CM制作はどういう流れで行う?制作費用相場や制作期間についても解説【2024年最新版】
初めてCM制作を行うことになったとき、どのような流れで進めていけばよいのか悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、さまざまな分野の発注先を比較検討できる「アイミツ」が、CM制作の流れについて詳しくまとめました。CM制作の費用相場や具体的な制作期間についても解説しています。CM制作に挑戦したいという方や、実際にCM制作を外注したいと考えている方、CM制作の流れを把握しておきたいという方は、ぜひ参考にしてください。
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CM制作の流れや目的・ターゲットは制作を依頼する前に確認しておこう
CMを制作する際、多くの方が制作会社に外注を検討するかと思います。その際、以下の項目を確認しておくことで、スムーズな依頼が実現できるでしょう。
・CM制作の目的
・CMを見てほしい人(ターゲット):年齢、性別、職業など
・アピールしたい商品とその特徴、アピールポイント
・大体の予算
これらを事前に決めておくことで、CM制作を受注する側の会社(動画制作会社)もどのようなCMの制作を求められているのかイメージが湧きやすく、より高品質なCMが期待できます。もちろん、CM制作の流れを把握しておくことで制作会社との話も円滑に進めることができるでしょう。
CM制作の流れ1.ヒアリング
CM制作を外注する際は、まず外注先(広告代理店やCM制作会社)にヒアリングを受けることがほとんどでしょう。ヒアリングでは、以下のような項目を確認されることが多いです。
・CM制作の目的
・アピールしたい商品の詳細
・ターゲット(年齢、性別、職業など)
・予算
これらは事前に社内でまとめられる情報のため、ヒアリング前に整理しておくことが親切です。ヒアリングは、見積もりや制作スケジュールの調整において大切なことはもちろん、もっとも重要な「CMの出来」に関わる工程です。この時点でCMを通して伝えたいテーマやメッセージを制作会社に伝えておくことで、期待通りもしくはそれ以上のクオリティとなってCMが出来上がってくるでしょう。
明確に意見を伝えることが大切
ヒアリングにおいて重要なことは、自社の意見を明確に伝えることです。確認されるどの項目においても、遠慮したり後出ししたりといった対応を行ってしまっては、CM制作の進行や出来上がりのイメージに支障が生じてしまうでしょう。依頼先に遠慮することなく、はっきりと意見を伝えることが大切です。
逆に、はっきり意見を言いづらい空気を作ってしまう制作会社であれば、自社に合わないのかもしれません。ヒアリングの時点でしっくりこなければ、依頼先を変更することも検討するべきでしょう。
CM制作の流れ2.企画
ヒアリング内容をもとに、制作側がCM企画を作成。企画では、CMの方向性やコンセプト、今後の制作に関する計画や必要事項をまとめ企画書として提案されます。
企画書には、主に以下のような内容がまとめられるでしょう。
・CMの方向性やコンセプト
・CM制作スケジュール
・制作に必要な費用
・動員されるスタッフ
・CMの長さ(尺) など
このほか、イメージ画像(ラフ画)が添付されることもあります。
予算やスケジュール・方向性などの確認は入念に行う
企画作成・提出の段階で注意しておくべきことは、企画書の内容の確認は入念に行うべきということです。CM制作はここで作成した企画をもとに進められます。企画作成後に「方針を変更したい」という希望が出てきた場合、改めて企画を作り直さなければならなくなるため、容易に変更できるものではありません。
変更する必要がないように、予算・スケジュール・方向性などの企画の内容はしっかり確認しておきましょう。企画の内容が自社の希望に沿ったものであるかどうかや、追加費用が発生する項目の有無などに重点を置いて確認することがおすすめです。
「自社にあった会社が見つからない」「会社選びに時間が割けない」とお悩みの方は、お気軽に「アイミツ」にお問い合わせください。数ある動画制作会社からあなたの要望にあった会社をピックアップして無料でご紹介いたします。
CM制作の流れ3.コンテ作成
企画がまとまったら、制作側はコンテの作成に入ります。コンテとは、CMの設計図にあたるものです。撮影の台本としても使用されます。以下のようなCMに用いられる要素は、この時点で詳しく決まっていくことが多いです。
・演出内容
・効果音、BGM
・セリフ
・出演者
コンテは修正の検討・ブラッシュアップが大切
CM制作を外注する場合は、コンテが作成された時点で、一度確認させてもらうことがおすすめです。コンテを確認することでより具体的な完成イメージが湧いてくるでしょう。その完成イメージに依頼側と制作側で齟齬がないかどうかを、改めて確認しておくことで失敗を防ぐことができます。
また、まだ撮影を開始していないため修正も容易です。修正が必要と感じた場合は、遠慮することなくはっきりと伝えましょう。コンテの時点でブラッシュアップを行い完成度を高めていくことで、よりハイクオリティなCMが期待できます。
CM制作の流れ4.撮影
