【企業目線】プッシュ通知とは|メリットや効果を高めるコツを解説【2024年最新版】
スマホアプリを有効活用するためには、スマートフォンの機能についてよく理解しておくことが重要。アプリの効果を最大限生かすための機能として、各スマホにはプッシュ通知という機能が備わっています。アプリから顧客に向けたメッセージを確実に届けられる機能として知られており、うまく使えるようになれば、顧客との接点を強化できます。
この記事では、プッシュ通知機能の概要や活用するメリット、効果を高めるためのコツについてご紹介します。スマホアプリ開発をこれから検討しているという方は、ぜひ参考にしてください。
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プッシュ通知とは
プッシュ通知とは、スマートフォンに標準搭載されている機能で、アプリやOSからのお知らせをわかりやすく画面上に表示する機能です。例えば、SNSであればメッセージを受信した際にスマホの画面上に表示されます。フリマアプリであれば、購入希望者からのコメントを通知するといった使い方も。
また、プッシュ通知は表示だけでなく、バイブレーションや着信音と合わせてユーザーに対して通知されるため、通知内容の確認を強く促します。OSによって表示方法は微妙に異なりますが、概ね似たような機能であり、OSごとに大きく使い分ける必要はありません。
iPhoneとAndroidでのプッシュ通知の違い
スマホの二大OSと言えば、iPhoneとAndroidです。どちらも世界的に広く普及しているOSですが、プッシュ通知機能の仕様には微妙な違いが見られます。iPhone版のプッシュ通知機能では、新しいアプリをインストールし起動するたびに、通知のオンとオフを選択することが可能。
一方、Androidの場合はデフォルトでプッシュ通知はオンとなっており、別途設定画面を開いて変更しなければ、プッシュ通知をオフにはできません。
プッシュ通知の種類
プッシュ通知機能は大きく分けて、リモートプッシュ通知とローカルプッシュ通知の2種類があります。リモートプッシュ通知は、インターネットにスマホが接続している際に利用可能で、最新情報をアプリが受信し、最適なタイミングでユーザーに通知できる方法です。
一方のローカルプッシュ通知は、インターネットに接続していなくても利用できる通知機能で、スケジュールのリマインドやToDoリストの更新などに用いられます。アプリによって適切なプッシュ通知の種類は変わりますが、店舗情報の発信などに使う上ではリモートプッシュ通知、アプリそのものの機能として通知を送付する場合にはローカルプッシュ通知を用いるという使い分けが考えられるでしょう。
プッシュ通知の重要性
プッシュ通知の重要性が注目される理由のひとつに、日本におけるスマホ保有率の高さが挙げられます。2020年に発表された総務省の調査結果によると、
2019年における世帯の情報通信機器の保有状況をみると、「モバイル端末全体」(96.1%)の内数である「スマートフォン」は83.4%となり初めて8割を超えた。※
とのことで、社会人ともなればほぼ全員が何らかの形でスマホを保有していると考えて間違いありません。
また、アプリの利用時間も長く、日常生活においてスマホアプリが占める重要性の高さがうかがえます。どのような事業を展開しているにせよ、スマホアプリという接点を設け、顧客との関係を強化することはマーケティングの観点からも重要です。プッシュ通知をうまく活用すれば、その関係性をさらに深めることができます。
※出典:総務省|令和2年版 情報通信白書|情報通信機器の保有状況 https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r02/html/nd252110.html
【企業側】プッシュ通知のメリット
プッシュ通知を活用することは、企業にとってもユーザーにとってもメリットのある施策です。企業側がプッシュ通知を活用するメリットとしては、主に以下のような要素が挙げられます。
・メッセージの開封率が向上する
・スマホアプリの再使用率が向上する
・リアルタイムで情報を発信できる
・顧客ロイヤリティを高められる
・集客・販促の即効性が高い
