盛り上がるライブコマース市場!日本の現状と成功の秘訣は?【2024年最新版】
新たなテクノロジーや販売方法が次々に登場するEC業界でビジネスを成長させるためには、トレンドを把握することが重要です。近年は中国を中心にライブコマース市場が急拡大していることから、活用を検討している方もいるのではないでしょうか。
この記事ではライブコマースの概要や海外・日本の市場規模、日本における成功事例などを紹介します。
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ライブコマースとは?
ライブコマースは「ライブ配信」と「Eコマース(EC)」を組み合わせた造語で、ライブ配信で紹介した商品を視聴者へ販売する手法を指すものです。動画ならではの臨場感あふれるパフォーマンスや、実際に商品を使用しながら魅力を伝えられる点、視聴者とコミュニケーションを交わせるのが特徴で、中国を中心とした海外ではすでにメジャーな販売方法として認知されています。
配信者(キャスト)と機材、配信環境があれば比較的低コストで始められるため、日本国内でも活用する企業が増加傾向にあるようです。
世界におけるライブコマースの市場規模
ライブコマース市場は世界各国で拡大していますが、最先端はEC先進国である中国です。世界最大級のデータプラットフォームであるstatista社のデータ(※)によると、中国のライブコマース市場は2019年に約7兆9,192億円だったのに対して2020年には約23兆5,201億円と3倍に迫る大幅な成長を達成。2023年には93兆円を超えると予想されるなど、引き続き急激な市場拡大が見込まれています。
※中国元/19円で算出
※出典:statista「Gross merchandise value of livestreaming e-commerce in China from 2017 to 2021 with estimates until 2022」https://www.statista.com/statistics/1188550/china-gmv-of-ecommerce-livestreaming/
日本におけるライブコマースの市場規模
日本国内ではライブコマースの認知度は高いとは言えず、信頼できるデータも公開されていないのが現状です。しかし、日本のEC市場は2021年に約20兆7,000億円(※1)と前年比で7.35%増加するなど継続的な成長を見せていることから、今後はライブコマースの市場規模も拡大していくと考えられます。
MMD研究所が2021年に行った調査(※2)では、ライブコマースの認知率は43.2%、利用経験者は12.7%であることが判っています。また、ライブコマースでの商品購入経験者は、女性が45.8%であるのに対して男性が51.9%であったのも注目すべきポイントです。
※1 出典:経済産業省「電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました」https://www.meti.go.jp/press/2022/08/20220812005/20220812005.html
※2 出典:MMD研究所 「調査データ」https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1960.html
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日本におけるライブコマースの成功事例
日本と海外ではライブコマースの市場規模や成功事例が大きく異なるため、これからライブコマースの活用を検討している方は国内の成功事例を把握しておくことが大切です。ここからは、日本国内におけるライブコマースの成功事例を紹介します。
百貨店
百貨店は季節ごとのイベントや催事を積極的に行っているのが特徴で、ライブコマースにおいてもそれらをライブ配信で再現するような「対話・接客」を重視する姿勢が目立ちます。
ある大手百貨店では、イベントの中でも特に注目度の高いお歳暮限定商品の販売でライブコマースを実施。グルメサロン主宰者をゲストとしてキャスティングし、こだわりのパッケージや食材を紹介した結果、大きな反響を獲得しました。
化粧品会社
ある国内大手化粧品メーカーでは、新商品や注目商品の紹介、メイクテクニックなどさまざまなライブ配信を実施。配信の中で紹介されたアイテムをすぐに購入できる動線を設けたのはもちろん、実店舗のPRやライブ配信の視聴者限定の特典プレゼントなどを行いました。ライブコマースにおける販売だけでなく、視聴者が実店舗を訪れる動機づけやブランディングなどさまざまな効果に結びつけらた事例です。
日本ではうまくいかず撤退する企業も・・・
日本国内でもライブコマース市場は成長・拡大のきざしがありますが、過去には「ライブコマースを実施したものの、十分に集客・販売ができなかった」と撤退を余儀なくされたケースも少なくありません。主な原因・理由としては、以下が考えられます。
・商品・サービスがライブ配信に合わなかった
・ライブコマースのメリットを十分に発揮できなかった
・思うように集客ができなかった
・視聴者を集めることには成功したものの、販売に結びつかなかった
・配信者によるパフォーマンスの差が大きすぎた
ライブコマースはこれから拡大が予測される市場である一方で、きちんとした戦略を持たずに実施すれば失敗してしまうリスクもあります。これから参入を検討しているのであれば、しっかりとした戦略を策定した上で施策に取り組むべきでしょう。
日本でライブコマースを成功させるポイント
日本国内でライブコマースを成功させるには、国内の事情を踏まえた上で実施することが重要です。ここからは、日本でライブコマースを成功させるために押さえておくべきポイントを解説します。
事前に告知を行うなど集客に力を入れる
ライブコマースは広く認知されている国がある一方で、日本ではそこまで認知されていないのが現状です。そうした中でライブコマースを成功させるためには、集客がもっとも重要なポイントといっても過言ではないでしょう。
より多くの視聴者を集めるためには、ECサイトやSNS、メルマガなど複数の媒体でライブ配信を告知し、動線を設けておくことが重要です。集客がうまく行けば、それだけ商品の購入率も向上するでしょう。
視聴者の不安を取り除くことに重点を置く
海外ではライブコマースが一般化しており商品の購入に抵抗感を抱く人は多くありませんが、日本ではまだまだライブコマースでの商品購入に不安を覚える人が多い傾向にあります。日本人は不慣れなものに対して懐疑的な姿勢になる人が多いというのも、この傾向に拍車をかけているようです。
そのため、日本でライブコマースを成功させるためにはユーザーの不安や疑問を解消するための取り組みが大切。販売促進や訴求だけでなく、安心して商品が購入できるような工夫をしましょう。
商品やサービスの魅力を正しく伝えられる配信者を選ぶ
ライブコマースは配信の出演者によって成否が左右される販売手法です。ライブコマースを成功させたいのなら、出演者選びも非常に重要なポイントだと言えます。商品の魅力や特徴を正しく伝えられ、視聴者の不安や疑問の解消に長けた人物が適任でしょう。
また、出演者のキャラクターも売り上げに影響する要素のため、商品のイメージやターゲット層に合わせてインフルエンサーを起用するのも1つの手段です。
ライブ配信の費用相場
つづいては、動画・映像制作を外注した際にかかる費用相場を映像の種類ごとにご紹介します。
ケース | 相場 |
視聴者数:10〜20名 配信時間:30時間/月 |
月額5万〜10万円 |
視聴者数:100〜150名 配信時間:100時間/月 ※撮影も依頼 |
月額25万〜40万円 |
ライブ配信の費用相場を映像の種類ごとにご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
まとめ
ライブコマースは日本ではあまり馴染みがないものの、海外ではメジャーな販売方法の1つで、大きな成果をあげた事例も多く存在しています。日本国内でもいち早く取り組むことで、他社との差別化・優位性の創出につなげられるでしょう。近年ではライブコマースに対応している動画制作・映像制作会社もあるようなので、必要に応じて利用してみてもいいかもしれません。
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