ポイントカードアプリとは|作成方法や導入のメリットをご紹介【2024年最新版】
ポイントカードは、小売店にとってリピーターの獲得に大きく貢献してきた画期的な施策でした。しかし、広くこの仕組みが普及したことで、今度はポイントカードそのものがかさばってしまい、消費者の負担となるケースが課題になっています。
この問題をクリアするため、近年多くの店舗で導入されているのがポイントカードアプリです。スマホで利用できるアプリを活用することで、ポイントカードのメリットだけを活かせる仕組みづくりが可能。この記事では、ポイントカードアプリの概要や、その運用方法について解説します。
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ポイントカードアプリとは
ポイントカードアプリは、その名のとおり従来のポイントカードをスマホから利用できるようにした、専用のアプリケーションです。これまでに利用されてきたカード式のポイントカードには、あまりにも多くの店舗でカードが発行されるために、すべてを持ち歩けないことや、紛失してしまう問題点などがありました。サービスのつもりが顧客を悩ませる原因にもなってきた紙のポイントカードですが、その問題点を解決できるのがポイントカードアプリです。
アプリであるため、かさばらないのはもちろん、素早く起動して利用できるため、顧客の利便性が向上します。また、ポイントカードアプリでは、主にアプリ上に表示されるバーコードを読み取ることによってポイントや会員情報を管理するため、店舗側の運用効率がアップする点も見逃せません。
ポイントカードアプリを導入するメリット
ポイントカードアプリを導入するメリットは、従来のポイントカードと比べると非常に多様です。主な利点として、以下のようなものが挙げられます。
・顧客情報の紐付けなど管理が簡単になる
・新規・既存などさまざまな顧客にアプローチできる
・顧客単価の向上が狙える
・低コストで利用できる
・顧客側の利便性が向上する
具体的にどんな効果に期待できるのか、それぞれ詳細に見ていきましょう。
顧客情報の紐付けなど管理が簡単になる
ポイントカードアプリの大きな特徴と言えるのが、顧客情報の紐付けなどの管理が簡単になる点です。従来の紙のカードの場合は、会員情報などの紐付けが難しく、適切にポイントカードが運用されているか不明なケースも少なくありませんでした。
一方、ポイントカードアプリの場合は、基本的に本人のスマホからアプリを起動しなければ利用できないため、ポイントカードと利用者本人が強力に紐づいた状態で運用できます。したがって、ポイントカードアプリの利用情報をもとに、適切なパーソナライズ施策の実行も可能。確かな導入効果に期待できるでしょう。
新規・既存などさまざまな顧客にアプローチできる
ポイントカードアプリを通じたポイントサービスの提供では、既存顧客の囲い込みはもちろん、新規顧客の獲得にも大きな効果を発揮します。まず、ポイントカードアプリなら紛失の心配なくポイントを貯められるため、ポイント付与による安定した囲い込みが可能。
また、ポイントカードアプリからキャンペーンやクーポン情報を発信し、来店のきっかけをメールやSNSよりもダイレクトに創出できる点も魅力です。「新規会員登録でポイント進呈」のようなサービスを実施することで、新規顧客の獲得ハードルも従来より下がる効果に期待できます。
顧客単価の向上が狙える
顧客の単価向上においても、ポイントカードアプリは活躍します。なぜなら、ポイントカードアプリはポイントを貯める上で便利なのはもちろん、ポイントを使うのにも便利だからです。ポイントがどれくらい貯まっているのかをアプリで簡単に確認できる上、利用時もスマホをかかざすだけで好きな量のポイントを使えます。気軽に利用してもらえるのが大きな特徴です。
また、ポイント還元率や実際の消費ポイントは大きくなくとも、「ポイント2倍デー」などのイベントが購入時の大きな動機づけとなり、通常よりも買い物を多くしてもらいやすくなります。
低コストで利用できる
ポイントカードアプリが紙のポイントカードと大きく異なる点として、発行コストがほぼかからないということも挙げられます。従来の紙のポイントカードの場合は、ポイントカードを顧客に手渡すために印刷費用が発生していました。印刷した分のコストを回収するのはもちろん、カードを保管するスペース負担も取り返せるような成果が求められてきましたが、ポイントカードアプリではその必要はありません。
