YouTubeアナリティクスの見方｜重要な指標を押さえて正しく分析を実施【2024年最新版】

YouTubeを始めたばかりで、「YouTubeチャンネルを運用し始めてみたものの、成果が出ているのかイマイチよくわからない」、「YouTubeをどのようなユーザーが見てくれているのか把握したいがどうすれば？」などとお悩みの方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、YouTubeのアナリティクスについて徹底解説。YouTubeアナリティクスの見方や、重要な指標などについて正しく分析する方法を紹介していきます。
YouTubeアナリティクスってそもそもどんなもの？という方や、YouTubeアナリティクスの活用方法を知りたいという方は、参考になさってください。

【関連ページ】
動画・映像制作にかかる費用・相場感や、あなたの目的別に動画制作会社をお探しいただけます。   
YouTube動画制作の費用と相場 
YouTube動画に強い動画・映像制作会社一覧

YouTubeアナリティクスとは、所有しているYouTubeチャンネル内の「YouTube Studio」にあるアクセス解析ツールです。これまでに投稿した動画を個別で解析できるだけでなく、チャンネル全体のアクセスを解析することもできるため、所有しているチャンネルでどのような動画が人気なのか、どんなユーザーが見てくれているのかといった情報を把握できます。

YouTubeアナリティクスでは、運営しているチャンネルがどのようなアクセス状況なのかを把握できるさまざまな指標が用意されています。数多くのデータをYouTubeアナリティクスで確認できますが、基本的におさえておくべきなのは以下の4つです。

・視聴者維持率
動画をはじめから再生し、途中で離脱することなく最後まで見てくれた人の割合です。ユーザーがどこで再生を止めてしまったのか、動画内で繰り返し見られている部分はどこかなども分かります。
・インプレッション数やクリック率
インプレッション（動画のサムネイルがYouTube上で1秒以上表示される）の回数やクリック率（サムネイルが表示された後クリックされた割合）を確認できます。
・トラフィックソース
動画の視聴者がどのような経路で動画を見つけて再生するに至ったのかを確認することができます。
・視聴者属性や時間帯
動画を視聴しているユーザーの年齢・性別・エリアなどの基本データ、よく見られている時間帯を把握できます。

YouTubeアナリティクスを活用すればさまざまな項目をモニタリングできることはわかりましたが、活用することでどのようなメリットがあるのでしょうか。
・視聴者の動向・ニーズを把握できる
・投稿済動画の改善につながる
・今後の動画制作に活かせる
この3つのポイントに絞って解説していきます。

YoTubeアナリティクスを活用するメリットとしてはじめにあげられるのが、視聴者の動向・ニーズを把握できるというポイントです。YouTubeを運営して成果をあげていくためには、視聴者がどのような動画を求めているのかを把握しなければなりません。そして視聴者のニーズを把握するには、視聴者がどんな動画を実際に見ているのかを確認する必要があります。
そこでYouTubeアナリティクスを活用することによって、視聴者がどの動画を見ているのか、動画の中でもどの部分を繰り返し見ているのかなどを確認できるため、その後の動画投稿に活かすことができるでしょう。

YouTubeアナリティクスを活用することによって、これまでに投稿してきた動画も改善しやすくなるというポイントです。
YouTubeチャンネルを運用していく際には、動画をあげて終わりではなく、その後の動画のリメイクや編集も引き続き行っていくことが重要とされています。そのため、これまでにアップロードした動画がどれほど見られているのか、どの動画が見られていてどの動画の人気がないのか、動画のどの部分で離脱してしまう視聴者が多いのかなどをチェックし、改善するべきポイントを見定めていきましょう。

YouTubeアナリティクスを活用することで、今後の動画制作にも活かすことができるのは大きなメリットです。YouTuubeアナリティクスでチャンネルの状況を定期的に把握しておくことによって、チャンネルの視聴者に多い年齢層や性別、エリア、さらにはよく見られている時間帯などまでチェックすることができるので、どのような動画をどの時間帯に公開すれば再生回数が伸びそうか考えることができるでしょう。
また、動画のどこで再生を止めてしまっているのかなどのデータを踏まえ、新しい動画ではその点を改善していくこともできるはずです。

「自社にあった会社が見つからない」「会社選びに時間が割けない」とお悩みの方は、お気軽に「アイミツ」にお問い合わせください。数ある動画・映像制作会社からあなたの要望にあった会社をピックアップして無料でご紹介いたします。

YouTubeアナリティクスは、活用することによってさまざまなメリットのあるツールです。しかし、便利であることはわかっていても、肝心なアナリティクスの見方がわからずに結局使い切れていないという方も多いのではないでしょうか。
そこでここからは、
・1.YouTubeアナリティクスにアクセス
・2.概要欄から指標をチェック
・3.視聴回数
・4.総再生時間
・5.チャンネル登録者数
・6.人気の動画
・7.トラフィックソース
・8.クリック率
・9.指標を確認して分析
上記の流れに沿ってYouTubeアナリティクスの見方について解説していきます。

まずは、YouTubeアナリティクスにアクセスするところから始めましょう。運用しているYouTubeチャンネルからYouTubeアナリティクスへと入ることができるため、まずはYouTubeへのログインを済ませてください。
YouTubeへのログインが済んだら、画面右上にあるアイコンをクリックし、「YouTube Studio」を選択しましょう。YouTube Studioに入ると、左側にメニューバーが表れます。そのメニューバーの中から、アナリティクスを選択することで、YouTubeアナリティクスにアクセスすることが可能です。

