ネット広告の自社対応、外注のメリット・デメリット【2024年最新版】
ネット広告を配信しようと検討していても、自社で対応するべきか、あるいは広告代理店やWebマーケティング会社に外注するべきか迷っている方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ネット広告を自社で対応する場合・外注する場合それぞれのメリットとデメリットを紹介していきます。外注先の選び方や、ネット広告での成功のコツも簡単に紹介するので、ネット広告に力を入れていきたい場合はぜひ参考にしてみてください。
ネット広告を自社対応する場合と外注する場合の違い
ネット広告を自社で対応する場合と、広告代理店やWebマーケティング会社に依頼する場合ではどのように異なるのでしょうか。
ネット広告を配信する場合には、広告アカウントの作成やキャンペーンの設定に始まり、広告クリエイティブの作成や日々の入札価格調整、単価調整、A/Bテスト、効果分析・レポーティング、改善策の立案などを行う必要があります。
自社で対応するという場合、これらの業務をすべて社内で行わなければなりません。また、ネット広告で成果をあげるには日々の運用や競合分析などが非常に重要であることから、自社で対応する場合は専門のチームを作らなければならないでしょう。
一方、広告代理店やWebマーケティング会社などにネット広告を外注する場合には、広告アカウントの作成やクリエイティブ制作、競合分析や単価調整など諸々の業務をまとめて任せることが可能です。もちろん、あくまでも広告代理店やWebマーケティング会社は”伴走者”。十分にコミュニケーションを取りながら進めていく必要がありますが、社内に広告運用について詳しい人材がいない場合や、自社で対応したいが忙しく広告運用まで手が回らないという場合などには非常に心強いでしょう。
リスティング広告やリターゲティング広告、ディスプレイ広告の場合
ここからは、代表的なネット広告をいくつか取り上げ、自社対応する場合・外注する場合それぞれのメリットとデメリットを確認していきましょう。
はじめに、リスティング広告やリターゲティング広告、ディスプレイ広告を配信する場合について紹介していきます。
自社対応するメリット・デメリット
リスティング広告やリターゲティング広告、ディスプレイ広告などの配信・運用を自社で対応するという場合、広告費用を少し抑えることができるのが大きなメリットです。
例えば、リスティング広告運用を外注する場合、手数料として必要となるのは広告費の20%ほど。もしも広告費が50万円かかったとすると、広告費だけでなく10万円の手数料を支払う必要があります。一方、自社で運用するなら手数料はかかりません。
しかし、自社で対応する場合には、リスティング広告やリターゲティング広告などを運用できるだけのスキルが必要となります。もしも、広告運用に強い人材が揃っているという場合には問題ないかもしれませんが、一からチームを作っていく場合には時間も教育コストもかかるでしょう。運用ノウハウを蓄積できるまではなかなか成果も出ず、コストばかりかさんでしまうリスクもあります。
ネット広告を運用するからにはスピーディに成果をあげていきたいという場合には、十分に人員が揃っている場合でない限り、自社で対応することはおすすめできません。
外注するメリット・デメリット
一方、広告代理店やWebマーケティング会社に外注した場合、専門家が豊富なノウハウを活かしながら運用してくれるため、スピーディに成果につなげやすいのが大きなメリットです。広告のトレンドや業界の最新情報も取り入れつつ、効率的に日々の運用を進めてくれるでしょう。
また、リスティング広告やリターゲティング広告などに関する勉強、アカウント登録やキャンペーン設定、単価設定やA/Bテスト、競合調査などといった業務をまとめて依頼できることから、その分の時間を他の業務に充てることができるのもうれしいポイントです。
デメリットとしては、運用手数料で20%ほど支払う必要があることや、外注することによって自社には運用ノウハウが溜まっていかないことなどがあげられます。しかし、短期集中でネット広告に注力したいという場合には、あまり大きなデメリットではないでしょう。
アフィリエイト広告を配信する場合
続いて、アフィリエイト広告を配信する場合について、自社対応・外注それぞれのメリットとデメリットを確認していきましょう。
自社対応するメリット・デメリット
ネット広告の中でもアフィリエイト広告を活用する場合、ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)への登録に始まりASPへの広告出稿、報酬管理、アフィリエイトリンク(自社広告ページへと遷移するリンク)の発行などを済ませ、アフィリエイターが自社サイトやブログなどにそのリンクを挿入し、CVが発生するのを待つという流れになります。
この流れを自社で対応する場合、CTRやCVR、報酬単価、承認率などをきちんと考慮せずにEPC(1クリックあたりの報酬単価)を設定してしまうことも多く、その場合はどのアフィリエイターからの協力も得られません。アフィリエイターの協力がない限り成果は発生しないため、ただ時間の無駄になってしまいます。また、複数のASPを利用する場合には管理が煩雑となってしまうのもデメリットです。
しかし、自社で対応するとなると手数料がかからないだけでなく、自分たちで管理することによってリアルタイムに状況を把握できるのがうれしいポイントでしょう。
外注するメリット・デメリット
一方、広告代理店やWebマーケティング会社に外注するとなると、アフィリエイト広告の配信に関する基本的な流れを代行してもらえるのみならず、戦略の立案やメディア開拓などまで任せることが可能です。
ネット広告が盛んになった現代において、ASPに登録するだけではなかなかアフィリエイターの協力を得ることができません。また、広告掲載となっても自社商材とWebサイトの雰囲気・ユーザーとがマッチしておらず、まったく成果がないということもあるでしょう。
