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アプリ開発に適したプログラミング言語|アプリの種類別に紹介【2024年最新版】

更新日:2024.01.24

さまざまな外注先を比較検討できる「アイミツ」が、アプリ開発に適したプログラミング言語について分かりやすく解説します。アプリの種類やiPhone/iPad・Androidアプリ開発に適した言語、Windows・Macアプリに適した言語、Webアプリ開発・ハイブリッドアプリ開発に適した言語などを一挙にまとめました。

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アプリの種類

アプリの種類は「ネイティブアプリ」と「Webアプリ」「ハイブリッドアプリ」の3種類に大きく分かれ、それぞれの開発に適したプログラミング言語や利用できる環境が異なります。ここからは、それぞれの特徴について解説していきます。

ネイティブアプリ

ネイティブアプリとは、スマートフォンやタブレットといったモバイル端末にインストールして利用する形式のアプリケーションで、「スマホアプリ」と呼ばれることもあります。モバイル端末のカメラや位置情報、プッシュ通知などを活用しやすいのが大きな特徴です。アプリ内課金によって収益につなげやすいという点も、アプリの開発者・運営者には魅力的なポイントと言えます。
一方でApp StoreやGoogle Playなどのアプリストアのガイドラインを遵守する必要があるため、自由度が制限されるという側面があります。

Webアプリ

Webアプリとは、Webブラウザ上で動作するアプリケーションを指すものです。FacebookやAmazonなど幅広いジャンルのサービスがWebアプリに該当します。ユーザー側はWebサイトだと認識しているものが、実はWebアプリということも少なくありません。
ネイティブアプリとWebアプリの最大の違いとしてあげられるのは、インストールが不要でインターネット環境とWebブラウザがあればいつでも利用できるという点。その反面、ネイティブアプリのようなプッシュ通知は利用できないため、ユーザーの情報取得に手間が生じてしまうこともあるようです。

ハイブリッドアプリ

ハイブリッドアプリは、「ハイブリッド=異種のものを組み合わせたもの」の意味が示すとおり、ネイティブアプリとWebアプリ双方の性質を備えたアプリケーションです。多くのユーザーを抱える人気Webサービスの中にはWebブラウザ上とアプリの両方で利用できるものもが多くありますが、これらのサービスの大半がハイブリッドアプリに分類されます。
ハイブリッドアプリの開発には、アプリ開発の土台となるフレームワークを用いることで工数やコストを抑えられる一方で、細かな変更に対する自由度は低いという特徴があるとされています。

iOSアプリ開発に適したプログラミング言語

アプリ開発に用いる言語を選ぶ際には、それぞれの特徴だけでなく各アプリとの相性や習得の難易度も把握しておくことが大切です。
なお、iPhone/iPadといったiOS端末向けのアプリ開発では、Swift(スウィフト)、Objective-Cという言語が用いられるのが一般的。ここからは、2つの言語の概要や特徴を解説していきます。

Swift

Swift(スウィフト)は2014年にApple社が発表したプログラミング言語で、iOS向けのアプリやシステム開発時の公式標準開発プログラミング言語にも指定されています。主な特徴は、以下の通りです。
・習得難易度は低め
・処理速度が非常に速い
・安定性が高い(不具合が起こりにくい)
・Objective-Cとの互換性を持つ

従来はmacOS搭載の端末でのみSwiftによる開発が可能となっていましたが、2020年にはWindowsでの開発が可能となり、今後はさらに需要が拡大していく可能性があると言われています。

Objective-C

Objective-C(オブジェクティブ シー)はC言語をベースに開発されたもので、Swiftの登場前はiOSアプリ開発においてもっとも利用されていたプログラミング言語でした。Swiftの登場以降は利用される頻度が減少傾向にあるものの、未だにObjective-Cを用いるというケースも存在しています。
ただし、Swiftが現在はWindowsからでも開発が可能なのに対して、Objective-Cの開発プラットフォームは大半がmacOSにのみに対応のXcodeであることからマニアックなプラグロミング言語といえるでしょう。一方で、C言語がベースとなっているため、C言語/C++(シープラスプラス)を習得している場合は学習コストを抑えて習得しやすいというメリットがあります。

「自社にあった会社が見つからない」「会社選びに時間が割けない」とお悩みの方は、お気軽に「アイミツ」にお問い合わせください。数あるアプリ開発会社からあなたの要望にあった会社をピックアップして無料でご紹介いたします。

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Androidアプリ開発に適したプログラミング言語

Androidアプリの開発向きの代表的なプログラミング言語としては、以下の3種類があげられます。
・Java
・C#
・Kotlin

ここからは、それぞれの特徴や言語習得の難易度などについて解説していきます。

Java

数あるプログラミング言語の中でも汎用性が高く、エンジニアから高い支持を受けている言語の1つがJava(ジャバ)です。以下のポイントが、Javaの特徴としてあげられます。
・拡張性が高く、大規模な開発にも適している
・OSやハードウェアなどの実行環境を選ばず、汎用性が高い
・汎用性が高く高性能な反面、覚えるべきルールや記述が多いため習得難易度は高い部類

