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インフォグラフィックとは?作り方やコツをわかりやすく解説【2024年最新版】

更新日:2024.01.24

情報を分かりやすく表現したインフォグラフィック。この記事ではインフォグラフィックの作り方や作成のコツを分かりやすく紹介します。インフォグラフィックは、自社サービスの紹介や取り組みなどを分かりやすく伝える方法として注目を集めている表現です。昨今では、CMなどの動画コンテンツなどでも活用されているため、気になっていた方もいるでしょう。
この記事では、そんな方に向けてどうやったら分かりやすいインフォグラフィックを作れるか、作り方を中心に解説しています。インフォグラフィックを作ってみたい!活用したい!とお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

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インフォグラフィックとは

「インフォグラフィック」はインフォメーション(情報)とグラフィック(図形・画像)をかけ合わせた造語で、わかりにくい情報やデータ、知識をイラストや図で表現したものを指します。ひとことにインフォグラフィックといっても種類は多岐にわたりますが、代表的な例は以下のとおりです。

ピクトグラム 非常口やトイレの男女マークに代表されるような情報を視覚的に伝える絵文字
ダイアグラム ピクトグラムなどのイラストを活用する説明手法
地図 各エリアのマップや電車やバスの路線図など
チャート 相関図や年表、フローチャートなど

このように、インフォグラフィックは日常の幅広いシーンで活用されています。情報をわかりやすく伝えるのに効果的なことから、ビジネスシーンで使用されることも少なくありません。わかりやすいプレゼン資料やWebサイトのコンテンツを作成する際など、さまざまな場面でインフォグラフィックが役立てられています。

インフォグラフィックの効果とは?メリット・デメリット

日常からビジネスシーンまで幅広い場面において活用されているインフォグラフィックですが、具体的にはどのような効果が見込めるのでしょうか。ここからは、インフォグラフィックを活用するメリットとあわせて、注意しておきたいデメリットについても解説していきます。

インフォグラフィックのメリット

インフォグラフィックを活用するメリットは、以下のとおりです。

  • 多くの情報を時間をかけずに伝えられる
  • グラフィックで伝えることによりわかりやすく印象にも残りやすい
  • 重要なポイントはどこなのかわかりやすい

インフォグラフィックの最大のメリットとも言えるのが、情報をわかりやすく伝えられることです。複雑な情報も視覚的に表現できるため、文字だけでは説明の難しい内容であっても短時間で理解を促せます。情報過多を防ぎながら重要な情報を印象づけたい場合や、言葉の壁を取り払って多くの人々に情報を伝えたい場合にも便利でしょう。

インフォグラフィックのデメリット

インフォグラフィックは情報をわかりやすく伝えるのに効果的ですが、メリットばかりではありません。以下のようなデメリットもあるため注意が必要です。

  • 情報が誤って伝わることもある
  • 作成に時間がかかってしまう

インフォグラフィックは短時間で複雑な情報の理解を促せるメリットがある一方で、効果を生み出すには適切な作成・表現が不可欠です。図やチャートの作成方法や見せ方を誤ってしまった場合は、間違った情報を伝えてしまうことになります。こうしたミスを防ぐためにはきちんと情報を整理し、「どんなグラフィックがわかりやすいのか」を分析しながら作成しなければならないため、作成に時間を要することも少なくないようです。

インフォグラフィックの作り方

インフォグラフィックの作り方 アイミツ

情報を効率的に伝えられるインフォグラフィックですが、適切に作成しなければ逆効果になるおそれがあります。誤った情報を伝えないためにも、インフォグラフィックの作り方についてきちんと把握しておきましょう。ここからは、インフォグラフィックの作成方法を5つのステップに分けて解説していきます。

1)テーマやターゲットを明確にする

より情報をわかりやすく伝えられるインフォグラフィックを作成するためには、「どんなテーマのインフォグラフィックなのか」「インフォグラフィックで何を伝えたいのか」を明確にしておく必要があります。情報が多くなるとかえってわかりにくくなってしまうので、1つのインフォグラフィックで1つのメッセージとすることを意識するのがおすすめです。また、ターゲットによって適切な見せ方も変化するため、どんな人が見るのかも整理しておきましょう。