しかしプロに外注することができれば、目的や目標を叶えるための戦略立案を企てたのち、成果につながるWebサイトに広告を掲載してもらうためのダイレクトリクルーティングも可能。自社では行うことのできない部分までまとめて任せることができます。
料金やコミュニケーションコストが発生してしまうのがデメリットですが、きちんと成果につなげたい場合には外注がおすすめです。
動画広告を配信する場合
続いて、動画広告を配信する場合の自社対応・外注それぞれにおけるメリット・デメリットを確認していきましょう。
自社対応するメリット・デメリット
動画広告の配信を自社で対応する場合、手数料がかからない、広告運用に関するノウハウを日々蓄積することができる、外部とのやりとりがないことでスムーズに進められるというメリットがありますが、その一方でデメリットも少なくありません。
まず、自社で対応する場合にはクリエイティブの制作から始める必要があります。自社に動画制作体制が整っているのであれば問題ないかもしれませんが、動画の撮影や制作はできないという場合には動画制作会社への依頼から始めなければなりません。動画制作の外注が完了次第、YouTubeなどでアカウントを開設し動画のアップロード、キャンペーンの作成、入札価格や掲載期間などの設定などを行う必要があります。
広告配信後も効果測定や分析、改善を繰り返していく必要があり、クリエイティブを作り直すこともめずらしくないでしょう。行うべき業務が非常に多いことから、社内に十分なリソースがない限り自社対応はおすすめできないと言えます。
外注するメリット・デメリット
一方で動画広告の配信や運用を外注した場合、クリエイティブの制作から依頼できることも少なくありません。単に映像作品として質が高いだけでなく、広告として訴求力の高い動画を制作してくれ、プロのノウハウが活かされた動画であることから、配信後の効果につながりやすいのが大きなメリットです。
また、動画制作に関しては映像会社に相談して、広告の配信や運用に関しては広告代理店に相談して……と分ける必要がないため、コミュニケーションコストの削減にもつながります。
その他にも、A/Bテストや競合分析、単価設定などといった日々の運用業務をまとめて依頼できるため、動画広告に挑戦したいものの人手・時間が足りないという場合には非常に心強いでしょう。
しかし、運用代行手数料として20%ほどかかるため、自社で対応した場合の広告料よりも高くなってしまう点はデメリット。費用面を気にしすぎて格安価格を謳う会社に依頼すると、結局成果が出なかったという失敗もあるでしょう。外注するからと言って必ず成果が必ず出るわけではないため、外注先選びは慎重に行わなければなりません。
SNS広告を配信する場合
続いて、SNS広告を配信する場合の自社対応・外注それぞれにおけるメリットとデメリットを確認していきましょう。
自社対応するメリット・デメリット
SNS広告の配信や運用を自社で行うという場合、その他のネット広告と同様に運用代行手数料がかからないというのがうれしいメリットでしょう。
ネット広告の代行手数料は20%以上かかることが多いことから、いつの間にか手数料だけで多額の料金になっていたということも少なくありません。ネット広告に割くことのできる予算があまり用意されていない場合は、自社で対応し運用手数料分の出費を抑えるのがベストと言えます。
しかし、費用は抑えられたものの成果が出なければ意味がありません。社員のSNS広告に関するスキルや知見がなければ養わなければならず、広告運用で成果が出るまでに時間がかかってしまうのは大きなデメリットです。また、TwitterやFacebook、LINEなど各SNSで広告を運用する場合には、それぞれでデータ管理をしなければならず、予想以上に管理が煩雑になってしまうこともあるでしょう。
さらに、SNSという特質上、広告として配信されるテキストや写真、動画などに問題があれば、拡散力の高さからすぐに炎上してしまいます。広告制作に関して知見のないまま制作・配信を行なってしまうとトラブルのリスクも高まるため、炎上リスクもおさえながら成果を生みたいのであればプロへの外注が安心でしょう。
外注するメリット・デメリット
SNS広告の運用代行を広告代理店やWebマーケティング会社に依頼すれば、TwitterやFacebook、Instagram、LINEなどといった各SNSの管理も一元化できるほか、競合分析やターゲット分析、ユーザーへのコメント返信・広告クリエイティブの制作・調整などをまとめて任せることができるため、より効率的に広告運用を行えるのが大きなメリットです。また、それぞれのSNSの認定代理店として登録されている会社に依頼すれば、実績・ノウハウともに豊富であることから、より安心して広告運用を任せられるでしょう。
一方、SNS広告運用に関する業務をまとめて任せてしまうことになるため、広告運用に関するノウハウを社内に蓄積したい場合や、社内で広告運用に強い人材を育成したいという場合には向いていません。運用代行手数料ももちろん発生するので、広告運用にあまり予算を用意できていないという場合にはデメリットとなるでしょう。
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まとめ
今回はネット広告を自社対応、外注のメリットデメリットを中心に紹介しました。
それぞれのメリット・デメリットを理解し、自社対応をした場合の工数や労力などを把握したうえで、外注した方が効率がよいと考えた方も多いのではないでしょうか。
アイミツではご要望を伺った上で、条件に合うネット広告会社を無料で複数社ご紹介可能です。会社選びでお困りの方は、お気軽にご相談ください。
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