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Flutterのアプリ開発の特徴やメリットを紹介【2024年最新版】

更新日:2024.01.24

スマートフォンの普及拡大により、現在では多くの企業がスマホアプリの開発・リリースに力を入れています。より短期間で効率的にアプリを開発するのにおすすめとなるのが、Flutter(フラッター)と呼ばれるアプリ開発に特化したフレームワークの活用です。当記事では、Flutterの概要・メリット・開発手順・開発事例について解説していきます。

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Flutterとは

はじめに、Flutterとは何かやReact Nativeの違いを解説します。

Flutterとは何か

Flutterとは、Googleが提供するモバイルアプリ用のフレームワークです。Googleが開発したプログラミング言語であるDartが採用されており、Android・iOS両方に対応したアプリを1つのコードで開発できることが大きな特徴。ほかにもWeb・macOS・Windows・LinuxといったOSの開発にも対応しています。ライブラリが豊富で開発をサポートする機能も充実。

Flutterは、ネイティブアプリ特有のOSごとの対応が不要となり、開発効率や利便性も高いことから、アプリ開発企業を中心に大きな注目を集めています。

React Nativeの違い

React Nativeは、Android・iOSを同時開発できるフレームワークの1つ。ここでは、FlutterとReact Nativeの違いについて解説します。

■コンセプト
Flutter:1度コードを記述すればすべてのプラットフォームで動作できる。
React Native:一度学べばどのプラットフォームでも活用できる。


■人気・シェア
Flutterの方がシェア・人気が高い

■信頼性・安定性
React Nativeはバージョンアップの頻度とそれに伴う不具合が多い傾向。信頼性・安定性はFlutterの方が優秀。


■OTAアップデートの可否
React Nativeは、ストアの審査を通さずアプリの更新・アップデートが可能なOTAアップデートに対応。FlutterはOTAアップデートが不可

Flutterでアプリ開発するメリット4つ

flutterを活用したアプリ開発が注目されているのは、さまざまなメリットがあるためです。主なメリットについて以下にご紹介します。

開発期間の短縮&開発費用が削減できる

通常のネイティブアプリの開発においては、Android・iOSの両方に対応したアプリを開発する際には、OSごとにコードを記述して開発を行う必要があります。一般的にどちらか一方のOSでアプリをリリースすることは無いため、両OSへの対応が工数・コストを増加させる大きな要因となっています。

Flutter開発では、Android・iOSのアプリを同じコードで同時に開発できるため、開発コスト・開発期間を大幅に削減できることがメリットです。

保守・運用費用も削減できる

ネイティブアプリにおいては、開発だけでなく保守運用もOSごとに対応する必要があります。人員もそれぞれ用意する必要があり、機能追加・仕様変更やバグや障害への対応も別々となるため、コストやリソースを大きく圧迫してしまいます。

Flutterでアプリ開発を行えば、保守運用を統一できるため、コスト・リソースの大幅な削減が可能。機能追加・仕様変更・バグや障害への対応も単純に約半分とすることができます。保守運用はアプリを公開する限り継続する必要があるため、統一できるメリットは大きなものとなります。

UIデザインの自由度が高い

Flutterでは、Googleが推奨するマテリアルデザインを採用しているのが大きな特徴でありメリット。マテリアルデザインとは、ユーザーが直感的に理解・操作できるUIデザインのことを指します。

実際にFlutterで作成されたアプリは見やすさ・分かりやすさに優れており、直感的に操作することが可能であるため、アプリの利用率・継続率・コンバージョン率などにも好ましい影響を与えることができます。Flutterでは、マテリアルデザインのパーツも豊富に用意されており、さまざまなデザインを自由に実現できます。

スムーズに仕様変更できる

Flutterには、Hot Reload(ホットリロード)と呼ばれる、プログラムの変更を即座に反映する機能が搭載されています。この機能により、開発や保守を行う際の変更箇所を速やかに確認できるため、確認に要する時間を大幅に短縮。開発や保守の作業効率を大幅に高められることも大きなメリットです。