2)情報の収集と分析

インフォグラフィックのテーマやターゲットが明確になったら、インフォグラフィックの作成に必要な情報を収集しましょう。このときに注意したいのが情報の提供元で、ソース不明のWeb上の情報ではなく信頼できる位置情報をベースに作成する必要があります。情報収集が終わったあとは、どのように伝えるのが適切でわかりやすいのかも分析しておきます。

3)デザインの方向を決める

情報収集と分析が終わったら、次はデザインの方向性を決めていきます。インフォグラフィックを作成する際は「どんな表現がわかりやすいか」を考えることも重要ですが、ターゲットに合わせたデザインにすることも大切な要素です。「ビジネスシーン向けの洗練された表現にするのか」「子どもの興味をひけるようなグラフィックにするのか」など、ターゲットに合わせてデザインの方向性を検討しましょう。

4)素材を集める

つづいては、インフォグラフィックの作成に必要な素材を集める工程です。インフォグラフィックに必要となる図やチャート、マップ、ピクトグラムなどの素材を用意して土台を作成していきます。事前に決定したデザインの方向性に合わせて、素材全体のトーンやタッチ、雰囲気などに統一感が生まれるように意識しましょう。

5)デザインに落とし込む

インフォグラフィックの作成に必要な素材が集まったら、実際にデザインへ落とし込んでいきます。複雑な部分はイラストや図で表現し、インパクトを残したい部分は強調するなど工夫を盛り込んで作成しましょう。一見うまく情報をまとめられたと感じても、客観的に見るとミスリーディングにつながる仕上がりになっていることもあるので注意が必要です。正しく情報が伝わるかをはかるために、第三者に確認を依頼することをおすすめします。

インフォグラフィック制作のコツ・ポイント

実際にインフォグラフィクを制作する際には、どのような点に注意すべきなのでしょうか。ここからは、インフォグラフィック制作におけるコツ・ポイントについて解説していきます。

全体のバランスを考えて作る

インフォグラフィック制作においてもっとも重要とも言えるのが、全体のバランスを考えて作ることです。最終的にどんなインフォグラフィックにしたいのかを想定し、全体のバランスを考えながら作成しなければ「この図を入れたかったのに入らない」「どの情報が重要なのかわかりづらい」といった失敗に陥ってしまいます。全体的にどんなバランスで作成したいのかをあらかじめイメージしておくことで、きちんと整理されたわかりやすいインフォグラフィックになるでしょう。

情報を盛り込みすぎない

インフォグラフィックを制作する際には、情報を盛り込みすぎないことが非常に重要です。情報を伝えたい気持ちばかりが先行し「あれも、これも」と要素を詰め込んでいては、結局整理しきれずにわかりづらいインフォグラフィックになってしまいます。「もっとも伝えたい情報は何か」「どの情報のインパクトを残したいのか」を事前に決めておき、盛り込む情報は最小限にとどめるようにしましょう。

統一感を意識する

インフォグラフィックを制作する際には、全体のバランスや情報量だけでなく統一感にも配慮する必要があります。「統一感を出すために一色だけで作ろう」と思う人もいるかもしれませんが、実はそれは逆効果です。同じ色だけで作ると、重要な部分がわかりにくくなる可能性もあります。複数の色を取り入れながら統一感を生み出すためには、3色ほどにおさめるのがおすすめです。ベースカラー、メインカラー、アクセントカラーの順で使う量を加減すると、統一感を出しつつ強調したい部分でインパクトを残せます。

インフォグラフィックの事例

インフォグラフィックは実際にどのような目的・用途で活用されているのでしょうか。ここからは、インフォグラフィックの活用事例を紹介していきます。面白い・興味深い事例を揃えたので、制作の際はぜひ参考にしてください。

地図・グラフ

インフォグラフィック 生産量と消費量で見る世界の米事情
出典: 農林水産省Webサイト https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1601/spe1_02.html

農林水産省のWebサイトで公開されている「生産量と消費量で見る世界の米事情」に関する情報がまとめられたインフォグラフィックでは、世界地図をベースに各国の生産量・消費量が円グラフで表されています。生産量・消費量の多い国のグラフを大きく、少ない国のグラフを小さく配置することでどの国の生産量・消費量が多いのかがひと目で理解できるインフォグラフィックとなっています。

ダイヤグラム

インフォグラフィック 農業・農村の有する多面的機
出典: 農林水産省Webサイト https://www.maff.go.jp/j/nousin/noukan/nougyo_kinou/index.html

