Web広告の費用相場と種類は?事例や課金方式を一覧表で解説
Web広告(インターネット広告)の種類は多岐にわたり、それぞれに異なる強みと費用相場が存在します。例えば、リスティング広告(検索連動型広告)やディスプレイ広告を利用する場合、一般的には月額20万~50万円程度の運用費用が必要です。
本記事では、Web広告費用相場を広告の種類ごとに詳しく解説。また、PRONIアイミツで実際に発注のあった最新の取引事例を持して、Web広告運用に必要な予算感を徹底解説します。ぜひ参考にしてください。
Web広告費用は「出稿形式」と「課金方式」で決まる
Web広告の費用は、「出稿形式」と「課金方式」の組み合わせによって決まります。高い費用対効果を得るためにも、ターゲットや目的に合わせて最適な出稿形式と課金方式を選ぶことが重要です。
出稿形式 |
純広告 運用型広告 |
課金方式 | クリック課金(CPC) インプレッション課金(CPM) 成果報酬型課金(CPA) 再生回数課金(CPV) |
Web広告の「出稿形式」
Web広告の出稿形式は、大きく分けて「純広告」と「運用型広告」の2種類に分けられます。
- Web広告の出稿形式
-
- 純広告
固定枠広告や買い切り型広告とも呼ぶ。広告枠を一定期間、固定料金で買い取る形式で、予算が固定されるため、広告費の予測が立てやすい。大規模キャンペーンなど、多くのユーザーにリーチしたい場合に有効 - 運用型広告
パフォーマンス広告、入札型広告とも呼ぶ。広告の表示回数やクリック数・成果に応じて費用が発生する従量課金制。細かくターゲット設定ができたり、リアルタイムで調整ができるなど柔軟性の高さが魅力
- 純広告
純広告は、特定のWebサイトやメディアの広告枠を一定期間、固定料金で買い取る形式です。例えば、Yahoo! JAPANのトップページに1週間バナー広告を表示するといったケースがこれにあたります。予算が固定されているため、広告費の予測が立てやすく、大規模なキャンペーンやブランディングに適しています。
一方、運用型広告は、広告の表示回数やクリック数、または成果(購入や問い合わせなど)に応じて費用が発生する従量課金制が一般的です。Google広告やMeta広告(Facebook、Instagramなど)が代表例で、広告のターゲットを細かく設定したり、リアルタイムで広告文や画像、入札価格を調整したりして、効果を最大化できる柔軟性があります。広告効果を見ながら改善を重ねられるため、費用対効果を高めやすいのが大きなメリットです。
Web広告の「課金方式」
Web広告は多種多様な課金方式が存在します。純広告の主な課金方式は、期間保証型(固定料金)とインプレッション保証型(CPM課金)です。
- 純広告の主な課金方式
-
- 期間保証型(固定料金)
1週間や1ヵ月といった一定の期間、Webサイトの特定の広告枠を独占的に買い取る形式で、表示回数やクリック数に関わらず、料金は固定で。ブランド認知度の向上や、特定のキャンペーン期間中に大量の露出を確保したい場合に最適 - インプレッション保証型(CPM課金)
広告の表示回数(インプレッション数) を保証する形式。CPMは「1,000回表示あたりの費用」を意味し、「1,000回表示あたり〇〇円」という形で課金される。あらかじめ決められた表示回数に達するまで広告が掲載される。より多くのユーザーに見てもらいたい場合に有効
- 期間保証型(固定料金)
一方、運用型広告の場合はさらに課金方式はさまざまです。ここからは、運用型広告を選択した場合の代表的な7つの課金方法をさらに詳しく解説します。
クリック課金(CPC)
クリック課金(CPC: Cost Per Click)は、広告がクリックされるたびに費用が発生する課金方式。何回表示されてもクリックされるまでは費用が発生しないのが特徴です。
自社のWebサイトまで費用をかけずにユーザーを誘導できる
デメリット
人気のあるキーワードやターゲット層に対しては、競争が激しくなり、クリック単価が高騰する
- クリック課金型の主な広告
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- リスティング広告
(Google広告・Yahoo広告など) - SNS広告
(Facebook広告、X広告、Instagram広告、LINE広告など) - ディスプレイ広告
(Googleディスプレイネットワーク等) - インフィード広告
(SmartNews、Gunosyなど)
- リスティング広告
インプレッション課金(CPM)
インプレッション課金(CPM: Cost Per Mille)は、広告が1,000回表示されるごとに費用が発生する課金方式。 多くのユーザーに広告を表示できるため、認知拡大やブランディングを目的とする場合におすすめです。
広告の表示回数があらかじめ決まっているため、広告費用が予測しやすく予算管理がしやすい
デメリット
クリックやコンバージョンにもとづかないため、広告の効果を測定するのが難しい
- インプレッション課金型のおもな広告
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- ディスプレイ広告
- SNS広告
(Facebook広告、X広告、Instagram広告など) - 動画広告
(YouTube広告など)
- ディスプレイ広告
エンゲージメント課金(CPE)
エンゲージメント課金(CPE)は、広告に対してユーザーが特定のアクションを起こした際に費用が発生する課金方式です。このアクションには、クリック、シェア、コメント、いいねなどが含まれます。この課金方式は、は特にSNS広告でよく利用され、ユーザーの関与を重視した広告戦略に適しています。
ユーザーが広告に対して積極的に関与するため、ブランドの認知度を高めやすい
デメリット
特定のアクションが直接的な商品・サービスの売上やコンバージョンに結びつかないので、効果を測定するのが難しい
- エンゲージメント課金型の主な広告
-
- SNS広告
(X広告のエンゲージメント目的、Instagramのいいね、保存など) - LINE広告
(友だち追加や課金などもエンゲージメント課金に近い)
- SNS広告
視聴課金(CPV)
視聴課金(CPV: Cost Per View)は、動画広告がユーザーによって一定時間視聴された際に課金される方式です。視聴の定義はプラットフォームによって異なり、例えば「5秒以上視聴された場合」や「最後まで視聴された場合」に課金されることがあります。この方式は、特にYouTubeなどの動画プラットフォームで広く利用されています。
実際に動画が視聴された場合にのみ課金されるため広告費が無駄になりにくい
デメリット
広告を制作するためのコストが他のWeb広告より高い
- 視聴課金型の主な広告
-
- 動画広告
(YouTube広告・TikTok広告など)
- 動画広告
成果報酬課金(PPA)
成果報酬課金(PPA: Pay Per Action)は、広告を通じて特定の成果が達成された場合にのみ費用が発生する課金方式です。この成果には、商品の購入、資料請求、アプリのインストールなど、具体的なコンバージョンが含まれます。
広告主は成果が出た場合にのみ支払いを行うため、リスクを最小限に抑えられる
デメリット
成果が発生した場合の単価が他の課金方式に比べて高い
- 成果報酬課金型の主な広告
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- アフィリエイト広告
(ASP利用型) - リード獲得型広告
(比較サイト掲載型など) - メルマガ広告
- アフィリエイト広告
掲載期間保証型課金(CPD)
掲載期間保証型課金(CPD: Cost Per Day)は、広告を一定期間掲載することを保証し、その期間に応じて広告費が発生する課金方式です。広告主は、特定の期間中に広告が表示されることを確約され、その期間に対して固定の料金を支払います。この方式は、特にブランド認知度を高めたい場合や、特定のキャンペーン期間中に集中的に広告を展開したい場合に適しています。
長期間にわたって広告を掲載することで、特定のターゲット層に繰り返しメッセージを伝えられる
デメリット
広告がどれだけの人に実際に見られたか(インプレッション数)やクリックされたかに関係なく費用が発生するため費用対効果が見えにくい
- 掲載期間保証型課金型の主な広告
