360度VR動画の編集方法|YouTubeへのアップロード手順も【2024年最新版】
これまで制作が難しかったVR動画も、昨今では企業が独自で制作できるようになり、ビジネス分野における活用が増えています。他社と差別化する意味でも、最先端テクノロジーであるVRへの参入は効果的です。
本記事では、360度動画の編集方法や必要な機材などを詳しくご紹介します。これからVR動画を作りたいと考えている方はぜひ参考にしてください。
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VR動画制作にかかる費用・相場感や、あなたの目的別に動画制作・映像制作会社をお探しいただけます。
VR動画とは
VRとは「Virtual Reality(バーチャル・リアリティ)」の略で、日本語では「仮想現実」と呼ばれます。私たちが住む現実世界とは異なる仮想の空間を作り出し、専用の機器(VRゴーグル)を用いることで、仮想現実の中に入り込む体験が可能です。
VR動画は、VRが楽しめる動画のこと。特殊な撮影方法や機材を用いることで、180度もしくは360度のVR動画が制作できます。視聴者がVRゴーグルを利用すれば、まるでその場にいるかのような特殊な体験が可能です(VRゴーグルがなくても立体感のある動画を楽しむことは可能)。
通常の動画と比べるといくつか複雑な仕組みがありますが、慣れてくるとそこまで難しくはないため、興味のある方は制作にトライしてみるとよいでしょう。
VR動画制作に必要なもの
360度VR動画制作に必要なものは以下のとおりです。
・360度カメラ
・編集ソフト
・VRゴーグル
360度カメラ
360度VR動画を制作するには、360度動画が撮影できる「360度カメラ」が必要です。360度カメラは以前までは高価でしたが、最近では低価格での購入も可能となりました。360度カメラは、備え付けられた2つ以上のカメラを用いることで立体的な映像を撮影できる仕組みです。
通常のカメラを組み合わせることでも360度VR動画は作れますが、難易度はかなり高くなります。そのため、初心者が360度VR動画を制作するのであれば、360度カメラを準備するのがよいでしょう。
編集ソフト
360度VR動画の編集を行うソフトも必要です。360度VR動画では、さまざまな角度から撮った動画をつなぎ合わせる作業「スティッチング」が必要なことから、通常の編集ソフトではなく、360度動画向けの編集ソフトを準備する必要があります。ただし、最近の動画編集ソフトは360度VR動画にも対応している場合があります。
例えば、人気の動画編集ソフトであるAdobe社の「Adobe Premiere Pro」は、360度VR動画の編集にも対応可能。使い慣れた動画編集ソフトがあれば、まずはそれが360度動画の編集に対応しているかどうかを確認するとよいでしょう。
VRゴーグル
VRゴーグルも準備するとよいでしょう。VRゴーグルでは、左右異なる映像を表示させることで、VR動画をより立体的に映し出します。VRゴーグルがなくても360度VR動画を楽しめますが、視聴者の見え方を理解する上でもやはり準備したいところ。特に企業案件であれば必須だと言えます。
VRゴーグルは1万円以内で買えるものから5万円以上するものまでさまざまです。予算やプロジェクトの規模に合わせて適切なものを選ぶようにしてください。
「自社にあった会社が見つからない」「会社選びに時間が割けない」とお悩みの方は、お気軽に「アイミツ」にお問い合わせください。数ある動画制作・映像制作会社からあなたの要望にあった会社をピックアップして無料でご紹介いたします。
VR動画の作り方3ステップ
VR動画の制作手順は以下のとおりです。
ステップ1:VR動画の企画
ステップ2:VR動画の撮影
ステップ3:VR動画の編集
VR動画の企画
まずは動画制作に関する企画を行います。主に以下の内容について詰めていきます。
・VR動画を制作する目的
・なぜVR動画にするのか
・どの程度の予算があるか
・成果として何を求めるか
・どこにアップロードするか
・いつまでに制作するか
・自社対応か、外注依頼か など
VR動画は通常の動画制作とは異なる機材や編集の知識が必要となるため、もし自社に詳しい人がいなければ、専門家にアドバイスを求めるのもよいでしょう。
VR動画の撮影