YouTubeアナリティクスにアクセス出来たら、概要タブから各指標をチェックしてみましょう。概要タブでは、特定期間内におけるチャンネルの正式な「視聴回数」、特定期間内でチャンネル内の動画が再生された合計時間を表す「総再生時間」、チャンネル登録済みの視聴者数を把握できる「チャンネル登録者数」、視聴者が多く見ている動画がどれかわかる「人気の動画」、最新動画の視聴回数を確認できる「リアルタイム」などといった、YouTubeチャンネルを運用していく上で基本となる項目をまとめて確認可能です。詳しくは以下の説明もご確認ください。

■視聴回数
視聴回数は、指定された期間内において、チャンネルにアップロードされた動画がどれほど再生されたのかを示す指標です。視聴回数のアイコン部分をクリックする、あるいはマウスポインタを置くことによって、視聴回数に表示されている数字と、チャンネルビューにおける平均値を比較することができます。どれだけ動画が視聴されているのかは、YouTubeチャンネルを運用していく上でもっとも基本となる部分です。概要欄から定期的に確認し、視聴回数が伸びているのかチェックしましょう。

■総再生時間
総再生時間は、指定された期間内において、チャンネル内にあるすべての動画がどれだけの時間再生されたのかを表しています。平均の総再生時間に比べて上回っているのか、下回っているのかもあわせて確認することができ、「通常よりも◯◯増加」などと具体的にどのくらい増減しているのかも把握することが可能です。
ちなみに、YouTubeチャンネルにおいて収益化を狙っている場合には、直近12ヵ月における総再生時間が4,000時間以上なければなりません。収益化を意識しているのであれば、総再生時間数を定期的にチェックしましょう。

■チャンネル登録者数
YouTubeアナリティクスの概要タブでは、チャンネル登録者数も確認することができます。概要タブの画面中央部分で、指定された期間内においてどれほどチャンネル登録者数が増えているのかをチェック可能。仮に「＋1.8万」と表示されていた場合には、それだけチャンネル登録者数が増加したことを意味します。また、画面右端にある「チャンネル登録者数」欄には、現段階におけるチャンネル登録者数の合計が表示。「現在の数を表示」をクリックすれば、これまでにどのような増え方をしてきたのか、登録者数の推移を見ることも可能です。

■人気の動画
概要タブでは、これまでにアップロードした動画の中でどの動画の人気が高いのかも知ることができます。画面右側には、チャンネル登録者数や過去48時間の視聴回数などが表示されていますが、その下にある「人気の動画」欄には人気の動画が上位から3本表示されており、再生回数も確認することが可能です。どのような動画が視聴者のニーズに応えているのかをいち早く確認するためには便利な機能でしょう。しかし、概要タブでは詳細な分析結果などは把握できません。  

動画を視聴した人たちはどのような経路で動画にたどり着いたのかを知りたい場合には、YouTubeアナリティクスのリーチタブから「トラフィックソース」を確認しましょう。そこには、トラフィックソースの種類（＝視聴者が流入した経路の種類）が円グラフになって表示されているので、どのような経路で動画にたどり着いたパターンが多いのか一目で把握可能です。
ちなみに、YouTubeトップページからなら「ブラウジング機能」、関連動画経由なら「関連動画」、YouTube内の検索経由なら「YouTube検索」、YouTube外にリンクされたURLからなら「外部」など、トラフィックソースにはさまざまな種類があります。

YouTubeのトップページや関連動画欄、検索結果画面などにおいて、自身のアップロードしている動画のサムネイルがどれくらいクリックされているのかを知りたい場合には、リーチタブより「インプレッションのクリック率」をチェックしましょう。インプレッションのクリック率とは、サムネイルが画面に表示されたうち、クリックされるまでに至った割合を示しています。
もしもクリック率が高い場合には、YouTubeのトップ画面などに表示される可能性が高くなるため、YouTubeチャンネルを運用する上では非常に重要な指標でしょう。

視聴回数や再生時間、チャンネル登録者数などといった基本的なデータの他、どういった経路で動画が視聴されているのか、サムネイルが表示された場合どのくらいの割合でクリックしてもらえているのかなどの他にも、YouTubeアナリティクスではさまざまな指標を確認可能です。
しかし、さまざまな指標を確認してそれで終わりではなく、最後まで見てもらえる動画とそうでない動画の違いやクリックされるサムネイルとされないサムネイルの違いなどを分析しなければなりません。アナリティクス上で得られるデータを最大限活用しましょう。

動画・映像制作の費用相場を映像の種類ごとにご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。

今回は、YouTubeアナリティクスの見方や活用方法について解説してきました。YouTubeアナリティクスは、YouTubeにログインすれば簡単に使うことのできる分析ツールです。YouTubeチャンネルを運用する上でチェックすべき指標は揃っているので、YouTubeで収益化を狙っている場合にはぜひ活用してみましょう。
また、YouTubeで成果をあげるためには動画のクオリティも重要です。もしも動画制作を依頼できる会社をお探しの場合には、ぜひアイミツにお問い合わせください。

【相談前にまずは会社一覧を見たいという方はこちら】
YouTube動画に強い動画・映像制作会社一覧

【費用感を知りたいという方はこちら】
YYouTube動画制作の費用と相場