ASO(アプリストア最適化)とは?重要性も紹介【2024年最新版】
ASOとは、アプリストア内における自社アプリの検索順位アップ、ダウンロード率改善を目的としたアプリストア最適化のことです。近年では数えきれないほどのアプリがリリースされていますが、思うようにダウンロード数が伸びないとお悩みの方も多いでしょう。
そこで今回は、ASOの基礎知識や重要性に加え、アプリストアの検索順位に関わる要素を分かりやすく解説します。またASOと合わせて、アプリのダウンロード数を増加させるために効果的な手法も紹介するのでぜひ参考にしてください。
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ASO(アプリストア最適化)とは
ASO(アプリストア最適化)とは、アプリストア内において自社アプリの認知度向上を図るために最適化させることです。具体的には以下2つの施策を合わせたものをASOと呼びます。
・SEO:アプリストアの検索結果で自社アプリを上位表示させて自然流入を増やす
・CRO:アプリ詳細ページを最適にすることでダウンロード率を向上させる
よく「ASO=ストアランキング上昇によって自然流入を増やすこと」だけだと誤解されるケースがありますが、正しくはSEOとCROを組み合わせた施策を指します。
SEOとは
ASOを構成する1つの施策であるSEOとは、特定キーワードで検索された際の検索結果に自社ページを上位表示させるためのマーケティング施策です。
ユーザーは何らかの検索を行った際に、より目立つ場所、より早く情報収集できる場所にあるページにアクセスする傾向を備えています。そのため、SEOによって自社ページを上位表示させることによって、より多くの流入を得られる可能性が高くなるのです。もちろん流入数が増えれば、Webサイトで設定している成果達成の確立も向上するため、上位表示させることは「目標達成」と密接に関係しているといえます。
CROとは
CROとは「コンバージョン率最適化」とも呼ばれことからもわかるとおり、アプリの詳細ページに流入してきたユーザーのダウンロード率を上げるための施策です。
ユーザーがアプリを検索する際には、「キーワードで検索→検索結果に表示されたアプリの中から選択してダウンロード」というのが基本的な流れですが、ダウンロード率はレビュー評価やスクリーンショット、説明文など、詳細ページの内容次第で大きく変動します。そこで、詳細ページを「ダウンロードしたい」と思わせるような形に最適化させ、コンバージョン(アプリのダウンロード)率を上げようというのがCROの役割です。
ASOの重要性
まず、アプリストアで検索された場合の表示順位が4位以下になると、クリック率は1%以下にまで落ちるといわれています。これだけを見ても、アプリストア内での掲載順位がいかにダウンロード率と関連深いのかがわかるでしょう。したがって、ASOでは狙ったキーワードで上位3位以内にランクインすることが目標となります。
ただし、アプリのダウンロード率を決めるのは掲載順位だけではありません。ユーザーは各アプリに記載されたレビューやスクリーンショット、説明文などの情報をもとに「自分が求めているアプリであるか」を判断するため、この部分を最適化するCROを実施することによりダウンロード率のさらなる向上が見込めます。
アプリストアの検索順位を決めるとされる要素
アプリストアにおける検索順位はもちろんランダムではなく、以下で示す要素に基づいて順位付けされています。
・タイトル、サブタイトル
・アイコン
・キーワード
・スクリーンショット
・説明文
・ダウンロード数、利用率
・レビューと評価の平均値
ASOに取り組む際にはこれら複数の要素すべてをカバーしながら施策する必要がありますので、ここからそれぞれの概要や施策時のポイントを解説します。
タイトル・サブタイトル
アプリのタイトル、およびアプリの内容を簡潔にまとめたサブタイトルの部分ではネーミングセンスが問われます。これらは実店舗における「店名」や「商品名」などに該当する部分なので、まず簡潔でなくてはいけません。実際にアプリ名は、App Storeで30文字まで、Google Play Storeで50文字までが上限となっているため、長い名称を付けること自体が不可能です。
また、短く簡潔であればそれだけ構わないというわけではなく、「競合アプリの名前と似ていないか」「簡潔にアプリの特徴や機能を伝えられているか」など、メッセージ性も非常に重要です。
