VR動画の編集で注意すべきポイントは?おすすめのVR動画の編集アプリ6選も紹介【2024年最新版】
近年は5Gの普及によってVR/AR/MR・360度動画の市場規模が拡大しており、企業や商品・サービスのプロモーションやマーケティングにVR動画の活用を検討する企業も増加傾向にあるとされています。
この記事では、様々な発注先を比較検討できる「アイミツ」が、VR動画の概要や特徴から作成・編集方法、編集時に注意すべきポイントを解説するとともに、おすすめの編集アプリも紹介します。VR動画の制作に関心をお持ちの方は、ぜひ参考にしてください。
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VR動画とは?
VRはVirtual Realityの略称で、日本語では「仮想現実」と訳されます。VR動画は180度あるいは360度を見渡せるため、仮想現実の世界を実際に訪れたかのような臨場感・没入感を味わうことができます。
VR動画の特徴
VR動画と2D動画のもっとも大きな違いは「動画の見える範囲」です。2D動画はカメラが切り取った一部分から映像の視聴にとどまるのに対して、VR動画は視聴者の動きに合わせて180度・360度の映像を視聴できます。また、2D動画の視聴に特別な機器は必要ありませんが、VR動画を見るためにはVRゴーグルが欠かせません。このVRゴーグルが、仮想現実の世界を訪れた感覚を演出するのに大きな役割を果たしています。
VR動画の作成・編集方法
専用カメラを使えば誰でもVR動画を撮影できますが、企業や商品・サービスのPRやマーケティングに活用するなら質の高いVR動画が求められます。高品質なVR動画を作成するための具体的な手順は以下のとおりです。
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- シナリオや構成を作る
- VRカメラで映像を撮影する
- 撮影した映像を編集してVRにする
- 編集した映像に音やナレーションをつける
シナリオや構成を作る
VR動画制作で非常に重要な工程がシナリオや構成を作る工程です。動画を通じて視聴者にどのような体験をしてもらいたいかによって動画の方向性が大きく異なるため、「どのような動画を作り」「視聴者にどのような体験を提供し」「最終的なゴールはどこにあるのか」などを踏まえた上でシナリオや構成を作っていきましょう。しっかりとしたシナリオや構成が作れれば、以降の工程をスムーズに進めやすくなります。
VRカメラで映像を撮影する
シナリオや構成に沿ってVR動画専用のカメラで撮影していきますが、この際におすすめなのが全天球型の360度カメラです。VR動画の撮影には一般的に2〜6台の専用カメラが必要ですが、全天球型の360度カメラなら一度に全方向を撮影できます。複数のカメラで撮影した場合と比べると編集の難易度も下がるため、初心者であってもクオリティの高いVR動画を制作できます。
撮影した映像を編集してVRにする
視聴者に満足してもらうためには、360度動画を撮影するだけでは不十分です。映像としてのクオリティを上げるために、明るさの調整やブレの補正といった編集作業を必ず行いましょう。編集作業の中でも重要な工程は映像をつなぎ合わせる「スティッチング」と呼ばれる作業ですが、不慣れな人には難易度が高いかもしれません。自力でのスティッチングが難しい場合は、スティッチングを制作会社に依頼するのも手段です。
編集した映像に音やナレーションをつける
映像としてのクオリティを高め、没入感を与えるために撮影した映像に音やナレーションをつけましょう。しかし、VR動画にテロップやナレーションを多用すると没入感が失われるおそれがあるため、要所でそれぞれに適した音・ナレーションを挿入することが重要です。それによってVR動画の完成度をより高められます。
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VR動画を作成・編集する際の注意点
VR動画を作成・編集する際の注意点は以下のとおりです。
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- イメージを固めてから作成する
- 撮影に十分な明るさを確保する
- 余計なものが映らないよう撮影する
- Youtubeにアップする際はVR動画を編集した際のエンコードが必要
- 動画ファイルにメタデータを設定する
ここからは、それぞれの注意点について詳しく解説していきます。
イメージを固めてから作成する
「どんなVR動画を制作したいのか」「視聴者にどんな体験を提供したいのか」などのイメージが不明確なまま撮影を実施するのは得策とは言えません。どんな内容のVR動画にするかによって構成・シナリオはもちろん、尺やカメラのアングル、背景の見せ方などが大きく変わります。目標達成につながるVR動画を制作したいのなら、まずはイメージを明確にすることに注力しましょう。
撮影に十分な明るさを確保する
VR動画を撮影する上では、十分な明るさを確保することが非常に重要です。通常の動画撮影とは異なり、VR動画の撮影では照明を使用することができません。通常の動画撮影はカメラに映らない場所に照明を設置できますが、VR動画は360度が撮影されるため照明を置く場所がないのです。十分な明るさを確保するためには、太陽光の差し込む場所で撮影するといった工夫が必要となります。
余計なものが映らないよう撮影する
VR動画は360度を撮影するため、余計なものが映り込まないように配慮が求められます。通常の2D動画のようにカメラに映らない死角となる部分がなく、撮影した周囲にある物が人もすべて映り込みます。世界観に合わないものが映り込むと動画のクオリティが低下するだけでなく、視聴者の没入感も提供できなくなってしまいます。撮影前に周囲をしっかりと確認し、VR動画に不要なものを撤去した上で撮影を開始しましょう。
Youtubeにアップする際はVR動画を編集した際のエンコードが必要
