司法書士事務所の選び方・ポイント【2024年最新版】

司法書士に会社設立手続きや登記に関して相談したいと思っていても、どの事務所を選んだらいいのかわからないとお悩みの方も多いでしょう。

依頼先選びで失敗したくないために、今回は司法書士事務所を選ぶ際に気をつけておきたいポイントを中心に解説していきます。

失敗しないための準備や比較する方法などもあわせて解説していくので、司法書士選びでお悩みの場合はぜひ参考にしてみてください。

最初に、司法書士事務所選びで失敗しないための準備について確認しておきましょう。

会社設立に関する手続きを依頼する場合や、登記変更を依頼する場合、どうしても司法書士事務所に報酬を支払う必要があります。
会社を設立する際には、定款認証に必要となるのが5万円、登記申請を行う際に納める登録免許税として15万円が最低でも必要であり、その金額に加えて司法書士事務所への報酬を支払わなければならないため、最低でも20万円以上は用意していなければなりません。
会社の立ち上げ段階であることから、できる限り費用は抑えたいという場合もあるかもしれませんが、報酬の安さだけで司法書士を選ぶのもNGです。予算について今一度整理し、どのくらいの価格帯の司法書士であれば依頼できるのかを確認しておきましょう。

この後詳しく説明しますが、司法書士事務所を選ぶ際にはいくつかの注意しておきたいポイントがあるもの。しかし、その中でももっとも何を重視するのかを決めておかなければ、なかなか事務所選びが終わらないかもしれません。
もちろん、報酬やサービス、アフターサポート、スピード感、会社から事務所へのアクセスなどなど、すべてのバンランスが揃っていることがベストではありますが、なかなかどの事務所がいいのか決めかねるという場合、どのポイントを軸に選ぶのかを決めておいて損はありません。
コストパフォーマンスの良さで選びたい、これまでの実績の豊富さで選びたいなど、何を最重視するのかを決めておくとスムーズでしょう。

ここからは、司法書士事務所を選ぶ際に気をつけておきたいポイントを6つ紹介していきます。
以下の6つのポイントに気をつけておけば、司法書士選びで失敗するリスクを抑えることができるでしょう。

司法書士事務所を選ぶ際には、依頼する分野で多くの実績があるのかどうかを確認しましょう。
ビジネスにおいて司法書士に相談するのは、会社設立の手続きを依頼したいとき、あるいは役員変更登記などを依頼したいときがあげられますが、司法書士が行っている業務はそれだけではありません。
家を購入する時や所有者が変わる時、住宅ローンの返済が完了した時などの不動産登記のほか、外国人帰化申請手続のサポート、遺言作成のサポートや債務整理のサポートなど、ビジネス面にとどまらず幅広い範囲にわたります。
そのため、司法書士と一口に言っても不動産登記に強い事務所もあれば、相続登記や相続手続きのサポートに強い事務所、あるいは債務整理に強い事務所などさまざまです。会社設立や登記について相談したいのであれば、その分野に強みのある事務所を選びましょう。

司法書士事務所の報酬は自由に設定することができるため、リーズナブルなところもあれば高額なところもあるでしょう。
依頼する側としてはなるべく費用を抑えておきたいところですが、格安価格を謳っているからと言って安易に依頼してしまうことは非常にリスキーです。報酬額がリーズナブルな場合は、なぜその価格を実現できているのかをきちんと確認し、納得できた場合のみ依頼を検討しましょう。
また、実績が豊富な会社を選んでみたら報酬が思いの外高額だった……ということもあるかもしれませんが、その場合もなぜその報酬となるのか確認し、サービスに対して適正価格なのかどうかを判断してから依頼を検討してください。

初めて電話でお問い合わせをした際や、初回相談を行った際などに、丁寧に対応してくれたかどうかも非常に重要なポイントです。
専門的な用語ばかりで説明がわかりづらいという場合や、こちらが相談したことに対してあまり親身に話を聞いてくれないなど、対応が丁寧ではない点がある場合には要注意。契約したとしても、後々トラブルが起こりかねません。
会社設立時や登記変更時などは、何かと忙しく慌ただしいもの。各種手続きを依頼するからには、安心して相談できる事務所に依頼したいところでしょう。信頼して書類作成や申請を任せるためにも、丁寧に対応してくれる会社かどうかを見極めるべきです。