農林水産省のWebサイトに掲載されている「農業・農村の有する多面的機能」について説明したインフォグラフィックです。農村をイメージしたイラストをベースに「洪水を防ぐ」「川の流れを安定させる」「暑さを和らげる」といった多面的機能をテキストで説明しています。テキストにはリンクが貼られており、クリックすると具体的な取り組み事例のページへ遷移するため、関心ある情報をより深く理解できます。

チャート・フロー

インフォグラフィック 「アイミツ」サービス紹介
出典: 株式会社ユニラボ(現:PRONI株式会社) https://www.proni.co.jp/service/

株式会社ユニラボ(現:PRONI株式会社)が提供するBtoB受発注プラットフォームサービス「アイミツ(現:PRONIアイミツ)」のサービス内容を説明しているインフォグラフィックです。受注者と発注者それぞれのどんなニーズに応えられるのかがひと目で理解できるデザインで、「アイミツ」が受注者と発注者のマッチングをサポートするサービスであることがわかります。

構造図

インフォグラフィック 持続可能な開発目標とガバナンスに関する総合的研究
出典: 環境省Webサイト https://www.env.go.jp/policy/hakusyo/h29/pdf/full.pdf

環境省が公表した「平成29年版 環境・循環型社会・生物多様性白書」に掲載されたコラム「持続可能な開発目標とガバナンスに関する総合的研究」の中で、環境・経済・社会の三層構造について説明しているインフォグラフィックです。根に近い部分に環境が配置され、人々が社会生活を営む上で環境が重要なことがわかるとともに、それらを支える幹であるガナバンスの重要性が視覚的に理解できます。

インフォグラフィック作成に使えるおすすめのテンプレート・ツールサイト【無料あり】

ここからは、インフォグラフィックの作成に便利なテンプレートサイトやツールサイトを紹介していきます。「インフォグラフィックを作るのは難しそう」と感じている場合でも、テンプレートやツールを活用すればスムーズに作成できるかもしれません。

Canva

Canva
出典: Canva https://www.canva.com/ja_jp/

Canvaは、Webブラウザやスマホアプリなどから利用できる無料のデザインツールです。インフォグラフィックをはじめとするさまざまなデザインのテンプレートが揃っており、直感的な操作でハイクオリティな仕上がりが叶うのが特徴と言えます。

infogram

infogram
出典: infogram https://infogram.com/

infogramは、テンプレート使って手軽にインフォグラフィックを作成できるWebサービスです。日本語には非対応なものの、直感的な操作で誰でも簡単に使いこなせます。各SNS用のビジュアル作成も可能なので、X(旧Twitter)やInstagramなどの運用に注力したい場合にもぴったりでしょう。

Visme

Visme
出典: Visme https://www.visme.co/make-infographics/

Vismeは、プロの作成したデザインテンプレートを使ってインフォグラフィックを作成できる無料のWebサービスです。ドラッグ&ドロップの簡単操作で作成でき、仕上がりも高品質なのが人気の理由でしょう。素材の数も豊富なので、イメージにぴったりなものが見つかるはずです。

インフォグラフィックは動画にも活用可能

インフォグラフィックは静止画としてはもちろん、インフォグラフィック動画として活用されることも少なくありません。静止画と同様にグラフやチャート、イラストなどを用いて説明するだけでなく、アニメーションやナレーションをあわせて使用することで、よりわかりやすくインパクトあるものに仕上げられます。視覚的なわかりやすさに動きや音声情報が加わることで、情報をより正確に伝えられるでしょう。

【まとめ】動画にも有効なインフォグラフィックの相談はPRONIアイミツへ

本記事では、情報をわかりやすく伝えるのに効果的なインフォグラフィックについて解説してきました。インフォグラフィックは適切に作成すると大きな効果が期待できますが、見せ方を謝るとミスリーディングにつながってしまうため注意が必要です。テンプレートやツールを使えば初心者でも作成は可能ですが、インフォグラフィックやインフォグラフィック動画のクオリティにこだわるのなら、プロへ相談してみるのも1つの選択肢と言えます。
インフォグラフィックの制作でお悩みの際には、ぜひ「PRONIアイミツ」へお問い合わせください。貴社のご要望やご予算などをうかがった上で、インフォグラフィック制作やインフォグラフィック動画制作に対応できる複数の会社をご紹介します。

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