コミュニティサイトとは｜メリットを知って自社ブランディングの強化を図ろう！【2024年最新版】

ユーザーとコミュニケーションが図れるだけでなく、さまざまなメリットに期待できるコミュニティサイトを運営する企業が増加傾向にあるものの「具体的にどんなものなのかわからない」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、コミュニティサイトの概要や種類にくわえて、企業が運営するメリット・デメリットなどについて解説していきます。コミュニティサイトの開設を検討しているという方は、ぜひ参考にしてください。

【関連ページ】
ホームページ制作にかかる費用・相場感や、あなたの目的別にホームページ制作会社をお探しいただけます。
ホームページ制作の費用・相場
ホームページ制作会社一覧

コミュニティサイトとは、文字通りオンラインコミュニティの運営を目的としたWebサイトを指すものです。オンライン上での情報・意見交換や、交流を通じたコミュニティを形成するために存在するとされています。
さまざまな分野で近しい興味・関心、趣味を持つユーザーがオンライン上で出会い、集まってコミュニケーションを取っています。オフラインでは出会うことが難しい人との接点が持てることから、利用者が増加傾向にあるようです。

コミュニティサイトの種類は多岐にわたりますが、代表的なものは以下の通りです。
・企業コミュニティ
・ナレッジ共有コミュニティ
・ファンコミュニティ
・趣味コミュニティ
・地域コミュニティ
・オンラインサロン
ここからは、それぞれの特徴について解説していきます。

企業コミュニティは主に企業が運営している情報発信コミュニティのことです。企業のファンや企業に興味・関心のある人へ向けた発信がメインとなっており、ユーザーは最新情報や限定情報をいち早く受け取れるというメリットがあります。企業側はファン化やリピーター獲得を目的としてコミュニティを運営していることが多いようです。
代表的な企業コミュニティとしては、コメダ珈琲の「さんかく屋根の下の」やカゴメの「＆カゴメ」などがあげられます。

ナレッジ共有コミュニティは、名称通りユーザー同士でナレッジ（知識）を共有し合うことを目的としたコミュティのことです。ユーザーから寄せられた質問に別のユーザーが回答する形式が一般的で、知識の集約が見込めます。
日本での例としては「Yahoo!知恵袋」や「教えて!goo」などポータルサイト内で運営されていることが多いものの、中にはエンジニア向けコミュニティ「Qiita」のように専門職がナレッジを共有するためのコミュニティも存在しています。

ファンコミュニティは、商品・サービスや人物、ブランドなどさまざまな分野のファン間コミュニケーションや情報交換を目的とするコミュニティです。商品・サービスの感想やほかのファンの発信する情報を得ることができます。
森永製菓の「エンゼルPLUS」のほか、ファンコミュニティプラットフォーム「Fanicon（ファニコン）」や「Mi-glamu（ミーグラム）」「 Fanbeats（ファンビーツ）」なども注目を集めているようです。

趣味コミュニティは、同じ趣味を持つユーザーが集まったコミュニティのことです。趣味に関する情報交換をはじめ、ユーザーの持つ情報発信や趣味に関する作品の発表の場として利用されています。
趣味コミュニティは「Facebook」のグループ機能や「mixi」のコミュ機能など、SNSの機能を用いて形成されているほか、趣味やテーマを通じて交流を図れる大人世代向けのサービス「らくらくコミュニティ」や「趣味人倶楽部」も代表的な趣味コミュニティだと言えます。

地域コミュニティは、特定の地域の居住者同士が交流するためのコミュニティです。代表的なサービスとしては「ジモティー」があげられ、対面しなくても地域内で話題のトピックや問題視されている出来事などについて話し合いができます。
そのほかにも匿名掲示板内の地域スレッドや、Facebook内の地域限定サークルも地域コミュニティの1種と言えるでしょう。

オンラインサロンは特定の目的を持った人が集まるコミュニティサイトです。オンラインサロンの多くはクローズドの有料会員制を採用しており、ユーザーは利用料を支払うことで主催者の発信する情報を受け取ることができます。
有料会員制で参加者に対する信頼性が高いことからオフ会やセミナーを開催するサロンも多く、オープンなコミュニティと比較して会員同士が親密になりやすい傾向があります。経営者によるオンラインサロンのほか、近年では西野亮廣氏や中田敦彦氏などお笑いタレントによるオンラインサロンも注目を集めています。

コミュニティサイトを運営すると、どのようなメリットが得られるのでしょうか。主なメリットとして挙げられるのは、以下のものです。
・消費者との関係性が近くなる
・既存顧客の定着に繋がる
・新規顧客の獲得に繋がる
・ユーザーの要望や意見を取り入れやすくなる
・ブランディングの強化に繋がる
ここからは、それぞれのメリットについて解説していきます。

多数の消費者の集まるコミュニティサイトを運営すると、消費者に自社を身近に感じてもらえるという効果が期待できます。コミュニティサイトを通じて企業や商品・サービスと消費者の接点を生み出せば関係性の強化につながり、消費者の愛着を醸成することができます。
企業や商品・サービスに対してより深い愛着を持つファンとも言える存在を育成できれば、安定した売り上げを得られるのはもちろん、口コミによる新規顧客獲得にもつながるでしょう。

コミュニティサイトを通じた定期的な情報発信は、既存顧客の定着への効果も期待できます。すでに自社の商品・サービスを利用している顧客がいたとしても、新たな動きが見られなければ他社へ移行してしまうかもしれません。
新商品・新サービスの提供が遅れてしまっているときにも、コミュニティサイトで開発の様子などを発信すれば顧客の期待感を演出できると考えられます。開発過程を知る商品やサービスが無事に販売・提供された時にも「あの時の商品が発売されたのか」と購入の動機づけになるでしょう。

