簡単！プログラミング初心者でもスマホアプリを作成できるツール5選【2024年最新版】

モバイル端末によるネット利用が圧倒的に多い現代。スマホユーザーを見据えたマーケティング戦略は必須の課題となりつつあります。そこでおすすめしたいのが、自社オリジナルのスマホアプリの運用です。スマホアプリを上手に活用することで、売上の増加や業務の効率化、顧客のエンゲージメント向上が期待できます。とはいえ、自社にスマホアプリを開発できるメンバーや環境が揃っていない会社も多いのではないでしょうか。そこで、今回はスマホアプリを簡単に開発できるツールやサービスをご紹介します。

総務省の調査によると、インターネット利用の半数以上がスマホによるものだとされています。このようなモバイル端末全盛の時代において、自社独自のアプリを開発・リリースすることには非常に大きなメリットがあります。独自のオンラインショッピングアプリを構築することで販路を1つ増やすことができ、自社の商品だけを好きな形で売り込むことも可能です。また、新サービスの通知機能やクーポンを発行できるアプリを実装することで、より積極的な販促活動ができるでしょう。あるいは、スマホユーザーにとって役に立つアプリを開発して、アプリ内で企業名を表示したり広告を掲載したりすれば、自社の認知拡大にもつなげられます。
スマホアプリがビジネスにおいて大きな可能性を秘めている一方、プログラミングなどの専門知識とスキルを持つスタッフがいなことから開発に踏み切れない企業も多いでしょう。しかし、最近ではアプリ開発を支援するツールが続々と公開されており、これらのサービスを活用することで簡単にスマホアプリを開発する環境を整えることが可能です。

ここからは専門知識がなくてもスマホアプリを開発・リリースできるおすすめツールを5つご紹介します。中には、導入することで専門スタッフのサポートを受けられるサービスもあります。ぜひ参考にしてみてください。

Yappliは、スマホアプリの開発から運用・分析までをクラウド上で行えるワンストップ型アプリ作成プラットフォームです。大手メーカーや小売店、銀行、大学などをはじめ導入実績は300社以上にも上っています。Yappliでは、プログラミングをすることなく多彩なデザインのアプリを短期間で開発することができ、作成したアプリはiOSとAndroidのどちらにも対応可能。直感的な操作で手間なく更新ができるため運用管理にも楽に行うことができます。ビジネスに対応できる40種類以上の機能も魅力で、顧客タイプ別のプッシュ通知機能や、クーポン、スタンプカード、SNS連携などの中から自社に合ったものを選択できます。また、専門スタッフによるサポート体制も充実しており、管理画面や使い方でわかないことがある場合はもちろんのこと、DL施策やASO対策といったアプリの運用面でも支援を受けることが可能です。アプリ運用のノウハウがない場合でも安心して導入できるでしょう。

Monacaは既存のWeb開発技術でスマホアプリを作成できるクラウド型開発システムです。20万人以上の開発者がMonacaを使用しており、これまでに9万以上のアプリが開発されました。Monacaの特徴は、HTML、CSS、JavaScriptといった標準的なWeb言語のみでアプリを開発できる点にあります。これらの言語は、ホームページを作成する際に使用されるため、Monacaなら既存のWebサイト運用チームだけでスマホアプリの開発に取り組むことができるのです。したがって、スマホアプリ開発の専門家を登用する手間やコストもかかりません。クラウド上だけでなくローカル環境でも開発を進めることができ、専用のデバッガーによって実機を用いたテストをスピーディーに行えることから、アプリの開発効率も飛躍的に高まります。セキュリティ関連のプラグインやプッシュ通知、アプリ分析などの拡張機能も充実しているので、安全かつ効率的な開発環境を構築できるでしょう。

shoutemは、ニューヨーク発のアプリ作成プラットフォームです。スタイリッシュで機能的なデザインが人気で、ダウンロード数は総計100万以上、今までに5,000以上のアプリが開発されました。特に北米の中心とした数多くの企業に採用されています。ブログ、動画、イベントなどあらゆるコンテンツに対応しており、WordPressやYoutubeなど既存のコンテンツとの連携も可能です。スマホ上でのオンラインショッピングに対応しており、スタンプカードやポイント機能も搭載されています。既存機能で不足しているものがあれば開発元に依頼が可能できるため、活用次第で自社のビジネスに最適なオリジナルアプリを構築できるでしょう。ブラウザからのブログ感覚で更新作業ができるので日々の運用も手間いらず。アプリのダウンロード数やアクティブユーザー数、クーポン配信やお知らせ通知の既読数などが分析できるので、施策の改善作業もスムーズに行えるでしょう。

