not providedとは？意味や調べ方を知ってホームページ制作に役立てよう【2024年最新版】

Googleが無料で提供しているアクセス解析ツールの「Google Analytics（アナリティクス）」や「検索キーワード分析ツール「Google Search Console（サーチコンソール）」は、世界中で数多くのユーザーに活用されています。しかしながら、表示された文言や内容の意味がよく分からず、戸惑うことが多いという方もいらっしゃるのではないでしょうか。Google Analyticsでよく見られる「not provided」も、その1つと考えられます。

そこでこの記事では、20万件以上の利用実績をもつ発注業者比較サービス「アイミツ」が、not providedの意味や発生する原因、調べる方法などについて詳しく解説します。

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not providedは、「提供されていない」「情報提供できない」といった意味を持ち、Google Analyticsで自社サイトへ流入したユーザーの検索キーワードを確認する際に、よく見られる表示です。
現在は、プライバシーの保護やセキュリティの強化を目的として、ほとんどのサイトにおいてSSL化（次章にて詳しく解説）によって通信が暗号化されており、多くの場合、Google Analyticsにて検索キーワードのデータが取得できません。そのため、自社サイトへの流入ワードを分析するためにその一覧を表示しても、9割以上がnot providedという表示になってしまい、検索キーワードが分からない状態に。そのため、Webマーケティングを実施する上では問題となることがあります。

上記は、GA4でnot providedが表示される例です。探索→自由形式ページで、ディメンションの＋を押し検索窓に「セッションの手動キーワード」と入れ、チェックボックスを選択しインポート。行にも「セッションの手動キーワード」をドロップします。続けて、指標の＋で「セッション」を選択しインポートして終了です。

SSL（Secure Sockets Layer）とは、ユーザーがWebサイトを閲覧する際に、その通信を暗号化する仕組みのことです。つまり、not providedが発生する原因であるSSL化とは、SSLを適用して通信を暗号化し、セキュリティレベルを高める取り組みを指します。
さまざまなWebサイトを閲覧していると、そのほとんどのURLが「http://」ではなく、「https://」で始まっていることが分かります。これが、SSL化されているサイトであることを意味しているのです。

プライバシーの保護やセキュリティの強化が声高に叫ばれている昨今、それは当然、個人情報やクレジットカード情報などが飛び交うインターネットの世界においても例外ではありません。そのため、今やあらゆるWebサイトにおいて、SSLに対応することが当たり前となっています。

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上述したとおり、SSL化によってセキュリティへの取り組みが一般的になった結果、Google Analyticsにおいてnot providedがよく表示されるようになりました。では、not providedについて調べる方法はないのでしょうか。ここからは、not providedの表示が出た際に、どのような検索キーワードで流入したかを調査する方法をご紹介します。

not providedのユーザーの検索キーワードを予測する方法としては、Google Search Console（サーチコンソール）を使用して、検索キーワードを調べることが可能です。
Google Search Consoleを開いて、左メニューから「検索パフォーマンス」をクリックします。さらに「クエリ」を選択することで、サイト全体の上位のクエリ（検索キーワード）が一覧で表示されます。
この画面では、サイト全体でよく検索されているクエリの表示回数（検索結果一覧に表示された回数）やクリック数（検索結果一覧においてクリックされた数）を参照することが可能です。また上部のフィルターを使うことによって、データの期間を特定したり、ページごとのクエリを調査することもできます。

特定のページの流入クエリを見たい場合は、画面上部にあるフィルタリング機能を使いましょう。フィルターの「＋新規」をクリックすると、フィルタリング方法が出てくるので「ページ」を選択してください。次にURL入力画面が現れるので、そこに調査したいURLを入力して適用します。これで調査するURLを絞ることができました。最後に、折れ線グラフの下にある「クエリ」のタブをクリックすれば、特定のページの検索キーワードを調査することができます。
さらに「平均掲載順位」をクリックすると、クエリの欄に掲載順位がそれぞれ表示されます。平均順位でキーワードの分析をすることは難しいですが、特定のクエリの順位を把握することで、どのような検索意図で調べられているのかを知ることができるでしょう。

Googleのリスティング広告（検索連動型広告）を活用している場合は、管理画面から検索キーワードを調べることが可能です。
管理画面のメニューにある「キャンペーン>キーワード>検索語句」を選択すると、どのような検索キーワードで広告が表示され、クリックされたのかどうかを確認できます。あくまで広告がクリックされた際の検索キーワードであり、not providedの中身が判明するわけではありませんが、検索からサイト流入につながるキーワードのヒントとして、予測を立てる際に役立ちます。

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まず、効率的にSEOを実践する前提として、前述したSSLへの対応が必須となります。Googleが積極的にSSL化を推奨し、検索順位にも影響することを公式に発表しているためです。
しかしながら、SSL化には相応の知識が必要であり、自社での対応が難しいケースも考えられます。また、SEOにはさらに高度な知識と多くのノウハウが不可欠で、効果的に対応できる人材は非常に限られています。そのため、適切なSEOを実践するには、専門の会社に依頼（外注）することをおすすめします。
一定の費用はかかりますが、成果報酬型・月額固定型など支払い方法にはいくつかの種類がある上、優秀な専門の会社に依頼することによって検索上位表示が実現すれば、投資したコストもすぐに回収できる可能性もあるでしょう。

not providedの意味や発生する原因、調べる方法などについて解説しました。
適切なSEOによって検索結果における上位表示が実現すれば、自社サイトに多くのアクセスが集まり、大きな成果につなげることも可能です。本記事を参考に、not providedに戸惑うことなく、検索キーワードを効果的に分析しながら、有効なSEOを取り入れ効果的なホームページ制作を実現しましょう。

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