-
- タイアップ広告
- インフィード広告
(いずれも大手メディア、大型案件)
- タイアップ広告
配信数型課金
配信数型課金とは、広告配信先の件数によって広告費が変わる課金方式です。広告を配信する先が少なければ広告費を抑えられ、配信先が多いほど広告費もその分高くなります。イメージしやすいものでいうとメルマガ広告で、配信できるユーザー数が多ければ多いほど広告費は高くなる傾向にあります。
媒体が保有するユーザーにのみ広告配信されるため、リーチできるユーザー像が明確
デメリット
クリックやコンバージョンに結びついていない場合でも広告費が発生してしまう
- 配信数型課金型の主な広告
-
- メルマガ広告
(配信件数保証型) - 記事広告
(一定PV保証型プランなど)
- メルマガ広告
【一覧表】Web広告の種類と費用相場
ここからは、主要なWeb広告の種類と特徴をご紹介し、それぞれの広告で一般的にかかる費用目安をご紹介します。まずは、主要なWeb広告を一覧表でまとめました。
主なWeb広告 | 費用相場 | 課金単価 |
---|---|---|
リスティング広告 | 月額 20万~50万円 |
クリック課金 10円~数千円/1クリック |
ディスプレイ広告 | 月額 20万~50万円 |
・クリック課金/1クリック 50~100円 ・インプレッション課金 10~500円/1,000回表示 ・期間保証課金 数十万~数百万円/1週間 |
リターゲティング広告 | 月額 10万円以上 |
・クリック課金 50~100円/1クリック ・インプレッション課金 数十~数百円/1,000回表示 |
SNS広告 (LINE、X、Facebookなど) |
月額 20~50万円以上 ※媒体により大きく異なる |
各媒体により異なる |
動画広告 | 1本あたり 20万~80万円 |
・クリック課金 10~1,000円/1クリック ・インプレッション課金 100~600円/1,000回表示 ・視聴課金 3~150円/1再生 |
インフィード広告 | SNS媒体 最低予算 3万円~ インフィード配信媒体 最低予算 30万円~ |
・クリック課金 10~70円/1クリック ・インプレッション課金 200~800円/1,000回表示 ・エンゲージメント課金 50~300円/1エンゲージメント ・期間保証課金 想定クリック数×10~50円 |
アフィリエイト広告 | 初期費用 5万円 月額 3万円~5万円 ASP手数料 報酬額の10~30% 商材ごとの成果報酬 |
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メルマガ広告 | メルマガ広告媒体 最低予算 15万~60万円 |
・クリック課金 300~800円/1クリック ・配信課金 5~100円/1配信 ・一斉配信課金 0.1~2円/1配信 |
記事広告 (タイアップ広告) |
月額 100~200万円以上 ※媒体により大きく異なる |
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リスティング広告の費用相場
リスティング広告(検索連動型広告)は、GoogleやYahoo!などの検索結果に表示されるテキスト広告です。ユーザーの検索ワードに応じて表示されるため、購買意欲の高い層へ直接アプローチできる点が最大のメリットです。これにより、高いクリック率やコンバージョン率が期待できます。ターゲットを細かく設定できるため、費用対効果を高めやすいのも特徴ですが、競合が多い分野ではクリック単価が高騰する可能性もあるため、予算を考慮した運用が重要です。
リスティング広告の仕組みと課金方式
リスティング広告は、ユーザーが検索エンジンでキーワードを入力した際に、そのキーワードに連動して検索結果画面に表示されるWeb広告です。費用はクリック課金制が主流で、広告がクリックされた場合にのみ費用が発生します。1クリックあたりの単価はキーワードの人気度や競合状況によって変動し、数円から数千円と幅広いのが特徴。月額の費用は広告主の予算に応じて柔軟に設定でき、少額から始めることも可能です。
課金方式 | クリック課金 |
課金単価 | クリック課金:10円~数千円/1クリック |
費用相場 | 月額20万~50万円 |
ターゲット層 | 検索行動を起点にするため課題やニーズを理解している、商品やサービスを知っているユーザー |
適した商材 | ・金融や保険業、医療美容などの高単価なサービス ・修理業など緊急性の高い時に用いられるサービス ・SaaSやコンサルティングなど購買意欲が明確なサービス など |
リスティング広告のPRONIアイミツ発注事例
ここからは、PRONIアイミツで実際に発注いただいたリスティング広告の費用事例をご紹介します。
- 不動産業のリスティング広告の発注事例
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- 発注の背景
集客に課題がありWeb広告運用を検討。適切な広告の企画提案も含め相談できる会社を希望 - 依頼内容
自店舗の集客に繋がるリスティング広告の作成と運用代行 - ターゲット層
20代~30代の男女 - 料金
広告費 月額30万円
google広告 運用代行手数料(広告費の20%) 月額6万円
- 発注の背景
- 歯科医院のリスティング広告の発注事例
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- 発注の背景
集患に課題がありリスティング広告を検討 - 依頼内容
さらなる集患に繋がるリスティング広告の作成と運用 - ターゲット層
30代後半〜50代の子育て世代/20代後半〜40代の社会人 - 料金
google広告出稿費 月額12万円
google広告 運用代行手数料(広告費の18%) 月額2万1,600円
※別途、初期設定費、アカウント構築費、クリエイティブ制作費等が発生
- 発注の背景
- 小売業のリスティング広告の発注事例
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- 発注の背景
自社サイトへの集客・リード獲得を強化したい - 依頼内容
Google広告とYahoo!広告のリスティング広告運用 - 料金
Google広告(リスティング広告) 一式 月額130万円
Yahoo!広告(リスティング広告) 一式 月額50万円
- 発注の背景
リスティング広告についてより詳しい情報を知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
ディスプレイ広告の費用相場
ディスプレイ広告は、Webサイトやアプリに表示される画像や動画広告です。検索行動を伴わない潜在層や興味・関心層にアプローチできる点が最大の特徴で、認知拡大やブランディングに適しています。テキスト中心のリスティング広告と異なり、画像や動画で視覚的に訴求できるのもメリットです。一方で、購買意欲の低い層への接触が増えるため、目的を明確にした運用が重要です。
ディスプレイ広告の仕組みと課金方式
ディスプレイ広告の費用は、クリック課金制(CPC)やインプレッション課金制(CPM)が一般的です。クリック課金は、広告がクリックされた場合に費用が発生し、インプレッション課金は、広告が表示された回数に応じて費用が発生する仕組みです。
単価は配信面やターゲティングによって変動しますが、リスティング広告と比較して低単価で大量のインプレッションを獲得しやすい傾向があります。
課金方式 /課金単価 |
クリック課金:50~100円/1クリック インプレッション課金:10~500円/1,000回表示 期間保証課金:数十万~数百万円/1週間 |
費用相場 | 月額20万~50万円 |
ターゲット層 | ・視覚的に訴求できるため商品・サービスを知らないユーザー ・需要はあるがそれを自覚していないユーザー |
適した商材 | ・自動車業や不動産業など購入をじっくり検討する商品 ・化粧品業や健康食品業など視覚的訴求が効果的な商品 など |
ディスプレイ広告のPRONIアイミツ発注事例
ここからは、PRONIアイミツで実際に発注いただいたディスプレイ広告の費用事例をご紹介します。
- 宿泊業の外国人向けディスプレイ広告の発注事例
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- 発注の背景