いずれもアプリの利用価値を高めるものばかりで、アプリによる施策を有利に展開できるようになります。ここではそれぞれのメリットについて、詳しく解説しましょう。
メッセージの開封率が向上する
プッシュ通知は、メッセージの開封率向上において効果的であることが評価されています。通常、顧客との接点確保のためには、電話やメール、SNSといったツールが使われており、なかでもメールはメルマガ施策などで広く普及している方法です。
プッシュ通知はそんなメール配信に比べてより高い開封率を達成することができ、その割合はメール配信の数倍とも言われています。
スマホアプリの再使用率が向上する
プッシュ通知を積極的に活用すれば、使われていないアプリであってもユーザーに再利用を促し、顧客の離脱を回避できます。特に「キャンペーン開催中」や「アプリ利用でクーポン配布」などの魅力的な文句をプッシュ通知で発信すれば、アプリから離脱していたユーザーを再び利用に向かわせることが可能。ユーザーが自社から離れてしまう事態を回避できます。
あるいはWebサイトへの訪問を促すことで、アプリ経由のWeb流入を増やすこともできるでしょう。
リアルタイムで情報を発信できる
プッシュ通知はメール配信などとは違い、リアルタイムで情報を提供しやすい点も特徴です。メール配信でニュースを届ける場合は、メールを作成・送信した上、ユーザーがそのメールを読むためにメールアプリを開かなければなりません。
しかしプッシュ通知であれば、アプリを立ち上げずに画面に通知を表示することでニュースを届けられます。期間限定のイベントなどへの参加を呼びかける際にも役に立つでしょう。
顧客ロイヤリティを高められる
プッシュ通知もメール配信などと同様に、顧客ロイヤリティの向上に役立ちます。特にプッシュ通知の場合は、メッセージから直接アプリに遷移することで詳細な情報を閲覧しやすい設計が特徴。メール配信よりも自社に対する理解を深めてもらいやすく、愛着も持ってもらいやすいことに期待できます。
また、メール配信とは違い、他のメールやメッセージに埋もれにくいため、確実に有益な情報を伝えやすい点もメリットです。
集客・販促の即効性が高い
リアルタイムでの情報配信ができるプッシュ通知機能は、短期間で成果を上げたい集客施策や販売促進キャンペーンとの相性が良い点も特徴です。セール情報を、商品が安くなった瞬間にプッシュ通知で連絡できるため、消費者がキャンペーンに気づかず買い時を逃してしまった、というようなことも起こりにくくなります。
期間限定セールを開始したいものの、期間内に満足のいく集客が得られず、赤字となってしまうかもしれないという不安も解消されるでしょう。
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【利用者側】プッシュ通知のメリット
プッシュ通知を活用することは、企業だけでなくユーザー側にもメリットをもたらします。主な利点としては以下の2つが挙げられます。
・対象のアプリを開いていなくても情報を受け取れる
・新鮮な情報をリアルタイムで受け取れる
スマホ利用者は多くのアプリをインストールしていることが一般的なため、ひとつずつアプリを逐一確認するのは手間がかかります。また、アプリを入れているからといっても、常にアプリを開いているわけではないため、新着情報がある場合にはプッシュ通知を使うのが有効です。
対象のアプリを開いていなくても情報を受け取れる
プッシュ通知の強みと言えるのが、ユーザーがアプリに触れていなくともアプリ経由で情報を発信できることです。逆に言えば、プッシュ通知を活用しないと、情報を企業が主体的に発信することが難しくなり、情報を伝達できるのがアプリを日頃から利用しているヘビーユーザーに限定されます。
プッシュ通知機能を使えば、アプリを開いていないユーザーにも情報を発信できるため、常に自社サービスに関心を持ってもらうことが可能です。
新鮮な情報をリアルタイムで受け取れる
プッシュ通知は、ユーザーがインターネットに接続さえしていれば、企業が好きなタイミングでユーザーに通知できる点が特徴です。例えば、新商品が入荷した際にプッシュ通知経由で伝えれば、入荷情報を心待ちにしていたユーザーは新着情報を見逃すことなくアプリやWebサイトを訪問してくれます。