ホットリロード機能が搭載されているネイティブアプリの開発ツールもありますが、両方のOSへ別々に対処しなければならないため、Flutterの開発効率には到底及びません。

「自社にあった会社が見つからない」「会社選びに時間が割けない」とお悩みの方は、お気軽に「アイミツ」にお問い合わせください。数あるアプリ開発からあなたの要望にあった会社をピックアップして無料でご紹介いたします。

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Flutterを活用したアプリ開発手順

ここでは、Flutterを活用してアプリ開発を行う手順について解説します。これから活用を考えている方は、ぜひご参考ください。

1.Flutterのダウンロード・インストール
Flutterの公式サイトから、開発キット「Flutter SDK」をダウンロード。解凍して任意のディレクトリに配置。

2.開発環境の構築
よりスムーズに開発を行うために以下の総合開発環境(IDE)を用意する。
・Visual Studio Code
・Android Studio
・Xcode

3.アプリを開発
Flutter内でプロジェクトの立ち上げを行い、アプリシミュレーターを起動。「Dart」でプログラミングを行う。

4.アプリをリリース
完成したアプリの情報をGoogle Play・Appleへ申請。リリースを行う。

Flutterを活用したアプリ開発事例2選

flutterを活用したアプリ開発を考えている方は、実際の開発事例を参考にするのも重要なポイント。ここでは、ぜひ参考にしておきたいおすすめの事例を2つご紹介します。

求人サイト「Green」

Greenは、IT系人材に強いことで知られる求人メディア。社内にアプリ開発エンジニアが乏しく、解決手段としてFlutterを活用したクロスプラットフォーム開発を採用。

アプリ開発は、Flutter開発体制の強化を行っているテックカンパニーのアトラエへ発注。依存性・不確実性の高い部分から優先的に開発を行うことで効率を高め、わずか4ヵ月でアプリをリリース。既存アプリからの乗り換え・社内普及を推進しています。

参考URL:求人メディア Green の Android アプリを Flutter で開発した裏話 https://note.com/raykaga/n/n52c1ee039331

旅行サイト「じゃらん」

宿泊施設の検索・予約サービス「じゃらん」のアプリは、Android・iOSそれぞれのアプリを10年間運営。2020年を節目に、開発効率・品質向上を目的にFlutterへの順次リプレイスを実施しました。
具体的に得られたメリットは以下の4点。

・開発効率向上
・工数削減
・秀逸なUIの構築
・内部処理の可視化
・コードレビュー・コンフリクト解消の容易化


段階的以降の途中で課題に直面しつつも、予想以上のメリットを実感。完全移行を目指しリプレイスを進めました。

参考URL:fortee Flutter移行の苦労と、乗り越えた先に得られたもの https://fortee.jp/iosdc-japan-2020/proposal/ffc2099c-a65c-414b-90f0-677b90260201

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アプリの費用相場

つづいては、アプリ開発を外注した際にかかる費用相場をご紹介します。

アプリのタイプ別開発費用の相場
アプリのタイプ 開発費用の相場
アプリ開発の平均費用相場 250万円~
ショッピングカート系 100万~300万円
カタログ・フリーペーパー系 50万~100万円
通話・メッセージアプリ系 100万~500万円
ツール系 50万~300万円
ゲーム系 300万~1,000万円
SNS位置情報系 500万~1,000万円
アプリ内課金/多言語/マップ対応 各10万~20万円
SNS連携/アクセス解析 各5万円
学習アプリ系 50万~300万円

アプリ開発の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。

【まとめ】Flutterでアプリ開発を成功させるには?

Flutterは、Android・iOSの両方のアプリをまとめて開発・保守運用することができる優れたフレームワーク。モバイルアプリの開発効率・コストパフォーマンスを向上させたい方や、マテリアルデザインで開発を行いたい方には非常におすすめです。

Flutterでのアプリ開発は、内製を行う際のみならず外注を行う際にも、開発や保守運用のコスト・リソースを削減することが可能。Flutterでのアプリ開発を外注したい方は、ぜひ最適なマッチングをサポートするアイミツまでご相談ください。

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