外国人旅行者に向けたディスプレイ広告を出稿し、検索上位化や集客力向上を目指したい - 依頼内容
ディスプレイ広告の運用代行 - ターゲット層
外国人旅行者 - 料金
Google広告配信 5万5,000円
※初期設定費・アカウント構築費、バナー・クリエイティブ制作費等が別途発生
- 発注の背景
- 医院のディスプレイ広告の発注事例
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- 発注の背景
医院の集患に向けたディスプレイ広告を出稿したい - 依頼内容
広告運用ディレクションと広告配信を一式依頼 - ターゲット層
20代~40代 - 料金
広告運用ディレクション一式 月額15万円
広告配信費一式 月額85万円
※初期設定費・アカウント構築費、バナー・クリエイティブ制作費等が別途発生
- 発注の背景
ディスプレイ広告についてさらに詳しく知りたい人は以下もご覧ください。
リターゲティング広告の費用相場
リターゲティング広告は、一度Webサイトを訪れたことがあるユーザーに対し、別のサイトやアプリ上で再度広告を表示する手法です。ユーザーが特定の商品ページを見たものの購入に至らなかった場合や、サービスページを閲覧したが問い合わせしなかった場合などに有効です。
すでに自社に興味を持っている層へのターゲティングのため、広告の費用対効果が高い点が最大のメリットです。ユーザーの行動履歴に基づいてパーソナライズされた広告を表示できるため、クリック率や成約率も高まる傾向にあります。
リターゲティング広告の仕組みと課金方式
リターゲティング広告の費用は、クリック課金制(CPC)やインプレッション課金制(CPM)が主流。プラットフォームやターゲットリストの規模、競合によって単価は変わりますが、既に興味あるユーザー向けの広告のため、新規顧客獲得よりCPA(顧客獲得単価)を抑えられる傾向にあります。タグの設置が必要ですが、その効果は多くの企業で実証済みです。
課金方式 /課金単価 |
クリック課金:50~100円/1クリック インプレッション課金:数十~数百円/1,000回表示 |
費用相場 | 月額10万以上 |
ターゲット層 | 1回以上サイトを訪問しているため商品・サービスを知っており購入を比較・検討中のユーザー |
適した商材 | ・不動産業などユーザーが購入までに何度も比較検討を繰り返す商品 ・ECサイトで販売を行う商品 など |
リターゲティング広告の費用相場については以下で詳しく説明しています。
SNS広告(LINE、X、Facebookなど)の費用相場
SNS広告とは、LINE、X(旧Twitter)、Facebook、TikTok、Instagramなど、各種SNS上で配信できる広告のことです。最大の特徴は年齢・性別・興味関心・行動履歴など、詳細なターゲティングが可能であること。自社の商品・サービスに最も関心のある層へ効率的にアプローチできます。さらに、ターゲットの属性やニーズに応じて柔軟に配信先を調整できるため、狙いたい顧客層に合わせた広告展開がしやすいのも大きなメリットです。
また、写真や動画を活用し、ユーザーのタイムラインに自然に溶け込む形で情報を届けられるため、ブランディングから購買促進まで幅広い目的に活用できます。
費用面では、クリック単価(CPC)、インプレッション単価(CPM)、成果報酬型など多様な課金形式が用意されており、少額から始められるため、予算や目的に応じた柔軟な運用が可能です。
SNS広告の仕組みと課金方式
SNS広告は、主な課金方式は3つです。クリック課金(CPC)は、広告がクリックされるたびに費用が発生し、Webサイトへの誘導などに適しています。インプレッション課金(CPM)は、広告が1,000回表示されるごとに費用が発生し、ブランド認知度向上を目指す場合に効果的です。
成果報酬型(CPA)の場合は、アプリのインストールや商品の購入といった特定の成果が発生した際に費用が発生するため、明確な成果を求める場合に有効ですが、設定がより複雑になる傾向があります。これらの方式を適切に組み合わせることで、広告目的や予算に合わせた柔軟な運用が可能になります。
X広告(旧Twitter広告)の費用相場
X広告は、X(旧Twitter)上に表示できる広告で、リアルタイム性と高い情報拡散力が特徴です。トレンドやハッシュタグを用いた迅速なターゲティングでリーチを広げ、リツイートによる拡散が期待できます。しかし、情報の流れが速く広告が埋もれやすい点や、炎上リスクがあるため、運用には注意が必要です。
費用は、フォロワー獲得、Webサイトへの誘導、アプリインストールなど、目的に応じた柔軟な課金体系が用意されています。主な課金方式は、エンゲージメント課金(PE: Per Engagement)で、リツイート・いいね・返信・クリックといったユーザー行動が発生するごとに費用が発生します。
また、フォロワー獲得課金(PFF: Pay For Follower)、動画再生数課金(CPV: Cost Per View)、アプリインストール課金(CPI: Cost Per Install)、そしてWebサイトへのアクセスを目的としたクリック課金(CPC)なども選択可能です。
課金方式 /課金単価 |
クリック課金:24~200円/1クリック インプレッション課金:400~650円/1,000表示 フォロー課金:40~100円/1回フォロー エンゲージメント課金:40~100円/1エンゲージメント アプリインストール課金:100~250円/1インストール 視聴課金:5~20円/1再生 |
費用相場 |
月額10万~50万円 |
ターゲット層 | リアルタイム性が高いため、情報感度が高い若年層 |
適した商材 | ・ゲームや映画、イベントなどの速報性やトレンド性が高い商品 ・ユーザーからの意見や共感を得たり、参加を促したいキャンペーン など |
X広告のPRONIアイミツ発注事例
ここからは、PRONIアイミツで実際に発注いただいたX広告の費用事例をご紹介します。
- 人材紹介会社のX広告運用の発注事例
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- 発注の背景
人材紹介会社を利用したい社会人向けの告知等をXで行いたい - 依頼内容
X広告の運用と広告出稿 - ターゲット層
20代~50代の社会人 - 料金
X運用アカウント設定 初期費用 2万円
広告用動画制作初期費用 3万円
X広告運用費 月額50万円
- 発注の背景
Instagram広告の費用相場
Instagram広告とは、Instagramユーザーに対して広告を表示できるSNS広告です。写真や動画を主軸とした視覚的な訴求力が最大の特徴で、ブランドの世界観や商品の魅力を直感的に伝えることに優れています。
Meta社の詳細なユーザーデータに基づいた精緻なターゲティングが可能。Facebookのデータも活用し、特定の商品やサービスに関心を持つ潜在顧客層に効率的にアプローチできます。ただし、競争が激しく広告費が高騰しやすい点には注意が必要です。
費用は、オークション形式で決定され、広告の目的(リーチ、トラフィック、エンゲージメント、コンバージョンなど)に応じて様々な課金方式を選択可能。主にクリック課金(CPC)、インプレッション課金(CPM)、動画の再生数課金(CPV)、コンバージョン課金(CPA)などがあり、少額から運用を開始し、パフォーマンスをリアルタイムで分析しながら最適化していくことが可能です。
課金方式 /課金単価 |
クリック課金:40~100円/1クリック インプレッション課金:500~1,000円/1,000回表示 視聴課金:4~10円/1再生 アプリインストール課金:100~250円/1インストール |
費用相場 |
月額5万~10万円 |
ターゲット層 | ビジュアル訴求力が高いため、デザインやライフスタイル重視の若年〜中堅層 |
適した商材 | ・ファッション、コスメなどビジュアルが購買意欲を左右する商品 ・レストラン、カフェ、旅行など、体験や雰囲気を重視するサービス |
Instagram広告のPRONIアイミツ発注事例
ここからは、PRONIアイミツで実際に発注いただいたInstagram広告の費用事例をご紹介します。
- 美容院のInstagram広告の発注事例
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- 発注の背景