VR動画に限らず、YouTubeに動画を投稿する際には編集データのエンコードが必要です。エンコードは動画データを圧縮して視聴可能な形式に変換する作業のことで、これをしないと「容量が大きすぎてアプロードができない」「視聴環境によっては動画が見られない」といったトラブルにつながります。エンコードができる無料ソフトも数多く存在しているので、費用を抑えたい場合でも心配ありません。
動画ファイルにメタデータを設定する
VR動画をYouTubeに投稿する場合は、動画ファイルにメタデータの設定が必須です。メタデータの設定によってYouTubeはVR動画であることを認識するため、設定をしないとVR動画として再生することができません。専用ツールの活用によって動画ファイルにメタデータを追加でき、代表的なツールとしては「360 Video Metadata」があげられます。
VR動画の作成・編集におすすめの動画編集アプリ6選
ここからは、効率的なVR動画の作成・編集に役立つおすすめの動画編集アプリを紹介していきます。
Adobe Premiere Pro
Adobe Premiere Proは、Adobe社が提供する動画編集アプリです。商品・サービスのPR動画からVR動画まで、幅広い目的・用途に活用されています。VRの自動検出機能が実装されているのが特徴で、読み込んだ動画に含まれるVRプロパティを検出すると自動的にVR編集モードに切り替わります。エフェクトやトランジションが豊富に用意されており、文字の挿入も手軽にできるため、初心者にも使いやすい動画編集アプリと言えます。
Final Cut Pro X
Final Cut Pro Xは、Apple社が提供するmacOS向けの動画編集アプリです。VR動画の編集に役立つ機能を備えているのが特徴で、撮影した映像に写り込んだ人物や物を消去する機能が使用できます。アップロード先の媒体に合わせたメタデータを自動設定する機能も実装しているので、編集した動画をそのままYouTubeにアップロードすることができます。
VeeR Editor
VeeR Editorは、スマホからVR動画の編集ができるiOS/Android向けアプリです。スマホアプリならではの操作性が最大の強みで、直感的な操作で簡単にVR動画の編集を進められるほか、場所を問わずどこでもVR動画を編集・アップロードできます。料金は無料となっているので、初心者であっても気軽に試しやすいのではないでしょうか。
Spacely
Spacelyは、スペースリーが提供するVR動画編集アプリです。誰でも簡単にVR動画を作成・編集できるのが特徴で、初心者でもわずか30分でVR動画を完成させられます。
不動産・住宅業界を中心とした実績も豊富で、その数は7,000以上。利用企業の要望に応える手厚いサポートが用意されており、満足度は90%と高水準な点からも質の高いサービスであることがうかがえます。
ハコスコカメラ
ハコスコカメラは、スマホと360度カメラをつなげて使用するiOS/Android向けのカメラアプリです。ライブビューを確認しながらパノラマ撮影ができるのが特徴で、撮影された映像はカメラに保存され、アプリでスティッチングできます。また、VRビューワーを使用すればスマホの位置・向きに応じて映像の表示角度が変化します。
VideoProc
VideoProc Converterは360度/180度VR動画、4K・8Kなど多彩なファイル形式に対応している動画編集アプリです。特定部分を切り取るトリミング機能、不要な部分をカットできるクロップ機能、16種類のエフェクトなどVR動画の編集に欠かせない基本機能を網羅しています。操作も直感的なので、初心者にもおすすめのVR動画編集アプリです。
VR動画の編集は自社と外注のどちらがよい?
VR動画の編集は内製のほかに外注する方法がありますが、内製と外注はどちらを選ぶべきなのでしょうか。ここからは、内製と外注それぞれのメリット・デメリットについて解説します。
自社で編集するメリット・デメリット
自社でVR動画を編集するメリットは、コストを抑えられることです。もちろん機材の購入費用は必要ですが、外注費用が月性しないためトータルコストを大幅に抑えられるでしょう。外注した場合は1本ごとのVR動画に制作費用が必要ですが、自社で編集するなら機材の購入費用だけで多くのVR動画を制作できます。
一方でクオリティの面で不安があり、プロが編集したVR動画と比較すると見劣りしてしまうのも事実です。また、撮影や編集を担当するスタッフの負担が大きくなり、「本来の業務にコミットできない」「残業時間が増えてしまった」といった事態につながる可能性があります。
外注で編集するメリット・デメリット
VR動画を外注する最大のメリットは、高いクオリティが期待できる点でしょう。VR動画の撮影や編集には専門的な技術・知識が求められる場面が多く、中でも全方向の映像をつなぎ合わせるスティッチングはVR動画のクオリティを大きく左右します。初心者がスティッチングの作業のは容易ではないため、VR動画の撮影や編集を得意とする制作会社への依頼が得策です。
外注のデメリットとしてあげられるのは、外注費用が発生することです。複数人のスタッフの稼働が発生するため、それだけ高額になりがちだと覚えておきましょう。
VR動画の作成・編集の費用相場
VR動画の撮影や編集を外注した時の費用相場は、撮影方法や使用する機材、動画の尺・内容などによって大きく異なります。費用の相場は以下のとおりです。
工程 | 費用相場 |
撮影 | 5万〜30万円 |
編集 | 5万〜25万円 |
3DCG | 40万円〜 |
音響・ナレーション | 5万〜10万円 |
【まとめ】VR動画制作の依頼先選びに迷ったらアイミツへ
近年はVR動画を企業や商品・サービスのPRやマーケティングに活用する例が増加していることから、自社での導入を検討している方も少なくないでしょう。しかし、企業がPRやマーケティングとしてVR動画を活用するのであれば、相応のクオリティが求められるのも事実です。自社でのVR動画制作が難しいという場合は、動画制作・映像制作会社への外注も検討してみてはいかがでしょうか。
「アイミツ」ではご要望を伺った上で、条件に合う動画制作・映像制作会社を無料で複数社ご紹介可能です。会社選びでお困りの方は、お気軽にご相談ください。
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