アイコン
アプリのアイコンは視覚的な表現力に優れていることから、タイトルと異なりユーザーの目に最初につきやすく、インストール後も頻繁に目にする部分となります。そのため、以下のようなポイントを心掛けたアイコンデザインが重要です。
・アプリの内容をイメージしやすいか
・嫌悪感やマイナスイメージを抱かせる要素が含まれていないか
・ひと目で「そのアプリであること」を認識しやすいか
・競合アプリと差別化できるインパクトが備わっているか
そもそもアプリのアイコンは頻繁に変更するものではないため、慎重に検討を重ねながら徹底的に追及することをおすすめします。
キーワード
アプリストアには、アプリごとに設定されたキーワードとユーザーの検索キーワードを照らし合わせてランキング化するアルゴリズムが組み込まれています。したがって、ASOを実施する際にはまず「自社のアプリがどんなキーワードで検索されるのか」を考えましょう。
自社アプリの特徴、用途、機能性などを総合的に踏まえた上で、ユーザーが検索時に用いる可能性の高いキーワードを選定するわけです。必要に応じてキーワード選定ツールも可能性しながらキーワードを選び、特に重要なキーワードはアプリタイトル内に盛り込むと効果が高まりやすくなります。
スクリーンショット
アプリストアでは、アプリ利用時のスクリーンショットを詳細ページ内に掲載できます。使用する画像は加工可能となっており、App Storeでは最大10枚まで、Google Play Storeでは最大10枚までスクリーンショットの追加できます。ユーザーがアプリを選ぶ際に「どんなアプリなのか」をチェックしますが、テキストの説明だけではイメージするのが難しいため、リアルな画面で紹介できるスクリーンショットは非常に重要です。
競合アプリとの差別化、アピールポイント、操作方法などを視覚的に分かりやすく伝えられるよう、必要に応じて動画での紹介も検討しましょう。
説明文
アプリの説明文は、App Store、Google Play Store両方とも4000文字以内で記載可能となっており、アプリの機能や特徴、強みなどを詳しく伝える上で欠かせないコンテンツです。自社アプリにある程度の興味を持ったユーザーに対し、さらに詳細な説明で訴求することで「ダウンロードの決め手」になるケースも多々あります。ただし、どのような内容でも許されるわけではなく、「具体的な価格の記載」「無関係なキーワードの乱用」など特定の表現は控えるようにアプリストアが明言しているので注意しましょう。
ダウンロード数・利用率
アプリストアでは現在、アプリのダウンロード数や利用率も検索結果に影響を及ぼすといわれています。
・アプリが検索された回数のうち、どの程度の割合でダウンロードされたか(CV率)
・アプリのダウンロード後、どの程度そのアプリが継続的に利用されているか
したがって、アプリストア内の最適化だけでなく、アプリ自体の利用率を高める施策を継続的に実施することがASOにもプラスの作用をもたらすといえるのです。
レビューと評価の平均値
アプリのレビューもアプリストア内での検索結果に影響を及ぼす重要な要素です。
・レビュー数:どの程度の人にアプリが利用されているのかを図る目安となる
・レビューの点数:アプリの質を判断する際の目安となる
また、検索順位だけでなく、「アプリをダウンロードするユーザーのうち約80%はダウンロード前に1件以上のレビューを確認している」という調査結果もあります。実際にアプリストア内におけるレビュー数が多く、評価の平均値が高いほど比例してダウンロードを考えるユーザー数も増える傾向にあるため、常にアプリの改善・向上に努めることは不可欠です。
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アプリのダウンロード数を増やすためにできること
ASOを適切に実践すればアプリのダウンロード数は促進されますが、そのほかにも以下のような方法でアプリのダウンロード数を伸ばせる可能性があります。
・自社ウェブサイトからの告知
・SNSの活用
・メルマガの活用
・レビューサイトへの掲載
・実店舗での宣伝
ここではそれぞれの具体的な手法を解説するので、参考にしてみてください。
自社ウェブサイトからの告知
