純広告ってなに？運用型広告との違いとメリットを解説【2024年最新版】

広告主がWebサイトや雑誌などの広告枠を買い取って配信する広告のことを純広告と言います。自社や自社商品の認知拡大のために、純広告の出稿を考えている方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、営業・バックオフィスなど、さまざまな分野の発注先を比較検討できる「アイミツ」が、純広告の概要や種類を詳しく解説します。純広告の広告効果やコストも詳しくお伝えするので、Web広告の広告手法を検討している方はぜひ参考にしてください。

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これまでにWeb広告を運用したことのない方の中には、純広告とはどのような広告手法なのか分からない方もいるのではないでしょうか。まずは、純広告という広告手法がどのような特徴を持つものなのかを見ていきましょう。さらに、ディスプレイ広告やリスティング広告、SNS広告などに代表される運用型広告との違いも解説します。

純広告とは、広告主がWebサイトなどの広告枠を買い取って掲載する広告のこと。雑誌の裏表紙に掲載された全面広告を見たことがある方も多いかもしれませんが、まさに純広告の代表例です。Webサイトで言えば、たとえばポータルサイト大手のYahoo!の場合、検索窓の右下に純広告のための広告枠を用意しています。所定の掲載料を支払えば広告枠に広告を掲載できる仕組みで、Yahoo!であれば8,400万人と言われる月間ユニークユーザーに自社の商品やサービスをアピールすることが可能なのです。
また、純広告の特徴として掲載期間が決まっている、広告の配信先が決まっている、広告枠の料金が決まっている、契約途中での広告内容の変更はできないなどが挙げられます。

リスティング広告やディスプレイ広告、SNS広告に代表される運用型広告は、今やWeb広告の主流となっている広告手法です。そのため、Web広告と言えば運用型広告をイメージする方も多いかもしれませんが、純広告と運用型広告の大きな違いは費用形態にあります。
運用型広告は、予算を広告主が自ら決められるのが特徴です。自分で決めた予算で入札し、落札できれば広告を掲載できます。月額数万円の低予算でも広告を掲載できる可能性もあるでしょう。一方、純広告を掲載する広告枠の料金はあらかじめ決められており、広告主は広告枠を購入することで広告を掲載できます。また、運用型広告は掲載後に広告内容を変更することが可能ですが、純広告は掲載後の内容変更はできません。

純広告と一口に言っても、広告枠のフォーマットによっていくつかの種類に分けられます。そして、種類によって特徴やメリット・デメリットが異なります。そのため、純広告を出稿する際には種類ごとの特徴を把握したうえで、自社の目的に最も合った種類を選ぶことが重要です。

リッチ広告とは、テキストや画像だけではなく、動画や音声なども使った広告のことです。メディアの持つ機能をふんだんに使って表現できる広告であることから、リッチメディア広告とも言われています。リッチ広告の最大のメリットは、ユーザーの目を引きやすい点。Webサイトの上部などメディアの中で最も目立つ位置に掲載される広告で、なおかつ動画や音楽も使用できるため、ユーザーにより大きなインパクトを与えることができます。
一方、広告クリエイティブに制作するのに時間がかかり、データ量が大きくなってしまう点には注意しなければなりません。また、目立つだけに広告クリエイティブの質によっては、ユーザーに嫌悪感を与えてしまう可能性もあります。

バナー広告とは、Webサイトやスマートフォンアプリに用意された広告枠に掲載される「テキスト＋画像」で制作された広告のことです。広告画像をクリックすると広告主のWebサイトに遷移される仕組みです。リッチ広告を比べると広告料金は安価でありながら、視覚的に訴求できるため、テキスト広告よりも訴求力が高いというメリットがあります。また、商品イメージを画像で直接伝えられるため、ユーザーの購買意欲をかきたてられる点もメリットとして挙げられます。
気をつけなければならないのは、メディアによって、広告枠のサイズが異なる点です。複数のWebサイトにバナー広告を出稿する場合、各サイトの広告枠のサイズに合わせた広告クリエイティブを制作する必要があります。

動画広告とは、文字通りテレビCMのように動画で配信する広告のことです。リッチ広告の一部に含まれる場合もあります。動画広告が配信されるのは、YouTubeなどの動画サイト。YouTubeのトップページや検索画面に動画を使った広告が掲載されているのを見たことがある方は多いでしょう。それが動画広告の代表例です。
動画広告の一番のメリットは、動画や音声を使った広告のため、ユーザーの目を引きやすい点。一方、デメリットとしては動画制作に時間がかかってしまう点が挙げられます。たとえば、バナー広告は1枚あたり数時間程度で制作できますが、動画広告は1ヵ月ほどの制作期間を見ておく必要があるでしょう。