アプリ開発の費用こそ発生するものの、一度開発してしまえば多少の維持管理負担で、印刷費やスペースの負担をゼロに抑えて運用できるため、コストパフォーマンスに優れたポイントカード運用を実現できます。
顧客側の利便性が向上する
ポイントカードアプリの活用は、顧客にとってもメリットの大きい施策です。ポイントカードを持ち歩く必要がなくなるため、「あそこの店に行くからポイントカードを持っていこう」「今日はポイントカードを持っていないからこの店に寄るのは今度にしよう」といった、面倒な意思決定をさせてしまう負担がなくなります。
当然、顧客側の利便性が向上すれば、それだけお店にもきてもらいやすくなるでしょう。ポイントカードアプリはスマホを持っているユーザーに限定はされるものの、今やスマホを持っていない人はごく少数であるため、その点がデメリットになることはないはずです。
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ポイントカードアプリを作る4つの方法
ポイントカードアプリは非常に便利な仕組みですが、運用のためには自店舗に特化したアプリの開発が必要です。ポイントカードアプリを用意する上では、主に以下の4つの方法が挙げられます。
・アプリ作成ツールを使って作成
・スクラッチ開発
・開発会社に依頼
・ポイントカードサービスを利用
それぞれのメリットとデメリットを理解し、自社にとって最適な方法を選びましょう。
アプリ作成ツールを使って作成
ポイントカードアプリは、いわばスマホ版ポイントカードですが、ひとつのアプリを作るとなるとそれなりの時間と手間がかかります。そんな時に活用したいのがアプリ作成ツールで、プログラミングの知識がなくともアプリを気軽に開発できます。コーディングの必要がないため、従来の開発よりもはるかに短い時間でアプリを作成できるのが強みです。
ただし、開発負担が小さいとはいえ、ある程度はアプリ開発の経験がなければ何をすれば良いかがわからず、質の高いアプリ開発には期待できないという問題は残ります。そのため、アプリ開発の知見や経験はあるものの、じっくりと開発に時間をかける余裕がないという場合に適したツールだと言えるでしょう。アプリ開発はまったくの初心者だという場合は、アプリの仕組みを理解するのには役立ちますが、すぐに本格的なアプリを立ち上げるのは難しいと言えます。また、カスタマイズ性にも制限があるため、やはり多少の工夫が必要とされるのも事実です。
スクラッチ開発
スクラッチ開発は、いちからアプリ開発を手掛ける手法です。アプリ制作ツールを利用する場合は、コーディングの部分の労力を大きく省略することができましたが、スクラッチ開発ではこの点も自前で対応しなければなりません。スクラッチ開発はもっとも一般的なアプリ開発アプローチで、多くの会社がこの方法によってアプリを制作しています。
最大のメリットは、自在にアプリをカスタマイズできる点です。独自性が高く、ユーザビリティに優れたアプリを作る上ではスタンダードな手法であるため、ハイクオリティなアプリを求める場合には、スクラッチ開発が良いでしょう。ただし、スクラッチ開発には多くの時間と人員が必要とされるため、その分の負担も大きいと言えます。さらに、開発には知識やノウハウが欠かせず、これまでにアプリ開発の経験がない場合は、現実的な選択肢とは言えません。アプリ開発と運用の経験があり、社内リソースにも余裕がある時のみこの方法を検討しましょう。
開発会社に依頼
ポイントカードアプリの開発においてもっとも現実的な方法となるのが、アプリ制作会社に開発を依頼するというもの。最近ではポイントカードアプリ需要の増加に伴い、アプリに必要な機能をまとめてパッケージにしたプランも展開されるなど、依頼のハードルは下がりつつあります。顧客管理、クーポン配信などの主要機能はもちろん、テンプレートから好みに合うデザインを選んで委託できるようなサービスもあり、非常に利用しやすいです。
開発会社に依頼すれば、自社のリソースを圧迫することなく、プロのエンジニアに質の高いアプリを作ってもらうことができます。確実性とクオリティに優れているのが特徴です。外部委託となるため、それなりの予算は確保する必要があるものの、自社開発よりもはるかに負担は小さいため、アプリ開発の経験がない方や、コア業務に集中したいという方にはおすすです。