求人を強化するためにSNS広告を検討 - 依頼内容
Instagram広告用のバナー制作とプロモーション - ターゲット層
20代~30代の男女 - 料金
Webプロモーション費 月額5万5,000円
バナー制作費 2万円
※広告配信分として実費が発生
- 発注の背景
- IT企業のInstagram広告の発注事例
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- 発注の背景
求人を強化するためにSNS広告を検討 - 依頼内容
採用活動用のInstagram広告の運用 - ターゲット層
新卒の学生 - 料金
初期費用(設定等) 10万円
Instagram運用代行費用 月額2万円
※別途、クリエイティブ制作費用や広告掲載料等が発生
- 発注の背景
- 飲食店のInstagram広告の発注事例
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- 発注の背景
店舗への集客を増やすためにInstagram広告運用を始めたい - 依頼内容
Instagram広告の運用 - ターゲット層
30代~40代の社会人 - 料金
初期費用 3万円
Instagram運用代行費用 月額3万5,000円
※別途、クリエイティブ制作費用や広告掲載料等が発生
- 発注の背景
Facebook広告の費用相場
Facebook広告とは、Facebookのフィードやストーリーズに出稿できるSNS広告です。Meta社が提供するユーザーデータを活用し、精緻なターゲティングが可能な点が最大の特徴。年齢、性別、居住地といった情報から、学歴、職歴、役職、既婚・未婚、子どもの有無、そしてFacebook上での興味関心や行動履歴に基づいて、細かくターゲット層を絞り込めます。
費用はオークション形式で決定され、広告の目的(リーチ、トラフィック、エンゲージメント、リード獲得、コンバージョンなど)に応じて最適な課金方式を選択できます。主な課金方式には、クリック課金(CPC)、インプレッション課金(CPM)、アクション課金(CPA)などがあり、少額からの運用も可能で、詳細なレポート機能で効果を測定しながら最適化を進められます。
課金方式 /課金単価 |
クリック課金:100~200円/1クリック インプレッション課金:100~500円/1,000回表示 |
費用相場 |
月間10万~30万円 |
ターゲット層 | 実名や属性情報が公開されているので、安定志向や中堅層以上のビジネスパーソン |
適した商材 | ・住宅や自動車などライフステージの変化により必要となる商品 ・長期的な検討を要する高単価商品やBtoBサービス ・オンラインサロンや定額制配信サービスなどコミュニティ形成や顧客育成が重要なサービス など |
Facebook広告のPRONIアイミツ発注事例
ここからは、PRONIアイミツで実際に発注いただいたFacebook広告の費用事例をご紹介します。
- 企業イベント告知に伴うFacebook広告の発注事例
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- 発注の背景
企業イベントの告知に向けてFacebook広告運用を始めたい - 依頼内容
Meta広告運用のコンサルティング - ターゲット層
30代以上の社会人 - 料金
広告運用コンサルティング 1回 1万円
- 発注の背景
- 旅行業のFacebook広告・google広告の発注事例
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- 発注の背景
観光ツアーのPRに向けてWeb広告運用を行いたい - 依頼内容
Facebook広告・google広告の運用 - ターゲット層
30代~50代の富裕層 - 料金
google広告出稿費 月額9万円
Facebook広告費 月額30万円
広告運用手数料(google広告/Facebook広告) 月額14万円
- 発注の背景
LINE広告の費用相場
LINE広告は、月間9,600万人以上のユーザーを抱える日本最大級のLINEプラットフォームに広告を配信できます。ユーザーのデモグラフィック情報に加え、LINE独自のデータ(購買傾向、興味関心など)に基づいた高精度なターゲティングが強みです。LINE公式アカウントとの連携で、友だち追加からCRMへ繋げられる点も大きな特徴です。
費用は、オークション形式で決定され、広告の目的(Webサイト流入、動画視聴、友だち追加、アプリインストール、コンバージョンなど)に応じて柔軟な課金方式が選択できます。主にクリック課金(CPC)、インプレッション課金(CPM)、友だち追加課金(CPF)、動画再生数課金(CPV)などがあり、少額から始められ、詳細な効果測定が可能です。
課金方式 /課金単価 |
クリック課金:24~200円/1クリック インプレッション課金:400~650円/1,000回表示 |
費用相場 |
月額30万円程度 |
ターゲット層 | 日常利用されているので、年代問わず幅広い年代。特に中堅層以上 |
適した商材 | ・食品や日用品などの生活密着型の商品やサービス ・美容院や飲食店、学習塾など地域密着型のサービス など |
TikTok広告の費用相場
TikTok広告は、ショート動画を主軸としたプラットフォームの特性を活かし、Z世代を中心とした若年層に強くリーチできる点が最大の特徴です。音源やエフェクトを駆使した「UGC(ユーザー生成コンテンツ)のような広告」がユーザーに受け入れられやすく、高い視聴完了率や共有・拡散効果が期待できます。
ターゲティングは、年齢、性別、地域といったデモグラフィック情報に加え、ユーザーの興味関心、行動履歴(視聴履歴やいいね、シェアなど)、さらには動画のジャンルや使用音源といったTikTok独自のデータを基に高い精度でパーソナライズされます。
費用はオークション形式で決定され、ブランド認知、リーチ、トラフィック、アプリインストール、動画視聴、コンバージョンなど、目的に応じた課金方式を選べます。主な方式にはクリック課金(CPC)、インプレッション課金(CPM)、動画再生数課金(CPV)、コンバージョン課金(CPA)などがあり、比較的小額から運用を開始し、高速でPDCAを回しながら最適化を図れます。
課金方式 /課金単価 |
起動画面広告(インプレッション課金型):770円/1,000回表示 インフィード広告:42万~625万円 チャレンジ広告:1,000万~2,000万円 運用型広告: ・クリック課金:30~100円/1クリック ・インプレッション課金:100~1,000円 ・再生課金型:5~60円/1再生 |
費用相場 |
月額数万円~数十万円 |
ターゲット層 | 短尺で直感に訴求できるため、共感を重視しトレンド感度が高い若年層 |
適した商材 | ・ファッションやコスメなどZ世代向け商品 ・テーマパークや食や美容の新商品など視覚や聴覚へのアプローチが効果的なサービス など |
TikTok広告のPRONIアイミツ発注事例
ここからは、PRONIアイミツで実際に発注いただいたTikTok広告の費用事例をご紹介します。
- テーマパーク運営企業のTikTok動画制作の発注事例
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- 発注の背景
自社テーマパークへの集客強化のためにTikTok用のショート動画を外注したい - 依頼内容
動画系SNS広告の提案と制作 - 料金
TikTok用動画企画・制作費(月2本程度の作成) 月額10万円
- 発注の背景
動画広告の費用相場
動画広告は、YouTubeやSNS、Webサイトの広告枠で配信される動画形式の広告です。映像と音声で情報を伝えるため、短時間で多くの情報量を伝えられる上、ユーザーの記憶に残りやすく、高い認知度向上やブランディング効果が見込めます。また、ターゲット設定が細かく、年齢、性別、興味関心、視聴履歴、検索履歴などに基づいた配信が可能です。他のWeb広告よりも制作コストが高い点は注意が必要です。
動画広告の仕組みと課金方式