Webサイトそのものではなく、Webサイトなどの媒体が配信する案内メールやメールマガジンに掲載される広告のことをメール広告と言います。媒体の会員全員に向けて広告を配信するほか、性別や年齢別など属性をセグメントしたうえで広告を配信することも可能です。メール広告のメリットとして挙げられるのは、広告の入稿から配信まで時間がかからない点。急なキャンペーンやセールなどの告知に向いているでしょう。また、たとえば釣りのポータルサイトは釣り好きの人、結婚式場の紹介サイトは結婚を控えている人など、媒体によってメインユーザーが異なります。適切な媒体選びができれば、自社商品の興味を持ちそうなユーザーにダイレクトに訴求できる点もメリットです。

商品やサービスと相性の良い媒体や特設サイトなどに掲載する記事形式の広告がタイアップ広告です。記事広告と表現している媒体もあります。たとえば、カー用品メーカーであれば中古車情報サイト、化粧品メーカーであれば化粧品の情報サイトなどが親和性の高いWebサイトとして挙げられるでしょう。
タイアップ広告のメリットは、広告臭さを消せる点にあります。記事形式の広告のため、商品やサービスを自然な形でアピールできるでしょう。また、掲載できる情報量が多いのもメリットです。適切な媒体を選んだうえで、優れたコンテンツを生み出せれば、自社の商品やサービスに関心が高いであろうユーザーに直接的に魅力を伝えられます。

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これから純広告を出稿する方があらかじめ把握しておかなければならないことが、純広告にはどのくらいの予算が必要なのかです。ここでは、純広告の課金方式と費用相場を見ていきましょう。

インプレッション課金とは、広告が1,000回表示されるごとに課金される課金方式のことです。ユーザーに広告が表示されるだけで、課金の対象となります。多くのユーザーに広告を見てもらえるため、企業の認知拡大やブランディングのための純広告にぴったり。インプレッション課金の純広告の費用相場は、15万円から100万円ほどです。

期間保証課金とは、広告掲載の契約期間と掲載場所に応じて、料金が決まる課金形態のことです。契約期間中にたとえ一切広告が見られなかったとしても料金は発生します。媒体によって費用相場は異なり、PV数が多く影響の大きい媒体の場合、数週間の掲載で1,000万円以上の費用がかかるケースもあります。一般的な費用相場は50万円から150万円ほどです。

Web広告の主流はリスティング広告やディスプレイ広告をはじめとする運用型広告ですが、数多くの企業が純広告を選択していることも事実です。どのような効果を期待して、企業は純広告を出稿しているのでしょうか。ここでは、純広告のメリットを詳しくお伝えします。

運用型広告の場合、オークション形式の入札で掲載される広告が決まるため、費用をかけたとしても必ずしも広告が掲載されるわけではありません。純広告は、運用型広告と違い、費用さえ支払えば必ず広告が掲載されます。さらに、契約した期間が満了するまでは、確実に広告は掲載されます。
また、認知度の高いメディアに掲載されることが多いことも純広告の特徴の1つです。たとえば、多くのユニークユーザーを持つYahoo!などの影響力の大きなWebサイトに純広告を掲載すれば、短期間で高い広告効果が期待できるでしょう。確実に広告を掲載したい場合は、広告が掲載されないというリスクのない純広告が向いています。

純広告の特徴に、掲載した広告は変更できないというものがあります。Web広告でも、雑誌広告のように一度掲載した広告内容を契約期間中に変更することはできません。これは裏を返せば、掲載した広告を運用する必要がないということでもあります。
運用型広告で効果を上げるには、定期的に効果測定をし、結果によって広告内容やキーワードなどの設定をブラッシュアップしていくことが重要です。運用型広告を放置したままだと、費用だけがかかって何の成果も得られないという事態に陥ってしまう可能性もあります。そのため、多くの企業が多額のコストや手間をかけて運用しています。一方、純広告は広告掲載後に細かな運用作業は必要ありません。

純広告で大きな成果を得るために大切なのは、適切な媒体に広告を掲載することです。たとえば、雑誌ごとに読者が違うように、Webサイトもサイトによって読者の属性がまったく異なります。20代女性が読者層のWebサイトもあれば、中高年男性を主なターゲットにしたWebサイトも少なくありません。自社が訴求したい商品やサービスに興味を持つであろう読者が多い媒体を選ぶことが重要です。媒体選びを間違ってしまうと、「多額の費用を支払っただけで問い合わせや購入につながらなかった」となってしまう可能性があるでしょう。
まずは、自社の商品やサービスがどのような層をターゲットにしたものなのかを洗い出し、その層を読者として多く抱える媒体に純広告を掲載することが重要です。

つづいては、Web広告を外注した際にかかる費用相場をご紹介します。

Web広告の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。

費用さえ支払えば広告が掲載される純広告は、確実に広告を掲載して認知度を上げたい場合に最適な広告手法です。訴求したい商品やサービスに合った媒体に広告を掲載できれば、大きな成果を見込めるでしょう。とはいえ、はじめて純広告を運用する方は、どのようなWebサイトが自社に合っているか分からないことも多いのではないでしょうか。その場合、広告運用実績が豊富なWeb広告会社に依頼することをおすすめします。依頼先にお悩みの方は、ぜひアイミツにご相談ください。

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