リスティング広告の費用相場は?予算の決め方や費用を抑える方法を解説【2024年最新版】
リスティング広告の1ヵ月にかかる費用相場はおおよそ20万~50万円とされています。しかし大手企業であれば、月に数千万円以上の予算を割くことも少なくありません。一方で中小企業なら月に10万~50万円、小規模事業者なら月に1万円程度で運用している会社もあるでしょう。
このように会社の規模はもちろん、業界・商材によってもリスティング広告の費用相場は大きく変動します。そのため、自社に最適な広告費用がいくらなのか検討がつかない方がほとんどでしょう。
そこで本記事では、適正予算の設定方法を解説し、広告費用を抑えるコツについても詳しく解説します。はじめてリスティング広告を導入する方はぜひ参考にしてください。
リスティング広告の費用はどうやって決まる?
冒頭で業界ごとのリスティング広告の費用相場をお伝えしましたが、実際には相場だけを参考にしてリスティング広告の費用を決めるのはおすすめできません。
なぜなら、企業・業種・商材によって費用が大きく異なるのはもちろん、粗利額の大小、商材・サービスのリピート性の有無でも、費やせる予算は変わります。
そのためリスティング広告の費用を決める際に重要なことは、まず自社にとっての適正予算を知るということです。
適正予算の決め方には主に以下の3つが挙げられます。
-
- 目標のCV数をもとに費用を設定する
- 利益を確保できる範囲で費用を設定する
- 実際のクリック単価をもとに費用を設定する
以下ではまず、リスティング広告の費用が発生する仕組みを紹介し、具体的な適正予算の決め方について解説していきます。
また、リスティング広告の基本的な内容について知りたい方は以下の記事もご確認ください。
リスティング広告が課金される仕組み
リスティング広告は、GoogleやYahoo!JAPANなどの検索画面に表示されるテキスト形式の広告です。また検索されたキーワードにもとづいて広告も変わることから「検索連動型広告」とも呼ばれています。
クリック課金とは
リスティング広告では、検索画面からユーザーがクリックすると料金が発生する「クリック課金」を採用。ユーザーの検索結果に表示されただけでは費用はかからず、費用は「クリック単価(CPC)× クリック数」で決まります。
オークション制とは
1クリックにかかるクリック単価(CPC)は、オークション形式によって決定されます。
当然、多くの企業が出稿したいと考える人気のキーワードではクリック単価(CPC)が高騰します。また各キーワードごとに最低でもこの価格以上はつけないといけない「最低入札価格」が設定されており、この「最低入札価格」と「競合の価格」を上回る金額で入札しなければ、限られた広告枠を獲得することはできません。
リスティング広告の適正予算の決め方と計算方法
では実際に、どのくらいの予算をリスティング広告に充てれば良いのでしょうか。以下3つの適正予算の決め方について詳しく解説していきます。
①目標CV数から決める
CV(コンバージョン)とは、商品購入や資料DLなど、最終的に売り上げ拡大につながるユーザーの行動全般を指します。
ここでは、日単位や月単位で獲得したい目標CV数を基準に予算を決める方法を紹介していきます。
計算式【目標CV数 × CPA(CV1件にかかる広告費)= 広告予算】で求めましょう。
例えば、1ヵ月に100件のCVを目標としている場合、仮にCPAが5,000円であれば、シンプルにそれらを掛け合わせて広告予算は50万円/月となります。
CPA(CV1件にかかる広告費)については、業界や取り扱う商材によって大きく変動します。代表的な業界のCPAは以下のとおりですが、試算する前にご自身で検索することをおすすめします。
業種・サービス | CPA相場 |
---|---|
自動車 | 4,860円 |
BtoB | 1万6,839円 |
Eコマース | 6,564円 |
教育 | 1万542円 |
金融・保険 | 1万1,880円 |
健康・医療 | 1万1,323円 |
不動産 | 1万6,908円 |
家庭用品 | 1万2,634円 |
法律 | 1万2,473円 |
※1ドル = 145円(2024年9月9日時点)で計算
※参考(一部抜粋):Google Ads Benchmarks for YOUR Industry [Updated!] |Word Stream
https://www.wordstream.com/blog/ws/2016/02/29/google-adwords-industry-benchmarks?camplink=mainfooter
- 目標CV数から決めるメリット・デメリット