コンテの作成まで完了したら、ついに撮影に入ります。撮影前にはPre Production Meeting(PPM)が実施されることが多いです。PPMとは、CM制作に関して、依頼側・制作側で最終的な確認をする場のことを指します。最終的な確認では、ヒアリングや企画作成時点でまとめた内容を改めて確認することが多いです。
・CM制作スケジュール
・CMの長さ(尺)、方向性など
・演出内容
・効果音、BGM
・セリフ
・出演者
このほか、最終的な撮影前の段階であればロケ地や衣装、使用する小道具、撮影スケジュールなどに関する情報もまとまっているでしょう。実際の撮影は、以下から解説する3つのパターンが考えられます。
スタジオ撮影
スタジオ撮影は、屋内に設置されたスタジオで撮影を実施する方法です。撮影の規模や求められている雰囲気・方向性によって、スタジオの大きさ・規模も変化します。場合によっては、スタジオセットなど、小道具を制作する必要が出てくることもあるでしょう。
なお、自社スタジオを持っている制作会社の場合は使用料などが安価なことが多いです。スタジオ撮影を予定している場合は自社スタジオがある制作会社を選定するとよいでしょう。
ロケーション撮影
ロケーション撮影は、スタジオ以外の屋外で撮影する方法です。「ロケ」という言葉は多くの方が耳馴染みがあるのではないでしょうか。ロケーション撮影は、多くの場合、撮影許可(場所の使用許可)が必要になります。場所や撮影を実施する日数によって、必要な費用が異なることが特徴です。
一般的にスタジオ撮影よりも費用がかかる場合が多いため、どうしても撮影したいロケーションがあるという場合に検討するとよいでしょう。
ロケセット撮影
撮影スタジオではない屋内で撮影する方法を、ロケセット撮影と言います。撮影のためだけにセットされた場所ではない、生活やビジネスで使用されている場所を使用する方法です。例えば、自社の事務所や建物などを使用する場合もロケセット撮影に含まれます。自社の雰囲気を活かしたいCMや動画などで用いられることが多いでしょう。作られた感じのない、自然な日常風景を背景に撮影することができます。
撮影前の最終確認が大切
撮影の際は、最初にお伝えしたPre Production Meeting(PPM)における最終確認がもっとも重要です。確認事項を追いながら撮影の流れを想像し、疑問に思った点は遠慮することなく確認しておきましょう。イメージどおり進まなかった場合の修正対応など、万が一の場合はどうするのかを確認しておくことも大切です。自分の頭の中で、撮影の流れと出来上がったCMのイメージをしっかり想像しておきましょう。
CM制作にかかる期間は?
CM制作にかかる期間についてお伝えします。
1.ヒアリング
2.企画
3.コンテ作成
4.撮影
ここまで上記のようなCM制作の流れをお伝えしてきました。ヒアリングから撮影、その後の編集・納品の全工程が完了するまでにはおよそ2ヵ月ほどかかることが一般的です。ただ、制作に必要な期間はCMの制作内容によって大きく変わります。キャストの一挙手一投足にこだわるような緻密な企画・制作内容であれば、コンテの作成や撮影にもそれ相応の時間がかかってくるでしょう。
また、CMに出演する人物のキャスティングを行う場合は、出演者のスケジュール確認にも時間を要します。さらに、撮影場所によっては許可が降りるまで時間がかかる場合も。それぞれの工程において、時間をかけようと思えばいくらでもかけられると言っても過言ではありません。
CM制作にかかる費用の相場はどのぐらい?
一般的なCM制作費用の相場は、50万~1,000万円程度と言われています。これは、上記1~4の工程と編集作業すべてを含んだ金額です。費用においても、制作にかかる期間同様、制作内容によって大きく変動します。企画やコンテ作成に関しては、緻密なものであれば制作期間が伸び、その分費用が必要になることが予想されるでしょう。撮影場所に関しても、スタジオレンタルやロケ地の使用料などが必要になることが考えられます。使用する時間が長ければ長いほど、費用がかかることが一般的です。さらに、出演者に関しては、有名なタレントや芸能人を起用する場合、多額の出演料(ギャランティ)が発生することが予想されます。
このように、必要な費用も制作内容によって大きく変動するため、費用相場(50万~1,000万円)を目安として覚えておくとともに、制作側に企画や提案書を提示された際は費用の内訳をしっかり確認しておくことが大切です。
CMを放送するには放映料も必要
CM制作でかかる費用のうち、放映料に関しても確認しておきましょう。テレビでCMを放送するためには、放映料が必要となることをご存知でしょうか?放映料は、CMを放送してもらうためにテレビ局に支払う費用のことを指します。テレビ局にはローカル局・キー局がありますが、それぞれ必要な放映料が異なるため、以下にまとめました。
放映局 | 費用 |
---|---|
東京キー局: 日本テレビ放送網(NTV)・テレビ朝日(EX)・TBSテレビ(TBS)・フジテレビジョン(CX)・テレビ東京(TX) | 30万~100万円 |
主な関東ローカル局: テレビ神奈川(tvk)・テレビ埼玉・千葉テレビ放送・群馬テレビ | 2万5,000~4万円 |