特にセールやキャンペーンなど、ひとりでも多くの参加者が必要な企画においてはプッシュ通知が必須だと言えるでしょう。
プッシュ通知の効果を高めるコツ
プッシュ通知にはメリットが多いとはいえ、適切な運用方法を理解しておかなければ、今ひとつ効果を得ることはできません。プッシュ通知の効果を高めるための基本的な施策としては、以下のようなものが挙げられます。
・気を引く文面の作成
・ユーザーに見てもらえる時間帯に配信
・通知するユーザーの選定
・ユーザーに不快感を抱かせない意識で取り組む
発信する情報や時間に気を配り、適切なユーザーに適切なタイミングで発信することがプッシュ通知活用のポイントです。アプリ活用の効果を高める上記のコツについて、詳しく解説します。
気を引く文面の作成
プッシュ通知はさりげなくスマホに情報を表示できる便利なメッセージ機能ですが、その分発信できる情報量は限られています。タイトルと短い文章しか伝えられないため、プッシュ通知で詳細を全て伝えるというよりも、プッシュ通知を使ってアプリやサイトに遷移してもらうことを目指しましょう。
そのため、プッシュ通知ではなるべく興味をそそる文面を意識し、開封したくなるようなメッセージを送ることが大切です。
ユーザーに見てもらえる時間帯に配信
プッシュ通知は24時間配信できますが、だからといって配信は何時でも良い、というわけではありません。プッシュ通知にも見てもらいやすい、開封されやすい時間というものがあるため、それに合わせて配信を行う必要があります。
通知を見てもらいやすい時間帯はユーザーによるため、アプリごとのリサーチが必要ですが、深夜や早朝の通知は不快感が大きく、回避すべき時間帯だと言えます。
通知するユーザーの選定
プッシュ通知に最適なタイミングを知るためには、ある程度プッシュ通知機能を使い続けることでしかわからないこともあります。最初はさまざまな文面でプッシュ通知を送信してみて、どれがもっとも反応が良かったかを調べてみると良いでしょう。
ユーザー全体に送信するだけでなく、ユーザーの層ごとに異なる文面で通知を送信し、よりパーソナライズされた通知を送ることができるようになるのが理想です。
ユーザーに不快感を抱かせない意識で取り組む
プッシュ通知は基本的に送信すればするほどユーザーとの接点が増えるものですが、通知の送り過ぎはかえって不快感を与えてしまうこともあるため、注意が必要です。配信頻度があまりにも多いと、通知をオフにされてしまうことや、アプリを消されるケースにも発展します。
プッシュ通知はあくまでも節度を持った接点獲得のためのツールと考えておき、適切な頻度やタイミングをわきまえた上で運用を検討しましょう。
アプリ開発の費用相場
続いては、アプリ開発を外注した際にかかる費用相場をご紹介します。
アプリのタイプ | 開発費用の相場 |
アプリ開発の平均費用相場 | 250万円~ |
ショッピングカート系 | 100万~300万円 |
カタログ・フリーペーパー系 | 50万~100万円 |
通話・メッセージアプリ系 | 100万~500万円 |
ツール系 | 50万~300万円 |
ゲーム系 | 300万~1,000万円 |
SNS位置情報系 | 500万~1,000万円 |
アプリ内課金/多言語/マップ対応 | 各10万~20万円 |
SNS連携/アクセス解析 | 各5万円 |
学習アプリ系 | 50万~300万円 |
より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
【まとめ】プッシュ通知の活用にお悩みの方はアイミツへ
プッシュ通知機能は、スマホユーザー向けのマーケティングを実践する上で非常に重要な機能です。プッシュ通知によるコミュニケーションの強化にも期待でき、より自社サービスに親近感を持ってもらうこともできます。
ただし、プッシュ通知を有効活用するには、通知機能の適切な運用方法への理解はもちろんのこと、それに対応するアプリの開発も必要です。アイミツでは、プッシュ通知機能を最大限に活かせるアプリ開発会社のご紹介を、あなたのニーズに合わせてピックアップして提供しています。アプリ開発をご検討の際には、ぜひお気軽にご相談ください。
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