-
- メリット
達成したいCV数が明確なため、広告のパフォーマンスを評価しやすい - デメリット
CV率が予想より低い場合、予算が大幅に増加する可能性がある
- メリット
②目標CPAから決める
目標CPAとは、1件のCVをいくらで獲得したいかという指標です。
ここでは目標CPAをもとに、確保したい粗利を考慮した予算の決め方を紹介します。
計算式は【目標CPA × 目標CV数 = 広告予算】です。
まず目標CPAを求めましょう。商品・サービスの「販売価格」から「原価」と「確保したい粗利額」を引くことで算出できます。
仮に、商品の販売価格が1万円、原価が3,000円、売れたときに確保したい粗利額を3,000円とします。そうすると、目標CPA(1件のCVにかけてもよい広告予算の目安)は4,000円です。
※実際に計算をする際には、原価以外に発生する固定費や人件費といった経費も含めると、より正確な目標CPAが出せるでしょう。
次に、目標CPAが4,000円と判明したので、そこに1ヵ月間の目標CV数を掛けて広告予算を計算します。
仮に目標CV数を100件とすると、広告予算は40万円/月です。
- 目標CPAから決めるメリット・デメリット
-
- メリット
1件のCVに対してどれだけ費用をかけられるかが明確なので、利益が出る範囲で広告運用ができる - デメリット
適正なCPAを設定することが難しく、過度に低いCPAを設定すると目標のCV数が達成しにくくなる
- メリット
③平均クリック単価から決める
次に、クリック単価の相場を考慮した予算の決め方をご紹介します。現実的な予算を試算したい方におすすめです。
計算式【月間検索ボリューム × 業界ごとのクリック率 × 平均クリック単価=広告予算】で求められます。
まず、広告を出したいキーワードの月間検索ボリュームを確認するには「Google広告のキーワードプランナー」を使用します。
- 月間検索ボリュームを調べる手順
-
- Google広告(キーワードプランナー)にログインする
- 「検索のボリュームと予測のデータを確認する」をクリック
- 検索のボリュームを調べたいキーワードを入力して、開始するボタンを押す
- 「月間平均検索ボリューム」の項目を確認する
次に、業界ごとのクリック率(CTR)を調べます。クリック率(CTR)とは、広告が表示された回数に対して実際にクリックされた割合を示す指標です。
代表的な業界のクリック率(CTR)は以下の通りです。自社の業界がない場合は別途検索することをおすすめします。
業種・サービス | 平均CTR |
---|---|
自動車 | 4% |
BtoB | 2.41% |
Eコマース | 2.69% |
教育 | 3.78% |
金融・保険 | 2.91% |
健康・医療 | 3.27% |
不動産 | 3.71% |
家庭用品 | 2.44% |
法律 | 2.93% |
※参考(一部抜粋):Google Ads Benchmarks for YOUR Industry [Updated!] |Word Stream
https://www.wordstream.com/blog/ws/2016/02/29/google-adwords-industry-benchmarks?camplink=mainfooter
仮に、月間検索ボリュームを1,000、業界ごとのクリック率(CTR)を3%とします。1,000×3%=30で、1ヵ月に30回程度は広告がクリックされると予測が立てられます。
次に、 軸となる平均クリック単価を調べましょう。
「Google広告のキーワードプランナー」で調べた「月間平均検索ボリューム」のいくつか隣に「上部に掲載された広告の入札単価」という項目があるのでそこを確認します。低額帯と高額帯の2つあるため、その中央値を平均クリック単価とします。
例えば、低額帯が200円、高額帯が800円なら、平均クリック単価は500円となります。
広告予算を出すのに必要な数値が揃ったので、計算式に当てはめると対象のキーワードに対する広告予算は1万5,000円/月となります。
リスティング広告は、数百ほどのキーワードに出稿するのが一般的といわれています。
上記は1キーワードに対する予算なので、もし200ほどのキーワードで出稿する場合は、200キーワード分の試算をそれぞれ行うことで、1ヵ月で発生するであろう広告費用を把握できます。
- 平均クリック単価から決めるメリット・デメリット
-
- メリット
現実的な予算を試算ができる - デメリット
商品・サービスの粗利を無視した予算になる
- メリット
リスティング広告の掲載場所(順位)はどう決まる?