SmartAppsMobileは、新規顧客をリピーターに変えるためのさまざまな機能を搭載できるスマホ作成システムです。世界で100万本以上の実績を誇ります。開発に時間のかかるオリジナルアプリの開発をモジュール化、プラットフォーム化することで開発期間とコストの圧縮を実現しました。現在では、世界中のサロン、レストランやスモールビジネスで愛用されています。メニューレイアウトは6種類から選ぶことができ、アイコンやロゴはオリジナル制作が可能となっているため、独自のデザインのアプリを構築できるでしょう。各種SNSとの連携機能を活用することで、省コストかつ広範囲への集客も見込めます。クーポンやスタンプカードなど小売店や飲食店に欠かせない機能も搭載。実装することでリピーターの増加に貢献してくれるでしょう。運営元でiOS,とAndroid両方のアプリストアへの登録申請を代行してくれるのも大きなメリットです。

アプスタは、店舗の集客・マーケティングに特化したオリジナルアプリ作成・運用サービスです。制作実績800社のノウハウと技術力を活かした提案力と搭載機能が支持を得ています。会員証など既存のシステムをそのまま引き継げる顧客情報の一元管理システムや、顧客のタイプ・行動に応じた情報発信などの機能により、業務の効率化やより効果的な集客戦略の企画・実施が可能で、クーポン、スタンプカードのなどの機能も充実。アプリ内での商品やサービスの予約・購入機能も搭載しているので、どのような業種・業態であっても機能に不満を感じることはないでしょう。メッセンジャー機能による1対1でのコミュニケーションも可能なことから、活用次第で集客・接客にかかわる大半の業務をアプリ1つで完結させることも不可能ではありません。アプリへのアクセス数やインストール数の解析もできるため、施策のPDCAをスピーディーに回すことができるでしょう。

Buildyは、スマホサイトとスマホアプリを短時間で開発できるクラウドツールです。用意されたレイアウトやカラーリングから好きなものを選び、指示に従って作業を進めるだけで直感的にサイトとアプリの作成・公開までが可能。作成完了までは最短で3分程度という短さで、もちろんプログラミングの知識は不要です。作成したスマホサイトはワンクリックですぐに公開でき、アプリも所定のフォームを埋めるだけでアプリストアへの申請を済ませられます。パソコンだけでなくスマホからも編集ができるので、公開後の運用にも手間がかかりません。作成したスマホサイト・アプリでは、SNSのようなユーザーと双方向のコミュニケーションやニュースやクーポンなどの配信などもできるため、導入することで積極的なWebセールスが可能となるでしょう。アプリサイトを作成するだけなら無料で利用できるのも嬉しい点です。気になる方はひとまず試してみてはいかがでしょうか。

つづいては、アプリ開発を外注した際にかかる費用相場をご紹介します。

アプリ開発の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。

オリジナルのスマホアプリを開発・導入することで製品・サービスの認知拡大や売上の増加を見込むことができます。上手に機能やデザインを設計して活用すれば業務の効率化やユーザビリティの向上にもつながり、会社の内外にポジティブな影響をもたらすでしょう。スマホを通じたモバイルマーケティングの強化によって、今までターゲットとして捉えていなかったセグメントに対する新たなビジネスの創出することも不可能ではありません。
今回ご紹介したツールやサービスのように、プログラミングの知識がない、あるいはアプリ開発の専門家がいない状況でも省コスト・短期間でアプリをリリースすることは十分可能です。分からないことが多い、あるいはあまり労力を割くことができないのなら、サポート体制の充実したサービスに相談してみるにも良い選択です。変化の大きいこの時代、さまざまなアプローチを講じなければ新規顧客の獲得もリピーターの維持も難しくなっていきます。リソースがないからと諦めず、実現可能な方法を模索していくことが未来への光明を見出す秘訣と言えるでしょう。