自社アプリを作る目的と方法|自社開発と外注それぞれのメリット・デメリット【2024年最新版】
さまざまなスマホアプリが人気を集める昨今、「自社でアプリを作る方法を知りたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、自社アプリを作成するメリットや自社アプリの作り方、機能例、おすすめのツールなどを紹介していきます。自社アプリの作成で困りごとがある方は、ぜひ参考にしてください。
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自社アプリとは
アプリは「アプリケーションソフトウェア」の略称で、特定の用途にもとづいて設計・開発されたソフトを指すものです。スマートフォンの利用が一般的となった現在では多くのユーザーがスマホアプリを利用しており、顧客への販促を目的としたアプリや業務効率化を図るための社用アプリといった自社アプリを開発する会社も増加しています。
なお、自社アプリを店舗で活用する場合は「店舗アプリ」、企業の提供するアプリは「コーポレートアプリ」「オウンドアプリ」とも呼ばれるようです。
自社アプリを作成するメリット
生活の中でスマホアプリを利用するのが当たり前となった昨今では、「自社アプリを今さら作成しても……」と考える方もいるかもしれません。しかし、自社アプリの作成にはさまざまなメリットが存在しています。
ここからは、自社アプリを作成する4つのメリットを解説していきます。
自社ブランドの強化
自社アプリの作成は、ブランドの強化につなげられるというメリットがあります。たとえば新たにネットショップを開設するとして、Webブラウザ版のみでサービスを展開しては「スマホアプリでの購買が当たり前」という層からの利用は見込めないでしょう。
しかし、ネットショップのオープンに合わせて自社アプリを開発し、ダウンロードキャンペーンといった施策を行えば、ブランドの認知度向上はもちろんコンバージョン率にも期待できます。
アクセスしやすい
ユーザーにとってアクセスしやすい環境づくりになるというのも、自社アプリを作成するメリットの1つです。Webブラウザ版のみでネットショップサービスを展開した場合、ユーザーは都度ブラウザを立ち上げ、さらにネットショップのURLへアクセスしなければなりません。ブックマークに登録されていなければ、履歴の閲覧や検索といった手間も生まれます。
自社アプリがあれば、ユーザーはダウンロードすればその後は1タップでネットショップを開けるため、利用率の向上にもつながるでしょう。
リピート率アップ
ユーザーにとってアクセスしやすい環境を整備することは、リピート率の向上にもつながります。すぐにアクセスできるサービスは「利用ハードルが低い」という印象を抱かれやすく、その結果「買い物をする時はまずこのアプリを開く」といった行動を促すことができます。
くわえて、「アプリでの購入者はポイントアップの対象になる」などのキャンペーンも展開すれば、アプリのリピート率がさらに向上するでしょう。
ユーザーの満足度に貢献
ユーザーの満足度向上への貢献が期待できるというのも、自社アプリを作成する大きなメリットです。アプリならではの機能として「プッシュ通知」があげられますが、これを有効活用して「新作を入荷しました」「お気に入り内の商品が売り切れ間近です」などの情報を発信すれば、ユーザーは購入を検討する商品の状況をいち早くキャッチでき「売り切れる前に購入できて満足」といった感情を抱くと考えられます。
サービスを運営する会社にとっても、ユーザーとの接点を増やすきっかけとなるでしょう。
自社アプリの機能
ここからは、自社アプリに実装する機能の具体例を紹介していきます。自社アプリといっても種類はさまざまですが、基本的にはネットショッピングやクーポン発行、新商品情報の発信機能を備えていることが多いようです。
ネットショッピング
自社アプリに実装させる機能としてはじめにあげるのは、ネットショッピング機能です。商品の注文やサービスの利用のほか、チケットの予約などもこの機能に当てはまります。
Webブラウザ上のみで機能するネットショップと比較するとアプリの方がより気軽にサービスを利用できるだけでなく、購入ごとにポイントを付与する機能もあわせて実装させられるため、ユーザーの育成にも役立つでしょう。
クーポン発行
続いて紹介する機能は、クーポン発行機能です。ネットショップ内で利用できるクーポンの発行はもちろん、日店舗での提示が割引対象となるクーポンも発行できるため、さまざまな施策に活用できるでしょう。
クーポンが発行されるとユーザーには「期限内にクーポンを使用しなければ」という心理が働くため、リピーター獲得施策としても有効です。「初回購入時はXXXX円割引」といったクーポンを発行すれば、新規顧客の獲得にも大きな効果を発揮するのではないでしょうか。
お得な情報