アプリに限った話ではありませんが、何らかの商品・サービスをユーザーに使って欲しいのであれば、まずはその存在を認知しもらう必要があります。もちろんアプリストア内で検索後に認知させることも可能ですが、より間口を広げる上では自社のWebサイトなどで告知する方法も有効です。特にアプリに関連する商品・サービスを異なるプラットフォームでも提供している場合は、合わせてアプリの紹介を行うことで既存顧客に存在を認知させ、ダウンロード数を底上げする効果に期待できます。
SNSの活用
近年、爆発的に普及しているSNSの活用もアプリのダウンロード数増加に効果的です。数年前まで、一般ユーザーが情報を取得する場はネット検索が主流でしたが、現在ではSNSで情報を調べたり、レビューや口コミを参考にしたりするユーザーが増加しています。そのため、SNSでアプリ関連の情報を発信することで認知拡大に期待でき、何といってもSNSは拡散力に優れているため、短期間で爆発的なPRに成功する可能性もあります。
ジャンル次第ではインフルエンサーを活用することでアプリのダウンロード数が一気に促進される場合もあるので、検討してみると良いでしょう。
メルマガの活用
メルマガ会員の大半は基本的に既存顧客であり、その中には企業やサービスに強い愛着を抱く「ファン」が存在しています。したがって、メルマガ配信者の中でアプリをダウンロードしていない顧客が多い場合は、メルマガを通じてアプリをPRすることでダウンロードにまでつなげられる期待が持てます。
特にメルマガの場合、対象者がすでに「自社商品・サービスに一定の興味関心を持っている」ケースが多いため、高い費用対効果に期待できる点も見逃せません。場合によっては、メルマガ経由でアプリの存在を知った顧客が第三者におすすめしてくれる可能性まで考えられるでしょう。
レビューサイトへの掲載
自社サイト以外でアプリの魅力を広めたいのであれば、レビューサイトへの掲載がおすすめです。レビューサイトとは、さまざまなアプリの比較情報やレビュー情報を発信するサイトのことであり、第三者目線で客観的にアプリの魅力を伝えられるのが大きなメリットです。特にPV数の多いレビューサイトで好意的に紹介されれば、アプリの大幅なダウンロード数増加に期待できます。
レビューサイトを利用する際は、ターゲットに近いユーザーが多いサイトであるかどうかを事前にチェックしておくことが大切です。
実店舗での宣伝
実店舗でのアプリの宣伝には、以下のような特有のメリットがあります。
・対面でコミュニケーションが取れるため、ユーザーのニーズや反応に合わせてアプローチを変えられる
・その場でアプリの提案からダウンロードまでを完結できる(商品購入時に会員登録目的でアプリを勧める、など)
・アプリダウンロードの特典を実店舗でのサービスと絡めて提案できる(アプリダウンロードでポイントが貯まる、会員割引を適用する、など)
実際に、多くの実店舗型ビジネスでアプリを絡めたマーケティングが実施されているように、実店舗での宣伝には固有のメリットが複数あることが分かります。
アプリの費用相場
つづいては、アプリ開発を外注した際にかかる費用相場をご紹介します。
アプリのタイプ | 開発費用の相場 |
アプリ開発の平均費用相場 | 250万円~ |
ショッピングカート系 | 100万~300万円 |
カタログ・フリーペーパー系 | 50万~100万円 |
通話・メッセージアプリ系 | 100万~500万円 |
ツール系 | 50万~300万円 |
ゲーム系 | 300万~1,000万円 |
SNS位置情報系 | 500万~1,000万円 |
アプリ内課金/多言語/マップ対応 | 各10万~20万円 |
SNS連携/アクセス解析 | 各5万円 |
学習アプリ系 | 50万~300万円 |
アプリ開発の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
【まとめ】ASOを成功させるには?
アプリをリリースしてもアプリストア内での順位が低かったり、詳細ページが低質であったりすると、ダウンロード数は思うように伸びないでしょう。ただし、ASOに取り組めば、アプリのダウンロード数(CV率)を大幅に改善させられる可能性があります。ただし、ASOには、アプリ自体のデザインや品質も深く関係しているため、まずは信頼できるアプリ開発会社を見つけることが大切です。
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