MP4とMOVは何が違う?画質や容量、互換性などまとめて解説【2024年最新版】
近年では、情報通信機器の発達によりパソコンやスマートフォンで動画を再生・制作する人が増えています。なかには、動作が上手くいかず悩んでいる人もいるでしょう。動画の再生や編集を行う際は、ファイル形式に注意する必要があります。
そこでこの記事では、動画・映像制作やシステム開発など、さまざまな分野の発注先を比較検討できる「アイミツ」が、動画ファイル形式の主流であるMP4とMOVの画質や容量の違いなどを詳しく解説していきます。
【関連ページ】
動画制作にかかる費用・相場感や、あなたの目的別に動画制作会社をお探しいただけます。
動画制作・映像制作の平均費用と料金相場|早見表つき【2022保存版】
全国の動画制作・映像制作会社
MP4とMOVの違いはこれ!
まずは、動画形式の意味について解説します。そもそも動画データとは、映像データと音声データが1つにまとめられたものです。データを圧縮・変換する(エンコード)、復元する(デコード)の際に用いられるソフトウェアや作業手順のことを「コーデック」といいます。動画形式というのは動画データを入れておくための箱であることを理解しておきましょう。
また、コーデックに対応している代表的な動画形式としてあげられるのが、MP4とMOVであり、MOVはApple社独自のファイルフォーマットで、MP4は国際標準フォーマットです。さまざまな動画配信プラットフォームでは、MP4が推奨されています。
【比較表つき】MP4とMOVの違いを詳しくチェック
MP4とMOVの違いを画質・容量・互換性・拡張子・コーデック・使用範囲の項目別に表を使って紹介します。比較して検討する材料にしてください。
MP4 | MOV | |
---|---|---|
画質 | 高画質(MOVとの画質の差はない) | 高画質(MP4との画質の差はない) |
容量 | ファイルサイズは小さい | ファイルサイズはMP4よりやや大きい |
互換性 | 対応範囲が広く、互換性の問題はほぼない | Apple社製品以外での扱いに注意が必要 |
拡張子 | .mp4 .m4a | .mov .qt |
映像コーデック | H.264 H.265 Xvid Divx MPEG-4など | H.264 MJEG MPEG-4など |
音声コーデック | AAC MP3 Voribis AC-3など | AAC MP3 LPCMなど |
使用範囲(推奨規定) | YouTube Twitter Facebook Instagramなど | Twitter Facebook Instagramなど |
画質の違い
画質は、ファイル形式の違いで大きく差が出ることはありません。冒頭にて解説した通り、動画データは、コーデックの規格によって圧縮された映像データや音声データがコンテナにまとめて格納されています。再生時の画質は動画のファイル形式ではなく、コーデックによって決まるでしょう。
MP4とMOVは同じようにコンテナとしての機能するため、コーデック処理された同一条件の映像データや音声データを格納することができます。
容量の違い
容量は、圧縮形式(コーデック)によって左右されます。MP4とMOVの両方とも高い圧縮率の「H.264」に対応しているため、同じ圧縮形式を使用すれば、理論的には差が生まれないでしょう。しかし、同じ画質では、MOVのほうがファイルサイズが大きくなる可能性があります。MP4で主に使用されているのは「H.264」ですが、「H.265」も利用可能であるため、ファイルサイズを抑えたい場合はMP4を選択するとよいでしょう。
互換性(対応OS)の違い
互換性は、MP4とMOVで大きく違います。MOVはApple社独自のファイルフォーマットということもあり、Mac OSとの相性がよいといえるでしょう。Windowsで利用する場合には、Mac OSに標準装備されている「QuickTime Player」などのメディアソフトウェアをインストールする必要があります。
一方で、MP4はOSを問わずに多くのデバイスで再生可能で、対応範囲が幅広いです。動画編集ソフトウェアやエンコーダーの標準設定ではMP4になっていることも多いため、互換性に優れた動画形式といえるでしょう。
「自社にあった会社が見つからない」「会社選びに時間が割けない」とお悩みの方は、お気軽に「アイミツ」にお問い合わせください。数ある動画・映像制作会社からあなたの要望にあった会社をピックアップして無料でご紹介いたします。
MP4とMOV間で変換は可能?