ユーザーにとってお得な情報をタイムリーに発信する機能も、自社アプリの基本的な機能の1つです。たとえばプッシュ通知を用いて「本日19:00から特別タイムセール実施!」といった情報を直前に配信すれば、そのタイミングでスマホを手に取ったユーザーに働きかけることができます。
新商品のお知らせ
自社アプリの基本機能として最後に紹介するのは、新商品のお知らせ機能です。ネットショップの運営にあたって「Webブラウザ版のみでサービスを提供しており、新商品の情報をうまく周知できていない」という場合は、新商品の登場に気づいているユーザーが少ないと考えられます。
しかし、自社アプリ内に「新着情報」「新入荷商品」といった項目を設け、プッシュ通知と併用すればユーザーは新商品を見つけやすくなるでしょう。
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自社アプリを作る方法
自社アプリの作成方法は「スクラッチ開発」と「ツールでの開発」に分かれます。ここからは、それぞれの方法の概要とメリット・デメリットを詳しく解説していきます。
スクラッチ開発でアプリを作る
スクラッチ開発は、社内もしくは外部のアプリ開発会社でアプリケーションを1から設計・開発する方法です。なにもない状態からアプリを作るため、細かな部分にまでこだわった自社アプリにできるという特徴があります。「オリジナル性の高い自社アプリを作りたい」という場合に特におすすめの手法と言えます。
メリット
スクラッチ開発で自社アプリを作成するメリットは、オリジナリティあるアプリにできるという点です。1からアプリケーションを構築していくため、「GPS機能を実装したい」「ほかのシステムと連携させたい」といったカスタマイズにも柔軟に行えます。
「作りたいアプリの要件は具体的になっているが、アプリ作成ツールでは実現が難しそう」という場合は、スクッチ開発がおすすめでしょう。
デメリット
スクラッチ開発で自社アプリを作成する場合は、開発費用が高額になる可能性があるだけでなく、リソースの確保に手間が生まれるというデメリットがあります。アプリを1から開発するにはさまざまな専門知識・スキルが求められるため、社内にリソースがなければアプリ開発会社へ外注しなければなりません。
外注となると開発期間が長くなるほどに費用が膨らんでいくため、予算の都合で実装を諦める機能が出てくる可能性もあるでしょう。
ツールを利用してでアプリを作る
自社アプリの作成には、アプリ作成ツールを活用する方法もあります。「専門知識のある人材が社内にいない」「気軽に自社アプリを作りたい」といった場合に特におすすめです。以下にメリット・デメリットを解説していきます。
メリット
アプリ作成ツールを用いた自社アプリ作成は、スクラッチ開発と比較して大幅にコストを抑えられるというのが最大のメリットです。開発の経験や知識がなくてもアプリ作成が可能な設計となっているツールが各社から提供されているので、「使いやすい」と感じられるものを選べば手軽に自社アプリを作成できます。
アプリ作成ツールを活用すれば開発スピードも上げられるため、「できるだけ早く自社アプリを用意したい」という場合にもぴったりです。
デメリット
手軽にアプリを作成できるツールではあるものの、オリジナリティある自社アプリに仕上げるのは難しいというデメリットがあります。アプリ作成ツールでは、アプリのテンプレートのようなものを用いて作成を進めていくため、実装できる機能にどうしても制限があるのです。
「どうしても実装させたい機能がある」「連携させたいシステム・アプリがある」という場合には適していないかもしれません。
アプリ開発でおすすめのツール紹介
アプリ作成ツールには、どんなサービスがあるのでしょうか。ここからは、自社アプリの作成に役立つおすすめのツールを紹介していきます。
Monaca
Monaca(モナカ)は、ユーザー数約30万人を誇るアプリ開発プラットフォームです。クラウド上で使用できるため、場所を問わずすぐに利用開始できるほか、iOS・Android対応のモバイルアプリ、Windows・macOS対応のデスクトップアプリ、さらにはWebアプリケーションの開発にも対応しています。
完全オーダーメイド制のアプリ開発支援サービスが用意されているのも、心強いポイントす。
Yappli
Yappli(ヤプリ)はアプリ開発に関する知識やスキルがなくても、誰でも簡単に開発・運用を行えるツールです。プログラミング不要でアプリを作成できるだけでなく、柔軟なデザインや豊富な機能の実装が可能なのが大きな特徴。ユーザーの誕生日やエリア、会員登録情報などを活用したプッシュ通知にも対応しています。
これまで600社以上に導入されてきた実績も信頼できる要素ではないでしょうか。
楽々Framework