リスティング広告の掲載順位を決める重要な要素が広告ランクです。これが高いほど上位に広告が表示される仕組みとなっています。広告ランクは、「入札額」と「広告の品質スコア」の掛け合わせによって決定されます。
入札額(上限クリック単価)
入札額(上限クリック単価)とは、クリック1回に対して最大でいくらまで支払ってもいいか広告主が設定する金額です。
この入札額が高いほど広告ランクに有利に働きますが、以下で説明する広告の品質スコアも影響を与えるため、単に入札額が高いだけでは上位には表示されません。
品質スコア
品質スコアは、広告の全体的な品質を10段階で評価する指標で、以下の要素をもとにGoogleが決定します。
-
- 推定のクリック率
過去のクリック実績に基づいて広告のクリックされる可能性を判断 - 広告の関連性
広告がユーザーの検索キーワードとどれほど関連しているか - 広告をクリックした際の利便性
広告をクリックした後のLPなどが、ユーザーにとって有益でアクセスしやすいかどうか
- 推定のクリック率
上記3つの項目について、「平均より高い」「平均より低い」「平均的」と評価されるので、品質スコアを上げる際の1つの目安にすると良いでしょう。
しかし、品質スコアだけを意識するというよりは、「ユーザーが何を求めており、それに応えられるLPになっているか?」という観点で日々広告を改善していくことが重要です。
リスティング広告の費用を抑える5つのポイント
この記事を読んでいる方のなかには、できるだけ費用を抑えてリスティング広告の運用をしたいという方もいらっしゃいますよね。
そんな方に向けて具体的な5つのポイントを紹介していきます。
マッチタイプを設定する
リスティング広告のキーワード設定には、「マッチタイプ」というオプションがあり、広告が表示される条件を細かく制御できます。
マッチタイプには「完全一致」「フレーズ一致」「インテントマッチ(部分一致)」などがあります。例えば、「完全一致」を使用すれば、特定のキーワードにのみ広告が表示され、予期しない検索クエリでの広告表示を防ぐことができます。これによりクリック数の無駄を削減できます。
しかし、はじめから「完全一致」のみでキーワードを絞り込むのではなく、CVを稼げるキーワードを分析したあとにマッチタイプを検討する方法もおすすめです。
-
- 「インテント(部分一致)」を使用して幅広いキーワードでの集客を行う
- 広告を配信したキーワードの中から、CVにつながりそうなものを選定
- 選んだキーワードを「完全一致」や「フレーズ一致」に設定して出稿
キーワードは基本「フレーズ一致」で作成し、1万以上の検索ボリュームを目安に「完全一致」で作成しましょう。
しかし最近では、広告グループのなかに1つは「インテントマッチ(部分一致)」を入れておいた方が効果があると、Googleが推奨していますので、こちらの方法も覚えておくと良いでしょう。
除外キーワードを設定する
除外キーワードを適切に設定することで、広告が表示されるべきでないキーワードを排除し、よりターゲットに当てはまるユーザーに広告を表示させることができます。
例えば、「自社商品名 ログイン/退会」といった新規購入につながらないキーワードを除外設定すると、広告費の無駄を減らすことができます。
また、インテント(部分一致)設定にすると、意図せず関連性の薄いキーワードにも広告が表示され、CVの見込みがないクリックが発生しまうこともあります。そのようなキーワードも除外キーワードに設定すると費用削減につながります。
顕在層へのアプローチを優先的に行う
顕在層とは、すでに商品やサービスに対して強い関心を持ち、具体的な行動(購入や申し込み)を検討しているユーザー層です。顕在層への広告配信を優先することで、CV率が高まり、効率的に広告費用を使用することができます。
キーワードを「購入」「注文」などの行動意図を示すものに絞ると、顕在層への効果的なアプローチができます。
配信対象を絞っていく
広告を配信する対象を、地域、デバイス、時間帯、またはターゲット層の詳細な属性で絞り込むことで、広告費の最適化ができます。
例えば、特定の地域にのみ配信する、またはターゲットの年齢や性別に応じて配信対象を制限することで、無駄な広告表示を減らし、予算を効率的に使用することが可能です。
LPを最適化する
広告をクリックしてユーザーが最初に訪れるLPを最適化することも、費用対効果を高める重要なポイントです。ページの読み込み速度の改善や、ユーザーが行動しやすいシンプルで分かりやすいデザインにすることで、CV率を高め、結果としてクリック単価を下げることができます。