動画広告は、YouTubeやSNSなどのプラットフォームを使い、特定のターゲット層(年齢、性別、興味関心など)に合わせて動画を配信します。ユーザーが見たい動画の前後や途中に広告を流すことが可能です。費用は、主にCPV(視聴回数に応じた課金)、CPM(1,000回表示あたりの課金)、またはCPC(クリックごとの課金)のいずれかで発生します。CPVは動画が一定時間以上視聴された場合、CPMは表示回数、CPCはクリック数に応じて料金がかかる仕組です。
課金方式 /課金単価 |
クリック課金:10~1,000円/1クリック インプレッション課金:100~600円/1,000回表示 視聴課金:3~150円/1再生 |
費用相場 | 1本あたり20万~80万円 |
ターゲット層 | 映像で直感に訴求できるため、短時間でイメージを掴みたい感覚派、体験重視派 |
適した商材 | ・自動車や高級ブランドなどのブランディングが重要な高単価商品 ・テーマパークなど視覚や聴覚へのアプローチが効果的なサービス など |
動画広告のPRONIアイミツ発注事例
ここからは、PRONIアイミツで実際に発注いただいた動画広告の費用事例をご紹介します。
- 美容クリニックのディスプレイ広告の発注事例
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- 発注の背景
美容クリニックの集患に向けInstagram広告を動画で出稿したい - 依頼内容
Instagram広告の動画配信 - ターゲット層
18歳以上 - 料金
Instagram広告の動画配信 月額5万円
※別途、動画制作費用等が発生します。
- 発注の背景
- スクール事業会社の動画広告・Web広告の発注事例
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- 発注の背景
ビジネス向けスクール事業のPRとして動画広告とWeb広告を出稿したい - 依頼内容
動画広告・Web広告の企画提案 / 運用代行 / レポート - ターゲット層
20代~30代の社会人 - 料金
動画広告費 月額170万円
Web広告費 月額120万円
動画制作費 40万円
LP制作費 30万円
バナー制作費 5万5,000円
Webプロモーション施策費用 60万円
- 発注の背景
更に詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてください。
インフィード広告の費用相場
インフィード広告は、ニュースサイトやSNSのタイムラインなどに、コンテンツに溶け込む形で表示される広告です。自然な見た目からユーザーに広告と認識されにくく、高いクリック率やエンゲージメントが期待できます。ユーザーの閲覧体験を妨げないため抵抗感が少ないメリットがある一方、広告と気づかずクリックしたユーザーが「騙された」と感じる場合もあるため、注意が必要です。
インフィード広告の仕組みと課金方式
インフィード広告の費用体系は、主にクリック課金(CPC)やインプレッション課金(CPM)、SNS広告ではエンゲージメント課金(CPE)が採用されています。クリック単価は数十円から数百円程度、インプレッション単価は1,000回表示あたり数百円程度が目安ですが、配信プラットフォームやターゲット、競合により大きく変動します。自然な形で情報を届けることで、潜在層への認知拡大やブランディング、最終的なコンバージョンへと繋げやすい広告手法と言えます。
課金方式 /課金単価 |
クリック課金:10~70円/1クリック インプレッション課金:200~800円/1,000回表示 エンゲージメント課金:50~300円/1エンゲージメント 期間保証課金:想定クリック数×10~50円 |
費用相場 | SNS媒体:最低予算3万円~ インフィード広告配信媒体:最低予算30万円~ |
ターゲット層 | タイムラインに溶け込んでいる、自然ななので、商品やサービスを知らない層、時事情報に感度が高い層 |
適した商品・サービス | ・食品や飲料など写真や動画でのPR効果が高い商品 ・旅行業やエンターテインメント業など視覚的アプローチの効果が高いサービス |
インフィード広告のクリエイティブ制作や運用などを代行してほしい方は以下の記事も参考にしてください。
アフィリエイト広告の費用相場
アフィリエイト広告は、成果報酬型の広告手法です。企業がASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)を介し、ブロガーやサイト運営者(アフィリエイター)に商品・サービスを紹介してもらいます。購入や申し込みなどの成果が発生した場合にのみ、広告主が報酬を支払うため、費用対効果が高いのが特徴です。
また、アフィリエイターが自身のコンテンツで商品をPRするため、ユーザーが好意的に情報を受け取りやすいというメリットがあります。一方、
掲載が確約されているわけではない点やブランドイメージの管理が難しい点はデメリットと言えるでしょう。
アフィリエイト広告の仕組みと報酬形態
アフィリエイト広告は成果発生時に費用がかかる仕組のため、予算管理がしやすく、費用対効果が高いという特徴があります。
アフィリエイト広告の料金体系は、主に初期費用、月額費用、ASP手数料、そして成果報酬で構成されます。
成果報酬は、商品購入や資料請求など、ユーザーが設定した成果を達成した場合にのみアフィリエイターへ支払われます。ASP手数料は、その成果報酬額に対して一定割合で発生します。
初期費用 | 5万円~ |
月額費用 | 月額3万~5万円 +商材ごとの成果報酬 |
ASP手数料 | 報酬額の10~30% |
ターゲット層 | 特定の情報や解決策を探している、第三者のレビューを参考にして購入を検討する層 |
適した商品・サービス | BtoCビジネス全般 ・学習塾や資格スクール業などの高単価なサービス ・美容商材や健康食品といった商品 など |
アフィリエイト広告の詳しい費用については、以下の記事にて解説しています。
メルマガ広告の費用相場
メルマガ広告は、メールマガジン購読者へ直接配信される広告です。顧客リストを活用するため、特定の興味を持つ層や既存顧客へ効率的にアプローチできる点が最大の特徴です。パーソナライズされた情報で高い開封率やクリック率、コンバージョン率が見込めます。費用は、配信スタンドの月額費用や初期費用が主で、リスト規模や配信数によって変動します。成果報酬型やクリック課金型は稀で、比較的低コストで運用可能です。
メルマガ広告の仕組みと課金方式
メルマガ広告は、広告主が自社や提携先のメールマガジン購読者リストに対し、商品やサービスの情報を直接配信する仕組みです。
課金方式は、主に配信スタンドの月額固定費として、リスト数や配信数に応じて発生します。稀にASPなどを介し、成果(購入、登録など)やクリック数に応じた成果報酬型やクリック課金型が適用される場合もあります。多くは固定費型で自社リストに直接アプローチするため、パーソナライズされた情報で高い効果が期待でき、費用対効果に優れます。
課金方式 /課金単価 |
配信課金:5~100円/1配信 一斉配信課金:0.1~2円/1配信 クリック課金:300~800円/1クリック |
費用相場 |
最低予算15万~60万円 |
ターゲット層 | 商品情報や限定オファーを待っている購買意志がある、既存顧客層 |
適した商品・サービス | ・SaaSやコンサルティングなど成果の共有が契約へ繋がりやすいサービス ・ECサイト全般 など |
記事広告(タイアップ広告)の費用相場
記事広告(タイアップ広告)は、メディアのコンテンツの一部として作成・掲載される広告です。通常の記事のように見えるため、広告感が少なく、読者に自然な形で情報が届く点が最大の特徴。費用は、主にメディアへの掲載料として発生し、記事の文字数、企画内容、露出期間、メディアの読者数によって大きく変動します。
記事広告(タイアップ広告)の仕組みと課金方式
記事広告(タイアップ広告)は、数十万円から数百万円、場合によってはそれ以上の費用がかかることもあります。成果報酬型は稀で、制作費も別途かかるのが一般的です。
費用相場 | 月額100万~200万円以上 ※媒体により大きく異なる |
ターゲット層 | 専門メディアの記事の読者、信頼できる情報源を求めている、商品に高い関心をもっている検討層 |
適した商品・サービス | ・金融商品や医療美容サービスなど専門性や信頼性が不可欠な商品 ・資格取得講座やフィットネスジムなど 利用者の体験談が訴求に効果的なサービス |
【無料の料金シミュレーター】Web広告の外注費用はいくら?