Javaが登場したのは1990年代と長きにわたる歴史を持ち、現在はAndroidアプリはもちろんITシステムやWebシステムなど幅広い分野で活用されているようです。

C#

C#(シーシャープ)は、マイクロソフト社が開発したプログラミング言語です。世界的に人気の高いC++(シープラスプラス)とJavaをベースにこれらの長所を取り込んで作成されたもので、以下の特徴があります。
・マイクロソフト製品群やWindowsと相性がいい
・習得の難易度はプログラミング言語の中では中級程度

また、世界最大シェアを誇るゲームエンジンである「Unity(ユニティ)」によって3Dを用いたゲーム開発が手軽になった結果、スマホ向けゲームアプリの開発にも多く採用されることになりました。

Kotlin

Kotlin(コトリン)は、Javaを安全・簡潔にするために改良した上で産業利用向けの汎用言語として2011年にリリースされたプログラミング言語です。特徴としては、以下があげられます。
・Google社が初心者向けガイドや教育プログラムを提供するなど学習環境が整えられている
・言語習得の難易度は全プログラミング言語の中で中級程度
・Javaとの連携が考慮されているためJavaで作られた資産を活用できる

比較的新しい言語ではあるものの、Google社がAndroidにおける公式開発言語に採用したこともあり、Android端末向けアプリ開発の分野ではシェアが拡大しているようです。

Windowsアプリに適したプログラミング言語

ここからは、Windowsアプリ開発に適した以下のプログラミング言語の特徴を解説していきます。
・VB.NET(Visual Basic.NET)
・C++
・Node.js

VB.NET(Visual Basic.NET)

VB.NET(Visual Basic.NET)は、マイクロソフト社が開発したプログラミング言語で、以下が特徴としてあげられます。
・生活の中で使う「自然言語」に近い文法が採用されているため学習の難易度が低い
・ドラッグ&ドロップなどの簡易的な操作でコーティングなしでのアプリ開発も可能
・柔軟性の高い言語である一方でほかの言語に応用できる知識は少ない

マイクロソフト社が推奨する.NET環境での動作が前提となっており、さらに応用の応用の幅が広いことからAndroidアプリ開発はもちろんWindowsアプリ、Webアプリの開発に用いられることも多いようです。

C++

C++(シープラスプラス)は、C言語と同様の処理速度を持ちながらも、さらに効率的な開発を叶えるために作られたプログラミング言語です。名称には「C言語よりも前進」という意味が込められています。C++の主な特徴は、以下の通りです。
・汎用性が非常に高く実現したいサービスやシステムの大半をカバーできる
・さまざまなバージョンがありそれぞれ機能が異なる
・C言語より覚えることが多く初心者には難しいがC言語を習得している人ならそれほど難しくない

ほかのプログラミング言語と比較して高度な処理を速いスピードでこなせるため、Androidアプリ開発だけでなくPCソフトや業務システム、OSなど幅広い分野で用いられています。

Node.js

Node.js(ノード・ジェイエス)は、ホームページ制作などで用いられるJavaScriptをサーバーサイドでも動作させるためのプラットフォームです。主な特徴としては、以下があげられます。
・Node.jsをベースにして手軽にAndroidアプリ開発ができる
・アプリの開発だけでなくWebサーバーとしても使える
・習得難易度は他のプログラミング言語と比較すると中級程度

また、Google社が開発した実行エンジン「V8」を用いることで高速な実行環境を実現するほか、「非同期処理」と呼ばれる仕組みによって大量のアクセスを高速で処理するアプリやサービスとの相性に優れています。

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Macアプリ開発に適したプログラミング言語

Macアプリ開発に適したプログラミング言語は、iPhone/iPad向けアプリと同様に「Swift」「Objective-C」の2種類です。現在はObjective-CからSwiftへの入れ替えが進んでおり、Objective-CからSwiftへと変換するツールも数多く存在しています。「旧言語→新言語」という流れにそって、Objective-Cの資産・遺産をSwiftへ置き換えようという流れが加速しているようです。

Webアプリ開発に適したプログラミング言語

Webアプリ開発に適した代表的なプログラミング言語は、以下の4種類です。
・Python
・PHP
・Ruby
・Java

なお、JavaについてはAndroidアプリ開発に適した言語としてすでに解説しましたので、ここでは「Python(パイソン)」と「PHP(ピーエイチピー)」「Ruby(ルビー)」の特徴やメリット・デメリットなどを紹介します。

Python

Python(パイソン)は、1991年に開発・公開されたプログラミング言語です。専門分野で幅広く用いられてきた豊富な実績や、シンプルさに特化していることから、数あるプログラミング言語の中でも高い人気を獲得しています。主な特徴は以下の通りです。
・少ないコードで多くの処理を実行できる
・副産物的なメリットが多い(エラーを発見しやすい、初心者も学びやすい、修正をしやすいなど)
・YouTubeやInstagramなど知名度の高い多くのWebアプリがPythonで作られている