VR動画の撮影を行います。360度カメラを使えば、撮影自体は難しくありません。撮影を行いたい場所に置いたり、移動したりしながら撮影を行いましょう。気を付ける点として、カメラと撮影者が近すぎる場合は、視聴する角度によっては風景等を妨害してしまうこと。
また、スタッフがカメラの周辺に多く配置されている場合にも、映像に影響が出てしまいます。360度カメラではカメラ周辺すべてが撮影対象となるため、周辺の様子や環境に配慮することが大切です。
VR動画の編集
撮影した動画データをパソコンに入れ、専用のソフトを用いて編集します。通常の動画と同じように、いらない箇所をカットしたり、色や明るさの調節をしたりします。必要であればテロップを組み込むことで、よりわかりやすい動画に仕上がるでしょう。
また、複数のカメラを用いて動画撮影をした場合には、異なる動画を組み合わせる作業「スティッチング」が必要になります。ただし、昨今の360度カメラは自動でスティッチング作業をしてくれるものがほとんどです。
VR動画をYouTubeにアップロードするには
VR動画のアップロードで人気のプラットフォームがYouTubeです。YouTubeはVR動画にも対応しているため、はじめてアップロードする場所としては最適でしょう。アップロードの手順についてご紹介します。
動画をエンコードする
YouTubeに動画をアップロードするためには、まずYouTubeがサポートしている動画の形式に変換(エンコード)する必要があります。YouTubeは360度VR動画の制作に「Adobe Premiere」と「FinalCut Pro」を推奨しており、これらの編集ソフトからであれば、適切なエンコードが可能。もし動画の形式等に詳しくなければ、上記どちらかの編集ソフトを用いるとよいでしょう。
メタデータを設定する
エンコードが完了した動画に、VR動画を再生するための手続きである「メタデータ」設定を行います。YouTubeが公式に提供している「360 Video Metadata」というソフトを用い、メタデータの設定を行いましょう。メタデータの設定は、以下の手順で行います。
1. 「360 Video Metadata」を起動
2. ファイルを読み込む
3. 「Spherical」をオンにし、「Save as」をクリック
4. わかりやすいファイル名を設定
なお、利用する編集ソフトによっては、メタデータの設定が必要ない場合もあります。
YouTubeにアップロードする
上記の準備が完了したら、あとは通常の動画と同じように動画をアップロードします。「YouTube Studio」に移動し、「作成」→「動画をアップロード」と進み、アップロードしたい動画を選択します。360度VR動画は公開までに時間がかかることが多く、1時間程度要します。アップロードが完了したら、まずはプライベート設定にし、動画が問題なく映るか、VRゴーグルに対応しているかなどを確認しましょう。問題がなければ一般公開します。
YouTubeでのアップロード方法は、以下の公式ページの情報も活用して進めるとよいでしょう。
出典:180° 動画または 360° 動画のアップロード - YouTube ヘルプ https://support.google.com/youtube/answer/6178631?hl=ja
動画制作・映像制作の費用相場
つづいては、動画・映像制作を外注した際にかかる費用相場を映像の種類ごとにご紹介します。
種類 | 費用 |
インタビュー撮影 | 5万円~ |
セミナー・イベント撮影 | 15万円~ |
Webムービー制作 | 30万円~ |
会社紹介PR映像制作 | 50万円~ |
テレビCM制作 | 80万円~ |
より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
【まとめ】360度VR動画の制作でお困りの方はアイミツへ
本記事では、VR動画を制作するための必要機材や撮影・編集方法などについて詳しく説明しました。VR動画制作の難易度は下がってきているため、これから参入する企業であっても十分対応できると思います。
もしVR動画制作に関してお困りでしたら、アイミツまでお気軽にお問い合わせください。あなたの困りごとをしっかりとヒアリングしたのち、最適な外注先を複数選定し、ご紹介させていただきます。
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