漫画動画の作り方をゼロから紹介！押さえるべきポイントはどこ？【2024年最新版】

漫画などのイラストを使った動画が「漫画動画」です。親しみやすく制作コストが抑えられるというメリットがあり、ビジネスシーンでの活用も増えてきています。自社でも漫画動画を制作したいと思う方も多いのではないでしょうか。この記事では、脚本の作成方法やナレーションの入れ方といった漫画動画の作り方や、漫画動画を制作する際のポイントを詳しくお伝えします。

【関連ページ】
アニメーション制作にかかる費用・相場感や、あなたの目的別に動画制作会社をお探しいただけます。
アニメーション制作の平均費用と料金相場
アニメーション動画に強い動画制作・映像制作会社一覧

漫画動画とは、漫画のイラストを使用した動画のことです。一般的なアニメーション動画との一番の違いは、イラストが動くか動かないかです。アニメーション動画は複数のイラストをつなぎ合わせて動きを付けますが、漫画動画の場合はイラストが動くことはありません。デジタルの紙芝居のようなものをイメージしてください。最近では、ビジネスのシーンでも活用されるようになってきており、商品やサービスをPRする際の動画としてよく活用されています。

漫画動画で特に有名なYouTubeチャンネル「フェルミ研究所」の登録者数は200万人を超えるほどの人気を得ています。さらに、企業が動画広告に漫画動画を出稿するケースも増えており、現在、YouTube上には2万本以上の漫画動画が公開されています。なぜここまで漫画動画に注目が集まっているのでしょうか。主な理由は以下の通りです。

・YouTubeとの親和性が高い
・コストが抑えられる
・制作ツールの普及で誰でも制作できる

漫画動画を初めて作る方の多くは、何から手を付ければいいか分からない状態だと思います。そこで、ここでは漫画動画の具体的な作り方を5つのステップに分けてお伝えします。初めて漫画動画を作る方はぜひ参考にしてください。

漫画動画を制作する際に、まず作る必要があるのが脚本です。脚本を作成する際に一番重要なのは動画のテーマや目的です。動画のテーマや目的によって、どういったテイストの動画を作成するべきか、どういった脚本が最適なのかがまったく異なります。テーマや目的が固まったら、キャラクターの設定やシナリオを作成していきます。一から脚本を書くという作業は難易度が高いため、大まかなプロットを組み立ててから徐々に細部を書き込んでいきましょう。

脚本が完成したら次に、漫画を制作します。プロの漫画家に制作を依頼するほか、絵に自信がない方でも漫画を制作できるツールは多数リリースされていますので、自社で制作することも可能でしょう。ただ、確実に成果を上げるために高品質な漫画が必要という場合は、初めからプロの漫画家や制作会社に依頼することをおすすめします。漫画制作を外注する場合は、漫画のテイストや質が動画のクオリティを決めてしまうため、慎重に外注先を検討する必要があります。

漫画が完成したら、一つ一つの漫画イラストをつなぎ合わせて動画にしていきます。この工程でナレーションを入れることになります。ナレーションも漫画と同様、クオリティを左右しやすいものです。たとえ漫画のクオリティは高くても、ナレーターのクオリティが低かったら、動画全体の印象もチープなものになってしまうでしょう。また、録音する環境や機材によってもナレーションの音質は大きく変化するため注意してください。

ナレーションを入れた後に、ナレーション以外のセリフやBGM、効果音などを入れていきます。動画編集は、プロに依頼しても良いですし、ツールを使うことで自社でも対応できるケースもあるでしょう。自社で動画編集を行えば、コストを大きく抑えられます。動画の目的や予算に応じて、適切な方法を選んでください。なお、YouTubeで推奨されているアスペクト比は16：9です。同じアスペクト比に設定しましょう。

漫画動画が完成したら最後に、YouTubeにアップロードしましょう。アップロードにかかる時間は、動画の画質に左右されます。必要以上に高画質にしてしまうと、アップロードに長い時間がかかってしまう可能性があるため、注意してください。なお、YouTubeへのアップロードの手順は以下の通りです。

1．YouTube Studio にログイン
2．右上の [作成] → [動画をアップロード] をクリック
3．アップロードするファイルを選択

「自社にあった会社が見つからない」「会社選びに時間が割けない」とお悩みの方は、お気軽に「アイミツ」にお問い合わせください。数ある動画制作会社からあなたの要望にあった会社をピックアップして無料でご紹介いたします。

ここでは、初めての漫画動画の制作の際に特に注意したいポイントをお伝えします。ただやみくもに漫画動画を制作しても、成果が上げられずに時間も費用も無駄になってしまう恐れもあるでしょう。ポイントを踏まえて、効果的な漫画動画を制作してください。

まずは、漫画動画の目的を明確にしましょう。漫画動画を作ることが目的とならないように注意してください。あくまで、漫画動画は手段で目的は「認知度の向上」や「売り上げアップ」などです。漫画動画を制作する際は、漫画動画で何を達成したいのか、ゴールはどこにあるのかを常に確認しながら作業に取り組むようにしましょう。そうすることによって、制作過程でのブレや手戻り、製作スタッフ内での意思の齟齬も少なくなります。

漫画動画で成果を上げるためには、脚本や動画、音声などを高品質なものにすることが重要です。ナレーターの質は特に大切で、ナレーターの質によって漫画動画の質は大きく変わります。ナレーターの質が悪いだけで、どうしても動画のクオリティも落ちてしまいますし、ユーザーも繰り返し見ようとは思いません。中には、再生途中で離脱してします人もいるでしょう。話すスピードやトーンなどに注意したうえで、ナレーター選びは慎重に行ってください。

漫画動画を配信し、チャンネルを運営し続けていくにはさまざまな業務を行う必要があります。多くの方は、本業の合間にチャンネルの運営をしていくことになるでしょうが、1人ですべての業務を担っていくことは現実的ではありません。それに、1人ですべての業務を担当するという体制では、長続きしません。YouTubeでの動画配信はすぐに結果が出るものではなく長期間継続して初めて成果が出るものです。長期継続できる体制づくりが大切です。また、リソースが割けない場合は外注をおすすめします。

つづいては、動画・映像制作を外注した際にかかる費用相場を映像の種類ごとにご紹介します。

動画・映像制作の費用相場を映像の種類ごとにご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。

漫画動画は、親しみやすく制作コストが抑えられるというメリットがあり、近年、ビジネスシーンでもよく活用されています。さまざまな制作ツールがリリースされており、自社だけで制作を完結することも可能です。ただ、高品質な漫画動画で確実に成果につなげたいという方は、制作会社への依頼をおすすめします。制作会社に依頼すれば、自社のリソースを割くことなく、高品質な漫画動画を作り上げてくれるでしょう。外注先にあてがない方は、ぜひアイミツにご相談ください。

【相談前にまずは会社一覧を見たいという方はこちら】
アニメーション動画に強い動画制作・映像制作会社一覧

【費用感を知りたいという方はこちら】
アニメーション制作の平均費用と料金相場