iOS/Androidアプリの開発の違いを解説【2024年最新版】
現行のスマートフォンは大きく分けて、iPhoneとそうでないものの2種類に分けられます。この違いを区別しているのが、それぞれのデバイスに内蔵されているOSです。iPhoneにはiOSが、それ以外にはAndroid OSが搭載されていますが、そもそもこのようなOSの違いはどのような意味があるのでしょうか。
この記事ではアプリ開発の際に知っておきたい、スマホのOSの違いや、クロスプラットフォームについて、解説します。
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iOSアプリとAndroidアプリの違い
まずは、iOSアプリとAndroidアプリにどのような違いがあるのか、確認しておきましょう。
プログラミング言語が異なる
iOSとAndroidにおける最大の違いは、プログラミング言語が異なる点です。プログラミング言語にはさまざまな種類があり、2つのOSに対応している言語もありますが、それぞれのOSに特化した言語の採用が進んでいます。例えばiOSにおいては、Apple謹製のSwiftと呼ばれる言語が盛んに用いられているのが特徴です。一方のAndroidでは、JavaやC++といったポピュラーな言語に加え、Android特化のKotlinも採用されています。
必要なツールが異なる
アプリ開発におけるツールの違いも、iOSとAndroidの間には挙げられます。現在iOSのアプリ開発で用いられているのは、Appleが提供するXCodeと呼ばれるツールです。Swiftにネイティブ対応しており、互換性に優れているサービスですが、一方のAndroidではAndroid Studioが用いられています。どちらのツールもそれぞれのOSに特化したサービスであるため、互換性は基本的にありません。
リリース費用が異なる
開発言語やツールが違えば、アプリの提供にかかる費用も異なってきます。基本的に、言語の利用やツールの利用はiOSでもAndroidでも無料で行われているため、開発費用は人件費だけで済みます。問題なのは、アプリをリリースするときにかかる料金です。
iOSの場合、アプリのリリースには年間で100ドル程度の料金が発生するため、継続的に収益が得られる仕組みを整備しなければなりません。一方でAndroidは初回登録時に25ドル払うだけで良いので、リリースコストは低いと言えます。
iOSとAndroidのどちらにも対応するには
iOSとAndroidは別個のOSですが、開発プロセスを整備したり、アプリを改修したりすることで、両方のOSに対応させることも可能です。これはクロスプラットフォーム開発と呼ばれており、スマホアプリのみならず、PC向けアプリにおいても実施されています。
クロスプラットフォームとは
クロスプラットフォームとは、OSの垣根をこえてアプリを利用できる仕組みが整備された製品を指します。従来のアプリは、特定のOSに特化して開発が行われていたため、異なるOSではアプリを利用することができない、ということが一般的でした。
しかしクロスプラットフォーム対応が行われたアプリであれば、iOSやAndroidを問わず、どんなスマホからでも利用ができます。iOS版とAndroid版を別個に制作しているケースもありますが、最近では1つのアプリを、クロスプラットフォームに対応させてリリースする機会も増えてきました。
クロスプラットフォームの種類
クロスプラットフォームには大きく分けて、
・ネイティブ型
・ハイブリッド型
・独自レンダラ型
という3つの種類が挙げられます。ネイティブ型は、OSに搭載されている描画エンジンをそのまま活用し、アプリを動かすものです。3つのタイプの中で最も高速に動作するので便利ですが、開発要件が厳しい点が課題といえます。
ハイブリッド型は、Webブラウザと同じような機能を持つWebview機能を使って実行する開発形式です。処理を端末だけでなく、一部をWeb上で行うため開発が容易ですが、シンプルな機能に限定されたり処理が遅い点がネックと言えます。
独自レンダラ型は、上記2つとは異なり独自のレンダリングエンジンを用意して開発する手法です。レンダリングをOSに依存せず行えるため、複雑な描画が発生するゲームの開発などに適しています。
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クロスプラットフォーム開発の環境
具体的なクロスプラットフォームの開発環境としては、以下のようなサービスが挙げられます。
Cordova
Cordovaはオープンソースで提供されている、無料の開発プラットフォームです。HTMLやJavascriptなど、Webアプリなどでもポピュラーな言語を使った開発に適しています。開発者の間ではポピュラーなツールで、スマホアプリのクロスプラットフォーム化などで活躍するツールです。運用実績が長いこともあり、信頼性に優れ、特定OSに依存した既存環境から安心して移行ができます。
Unity(ユニティ)
Unityは近年最も注目を集めている、無料で利用可能なゲームエンジンです。C#やJavascriptを使ったアプリ開発が行えますが、最も得意としているのはゲーム開発です。大手ゲームにも採用される機会が増えている、ハイエンドなエンジンとしても活躍し、ARやVRといった、最先端のテクノロジー活用にも応用されています。元々はMacに強いツールでしたが、最近はAndrroidやWindowsにも対応しているのが強みです。
React Native(リアクトネイティブ)
React Nativeは、Facebookが開発・提供しているクロスプラットフォームの開発ツールです。汎用性の高いJavascriptを使った開発に適しており、iOSやAndroidといったスマホ向けアプリの開発を進めたい場合に活躍します。Facebookが開発したということもあり、SNSのFacebookはReact Nativeで動作しているなど、大型のサービス展開を検討している場合でも安心できる実績が盛りだくさんです。
クロスプラットフォーム開発はプロへの外注がおすすめ
クロスプラットフォーム開発は、従来のOSに依存した開発しか経験がないエンジニアにとって、やや難易度の高い取り組みでもあります。新しいアプリを開発するのではなく、開発環境を移行してアプリを作る必要があるためです。そのため、移行までの十分な期間がない、クロスプラットフォームの経験がない場合は、専門のアプリ開発会社に開発を委託するのも1つの手と言えるでしょう。
アプリ開発の費用相場
つづいては、アプリ開発を外注した際にかかる費用相場をご紹介します。
アプリのタイプ | 開発費用の相場 |
アプリ開発の平均費用相場 | 250万円~ |
ショッピングカート系 | 100万~300万円 |
カタログ・フリーペーパー系 | 50万~100万円 |
通話・メッセージアプリ系 | 100万~500万円 |
ツール系 | 50万~300万円 |
ゲーム系 | 300万~1,000万円 |
SNS位置情報系 | 500万~1,000万円 |
アプリ内課金/多言語/マップ対応 | 各10万~20万円 |
SNS連携/アクセス解析 | 各5万円 |
学習アプリ系 | 50万円~300万円 |
アプリ開発の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
【まとめ】クロスプラットフォーム開発を成功させるには?
この記事では、クロスプラットフォーム開発の概要や、従来のアプリ開発との違いなどについて、解説しました。クロスプラットフォームにアプリを対応させるためには、専門のツールや知識がエンジニアに求められます。アイミツでは、そんなクラスプラットフォームに対応するアプリ開発会社を、あなたのニーズに合わせて紹介しています。開発案件でお困りの際には、お気軽にご相談ください。
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