司法書士に会社設立手続きや登記申請などを依頼する場合、密にコミュニケーションが取れるかどうかも非常に重要なポイントです。
何か不明点がある場合や相談がある際に、メールをしてもなかなか返信が来ない、電話をしても折り返しが来ないという状況では、スムーズに手続きを進めることができません。また、不備やミスなどが生じてしまう可能性も高まります。
契約前の初回相談などにおいて、気軽に相談できる体制が整っているかどうかを確認し、柔軟にコミュニケーションが取れる事務所なのかを把握しておくと安心でしょう。

昨今においては、オンラインミーティングや電子申請なども行えるため、司法書士事務所がどこに所在するのか、会社から近いのかどうかはこれまでより重要ではないかもしれません。しかし、不備のあった書類を急いで渡したいという場合や、何度か直接打ち合わせを行いたいという場合など、事務所が近くになければ不便なことも少なくないでしょう。
そのため、万が一何かあった場合でもすぐに行き来が可能であるように、できる限りアクセスしやすい場所にある事務所を選んでおくことが重要です。「地名＋司法書士事務所」でネット検索をかけるのも1つの手段ですが、各都道府県に設けられている司法書士会の公式ホームページを確認し、エリアを指定して探してみるのも便利です。

司法書士の場合、会社の設立手続きを代行してほしいという場合や、本店移転・役員変更の際に登記を変更してほしい、増資したい、代表取締役の氏名を変更したいなどといった場合に相談することができますが、会社を経営していく上で税金がいくらかかるのか知りたい場合や、節税に関してサポートしてほしいという場合には、司法書士には対応できません。税金に関するお悩みの場合は、税理士への相談が必要です。

しかし、「司法書士や税理士などにバラバラに相談していると、コミュニケーションコストがかかって面倒……」という方も少なくないでしょう。そのようなお悩みを事前に解決するために、他士業との連携も取れている司法書士事務所を探しておくと安心です。
他士業との連携が取れていれば、税金やその他の法律問題についてもあわせて相談できる場合があります。窓口を1つにしたいという場合は、提携している事務所一覧なども確認してみましょう。

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ここからは、司法書士事務所を比較する方法について紹介していきます。

インターネットで司法書士事務所についてリサーチし、それぞれの事務所ホームページを確認して比較するのも1つの手段です。
しかし、司法書士事務所によっては、ホームページ上には詳しいサービスや報酬について掲載していないところも。情報量は少ないがどのような事務所か気になるという場合には、気軽に電話で問い合わせをしてみましょう。

多くの司法書士事務所が、初回相談を無料で提供しています。
初回相談無料サービスが提供されている場合、その司法書士事務所との契約を前提とした相談であれば、無料で対応してもらうことが可能です。「登記について単発で相談したい」というような契約を前提としていないスポット依頼の場合、無料の対象にはならないため注意しましょう。
初回相談を行った際の担当者の雰囲気、コミュニケーションの取りやすさ、対応の丁寧さなどを複数にわたって比較すれば、司法書士選びで失敗するリスクを抑えられるはずです。

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司法書士を外注するときの成功のコツ・失敗例を知りたい方はこちらの記事をぜひチェックしてみてください。

これまでは司法書士事務所の選び方やポイントについて解説してきました。

ここからは、司法書士事務所選びを実践してみましょう。

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司法書士事務所選びのポイントを参考に数ある司法書士事務所の中から司法書士事務所を選んでみてはどうでしょうか。業種・地域・特徴などから絞り込みも可能です。

司法書士事務所一覧から比較・選択

司法書士の相場・費用を知りたい方はこちらの記事をぜひチェックしてみてください。

今回は、司法書士事務所を選ぶ際に注意しておきたいポイントを中心に解説してきました。
どのようなポイントに気をつけるべきかは分かっていても、いざ選定するとなるとどの事務所にすればいいのか迷ってしまう方も多いでしょう。そのような場合は、ぜひアイミツをご活用ください。

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