ポイントカードサービスを利用
ポイントカードアプリは必ずしもオリジナルで作る必要はないと考えている場合は、ポイントカードサービスを利用してみるのもひとつの手です。例えばSNSのLINEでは、ビジネスアカウント向けにポイントカード機能を実装するサービスを展開しています。友達登録をしてくれた顧客はLINEを使ってポイントを貯めることや、ポイントを使用することが可能。ユーザビリティに優れたサービスを提供できます。
LINEはユーザー数が非常に多く、日本で広く普及しているSNSであるため、会員登録の手間がかからず、利用ハードルが低いのが特徴。気軽にポイントカードとして使ってもらうことができます。ただし、オリジナルのポイントカードアプリに比べると、汎用性やデザイン面、機能面についてはオリジナル制作のものよりも制限される可能性があることには注意しましょう。
ポイントカードアプリを作成する際の注意点
ポイントカードアプリを作成する場合は、あらかじめそのデメリットにも目を向けておく必要があります。そもそもポイントカードアプリは、ポイントカードが有効な業態でしかその効果を発揮できません。
また、ポイントカードも計画的に運用しなければ適切なサービス提供や売上の向上にはつながらないため、以下のようなポイントに注意しながら中長期的な運用方針の検討が必要です。
顧客にとって本当に必要なサービスか
ポイントカードアプリは、まず顧客にとって魅力的なサービスである必要があります。そもそもポイントカードを作るという行為は、本来の顧客の購買にとって必要のない工程であるため、それを上回る利点を与えなければなりません。
ポイントがどれくらいの割合で貯まるのか、どんなことに使えるのか、会員登録やアプリのダウンロードでどんな特典が受けられるのかなど、あらかじめ内容を検討し、設けておきましょう。ひと昔前のポイントカードはクーポンと引き換えなどの特典が一般的でしたが、ポイントカードアプリに移行してからは、登録時にポイントを付与するサービスが主流です。
「ただなんとなく作る」といった状態になっていないか
ポイントカードアプリを漠然と作るだけでは、アプリ開発による恩恵を受けることはできません。実のところ、ポイントカードは多くの人に使ってもらうことができなければ、効果よりもかかったコストが上回ってしまうため、とにかく利用率を上げるための施策をあらかじめ考えておく必要があります。
ポイントカードの利用率を上げるためには、ポイントの還元率を高めるのが効果的ですが、その場合ポイント割引による事業者負担が大きくなってしまい、ビジネスとして成立しなくなる可能性も。商品価格と客単価、そしてポイント還元率のバランスを考えた上で運用しましょう。
アプリ開発の費用相場
続いては、アプリ開発を外注した際にかかる費用相場をご紹介します。
アプリのタイプ | 開発費用の相場 |
アプリ開発の平均費用相場 | 250万円~ |
ショッピングカート系 | 100万~300万円 |
カタログ・フリーペーパー系 | 50万~100万円 |
通話・メッセージアプリ系 | 100万~500万円 |
ツール系 | 50万~300万円 |
ゲーム系 | 300万~1,000万円 |
SNS位置情報系 | 500万~1,000万円 |
アプリ内課金/多言語/マップ対応 | 各10万~20万円 |
SNS連携/アクセス解析 | 各5万円 |
学習アプリ系 | 50万円~300万円 |
より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
【まとめ】ポイントカードアプリの導入でお困りの方はアイミツへ
この記事では、ポイントカードアプリを活用するメリットや開発方法について解説しました。ポイントカードアプリはさまざまな店舗で導入されており、各所で高い集客効果を実現しています。ただし、開発にはそれなりの負担を考慮しなければならず、アプリ開発の経験がない場合には外部への委託がベストです。
アイミツでは、そんなポイントカードアプリの開発経験が豊富な会社を、あなたのニーズに合わせてピックアップしながらご紹介するサービスを提供しています。ポイントカードアプリ開発をご検討の際には、ぜひお気軽にご相談ください。
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