Web広告を外注する際には、各Web広告の媒体に支払うWeb広告出稿費用のほかに、運用代行費用(運用代行手数料)がかかります。
運用代行費用・運用手数料には、広告キャンペーンの企画立案、ターゲティングの調整、データ分析、クリエイティブの改善提案、結果のレポーティングなどが含まれ、通常、運用費の20%前後が相場です。たとえば広告費が月50万円の場合、手数料は10万円程度となります。 また、ディスプレイ広告やSNS広告の場合は、加えてクリエイティブ制作費がかかります。制作費は数十万円、場合によっては100万円以上になることもあります。
一方、コンサルティングサービスを含むフルサポート型のWeb広告代理店では、初期費用としての数十万円が必要なケースもあります。 これに加え、月々の運用費用が固定費用で10万円~30万円程度、または広告費の割合で費用が発生する場合があります。
費用項目 | 費用相場 |
---|---|
運用代行費用・ 運用手数料 →Web広告代理店への報酬) |
広告費の20%前後 |
クリエイティブ制作費 →ディスプレイ広告等や SNS広告、動画広告などに発生 |
・静止画バナー制作費 3,000円~1万円程度 ・アニメーションバナー制作費 7,000円~2万円 ・動画広告制作費 数十万円~100万円以上 |
Web広告出稿費用 →各Web広告の媒体に支払う費用 |
媒体により異なる |
更に詳しく、Web広告の費用について知りたいという方は、無料の料金シミュレーションもご活用ください。
効果的なWeb広告の運用は、深い知見がなければ難しいのが現状です。そのため、多くの企業がWeb制作会社やWeb広告代理店に広告運用を外注しています。PRNIアイミツを活用すれば、複数の会社の見積もりを一括で取得することができます。無料ですので、ぜひお気軽にご相談ください。
Web広告のターゲット層の違い
Web広告には様々な種類があり、それぞれ得意とするターゲット層や、効果的なアプローチ方法が異なります。例えば、今すぐに商品を探している顕在層に強い広告もあれば、まだ購買意欲が固まっていない潜在層にアプローチして認知を広げるのに適した広告もあります。Web広告の効果を最大化するには、闇雲に広告を配信するのではなく、誰に何を伝えたいのかを明確にし、適切なターゲット層にアプローチすることが重要です。
Web広告運用にかかるその他の費用内訳と料金相場まとめ
ここまではWeb広告を運用するための費用についてのみお伝えしてきましたが、Web広告を展開するにあたり他にも考慮しておくべき費用が存在します。Web広告予算を組む前に、ぜひ以下の内容も確認しておきましょう。
制作費
外注費用でもご紹介しましたが、制作費は、広告クリエイティブの作成にかかる費用です。
これには、バナー広告や動画広告、ランディングページのデザインと制作が含まれます。例えば、簡単なバナー広告の制作費は数千円から始まりますが、動画広告や特別なキャンペーンサイトの制作の場合200万円以上かかることもあります。
価格を抑えたい場合は、短尺のバナー動画やスライドショー形式の動画など、比較的シンプルな内容で制作しましょう。そうすれば10万円前後まで制作費を抑えられます。
運用費
運用費とは、実際に広告を配信するための費用です。記事の前半でお伝えしたクリック数やインプレッション数に応じた単価のことを指します。運用費が高騰する理由としては、特定のキーワードやターゲット層を巡る競争の激化が挙げられます。
Web広告の運用費用を節約する方法として、キーワードの見直しを視野に入れましょう。
競争の激しい高価なキーワードを避け、ニッチなキーワードを活用することでコストを抑えることができます。また、定期的にキーワードの効果を分析し、成果の低いものを除外することで効率的な広告運用がしやすくなります。
Web広告の予算の決め方【初心者必見】
Web広告予算の費用やその特性が理解できたところで、次はWeb広告で失敗しないための予算の決め方をご紹介します。
売上目標から算出する
広告予算を決定する際にまずは達成したい売上目標を設定します。この売上目標から逆算して、必要な広告予算を算出します。
例えば年間の売上目標が1,000万円で、そのうち10%を広告からの売上に頼りたい場合、100万円分の売上を広告で達成する必要があります。仮に広告の※ROI(投資収益率)が500%(5倍)であれば、必要な広告予算は20万円(100万円 ÷ 5)となります。
※ROI(投資収益率)とは、投資に対してどれだけの利益が得られたかを示す指標です。計算式は以下の通りです。
損益分岐点から算出する
損益分岐点(収支がプラスマイナスゼロになる売上額)をもとに広告予算を決める方法です。
まず、固定費と変動費を計算し損益分岐点を算出します。次に、この売上を達成するために必要な広告費用を考慮し予算を設定します。どの程度広告費を投じると赤字になるかが分かり、予算の上限を把握したい方におすすめです。
しかし損益分岐点で判明するのは広告費の最大値ということは忘れないようにしましょう。算出した金額をすべて施策に投じてしまうと、利益がほぼ出なかったということになりかねませんので、注意が必要です。
LTV(顧客生涯価値)から算出する
LTV(ライフタイムバリュー)とは、取引を開始してから終了するまでにユーザーにもたらす利益の総額です。
広告費用をこのLTVにもとづいて算出することで、長期的な利益を見据えた予算を設定できます。(例えば、LTVが1顧客あたり10万円の場合、1人の新規顧客を獲得するために使える広告費を5万円とするなど)
LTVによる広告費の立案は、サブスクリプションのような継続的な商品の購入が前提の商材に適しています。
CPA(顧客獲得単価)から算出する
Web広告の重要な指標はCPA(Cost Per Acquisition)で、1件のコンバージョンを獲得するのに投じた費用(顧客獲得単価)を指します。「目標CPA×目標コンバージョン数」を計算することで、CPAから概算の広告費を把握することが可能です。
限界CPAと目標CPA
目標CPAの算出するためには、損益分岐点のCPAバージョンである限界CPAという指標を使います。
限界CPAは「売上単価-売上原価-経費」で算出が可能です。この数値は利益がほとんど出ないギリギリのラインなので、そのまま広告費の算出に利用するのは適切とは言えません。
一方目標CPAは、限界CPAからコンバージョン1件当たりに確保したい利益を差し引いて算出します。希望する利益が大きすぎた場合CPAが低下し、結果的に予算や実施可能な施策の幅が狭まってしまいます。そのため、バランスを考慮して決定しなければなりません。
限界CPAは、講じている施策が効果的かどうかを測る指針にもなります。CPAの値が限界CPAの水準を大きく下回っていれば良好な施策だと判断して良いでしょう。逆に基準値を上回っているならその施策は中止すべきかもしれません。
CPO(注文獲得単価)から算出する
CPO(Cost Per Order)は、1つの注文を獲得するためのコストを指します。
「広告費÷注文数」とシンプルな計算式で算出できます。予算設定としてはCPAと同じで、限界費用を導入するのが良いでしょう。限界CPOの計算式は「新規顧客のうちリピーターが占める割合×リピーターの平均購入単価×平均購入回数×粗利率」で求めることが可能。
これにより、1人の見込み客の獲得にかけられる予算の上限が判明します。CPOの活用に適しているのは、ECサイトやサブスクリプションサービスなどの継続購入で成りたつ商品・サービスを取り扱う業種です。
広告費を投じて新規顧客の獲得を目指すため、創業したての頃は費用が利益を上回る傾向にありますが、成約数が増えていけばコストの回収ができるようになります。
CPAとCPOの違い
-
- CPAは特定のアクション(フォームの記入、登録、アプリのダウンロードなど)が対象。まだ売上につながらない成果の獲得単価を指す
- CPOは「契約」「購入」のような、売上につながる成果の獲得単価を指す
キーワードのクリック単価から算出する
リスティング広告など、クリック単価(CPC)が重要な場合、キーワードごとのCPCを基に予算を設定します。たとえば、特定のキーワードの平均CPCが500円で、1日の予算を1万円に設定したい場合、1日あたり約20回のクリックが得られることになります。
