デザインノイエ様は、デザイナーの観点から社会・企業・地域のコミュニケーション活動をサポートするデザインユニット。グラフィック、Web、映像などの企画制作をはじめ、ブランディングからデザインコンサルティングまでを一手に請け負い、総合的なクリエイティブワークによってクライアントの問題解決に向けて取り組んでいます。
クライアントから映像制作の依頼を受けたデザインノイエ様。自社だけでは実現が難しいスケールの大きな撮影を成功させるため、制作のパートナーとなるプロフェッショナルを探していました。Honmono協会を選んだ決め手と、制作時の様子について、ご担当の森田様にお話を聞きました。
小学3年生の授業で使用する映像制作の依頼を受け、外部への協力を検討
―御社の事業内容について教えてください。
森田様:私たちはグラフィック、Web、映像などの企画制作をはじめ、ブランディングからデザインコンサルティングまでを請け負っているデザインユニットです。ポスター、チラシ、カタログ、パンフレットなどの印刷媒体やロゴマークのグラフィックデザインをメインに、Webサイトや動画制作なども行っています。
―今回の発注の背景について教えてください。
森田様:長くお付き合いしているクライアント様からのご紹介を通じて、小学3年生向けに食育を伝える映像制作のご依頼を受けました。簡単な動画制作や編集はお引き受けする機会があるのですが、今回のような規模の制作機会はあまり多くはありません。私自身がクライアント様とのやり取りや全体のディレクション、絵コンテの作成などを行うので、撮影、動画編集、テロップ、ナレーションを入れる工程については外部の方の力をお借りしたいと思い、発注を検討することになりました。
クライアントからの要望を満たし、メンバーの人柄も申し分ないHonmono協会に正式依頼
―アイミツからご提案差し上げた5社を比較検討する際に重視したことは?
森田様:大きく分けて3点あります。まず、クライアント様からのご要望のひとつに「ドローンで撮影した映像を入れたい」というものがありました。また、小学生を対象とした食育動画ではあるものの「教育番組のような雰囲気ではなく、かっこいいショートムービー風の映像に仕上げたい」というリクエストもいただきました。そのためドローン撮影が可能かどうか、スタイリッシュな映像トーンが実現できるかどうか、この2点は必須条件でした。加えて、事前に決まっていた予算内に抑えられるかどうかも判断基準になりました。
―最終的にHonmono協会様を選んだ決め手はどのような点にあったのでしょうか。
森田様:これまでに今回の依頼内容に似たような映像を制作された経歴があったこと、予算の面をクリアしていたことに加えて、Honmono協会さんの組織体系そのものに魅力を感じたことが決め手になりました。Honmono協会さんには各分野のプロフェッショナルがメンバーとして在籍しており、依頼内容に合わせてその道に長けたメンバーをご紹介いただけます。お話を聞いて、高いスキルを持った方に柔軟に対応いただけるのではという期待感を抱きました。
さらに、Web面談させていただいた時の印象もよかったです。カメラマンの方だったのですが、とても話しやすく相談しやすい雰囲気の方で、これも決定のひとつの要因になりましたね。
―制作中のHonmono協会様とのやりとりについても教えていただきたいです。
森田様:正式な依頼後、カメラマンさんに続いて、動画編集担当の方やプロデューサーさんともお話ししてみて、どの方もとにかく人当たりがよいと感じました。ストレスなくスムーズに完成まで進められたのは、メンバーの皆さんのお人柄によると思います。
実際に制作が動き出したのが春頃だったため、梅雨入り前の天気のよいタイミングに素材を撮ってしまいたいという思いがあり、皆さんに協力いただいて撮影までは急ぎ足で進行した記憶があります。撮影は3日間、日帰りにて行いました。朝早くから暗くなる前の時間帯まで、ハードスケジュールにもかかわらず気持ちよく制作にあたっていただきました。
振り返れば、元々予算が決まっていたことで頑張っていただいた部分があったのでは、と感じることも……。撮影日はアシスタントさんをつけずにカメラマンさんお一人で来られていたので、こちらの要望に合わせて人件費を削ってくれたのかもしれません。
―制作においてHonmono協会様からもらった、プロフェッショナルならではのアドバイスはありましたか?
森田様:撮影の中で農家さんにインタビューして、セリフを話していただく場面がありました。当然、農家さんは映ることに関して素人なので、そのまま台本を読むと不自然さが残ります。しかし、メンバーの方が棒読みにならないちょっとしたコツをお伝えくださったおかげで、自然な雰囲気の映像に仕上がったと思います。
クライアントの要望に応えきり、予算内にて高クオリティーの映像を納品できた
―Honmono協会様と制作した映像で気に入っているところを教えてください。
森田様:小学生が観ることを想定した動画ではあるものの、映像としてのかっこよさを追求できたところですね。専門用語を分かりやすい言葉に置き換えたり、まだ習っていない漢字にはふりがなをつけたりなど、子どもたちに伝わる配慮は丁寧に行いましたが、今の子たちは様々な媒体に触れているので、私たちが迎合するような手段をとらずとも感じてくれるものがあるはず。そう割り切り、とにかくかっこいいものを作るぞ、という気持ちでHonmono協会さんと心を合わせて制作を進めました。
クライアント様からの要望で取り入れたドローンでの撮影シーンは、映像全体にスケールをもたらしてくれ、グッと締まった感じがありました。Honmono協会さんにお願いしてよかったと思います。
―クライアント様からの反応はいかがでしたか?
森田様:映像を一緒に観られたわけではないのですが、メールや電話でやりとりした感触はよかったです。「すごくいい感じで上がっています」とのことでしたので、満足度は高かったのではないでしょうか。子どもたちのリアクションはまだ聞けていませんが、うまく活用されていることを願います。
―もしもまた同じような依頼があれば、Honmono協会様にお願いしたいと思われますか。
森田様:ぜひお願いしたいと思います。今回は予算的な制約があるなかでしたので、もう少し予算や時間に余裕があるような作品を、一緒にじっくり作るようなお仕事でかかわってみたいです。そうすると、プロフェッショナルのメンバーの皆さまのスキルが存分に発揮いただけるのではないかと。また機会があれば、よろしくお願いいたします。