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プログラミング言語「Go」とは?できることを解説【2024年最新版】

更新日:2024.01.24

プログラミング言語の「Go言語」を使って、社内でアプリケーションを開発したいと考えていないでしょうか。また、基礎知識を学ぶために、特徴やコードの書き方、おすすめの書籍・スクールを探している人もいるはずです。
そこでこの記事では、営業・バックオフィス・情報システムなど、さまざまな分野の法人向けサービスを比較検討できる「アイミツ」が、Go言語について詳しく解説!また、Go言語にできることやインストール方法も解説します。

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プログラミング言語「Go」とは

はじめに、Go言語とは何か、Go言語の歴史について解説します。

Go言語とは何か

Go言語とは、Googleによって開発されたプログラミング言語のことです。2012年からリリースが開始し、人気のプログラミング言語上位にランクイン。コードが記述しやすいプログラミング言語として世界中で利用されています。

また、Go言語はオープンソースのプログラミング言語です。シンプルな構文を使ってコーディングできるため、コード行数を減らして動作を軽量にできるのが魅力。初心者から学びやすい言語だといえます。

歴史

Go言語は、数あるプログラミング言語のなかでも比較的新しい言語です。2009年に開発がスタートし、2012年にリリース開始。そのあと世界中で話題を呼び、2020年には「エンジニアが学びたいプログラミング言語ランキング」で堂々の1位を獲得しています。

もちろん、まだ歴史が浅いため、JavaやC言語といった歴史の長いプログラミング言語に比べると実績に劣るでしょう。ただし、現代でもアップデートやフレームワーク開発されているため、将来性のあるプログラミング言語として期待されています。

Go言語の特徴やメリット

開発に利用するプログラミング言語が選べない、とお悩みではないでしょうか。それなら、Go言語を選ぶのがおすすめです。複数あるプログラム言語のなかから、Go言語を選ぶメリットは合計5つ。特徴も含めて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

記述や文法がシンプル

Go言語は、コードの記述・文法をシンプルにできるのがメリットです。ほかのプログラミング言語と比べて行数を減らしやすく、理解しやすい。つまり、初心者でも扱いやすい言語だといえます。

初めてプログラミング言語を学ぶ方たちは、複雑な記述・文法につまずき挫折してしまうのが特徴です。一方Go言語なら、シンプルなコードのおかげで内容を理解できるため、最短期間でアプリケーション開発にチャレンジできるでしょう。

高速で処理ができる

Go言語は、記述するコードをまとめて機械語に変換し、高速で処理できるのがメリットです。ほかのプログラミング言語では、1行ずつ機械語に変換していくインタプリンタ言語を利用。コードのボリュームが大きいほど、処理に時間がかかります。

また、Go言語は構文がシンプルなので、複数の処理を同時に実行可能です。インタプリンタ言語を利用するアプリ開発では、構文の数を抑える調整作業が必要。一方、Go言語なら調整せずに高速処理に対応できます。

並行処理ができる

Go言語は、複数の構文を並行処理できるのがメリットです。搭載されている「チャネル」「goroutine」という関数を活用すれば、通常では重くなるような大量のデータを処理可能。しかもCPUに負荷をかけることなく処理を実行できます。

また、並行処理を実施できるのは、デバイスに搭載されている「複数のコアを順不同で利用する仕組み」が搭載されているから。処理機能を無駄なく利用できるため、高速処理が求められるWebサービス・アプリの開発で利用されています。

安全性が高い

Go言語は、安全性を高めてエラー発生を回避できる、次のメリットをもっています。

・エラー発生原因になりやすい「ポインタ演算」が搭載されていない
・シンプルな構文なのでミスを減らせる
・型を使ったコーディングを行うため「メモリの解放忘れ」が発生しにくい


単純ミスはもちろん、機能が影響するエラーなども回避。問題となる箇所を見つけやすいため、プログラマーの修正の手間を最小限に抑えられるでしょう。

ライブラリが豊富

Go言語では、記述を効率化できる豊富なライブラリを利用できるのがメリットです。また、ライブラリを活用することには、次のようなメリットがあります。

・コード行数を削減できる
・記述ミスを防止できる
・シンプルで分かりやすいコードにできる


使用頻度が高い標準ライブラリはもちろん、ニッチなライブラリまで幅広く用意されています。無料で利用できるライブラリも多いため、ぜひアプリ開発等に活用してみてください。

「自社にあった会社が見つからない」「会社選びに時間が割けない」とお悩みの方は、お気軽に「アイミツ」にお問い合わせください。数あるアプリ開発会社からあなたの要望にあった会社をピックアップして無料でご紹介いたします。

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Go言語のデメリット

便利に利用できるGo言語ですが、デメリットになるポイントが4つあります。Go言語を正しく活用したいのなら、デメリットも理解しておくのがおすすめ。具体的にどういったことが問題になるのか見ていきましょう。

情報が少ない

Go言語は、まだ登場して日が浅いプログラミング言語であるため、情報量が少ないのがデメリットです。探したい情報をインターネットで探しにくいほか、書籍・セミナーなども少なめ。シンプルなプログラミング言語であるため理解しやすい一方、これからGo言語を学びたい人によっては学びにくいと感じてしまうかもしれません。

