもメリットがあります。

【まとめ】VR動画制作の依頼先選びに迷ったらアイミツへ

VR動画は360度カメラを使えば誰でも撮影は可能なものの、編集に手間がかかるだけでなく、クオリティを追求するには相応のノウハウや経験が求められます。自社制作のデメリットを考慮すると、プロである制作会社へ外注するのも選択肢のひとつでしょう。
「アイミツ」ではご要望を伺った上で、条件に合う動画制作・映像制作会社を無料で複数社ご紹介可能です。会社選びでお困りの方は、お気軽にご相談ください。

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