クリック単価はGoogle広告を使えば、だれでも無料で確認することが可能です。「検索のボリュームと予測のデータを確認する」から調べたいキーワードを入力し、「予測」を押すと、クリック単価の相場を知ることができます。
さらに、Googleキーワードプランナーの「ページ上部に掲載された広告の入札単価」では、低額帯・高額帯それぞれの入札価格も見ることができます。その他にも、平均クリック単価や表示回数、クリック数、クリック率などに関する予測に役立つ項目もチェック可能。
平均の数字であることには注意が必要ですが、予算決めの1つの指標として目を通しておきましょう。
少額でテスト運用する
広告を大規模に展開する前に、少額の予算でテスト運用を行い、その結果をもとに広告戦略や予算を調整する方法です。
テストによって得られたデータを分析し、効果的な広告手法を見つけてから本格的な予算を設定します。
この方法を実施することで、リスクを抑えながら実証済みの効果的な広告戦略を見つけられるでしょう。
競合の分析をする
競合他社の広告活動や予算を分析することで、自社の広告予算を適切に設定します。競合がどの程度の広告費を投入しているかを把握し、それにもとづいて自社の広告予算を設定します。具体的な方法は以下の通りです。
広告クリエイティブの分析
競合の広告クリエイティブ(バナー、動画、コピーなど)を収集し、どのようなメッセージやビジュアルを使用しているかを分析します。使用されているキーワードやテーマは何か、広告のトーンやスタイルについても着目しましょう。
広告頻度と出稿量の分析
競合がどの程度の頻度で広告を出稿しているのか、広告キャンペーンの規模や期間を調査しましょう。
デジタルマーケティングツール(例:SEMrush、Ahrefs)を使って、競合の広告ボリュームやトラフィックを推測することが可能です。
広告のパフォーマンス推測
競合の広告がどれだけの反応(例:クリック率、エンゲージメント率)を得ているかを推測します。
直接的なデータは得られないものの、競合のSNSでの反応を観察することでおおよその評価ができます。
Web広告の費用対効果を高めるポイント
この記事を読んでいる方の中には、Web広告にあまり多くの予算を確保できないという方もいらっしゃるでしょう。以下ではWeb広告の効果を最大限高められる方法をお伝えしていきます。
- ターゲティングを最適化する
- 広告費の上限を設定する
- 最低3ヶ月の運用期間を確保する
- 媒体を再選定する
- 頻繁にデータを分析する
- コンバージョン獲得後の導線作り
ターゲティングを最適化する
広告を最も見込みの高い顧客層に届けるためには適切なターゲティングを行わなければなりません。
そうでなければ、広告費用が無駄になりコンバージョン率が低下してしまいます。ターゲティングを最適化するために考慮すべき要素は以下の通りです。
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- デモグラフィック(人口統計学)ターゲティング
年齢、性別、職業などの基本的な属性にもとづいて最適なターゲット層を絞り込む - 興味・関心ターゲティング
消費者の趣味や関心事にもとづいて広告を表示する。SNS広告などで有効 - リマーケティング
過去にサイトを訪れたことがあるユーザーに対して
広告を表示することで、コンバージョンの可能性を高める
- デモグラフィック(人口統計学)ターゲティング
広告費の上限を設定する
広告費用に上限を設けることで予算の無駄遣いを防ぎ、ROI(投資収益率)を高めることができます。
特にクリック単価(CPC)が高騰しがちな広告キャンペーンにおいて有効です。
具体的には、各広告キャンペーンに対して、1日あたりの最大予算を設定することで予算オーバーが防げます。ほかにも、広告の自動入札機能を利用しROIが高くなるように入札額を調整します。
例えば、コンバージョンが期待できる時間帯に集中して広告を出すよう設定することも効果的です。
最低3ヶ月の運用期間を確保する
Web広告は出稿直後からすぐに最大効果が出るわけではありません。可能であれば3ヶ月以上の運用期間を確保するのが理想的です。Google広告、Yahoo広告、Meta広告、LINE広告など多くの媒体はAIによる配信最適化の学習期間が必要で、この期間中にAIが「どのようなユーザーが反応するのか」を判断します。よって成果が見えるまでは一定の期間が必要となります。
短期間で成果を判断してしまうと、本来の広告効果を正しく評価できなくなる恐れがあるため、ある程度のデータ蓄積と検証期間を確保した上で広告文やターゲティング、クリエイティブの改善を重ねていくことが費用対効果を高めるポイントです。
媒体を再選定する
広告クリエイティブ(バナー、動画、キャッチコピーなど)は、ユーザーの注意を引き、行動を促す重要な要素です。クリエイティブが効果的でないと、広告の費用対効果が低下してしまいます。具体的な対策は以下の通りです。
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- A/Bテストの実施
異なるクリエイティブを並行してテストし、最も効果的なバージョンを特定する - メッセージの見直し
ターゲットオーディエンスに響くメッセージやデザインを定期的に更新し、飽きられないようにする - 最新のトレンドに合わせる
費者のトレンドやニーズに合わせてクリエイティブをアップデートする
- A/Bテストの実施
消費者のトレンドやニーズに合わせてクリエイティブをアップデートすることで、より高いエンゲージメントを得ることができます。
頻繁にデータを分析する
広告キャンペーンのパフォーマンスを継続的に分析することは、費用対効果を高めるために不可欠です。データをもとに戦略を修正し、最適な結果を導き出しましょう。
はじめに、広告キャンペーンの成功を測るための主要指標(KPI)を設定します。例えば、クリック率(CTR)、コンバージョン率、顧客獲得単価(CPA)、広告費用対効果(ROAS)などが該当します。これらのKPIを頻繁にモニタリングすることで、広告のパフォーマンスが目標通りに進んでいるかを確認し、異常やトレンドの変化を早期に検知できます。
また、過去のデータを分析し、パフォーマンスのトレンドも把握します。季節性や曜日ごとのパフォーマンスの変化を理解することで広告費の投入タイミングを最適化できます。さらに、広告のパフォーマンスをセグメント別に分析することで、特定のターゲット層における効果を把握します。例えば、年齢、地域、デバイスなどのセグメントに分けて、それぞれのパフォーマンスを比較します。効果の高いセグメントに対しては、さらに予算を集中させることで全体の費用対効果を向上させることもできるでしょう。
コンバージョン獲得後の導線作り
広告によってコンバージョンを獲得した後も、ユーザーとの関係を築くための導線作りが重要です。これにより、リピート購入やユーザーのロイヤルティを高め、LTV(顧客生涯価値)を向上させることができます。具体的な方法は以下の通りです。
フォローアップメール
購入後にフォローアップメールを送り次の購入につなげる。また、関連商品の提案などを行うことでクロスセルやアップセルを促進します。
例)購入後すぐにお礼のメールを送り、その後「この商品に合うおすすめアイテム」の案内や、「購入商品の活用ガイド」を送る
顧客管理システムの活用
CRM(顧客関係管理)システムを利用して、購入履歴や閲覧履歴をもとに、個々のユーザーの興味に合った商品のレコメンデーションを行う。これにより顧客の満足度を高めることが可能です。
ロイヤルティプログラムの導入
ロイヤルティプログラムを導入するのも効果的です。ポイントシステムや会員特典などを提供し、顧客が繰り返し購入する動機を強化します。
例)
購入ごとにポイントを貯め割引に使えるシステムや、会員限定のセール・先行販売の案内など、特典を通じて顧客のロイヤルティを高める
Web広告の費用を抑えるコツ
つづいては、Web広告(インターネット広告)の費用を抑えるコツを3つのポイントに絞り、ご紹介します。
- ターゲティングの精度を上げ広告費を最適化する
