債務整理の流れ|任意整理を例に方法やメリットを解説【2024年最新版】
債務整理には任意整理や自己破産、個人再生など、複数の方法があり、手続きの流れもそれぞれ異なります。そこでこの記事では、司法書士事務所などのさまざまな分野の発注先を比較検討できる「アイミツ」が、債務整理の方法や流れを徹底解説!債務整理を司法書士事務所に相談するメリットもご紹介します。
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債務整理とは
債務整理とは、借金の減額・免除や支払期限を延長する手続きです。債務整理を専門家に依頼した場合、債務者へ受任通知が送られます。受任通知後、債権者は借金の支払いを催促することはできません。債務整理には、4つの方法があります。
・任意整理
・自己破産
・個人再生
・特定調停
上記の債務整理方法の内、任意整理は裁判所を介さない手続きです。ほかの方法では、裁判所を通して手続きを実施します。それぞれの債務整理方法について解説しましょう。
任意整理
任意整理とは、債務者と債権者が直接交渉して、借金の返済期限延長や月づきの返済額、利息の減額などを話し合う債務整理方法です。主に返済額の減額や返済期間を延長してほしいときに選択される方法で、返済の目途を立てられないケースでは、任意整理による債務整理は難しいでしょう。
任意整理では、3~5年ほどかけて借金を返済するのが一般的。ほかの債務整理方法と異なり、裁判所を通さずに交渉できるため、柔軟に手続きを進められます。一方で、裁判所を通さないため、合意内容に強制力はありません。
自己破産
自己破産は、裁判所に破産申し立てを行い、免責許可を得て借金を免除してもらう債務整理方法です。破産申立書を裁判所に提出すると、裁判所による審査が実施されます。裁判所は、債務者の借金の額や収入、資産などをもとに、債務者に借金を返済する能力があるかどうかを判断し、自己破産の可否を決定。自己破産が認められれば、借金免除が可能です。
ただし、税金は非免責債権とされているため、自己破産しても免除されることはありません。加えて、不動産や自動車などの高価な財産は処分する必要があります。
個人再生
個人再生は、裁判所を通して借金返済期限の延長や減額を認めてもらう債務整理方法です。ただし、個人再生を利用できるのは、借金の総額が5,000万円以下のケースに限られます。
個人再生では、最大90%まで借金が減額されますが、安定的な収入が見込める債務者しか利用できません。また、個人再生が認められた場合、特別な事情がある場合を除いて3年以内に借金を返済します。裁判所を介した手続きのため手間はかかりますが、住宅や自動車などの財産を、手もとに残せる可能性が高い点も個人再生の特徴です。
特定調停
特定調停は、簡易裁判所を介して債務者と債権者の和解を目指す債務整理方法です。特定調停では、債務者本人が手続きを進められるため、少ないコストで借金の減額を交渉できます。借金の返済について合意できた場合、裁判所は調停調書を作成。特定調停での合意内容には、裁判による判決と同様の強制力があるのが特徴で、万が一債務者が合意内容通りに借金を返済できなかった場合、債権者は財産の差し押さえなどの強制執行が可能です。
しかし特定調停はあくまでも裁判所による仲裁で、和解を目指す方法のため、調停が成立しない可能性もあります。
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任意整理手続きの流れ
債務整理の流れは、どの方法を選択するのかによって異なります。任意整理は柔軟に交渉を進められる方法ではありますが、一般の方にとっては難しく感じることもあるでしょう。今回は、任意整理で債権整理を進める際の流れを解説します。
専門家に相談し委任契約を行う
まず、司法書士や弁護士などの専門家に相談しましょう。借り入れ状況や返済額などが分かる書類を用意しておくとスムーズに話を進められます。場合によっては、任意整理よりも条件の良い債務整理方法を提案してもらえる可能性もあるかもしれません。
もしも任意整理を依頼する場合は、委任契約を結びます。着手金が必要な場合もあるので、あらかじめ金額を確認しておきましょう。
受任通知送付、取引履歴の開示請求
委任契約の締結後は債権者へ受任通知が送付され、受任通知を受け取った債権者は、手続きが完了するまで借金の取り立てはできないことが法律で定められています。
また、受任通知と併せて債権者に返済履歴などの取引状況の開示請求も行うのが一般的。貸金業者によって開示請求までの期間は異なりますが、開示までに数週間かかるでしょう。
引き直し計算で借金の残額を確定
貸金業者から取引履歴が開示されたら、引き直し計算を実施します。引き直し計算とは、取引履歴をもとに利息を再計算して借金の残高を確定する作業です。法律によって、利息には上限が定められているため、上限を超える利息を支払っていた場合は、過払い分が返金されることも。引き直し計算には、1~2週間ほどかかります。
和解案の作成、交渉
引き直し計算の結果をもとに、専門家が和解案を作成します。債務者の収入や借金の金額を考慮して、現実的な返済プランを作成し、3~5年ほどかけて借金を返済する計画を立てるのが一般的です。借金の減額や利息のカット、返済期間の延長などを交渉します。和解交渉には、2~3ヵ月ほどかかるケースが多いです。
合意の上支払い再開、完済
和解案で合意に達したら和解契約を結び、合意書を作成。和解契約が締結されると借金の請求が再開されます。債務者は、計画にもとづいて借金を返済。合意した期限での借金完済を目指しましょう。任意整理後に借金を滞納すると、債務者からの信用を失うことに。再交渉が難しくなるため、合意内容に従って返済することが重要です。
債務整理を司法書士に相談するメリット
債務整理を司法書士に相談するメリットとして、以下の3つが挙げられます。
・借金の返済額を減らせる可能性がある
・手間のかかる手続きを専門家に任せられる
・債務者に合わせた債務整理を提案してもらえる
任意整理では、将来の利息をカットするよう交渉するケースが多いもの。専門家に交渉を任せることで、有利に話を進められます。加えて、手続きや交渉を司法書士に代行してもらえるので、債務整理のために時間を割く必要もありません。債務整理を始める前に専門家に相談すれば、任意整理よりも適切な方法を提案してもらえる可能性もあります。
【まとめ】司法書士選びでお悩みならアイミツへ
今回は、債務整理の流れや任意整理の方法を解説しました。債務整理を司法書士などの専門家に依頼すれば、交渉などもスムーズに進めてもらえるでしょう。
もしも司法書士選びでお悩みの場合には、ぜひアイミツにお問い合わせください。
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