また既存LPの修正だけでなく、訴求したい内容に合わせてLPを新たに作るのも良いでしょう。出稿するキーワードや訴求する広告文によって、LPを複数パターン作成しておくとCV率の向上がさらに見込めます。
予算が合わないときに考えること
もちろん実際に配信を開始したら、想定していた予算に合わないケースも出てくるでしょう。そういった場合は、以下の対策を検討してみてください。
想定よりも予算がかかりそうなケース
広告を配信して間もないのに、すでに多くの予算を費やしてしまっている場合は以下のような対策をとりましょう。
CV単価(CPA)が高くなりすぎてるキーワードを省く
1件のコンバージョンを得るための費用(CPA)が高くなっているものは配信を停止するのがおすすめです。最も成果が発生する可能性が高そうなキーワードだけを厳選して運用してみましょう。
予算管理の見直しをする
日予算の設定や広告配信のスケジュールを見直すことで予算を調整します。
例えば、広告の配信時間帯を限定したり、予算の消化ペースを均等に保つように設定するのも1つの手段です。
想定よりも予算が余りそうなケース
少ない予算で効率的にCVを獲得できている場合は、以下のような施策を追加で行うのがおすすめです。
新しくキーワードを追加して配信範囲を増やす
予算が余っている場合は、新しいキーワードを追加して配信範囲を広げましょう。
インテントマッチ(部分一致)で配信されたなかでCV率が高いキーワードがあれば、それを新たに追加するのも良いでしょう。
- ワンポイントアドバイス
-
- 自分で追加すべきキーワードの判断がつない場合は、Google広告の「最適化案」という機能を使いましょう。Google 検索のトレンドにもとづいて、成果の改善につながる最適化案を自動生成してくれます。
リターゲティングの強化
リターゲティング(過去に自社サイトを訪問したユーザーに広告を配信する手法)を強化することも、余った予算を効果的に使う方法です。既に商品やサービスに興味を持っているユーザーを再度アプローチすることで、CV率を上げることが期待できます。
【初心者必見】リスティング広告運用のコツを解説
ここでは、リスティング広告における運用のコツを3つ厳選してご紹介します。
CVがされやすいキーワードを洗い出す
リスティング広告では、広告を出稿するキーワードが非常に重要になってきます。そのため、自社のサービスを買ってもらいやすいキーワードは何かをまず考えなければなりません。
キーワードは、単に「購入」や「価格」といった直接的なものだけでなく、ユーザーが情報収集のために使う関連キーワードにも目を向けましょう。
- 関連キーワード例
-
- 「○○ おすすめ」
- 「○○ ベスト」
- 「○○ 人気」
- 「○○ 配送エリア」
- 「○○ 取り扱い店」
- 「○○ 在庫あり」
検索意図を正確に読み取り、その意図に合ったキーワードを選ぶことで、CVに結びつきやすいターゲットを引き寄せられます。
クリックしたくなる広告文を考える
実際にユーザーの検索画面で表示される広告文も工夫を凝らしましょう。文字数は15文字以内と決まっているので、少ない文字数でユーザーに訴求力のあるメッセージを伝えることが重要です。
- 効果的な広告文の例
-
- ユーザーアクションを促せるワード
「相談する」「比較する」 - 具体的なメリットを強調するワード
「50%オフ」「送料無料」 - 緊急性や限定性を強調するワード
「本日限り」「タイムセール開催中」「残り5台」 - 競合との差別化を強調するワード
「業界No.1」 「創業20年」
- ユーザーアクションを促せるワード
リスティング広告の運用担当者は小まめに成果をチェックする
はじめてリスティング広告の運用をする場合は、できるだけ毎日各キーワードの成果やパフォーマンスをチェックしましょう。
全期間、過去1か月間、過去七日間といった時期で絞り込みをかけて、CV単価が高すぎるキーワードは停止したり、関連性の低いキーワードに広告が出ていないかなど、適切に予算が使われるようにコントロールすることが重要です。
シミュレーションも大事だがとにかく運用経験を積む
Web広告全般にいえることではありますが、リスティング広告は不確定要素が多い手法なので、とにかく運用してみることが重要です。
検索ボリュームが少なかった時の対応や、競合の相場が高くなっている時の対策など、さまざまな状況があるため、運用と改善を繰り返して、効果的な運用を目指していきましょう。
広告代理店に運用代行を依頼する際の費用相場は?