関西準キー局: 讀賣テレビ放送(ytv)・朝日放送テレビ(ABC)・毎日放送(MBS)・テレビ大阪(TVO)・関西テレビ放送(KTV) | 4万円~ 25万円 |
関西ローカル局: サンテレビ・KBS京都テレビ・びわ湖放送・奈良テレビ・テレビ和歌山 | 1万5,000~4万5,000円 |
※スポット15秒CM1回あたりの推定料金
参考・出典:https://www.kokoku-direct.jp/massmedia/テレビCM/
TVCMの種類も費用に影響する
テレビCMには、タイムCMとスポットCMがあり、それぞれ費用が異なります。タイムCMは番組のスポンサーとなり放送するCMです。CMが流れるほか、番組の提供としてテロップが表示されることも多く、認知度の大幅な向上が見込めます。ただし、その分費用が高額になることが多いです。
スポットCMは時間を指定してランダムに放送してもらうCMのことを指します。こちらは低予算でも依頼できることが多いです。
目的と予算のすり合わせを行い、タイムCM・スポットCM、どちらの枠でCM放映を行うかも考えておきましょう。経験豊富な制作会社であれば、どちらがおすすめかなどの相談にも乗ってもらえることが考えられます。
CM制作の費用相場はもちろん各種動画制作の費用相場を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
CM制作を外注する際の選び方
ここからは、CM制作を外注する際の、動画制作・CM制作会社など依頼先の選び方をお伝えします。以下の事項を確認することで、失敗のない外注先選びが叶うでしょう。
選び方1:制作実績がどのくらいあるのか
まずは、外注先の候補となる動画制作会社・広告代理店が、テレビCMの制作実績をどの程度持っているのかを確認しましょう。実績を豊富に持っている会社にCM制作を依頼することで、高いクオリティのCM制作が期待でき、失敗を避けられる可能性が高いためです。
また、同業界や似たようなサービス・商品、目的のCM制作を手掛けているかどうかも確認しておくとよいでしょう。サービス・商品に関するノウハウが蓄積されていることが考えられるため、より洗練されたCM動画の納品が期待できます。
選び方2:サービス内容が制作目的と合っているか
次に、外注先が提供しているサービス内容が、自社のCM制作目的と合致しているかどうかも、しっかり確認しておきましょう。 一言にCM制作会社と言っても、それぞれの会社に特徴、特色、強みがあります。特徴や強みが自社のCM制作の目的に合致していれば、より高いクオリティかつニーズを満たすCM動画の納品が期待できるでしょう。外注先のサービス内容、得意分野などは依頼前に確認しておきましょう。
選び方3:納品スケジュールが希望に沿っているか
「CMを制作する」ということが決まったとき、同時に「いつ頃までに完成させる」ということも決まるかと思います。その納品時期に合わせた制作を行ってくれる会社であるかどうかという点も、確認しておくべきポイントのひとつです。
CM制作にかかる期間は制作内容にもよるとお伝えしましたが、制作側の作業スピードも期間を決める要素のひとつだと言えます。自社とのコミュニケーションスピードも含めて、外注先の作業スピードや、希望する納期に沿った制作スケジュールを提案してくれるかどうかという点も、確認しておきましょう。正式な依頼前に「○月○日ごろに納品してほしい」ということをはっきり伝えてみることもひとつの方法です。
テレビCM以外にもネットを使ってCMを流す方法もある
テレビCMに必要な費用を確認して、予算が足りずテレビCMの制作を諦める気持ちになってしまった方もいるのではないでしょうか。
昨今では、テレビだけではなく、インターネットでCM動画を流すという方法も注目されています。インターネットでCM動画を流すことは、テレビCMを放映することと比較して費用を抑えられる傾向にあることが魅力。YouTubeに自社のチャンネルを作成することはもちろん、有料の広告として制作したCMを流すことも可能です。
このほか、TwitterやInstagram、FacebookといったSNSでも、広告に動画を使用することはかなりメジャーな表現方法となっています。テレビをよく視聴している世代とは異なる層になる可能性はありますが、CMの目的に合わせて配信するターゲットを絞ることもできるため、効率よく多くのユーザーにアプローチすることができるでしょう。
【まとめ】CM制作の流れを把握して動画制作を検討しよう
ここまで、CM制作の流れやそれぞれの工程におけるポイント、CM制作にかかる期間や費用についての詳しい情報をお伝えしてきました。CM制作を検討する場合は、事前に制作の流れを把握することがスムーズな依頼につながります。動画制作会社など、プロに制作を依頼する際には、制作目的を明確に伝えるなど、ここまでお伝えしてきた内容に注意して会社選定・依頼を進めていきましょう。
なお、日本最大級のBtoB一括見積もりサービス「アイミツ」では、テレビCM制作に強みを持つ会社をはじめとした、多くの動画制作会社の情報を保有しています。気になる会社を複数比較し、見積もりを取ることができるサービスを無料で提供していますので、ぜひお気軽にご利用ください。
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