トランクルームに空調設備は必要？荷物別の保管方法も解説！【2024年最新版】

トランクルームの利用を検討している担当者の方の中には、空調設備が必要かどうか、荷物の保管方法はどのようにしたらよいか、わからず悩んでいるという方もいるでしょう。そこでこの記事では、さまざまな分野の発注先を比較検討できる「アイミツ」が、トランクルームに空調設備は必要か、また荷物別の保管方法も詳しく解説します。

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トランクルームに空調設備が必要かどうかを解説します。湿気に弱い荷物や大切な荷物を預ける場合、空調設備が必要です。

空調設備とは「空気調和設備」の略称です。トランクルームの空調設備は、換気・温度調整・湿度調整が主な役割ですが、空調設備完備のトランクルームには、換気扇のみ設置しているケースもあります。湿気や温度変化に弱い荷物を預けるトランクルームは、換気扇の設置だけでは不十分です。また、エアコン空調完備の場合でも、実際の湿度は管理できない場合もあります。梅雨のような湿度の高い時期のことを考えると、倉庫ごとに換気口などがあるトランクルームがよいでしょう。

トランクルーム内の湿気は、密閉性の高い構造が原因です。トランクルームには屋内型、屋外型、宅配型など種類がありますが、その中でも屋外型のトランクルームは陸上輸送や海上輸送用のコンテナを改造したタイプが多くなっているため、密閉性が高く、空気が循環しにくくなっています。
また、屋外型のトランクルームの中には、風通しをよくするために換気口を設けている場合も。風通しはよくなるものの、大雨のときには雨が入り込んでしまう場合もあるため注意が必要です。

トランクルームに預けた荷物を安全に管理するには、空調設備が必要です。トランクルームは収納に困ったときに便利なサービスですが、トラブルが起こる可能性もゼロではありません。トラブルの多くは、トランクルーム内の湿気による荷物の劣化。トランクルーム内にすのこを敷いたり、除湿剤を置いたり簡単な対策はできますが、それだけでは不十分だと考えられます。湿度や温度の変化に弱い荷物は多いため、荷物の劣化を防ぐためにも空調設備のあるトランクルームを選択しましょう。

トランクルーム内を空調設備で湿度管理することで、カビの発生を防止できます。カビは温度20〜35度程度、湿度80％程度の環境で発生しやすいことが特徴です。そのため、低温低湿の環境を空調設備で管理すると、預けた荷物を湿気やカビから守れます。温度管理することで、電化製品などの高温に弱い荷物を劣化から守ることも可能になるでしょう。
しかしトランクルームによっては、気温の高い時期になると室内の温度が30度を超えてしまう場合もあるため注意してください。

ここからは、トランクルームを利用する際に空調管理が必要な荷物の種類と保管方法を解説していきます。

本・書類などの紙類は湿度に弱いため、トランクルームに預けるときは空調設備による湿度管理が必要です。日本は高温多湿の気候なので、それだけでも湿気により紙が劣化しやすい条件ですが、トランクルームは密閉性も高くカビの心配もあります。本・書類などは低温低湿で変動のない環境で保管することが理想的。持続的に湿度が65％を超える場合、カビが発生しやすくなります。また、紙や木の材質で保管用に作られた収納箱に入れることも大切です。

トランクルームに電化製品を預けることもできますが、いくつかの注意点や預けるのに適したトランクルームの種類をおさえておく必要があります。
まず、電化製品を預ける際には、ほこりや汚れがあれば、きれいにしてからトランクルームに持ち込みましょう。ほこりや汚れがついたままの状態で保管すると、カビや故障の原因になるからです。また、トランクルームによっては空調設備の環境が異なり、預ける荷物の大きさが限られる場合もあるため、預ける電化製品によって適切に選ぶ必要があります。

衣服をトランクルームに預ける際は、汚れを落とした状態で保管することをおすすめします。汚れが残っている状態で、トランクルームに長期間保管するとシミやカビ、ダニなどの原因となるからです。衣類を入れるケースは、密閉性の高いものを使用して防虫剤を入れるとよいでしょう。トランクルームで保管する衣類は、カビや害虫、結露、日焼けなどから守れる条件が必要です。そのため、空調設備により低温低湿の環境が、衣類を預けるのに適しています。

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トランクルームの屋内型・屋外型・宅配型の種類によっても空調設備が異なります。それぞれのトランクルームの空調について解説します。

本・書類、電化製品、衣類などの保管におすすめなのが屋内型のトランクルームです。屋内型トランクルームは、ビルやマンション内に設置されていることが多く、ほとんどの場合、空調設備が完備されています。空調設備により、温度・湿度が一定に保たれるため、荷物の劣化、故障などの心配が少なく預けることができるでしょう。しかし、空調完備となっているトランクルームの中には、換気扇が設置されているだけの場合もあるため注意が必要です。

屋外型トランクルームは、大きいサイズの荷物や重い荷物を預けるときに便利です。しかし、屋外型トランクルームは輸送用コンテナを利用しているタイプが多く、屋外に設置されているため空調設備はありません。通気性をよくするために換気口を設けている場合はありますが、湿度・温度を管理できないため預ける荷物には注意が必要です。屋外型トランクルームを利用する場合、すのこの利用や乾燥剤、除湿剤を使うなどの湿気対策をおすすめします。

宅配型トランクルームは、箱に詰めた荷物を倉庫で保管してもらうサービスです。屋内型トランクルームのように多くで空調設備が導入されているという特徴があります。温度や湿度が一定に管理されているため、荷物の劣化や故障の心配が少なく預けられます。しかし、宅配型トランクルームでも、運営会社によっては常湿の環境もあるため預ける荷物によっては注意が必要です。空調設備の有無と内容について、契約前に確認しておきましょう。

トランクルームは倉庫業者が運営する貸し倉庫・貸しスペースと、賃貸業者が運営するサービス「レンタル収納スペース」があり、2つを総称してトランクルームと呼ばれます。トランクルームは、国が認めた約款に基づいて荷物を預かってくれます。一方で、賃貸業者が運営するトランクルーム（収納サービス）は、利用者がスペースを借り、自己責任での収納が原則です。そのため、トランクルームの安心安全な利用にはプロの業者への依頼をおすすめします。

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この記事では、トランクルームにおける空調設備の必要性や、荷物別の保管方法などについて解説しました。預ける荷物に適したトランクルームを利用することで、劣化や故障の心配もなく保管できることでしょう。
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