動画形式は、MP4とMOVの双方の変換が可能です。変換の方法はいくつかありますが、ここでは拡張子を変換する方法を説明します。
拡張子とはファイル名のあとにつく識別記号です。MP4の拡張子は「.mp4」または「.m4a」と表示され、MOVの拡張子は「.mov」または「.qt」と表示されます。変換したいファイルを選択し「名前の変更」をクリックして拡張子を変換することでファイル形式も変換されるでしょう。
そのほか、動画形式変換ソフトウェア、動画視聴用ソフトウェアを使用する方法もあります。主に互換性のある機器の対応範囲を広げるために、MOVからMP4へ変換する機会が多いでしょう。
MP4とMOVのどちらを選ぶべき?知っておきたいそれぞれのメリット
ここまでMP4もMOVも動画のファイル形式であること、その違いを画質・容量・互換性の項目で具体的に説明してきました。ここからは、動画データとしてMP4とMOVのどちらのファイル形式を選ぶべきなのかを、それぞれのメリットと併せて解説します。
MP4のメリット
動画のファイル形式をMP4にするメリットは、互換性に優れており、使用範囲が広がることがあげられます。Windows、Macintoshのほか、スマートフォンやDVDプレイヤーやDVDレコーダーなどさまざまな機器に対応しています。
なお、映像データや音声データの他にも字幕や静止画、3Dデータまでも格納できます。高画質ながらファイルサイズを抑えられるでしょう。
MOVのメリット
動画のファイル形式をMOVにするメリットは、Macintoshをはじめ、iPhoneやiPadなどのApple社製品との相性のよさがあげられます。MOVはApple社が開発したファイルフォーマットということもあり、Mac OS上での作業に適しているでしょう。Mac OSに標準装備されている「QuickTime Player」はWindowsでもインストール可能であり「Real Player」や「VLC media player」など無料で入手できるメディアソフトウェアで簡単に再生できます。
動画制作・映像制作の費用相場
種類 | 費用 |
インタビュー撮影 | 5万円~ |
セミナー・イベント撮影 | 15万円~ |
Webムービー制作 | 30万円~ |
会社紹介PR映像制作 | 50万円~ |
テレビCM制作 | 80万円~ |
動画・映像制作の費用相場を映像の種類ごとにご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
【まとめ】動画制作・映像制作会社選びで迷ったらアイミツへ
今回は、動画形式として代表的なMP4とMOVについて、違いや特徴などを解説しました。互換性やOSとの相性などそれぞれのメリットを理解できれば、目的に沿った動画形式を選ぶことができるでしょう。また、高品質な動画制作を考えている人は、専門会社への外注を検討してみてはいかがでしょうか。
専門会社に依頼することで、動画形式に関することや、そのほかの悩みを解消してくれます。どの会社に頼むかお悩みの場合は「アイミツ」にお任せください。要望をうかがった上で条件に合う複数の会社を無料で紹介します。ぜひ一度「アイミツ」へお気軽にご相談ください。
【相談前にまずは会社一覧を見たいという方はこちら】
全国の動画制作・映像制作会社一覧
【費用感を知りたいという方はこちら】
動画・映像制作の平均費用と料金相場|内訳や仕組みも解説!【2022年完全版】
動画制作・映像制作会社探しで、こんなお悩みありませんか?
-
一括見積もりサイトだと
多数の会社から電話が・・・ -
相場がわからないから
見積もりを取っても不安・・・ -
どの企業が優れているのか
判断できない・・・
PRONIアイミツなら
発注先決定まで
最短翌日
- 専門コンシェルジュが
あなたの要件をヒアリング! - 10万件の利用実績から
業界・相場情報をご提供! - あなたの要件にマッチした
優良企業のみご紹介!
診断とヒアリングから
お探しします