- 費用対効果の高い広告フォーマットを選択する
- 戦略的アプローチで広告予算を賢く配分する
ターゲティングの精度を上げ広告費を最適化する
ターゲティングの精度を高めることは、広告費用を抑えることに繋がり、特にBtoBを目的とした広告に関しては、重要な顧客層に集中することで無駄なクリックを減らし、商談獲得率を向上させることができます。業界や企業規模、役職など、特定条件でオーディエンスを設定することで、関心の高い層に無駄なくアプローチできます。
さらに、リターゲティング広告も効果的。一度接触したユーザーに再度広告を表示することで、検討段階のある顧客を効率よく引き戻します。この手法は、関心を持った顧客に焦点を当てるため、高いコンバージョン率が期待できます。
ターゲティングの見直しはデータ分析が鍵です。Google Analyticsや広告プラットフォームのレポートを活用し、どのセグメントが成果を出しているのかを定期的に確認しましょう。
費用対効果の高い広告フォーマットを選択する
Web広告では、特に「目的の行動」や「意思決定プロセス」に適したフォーマットを選択することが重要です。課題を持つ顧客を狙う場合、リードジェネレーション広告(見込み顧客を獲得するための広告)が効果的です。この形式はホワイトペーパーのダウンロードやウェビナー登録など、顧客情報を獲得するために適しています。
特にYouTubeやLinkedInは、訴求力が高く、多くの企業に用いられています。 動画は費用がかかるイメージもありますが、適切にプランニングすれば十分に費用対効果を得られます。
また実行後は、効果を分析し、改善することが重要。レポートを活用し、どのフォーマットが高い成果を出しているのかを定期的に確認しましょう。
戦略的アプローチで広告予算を賢く配分する
限られたリソースを最大限に活用するためには、戦略的な予算配分が重要項目です。
まず、キャンペーンの目的を明確に設定しましょう。リード獲得、ブランド認知、顧客育成など、目的ごとに最適な広告チャネルとトラフィックを考慮することで、無駄な支出を抑えられます。
次に、データ分析を定期的に実施し、効果の低いキャンペーンキーワードや取り組んでいる予算を見直しましょう。この際、クリック率(CTR)やコンバージョン率(CVR)といった指標をモニタリングし、特定の業界や役職のユーザーに対して広告が成果を上げている場合は、さらにそのユーザー層に合わせた戦略を強化することが重要です。継続的な最適化を組み合わせれば、広告費用を抑えながら、高い成果を得ることができます。
Web広告のメリット・デメリット
Web広告のメリットは、ターゲット層に対してピンポイントでアプローチできる点にです。年齢、性別、地域、興味・関心など、詳細なターゲティングが可能で、効率的に見込み客の獲得が行えます。
またリアルタイムでの効果測定が可能であり、キャンペーンの途中でも柔軟に調整ができるため、費用対効果を最大化しやすいというのも特徴。さらにインターネットを介して世界中のユーザーにリーチできるため国際的なビジネス展開にも適しています。そしてマス広告と比較して、少額の予算からでもはじめられるのも大きな魅力です。
もちろんプロモーションに大きな予算を割ける人は、Web広告以外にもマス広告も検討されることでしょう。しかし電通が発表した「2023年 日本の広告費」でもわかる通り、近年はマス広告(テレビ、新聞、雑誌、ラジオ)の費用が、インターネット広告費を下回っているというデータが発表されています。
一方で、Web(インターネット)広告費は前年比107.8%の3兆3330億円と前年より2418億円も増加。今後もWeb広告の需要は伸び続けることが予想されます。デジタル化が進む現代において引き続き強力なマーケティング手法と言えるでしょう。
一方、Web広告を利用する際は、デメリットや注意点についても把握しておかなければなりません。
例えば、インターネット広告の競争が激化しているため、クリック単価が高騰し、広告コストが予想以上に増えることもあります。
またターゲット層を絞り込める反面、全体的なリーチが限られる場合があります。特に高齢者やインターネットを利用しない層にはリーチしづらいという課題も。広範囲に向けたブランド認知度の向上を目指す場合は、やはりマス広告が効果を発揮します。
その他にも、プライバシーに対する消費者の懸念が高まっており、ターゲティング精度を高めるためのデータ利用に対する規制が強化されつつある点も課題と言えます。
引用:「電通報」
Web広告に使える補助金・助成金まとめ【低予算で作りたい方必見!】
効果的なWeb広告を制作・運用するにはそれなりの費用がかかります。そこで、少しでも費用を抑えたいときに役立つのが国や地方自治体の補助金です。以下にWeb広告制作・運用に活用できる補助金を3つ厳選してご紹介します。原則、契約前に申請が必要なので、発注先選びと並行して補助金情報を調べるのがおすすめです。
Web広告制作・運用で使える主な補助金の種類と補助額
最大補助額 | 補助率 | 申請方法 | |
---|---|---|---|
持続化補助金 | 200万円 | 1/4 | 電子または郵送 |
事業再構築補助金 | 1億5,000万円 | 2/3から1/2 | 電子 |
IT導入補助金 | 450万円 | 1/2以内 | 電子 |
持続化補助金(小規模事業者持続化補助金)
「持続化補助金」は、小規模事業者が制度変更に対応し、持続的な経営を実現するために必要な販路拡大に関わる経費を一部補助するものです。通常枠または特別枠(賃金引上げ枠・卒業枠・後継者支援枠・創業枠など)の申請類型いずれか1つの枠のみ申請可能。最大補助額は通常枠で50万、その他の枠で200万円で、ウェブサイト関連費の補助率は1/4です。
事業再構築補助金
「事業再構築補助金」は、ウィズコロナ・ポストコロナの経済社会の変化に対応するために、事業再構築に前向きな中小企業を支援し、日本経済の構造転換を促すことを目的としています。支援類型は、通常枠や大規模賃金引上枠など合計6つ。補助金額は枠によって異なりますが、最大補助金額は1億5,000万円で、その場合の補助率は2/3から1/2です。
出典:事業再構築補助金
IT導入補助金(サービス等生産性向上IT導入支援事業費補助金)
IT導入補助金」は、ITを活用した中小企業や小規模企業の業務効率化・売り上げの向上を目的とし、ニーズに合うITツールの導入にかかる費用の一部を補助するものです。業種などによって異なりますが、対象となる動画制作ツールもあるので詳細を詳しくチェックしてみましょう。補助額は最大450万円・補助率1/2以内です。
出典:IT導入補助金2023
補助金を利用する際は、申請スケジュールや必要書類の準備に注意しましょう!
補助金を利用する上で何より大切なのは、規定に沿ってきちんと申請を行うことです。事業計画書、経費明細書など、必要な書類は各補助金・助成金の公式ホームページに記載されているため、もれなく準備し、不備のないように記載しましょう。
しかし、補助金申請は揃える書類や申請項目も多く、業務が煩雑になりがちです。スケジュールをきちんと把握しておらず、「気がついたら申請期限を過ぎていた」なんてことが起こる場合も。
「PRONIアイミツ」は、申請をスムーズに進められる補助金に詳しいWeb広告制作・運用代行会社を厳選し、「無料」でご紹介可能です。ぜひお気軽にお問い合わせください。
※補助金については2023年5月時点の情報をもとにご説明しています。
【無料で相談できる】Web広告選びや費用面でお困りなら
今回はWeb広告の費用相場を中心に、実際の事例や費用対効果を高める方法やWeb広告のメリットやデメリットなどをご紹介しました。
PRONIアイミツでは発注者様からの相談を無料で承っています。ご予算・ご要望にあわせて複数のWeb広告制作・運用代行会社をピックアップし、まとめて見積もりをとることも可能です。
「Web広告の費用についてもっと詳しく知りたい」、「自社に合うインターネット広告代理店を教えてほしい」という方はPRONIアイミツまでお気軽にご連絡ください。
Web広告代理店探しで、こんなお悩みありませんか?
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