ここまでは、リスティング広告を自社で運用したい人に向けて具体的な方法をお伝えしてきました。
しかしなかには 「すでに自社運用に挑戦したけど改善できない……」とお悩みの方もいることでしょう。そういった方は広告代理店に運用を依頼するのも有効な手段です。
代行手数料はかかりますが、それ以上にCPA抑制ができて手間もかからない可能性は十分にあります。
ここでは広告代理店に依頼した際の費用について解説していきます。
代理店の料金体系はさまざまですが、代表的なものは「手数料率型」、「定額型」、「成果報酬型」の3つです。
体系 | 手数料 | 特徴 |
---|---|---|
手数料率型 | 広告費の15~20%程度 | ・広告費用に応じて割合で手数料が変動 ・広告規模が大きくなるほど支払う手数料も増加 ・この型が最も多い |
定額型 | 月額20万〜50万円程度 | ・広告費にかかわらず一定額が支払う ・作業工数量に応じて金額が上下するケースが多い |
成果報酬型 | 成果報酬の10〜30%程度 | ・成果に応じて広告手数料が変動 ・コストを成果と直接結びつけやすくリスクが少ない |
代理店運用と自社運用のメリット・デメリット
次にリスティング広告を自社で運用しようか、広告代理店に依頼しようか迷っている方にそれぞれのメリットとデメリットを紹介します。
最後に、広告代理店に運用代行を依頼する際の注意点をお伝えします。
まず、成果をどの指標で評価するのかを話し合っておきましょう。KPIが不明確だと代理店との成果の認識にズレが生じる可能性があります。クリック数やインプレッション数だけでなく、CV率(CVR)や顧客獲得単価(CPA)なども含めて設定しましょう。
また、広告アカウントが誰の名義で運用されるかを契約前に確認することも忘れずに。
代理店名義でアカウントが運用されると、契約終了後に広告アカウントを引き継ぐことができないなんてことも。運用が長期にわたる場合、自社名義での運用を希望するほうが後々のトラブルを避けられます。
上記の注意点を踏まえながら、代理店とのコミュニケーションをしっかりとって、リスティング広告運用を円滑に進めていきましょう。
また、リスティング広告の運用代行を依頼できる会社をお探しの方はこちらの記事もご覧ください。
【低予算で作りたい方必見!】Web広告に使える補助金・助成金まとめ
効果的なWeb広告を制作・運用するにはそれなりの費用がかかります。そこで、少しでも費用を抑えたいときに役立つのが国や地方自治体の補助金です。以下にWeb広告制作・運用に活用できる補助金を3つ厳選してご紹介します。原則、契約前に申請が必要なので、発注先選びと並行して補助金情報を調べるのがおすすめです。
最大補助額 | 補助率 | 申請方法 | |
---|---|---|---|
持続化補助金 | 200万円 | 1/4 | 電子または郵送 |
事業再構築補助金 | 1億5,000万円 | 2/3から1/2 | 電子 |
IT導入補助金 | 450万円 | 1/2以内 | 電子 |
持続化補助金(小規模事業者持続化補助金)
「持続化補助金」は、小規模事業者が制度変更に対応し、持続的な経営を実現するために必要な販路拡大に関わる経費を一部補助するものです。通常枠または特別枠(賃金引上げ枠・卒業枠・後継者支援枠・創業枠など)の申請類型いずれか1つの枠のみ申請可能。最大補助額は通常枠で50万、その他の枠で200万円で、ウェブサイト関連費の補助率は1/4です。
出典:小規模事業者 持続化補助金(一般型)https://r3.jizokukahojokin.info/
事業再構築補助金
「事業再構築補助金」は、ウィズコロナ・ポストコロナの経済社会の変化に対応するために、事業再構築に前向きな中小企業を支援し、日本経済の構造転換を促すことを目的としています。支援類型は、通常枠や大規模賃金引上枠など合計6つ。補助金額は枠によって異なりますが、最大補助金額は1億5,000万円で、その場合の補助率は2/3から1/2です。
出典:事業再構築補助金 https://jigyou-saikouchiku.go.jp/
IT導入補助金(サービス等生産性向上IT導入支援事業費補助金)
「 IT導入補助金」は、ITを活用した中小企業や小規模企業の業務効率化・売り上げの向上を目的とし、ニーズに合うITツールの導入にかかる費用の一部を補助するものです。業種などによって異なりますが、対象となる動画制作ツールもあるので詳細を詳しくチェックしてみましょう。補助額は最大450万円・補助率1/2以内です。
出典:IT導入補助金2023 https://www.it-hojo.jp/
補助金を利用する際は、申請スケジュールや必要書類の準備に注意しましょう!
補助金を利用する上で何より大切なのは、規定に沿ってきちんと申請を行うことです。事業計画書、経費明細書など、必要な書類は各補助金・助成金の公式ホームページに記載されているため、もれなく準備し、不備のないように記載しましょう。
しかし、補助金申請は揃える書類や申請項目も多く、業務が煩雑になりがちです。スケジュールをきちんと把握しておらず、「気がついたら申請期限を過ぎていた」なんてことが起こる場合も。
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※補助金については2023年5月時点の情報をもとにご説明しています。
【まとめ】リスティング広告の費用相場がわかったらPRONIアイミツに相談
今回はリスティング広告の費用相場を中心に、予算の決め方介や運用のコツなどをご紹介しました。
なお、PRONIアイミツでは発注者様からの相談を無料で承っています。ご予算・ご要望にあわせて複数のリスティング広告制作・広告代理店をピックアップし、まとめて見積もりをとることも可能です。
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