楽々Frameworkは、Webアプリをスピーディーに開発できるローコード型のアプリ開発プラットフォームです。部品を組み立てるような感覚でスムーズにWebアプリ作成を進められる設計となっており、社内Wikiのような情報共有ツールから基幹系のシステムまで幅広い種類に対応しています。販売スタートから20年以上が経過した現在も多くの支持を集め、これまでのライセンス数は4,000以上と豊富な実績も魅力です。
店舗アプリ
店舗アプリは、店舗向けのアプリ作成ツールとして業界トップクラスの売り上げを誇るサービスです。スーパー・小売店をはじめ、飲食店や病院、美容室など幅広い業種で活用されており、これまでの導入数は900社・8,000店舗以上にのぼります。
アプリ経由でネットショッピングを行えるほか、ポイントカード機能も実装可能。さらに、ブランディングにも役立つデザイン性に優れたアプリを手軽に作成できるのもうれしいポイントでしょう。
GMOおみせアプリ
GMOおみせアプリは、これまでに約2,800社・約8,000店舗に導入されてきたアプリ作成ツールです。「また使いたくなる店舗アプリ」「システム連携の満足度」などでNo.1を獲得した実績があります。
スピーディーにアプリを作成できるのも特徴で、最短で40日ほどでアプリのストア公開が可能。プッシュ機能やクーポン配信など来店促進に役立つ機能はもちろん、顧客上能の管理・分析が行えるのも大きな魅力です。
MGRe
MGRe(メグリ)は、アプリ作成から運用、マーケティングにいたるまでの一括サポートに対応したアプリ開発プラットフォームです。ニュース機能やクーポイン機能のほか、ネットショッピング向けのアイテム機能、実店舗を案内できる地図機能などを備えており、必要な機能を自由に選んでアプリ作成を進めることができます。
ダッシュボード機能を使えばユーザーのアプリ内での行動を把握・分析できるため、新たな施策を検討する際にも役立つでしょう。
AppPublisher
AppPublisherは、セミカスタム型のアプリ開発パッケージです。大手企業のアプリ開発を成功へと導いたプロによるサポートを受けながらアプリを作成・運用できるのが大きな特徴。ポイントや会員証、バーコードといった機能にくわえ、CRM機能やLINE・SMSとの連携、分析機能なども備えています。
マーケティングや内製化のサポートが受けられるのも大きな魅力と言えるでしょう。
GameSalad
Gamesaladは、自社でゲームアプリを作成したいという際におすすめのオーサリングツールです。コードを記載することなく本格的なゲームアプリを作成できるだけでなく、アプリをそのままApp Storeで申請・公開することも可能。無償版と有償版が用意されており、有償版を利用する場合はゲームアプリ内に広告を掲載することで収益化を図れます。アプリを通じて売り上げを得たいという場合にもうってつけのツールです。
SmartApps mobile
SmartApps mobileは、iPhone/iPad、Android端末などに対応したモバイルアプリを簡単に作成・運用できるアプリ作成ツールです。「LITE」プランは初期制作費1万5,000円・月額運営費8,000円、機能の充実した「STANDARD」プランは初期制作費2万8,000円・月額運営費1万2,000円で利用可能。ソーシャル機能やプッシュ通知、クーポン機能など便利な機能をまとめて実装できるのも魅力です。
自社アプリの作成は外部開発もおすすめ
各社から便利なアプリ作成ツールが提供されていますが、ツールを利用すればどんなアプリでも開発できるとは限りません。デザインや機能の細かな部分にまでこだわって自社アプリ作りたいという場合は、アプリ開発会社に相談してみるのも1つの手段です。自社の求める条件を満たす会社に巡り合えれば、クオリティの高い自社アプリを手に入れられるでしょう。
アプリ開発の費用相場
つづいては、アプリ開発を外注した際にかかる費用相場をご紹介します。
アプリのタイプ | 開発費用の相場 |
アプリ開発の平均費用相場 | 250万円~ |
ショッピングカート系 | 100万~300万円 |
カタログ・フリーペーパー系 | 50万~100万円 |
通話・メッセージアプリ系 | 100万~500万円 |
ツール系 | 50万~300万円 |
ゲーム系 | 300万~1,000万円 |
SNS位置情報系 | 500万~1,000万円 |
アプリ内課金/多言語/マップ対応 | 各10万~20万円 |
SNS連携/アクセス解析 | 各5万円 |
学習アプリ系 | 50万円~300万円 |
アプリ開発の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
まとめ
この記事では、自社アプリの概要や作成方法、作成方法ごとのメリット・デメリットとあわせて、おすすめのアプリ作成ツールを紹介してきました。ツールを活用すれば誰でも手軽に自社アプリを作成できますが、より機能にこだわりたい場合はスクラッチ開発がおすすめです。
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