またPythonはWebアプリ開発だけでなく、機会学習やゲーム開発など幅広い分野で活用されています。

PHP

PHP(ピーエイチピー)は、動的コンテンツ作成との相性に優れたプログラミング言語で、以下のような特徴を持ちます。
・構文がシンプルなので「読みやすく・書きやすい」
・メジャーなプログラミング言語でネット上にも情報が充実しているため学習効率が高い
・「フレームワーク」が多数存在しており効率的なWebアプリ開発が可能

なお動的コンテンツとは「タイミングやユーザーごとに異なる結果を表示するコンテンツ」を指すもので、代表例としてはECサイトで表示される「おすすめ商品」や「購入履歴」などが該当。Webアプリにおいて欠かせない仕組みの1つとなっています。

Ruby

Ruby(ルビー)は日本で開発されたプログラミング言語で、以下が特徴としてあげられます。
・ソースコードがシンプルで「書きやすく、読みやすい」
・日本生まれのプログラミング言語であることから、日本語で書かれた情報を見つけやすい
・クックパッドや食べログなど国内の大手Webアプリ開発に用いられてきた実績がある

日本生まれのプログラミング言語として初めて、国際規格である「国際電気標準会議」の認定を獲得。「Ruby on Rails」というフレームワークを用いることで効率的にWebアプリ開発を進められるというのも魅力でしょう。

ハイブリッドアプリ開発に適したプログラミング言語

ここからは、ハイブリッドアプリ開発に適したプログラミング言語である以下の3種類について解説していきます。
・JavaScript
・HTML
・CSS

それぞれの特徴や得意分野についても説明するので、ほかのプログラミング言語と比較しながら開発に役立ててください。

JavaScript

JavaScript(ジャバスクリプト)はブラウザ上で動作するプログラミング言語です。主な特徴は以下の通りです。
・1990年代初頭の登場にもかかわらず未だ圧倒的な支持を集めており将来的な需要も見込める
・Webアプリ開発と同じ感覚でネイティブアプリを開発できるプラットフォームが存在
・習得の難易度はプログラミング言語の中で比較的低い

ブラウザ上での画像の拡大や各種フォーム設置、ポップアップの出現などWebサービスで用いられているさまざまな仕組みを実現しているのもJavaScriptです。さらに、複数のハイブリッドアプリ開発用プラットフォームがあるというのも魅力でしょう。

HTML

HTML(エイチティーエムエル)は「Hyper Text Markup Language」の略称で、コンピューターが理解できる形式でマークアップ(文章構成の指示)を表すための言語です。主な特徴としては、以下があげられます。
・難易度が非常に低く初心者でも数十時間ほどの学習で最低限扱えるようになる
・習得難易度が低いためHTMLで開発できるハイブリッドアプリはコストを抑えやすい
・バージョンや亜種が複数存在しており文法や表現がそれぞれ異なるため注意が必要

専用のタグを用いることで表側に適切な処理が行われる仕組みで、世界中のほとんどのWebサイトはHTMLで構成されています。

CSS

CSS(シーエスエス)は、HTMLで記述された内容の表示方法の指定を目的とした言語で、HTMLと組み合わせて用いられます。主な特徴は以下のとおりです。
・HTMLと並んで数ある言語の中で最も習得難易度が低い部類に入る
・ポピュラーでありながら習得難易度が低いため低コストでリソースを確保しやすい
・ブラウザによってはCSSをサポートしておらず正常に表示されないケースがまれにある

HTMLがWebページにおける情報構造や各要素の位置を定義するものである一方、CSSにはそれらの装飾を指定する役割があります。文字の大きさや色、余白など文章をデザインする際に用いる言語とも表現できるでしょう。

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アプリ開発でのプログラミング言語の選び方

アプリ開発に適したプログラミング言語を選ぶためには、まずは「どんなアプリを開発するのか」を明確にする必要があります。プログラミング言語によって得意とする分野やメリット・デメリットは異なるため、開発するアプリの種類や要件に合わせて相性のいいプログラミング言語を選びましょう。
また、プログラミング言語ごとに難易度が異なる点も加味して、社内で知識・スキルを持つ人材を活用しやすいプログラミング言語を選ぶというのも1つの手段です。

自社にプログラミング言語のスキルがない場合

アプリ開発では複数のプログラミング言語を組み合わせることが多いため、必要なスキルを持つ人材を社内で揃えるのが難しいというケースも十分に想定できます。もちろん従業員に必要なプログラミング言語の学習を促すこともできますが、それにかかる時間やコストを考えると外注が効率的でしょう。
特にアプリ開発ではプログラミング言語だけでなく、そのほかにもITスキルや経験が求められる場面も多いため内製にこだわりすぎず、外注を柔軟に活用するのがおすすめです。

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まとめ

アプリは主に3種類に分類されますが、それぞれに適したプログラミング言語が異なるだけでなく、各プログラミング言語のもつ特徴も異なります。したがって、開発したいアプリに適した言語の選定やアプリ開発については、必要に応じて専門家のサポートを利用するのが得策でしょう。
「アイミツ」ではご要望を伺った上で、条件に合うアプリ開発会社を無料で複数社ご紹介可能です。会社選びでお困りの方は、お気軽にご相談ください。

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