トランクルームの料金相場・初期費用を解説【2024年最新版】

企業活動を行っていると、備品・在庫・書類等が徐々に増え、保管スペースが足りなくなることは多々あるでしょう。保管スペース確保のためにトランクルームを利用したいと思いつつ、料金の仕組みや相場が分からない方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、トランクルームの料金の仕組み・料金相場・料金を抑える方法について解説していきます。

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トランクルームとは、荷物を収納・保管できるサービス・施設のこと。海外ではセルフストレージ・パーソナルストレージなどと呼ばれて広く普及しており、近年では荷物の収納・保管に対するニーズの高まりから日本国内でも急速に普及が進んできているサービスです。
国内のトランクルームには、大きく分けて倉庫業者が提供する保管用倉庫と、非倉庫業者が提供するレンタル収納スペースの2種類があります。利用者は、トランクルーム業者に料金を支払うことで、荷物の収納・保管のためのスペースを借りて荷物を預けることが可能です。個人だけでなく法人の利用も可能で、多くの企業が商品在庫・備品・書類・貴重品・販促物等の保管のために活用しています。

トランクルームをまだ利用したことが無い方は、料金がどのようになっているのか気になるでしょう。
ここでは、トランクルームの料金の仕組み・項目・初期費用・相場についてそれぞれ解説します。

トランクルームの利用料金は一般的に月額制となっており、エリア・立地・種類・広さ・サービス品質等の物件の条件により月額利用料が決定されます。
また、多くのトランクルームでは利用期間が長いほど割引率が高く設定されており、期間が短いと割高となりますが、期間が長いほど割安に。トランクルームの利用料金は、「物件の条件+利用期間」で決定される仕組みとなっていることをまずは理解しておきましょう。

トランクルームの料金相場は、上述の通りさまざまな条件によって変化するため、以下のように大きな開きがあるのが特徴です。

・屋外型
3,000～8,000円
・屋内型
3,000～2万円
※月額利用料

一般的には、設備・サービスが充実しているほど、また地価が高い都市部であるほど、料金は高くなる傾向にあり、屋外型よりも屋内型の物件の方が料金相場は高く設定されています。
初期費用に関しては、屋外型・屋内型ともに業者による料金の開きが大きく、相場の算出は困難です。

トランクルームの料金は、一般的に以下の項目から構成されています。

・初期費用（事務手数料・登録料・敷金・礼金等）
・月額費用（使用料・管理費等）
・その他費用（手数料・更新料・解約料等）

月額利用料のみでトランクルームを利用できるケースはほぼありません。実際には初期費用や周辺費用等のさまざまな料金が発生します。
初期費用や周辺費用を月額料金に含めているところもあれば、反対に月額料金は安いけれどもさまざまな名目で料金を徴収するところもあるため、トータルで発生する料金を確認しておくことが重要です。

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トランクルーム利用開始時に発生する初期費用は、ほぼ無料で利用をスタートできる会社からさまざまな費用を設定している会社までさまざま。初期費用には、主に次のような項目が設定されています。

・利用料
月額利用料の1～3ヶ月分程度を前払いします。
・管理費
共有スペース等の管理費として徴収される費用。
・鍵代
前の使用者から新しい鍵へ交換する費用。
・事務手数料
利用手続・契約等にかかる事務処理の費用。
・保証料
料金滞納に備えて保証会社に支払う費用。

初期費用はトランクルーム会社による差が非常に大きく、月額利用料が同程度の物件でも初期費用は全く異なる場合があります。そのため、トランクルームを契約する前には、どのような費用が発生するのかを細かく把握しておくことが重要です。

トランクルームの料金相場は、利用する物件の種類によって大きく異なるため、違いを把握しておかなければなりません。ここでは、コンテナ収納（屋外型）・レンタル収納（屋内型）の料金相場についてそれぞれ解説します。

コンテナ収納（屋外型）は、屋外に設置された大型のコンテナに荷物を収納するタイプのトランクルームです。商品在庫・大型の備品・販促用具等の保管に活用することができます。
以下に、料金相場を利用面積別にご紹介します。