コミュニティサイトにおける定期的な情報発信は、新規顧客獲得にも効果的だと考えられます。コミュニティサイトは商品・サービスに興味を持つ人が情報収集を目的に訪れる場所でもあるため、「はじめての方へ」といったコンテンツを用意しておくことをおすすめします。
新規顧客であっても参加しやすい雰囲気を醸成できれば、購入や利用を検討している人にも商品・サービスの魅力を効率的に伝えられるでしょう。

ユーザーの要望・意見を取り入れやすくなるのも、コミュニティサイトを運営するメリットの1つです。コミュニティサイトには実際に商品・サービスを使用しているユーザーが集まっているため、寄せられた要望・意見を商品開発やマーケティングに活用すれば売り上げ拡大にも効果を発揮するでしょう。
SNSにおけるエゴサーチも有効ですが、商品・サービスのファンからの要望・意見を効率的に収集するにはコミュニティサイトがおすすめと言えます。

コミュニティサイトの運営は、ブランディング強化にもつながります。多数のユーザーが参加している健全なコミュニティサイトを運営しているという事実だけで、企業としての価値が向上すると考えられるためです。
消費者との関係性を深めることができれば、既存顧客が友人や知人、家族などに自社の商品をすすめてくれるといったアクションにつながり、二次拡散のような効果にも期待できるでしょう。

コミュニティサイトの運営にはさまざまなメリットがありますが、デメリットが存在するのも事実です。開設の検討にあたっては、デメリットもきちんと理解しておきましょう。
・サイトの立ち上げが大変
・運営に人材が必要となる
・すぐに成果が出ない可能性が高い
ここからは、各デメリットについて解説していきます。

デメリットとしてまずあげられるのは、コミュニティサイトの開設に負担をともなうという点です。コミュニティサイトを運営するためには、比較的大規模なWebサイトの構築から始める必要があります。
Webサイトは規模が大きくなるほど制作に費用と時間を要するため、コミュニティサイトを開設する際には予算やスケジュールに余裕を持って進めるようにしましょう。

コミュニティサイトは構築・公開したら終わりではなく、そこからが真のスタートです。コミュニティサイトでは定期的な情報発信が求められるだけでなく、ユーザーの意見・要望の確認も欠かせないため運営には一定のリソースが必要となります。
既存の業務に加えてコミュニティサイト運営の業務を担当することになれば、当然ながら従業員の負担が増加してしまいます。業務に余裕のある従業員が不在という場合には、業務調整や担当者の採用なども視野に入れなければなりません。

なかなか成果があらわれないことが多いのも、コミュニティサイトのデメリットの1つです。コミュニティサイトは商品・サービスを直接販売するものではないため、短期間で成果をあげるのが難しいとされています。
中長期的な視点を持って参加者を増やしていき、顧客との関係を構築していくものだと理解した上で運営に取り組むようにしましょう。

コミュニティサイトの運営を成功させるために何よりも重要なのは、更新・運営を継続することです。コミュニティサイトは短期間で成果を得られる施策ではないことを理解した上で、質の高いコンテンツを継続的に更新することが成功へ導くポイントだと言えます。
また、「ユーザーファースト」を忘れないことも大切なポイントの1つです。コミュニティサイトを利用するユーザーのことを意識したサイトづくり、コンテンツづくりを心がければ、より多くのユーザーの自社の商品・サービスに対する愛着を深められるでしょう。

コミュニティサイトの作成方法は「制作会社に依頼する」「コミュニティサイトのプラットフォームを活用する」という2つに分かれます。ここからは、それぞれの方法について解説していきます。

ホームページ制作会社にコミュニティサイト制作を依頼する方法です。さまざまな経験・知識を持つ会社に依頼することで、デザインや機能などの希望が反映されたコミュニティサイトを制作できます。しかし、当然ながらある程度の費用が必要になるため予算と相談しながら依頼を検討しましょう。
なお、ホームページ制作会社を利用する場合は「コミュニティサイト制作の経験があるか」「コミュニティサイトの成功事例があるか」を確認した上で依頼先を選ぶことをおすすめします。

近年では「FANTS（ファンツ）」や「commmune（コミューン）」などのコミュニティサイトプラットフォームが登場しています。運用媒体（Webサイト）やコンテンツ管理システム、決済システムなどが用意されているため、最小限の手間でコミュニティサイトを構築・運営することができます。
ゼロの状態からWebサイトを制作する予算の確保が難しい場合や、急ぎでコミュニティサイトを開設したい場合にはコミュニティサイトプラットフォームの利用がおすすめです。

つづいては、ホームページ制作にかかる費用相場をご紹介します。ホームページ制作の価格は、依頼する内容やページ数、機能により大きく変わります。具体的な費用目安は以下の通りです。

ホームページ制作の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。

この記事ではコミュニティサイトの概要や種類、運営のメリット・デメリットなどについて解説してきました。コミュニティサイトにはさまざまなメリットがあるため、デメリットを踏まえても開設の価値があると言えるでしょう。コミュニティサイトの制作を外注する際には、複数社を比較することをおすすめします。
なお、「アイミツ」ではご要望を伺った上で、条件に合う複数のホームページ制作会社を無料でご紹介可能です。会社選びでお困りの方は、お気軽にご相談ください。

【相談前にまずは会社一覧を見たいという方はこちら】
ホームページ制作会社一覧
【費用感を知りたいという方はこちら】
ホームページ制作の費用・相場