・0.5畳：2,000～8,000円
・1.5畳：3,000～1万8,000円
・2畳：4,500～2万2,000円
・4畳：6,500～3万8,000円
・8畳：12,000～6万5,000円

大きな面積でも比較的リーズナブルな料金で利用できる物件もあります。

レンタル収納（屋内型）とは、ビルのフロア等を区切って保管スペースとして提供しているトランクルームです。環境・設備が整っており、書類・貴重品・小さい備品等の保管に適しています。
以下に、料金相場を利用面積別にご紹介します。

・0.5畳：3,000～8,000円
・1畳：3,500～1万8,000円
・2畳：6,500～3万8,000円
・3畳：1万～3万5,000円
・4畳：1万8,000～4万5,000円

屋内型は、面積に比例して料金の値上がりが顕著。プランを慎重に検討する必要があります。

トランクルームは、立地によって地代が大きく異なることから、都市部と郊外では料金相場が大きく異なります。ここでは、東京23区内・東京23区外・埼玉を例に、エリア別の料金相場を比較していくので、エリアによってどの程度料金が変わってくるのかを把握しておきましょう。

まずは地価が高いとされる東京23区の料金相場について見ていきましょう。以下は、全国展開を行っているトランクルーム会社に掲載されている物件データから、東京23区の料金相場を算出したものです。

■屋外型
・最安値施設：2,000～6万2,000円
・最高値施設：2万～4万8,500円

■屋内型
・最安値施設：2,000～4万1,000円
・最高値施設：1万8,900～11万6,900円

同じ東京23区内でも大きく差がありますが、全体的に一般的な相場よりもかなり高めの料金に設定されています。

続いて、同じ会社の物件データより、23区を除く東京都下の料金相場を見ていきましょう。

■屋外型
・最安値施設：1万1,000～4万1,000円
・最高値施設：1万2,000～5万8,000円

■屋内型
・最安値施設：2,000～2万6,000円
・最高値施設：1万2,000～3万8,000円

屋外型・屋外型ともに、東京23区内と比べると料金相場は大幅に低下します。エリア・立地によっては全国的な相場に近い物件も見られます。

引き続き同様の物件データを使用して、埼玉県の料金相場をチェックしてみます。

■屋外型
・最安値施設：2,000～1万4,000円
・最高値施設：1万8,000～3万2,000円

■屋内型
・最安値施設：1,300～2万3,000円
・最高値施設：1万2,000～3万8,000円

屋内型トランクルームについては東京23区外の東京都下エリアとさほど変わりはありませんが、屋外型トランクルームの料金相場は大きく低下していることが分かります。

トランクルームの料金をできるだけ安くしたい方や、予算が限られている方のために、料金を抑える方法についてご紹介します。

・駅から離れた物件や郊外の物件を狙う
基本的に都市部や駅周辺など利便性の高いエリアは、利用料金が高額に設定されています。敢えて駅から離れた物件や郊外の物件を狙うことで、料金を大幅に抑えることができます。
・2階以上の保管ルームを選ぶ
同じ物件でも、利便性の高さから1階の保管ルームは料金が高めに設定されています。できるだけ2階以上のルームを選ぶことでコストダウンを図ることが可能です。
・預ける荷物量と利用プランを慎重に検討する
不必要に大きなスペースを借りると料金の無駄が発生します。できるだけ必要十分なスペースのみを借りることで、無駄なコストを削減できます。

アイミツでは、トランクルームの利用料金の目安が分かる料金シミュレーターを公開しています。以下のリンク先から条件を入力すると、おおよその料金目安を算出することができるので、ぜひご活用下さい。

トランクルームの利用料金は、業者・エリア・立地・サービス品質等の諸条件により大きな違いが見られるため、契約前には複数の物件の情報を比較検討することが非常に重要です。また、月額利用料だけでなく初期費用や周辺費用についても細かくチェックする必要があるでしょう。
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