ただし、Go言語は、人気のプログラミング言語です。これから情報が充実していくと予想できます。

コードの継承ができない

一般的なプログラミング言語には、既存のクラスで作った情報を新しいクラスに引き継ぐ「継承」という機能があります。一方、Go言語では継承のコードがありません。既存のコードを流用できないため、クラスごとにコードを記述する必要があるのです。

また、同じコードを記述する際に修正が発生すると、クラス全体の修正が必要になります。オブジェクト指向のような開発を行おうとしても、実行できない場合があるので注意してください。

例外処理がない

Go言語には、例外(エラー)が発生した際に別処理で対応する「例外処理」の機能がありません。つまり、Go言語でエラーなどが発生した場合には、エラー解決の方法を別途、検討する必要があります。

ただし例外処理は、エラー発生を解決できない場合の「最終手段」として利用される対策です。あまり利用すべきではないコードなので、一概にデメリットだとはいえません。ただし別のプログラミング言語で例外処理に慣れている方にとっては、初期利用時に混乱を招いてしまう場合があるでしょう。

3項演算子がない

Go言語には、True、Falseというように、条件式に対して2つのうちどちらかを返す「3項演算子」が搭載されていません。なぜこのような設定になっているのかというと、他者が理解できないようなコードを書くプログラマーに、複雑な3項演算子を書せないため、Go言語の設計者が強制的に設定したといわれています。

対応策として、if-else関数が用意されているので、Go関数ではif-else関数を利用しましょう。

Go言語でできること

Go言語は、まだ登場したばかりの新しい言語でありながら、幅広い開発に利用できます。主に利用できる開発項目は、合計5つ。Go言語を自身の目的に合う開発に利用できるのか、ぜひチェックしてみてください。

Webサーバーの構築

Go言語は、Webサービス・Webサーバーの構築に利用できます。WindowsやmacOS、LinuxといったOSに対応しているため、Web業界で広く活用。例えば、次のような目的でGo言語を使用しています。

・コーポレートサイト
・オウンドメディア
・ECサイト


また、Go言語は拡張性(スケーラビリティ)に優れるため、大量の処理が必要となるECサイトで効果を発揮。サービス提供を実施する企業などで導入されています。

アプリケーション開発

Go言語は、アプリケーション開発に利用できます。複数のOSに対応できる「クロスコンパイル機能」が搭載されているため、モバイルアプリ、Webアプリの開発にも利用可能。提供プラットフォームの影響を受けず、自由にアプリを開発できるでしょう。

また、Go言語には「Go mobile」「Go Cloud」といったスマホアプリ用の開発ツールが用意されています。豊富なライブラリ・ツールが用意されているため、開発作業を効率化できるでしょう。

CLI開発

Go言語は、コマンド入力によって画面操作を行える「CLI」のアプリケーション開発に利用できます。CLIとは、各OSで利用できるコマンドプロンプトのように、文字だけで処理を行うアプリケーションのこと。シンプルな処理に利用するアプリケーションならCLIで対応できます。

また、前述したアプリケーション開発と同じように「クロスコンパイル機能」を適用可能。OS、バージョン、プラットフォームを問わず、自由な開発を実施できるのが魅力です。

API開発

Go言語は、APIサーバーの開発に利用できます。APIとは、ソフトウェアの一部機能を共有するためのインターフェースのこと。APIを作成すれば、別のアプリケーション開発などにも応用できます。

また、Go言語で開発したAPIは、ほかの言語で作成したものよりも高速で処理できるため、大勢が利用するサーバーに最適。シンプルなコードで記述できるという利点も含め、Go言語とAPIはかなり相性が良いといえるでしょう。

ロボット・ドローンなど組み込みシステムの開発

Go言語は、ロボット、ドローン、IoTといった「最新技術」に活用できます。また、Go言語では、ロボティクス開発に利用できる「Gobot」というフレームワークが利用可能。遠隔操作など、IoTで必要不可欠な開発を実施できるでしょう。

ロボット、ドローン、IoTといった技術は、今後、開発ニーズが高まると予想されています。最新技術の開発に力を入れたい。そう考える企業は、ぜひGo言語を導入してみてください。

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Go言語のインストール方法

実際にGo言語を利用してみたい。それなら、以下の手順でインストールを行いましょう。

1.公式サイト(https://golang.org/dl/)にアクセスしてダウンロードページを開く
2.ダウンロードしたインストーラを開いて「インストール」をクリック
3.インストールが完了したら、コマンドプロンプトを起動して「go version」と入力
4.バージョン情報が返ってきたらインストール完了


Go言語は、簡単な手順でインストールできます。任意のエディタを使ってコードを記述できるので、ぜひチャレンジしてみてください。

Go言語の勉強方法

Go言語を利用したい。それならまずは、Go言語の記述する構文やルールを理解しましょう。ここでは、Go言語を学ぶ方法を3つ紹介します。自身の動きやすい方法を見つけて、実際にチャレンジしてみてください。

書籍

Go言語は、書籍を利用して学習できます。2012年のリリースから時間が経過しているため、基礎知識や応用、事例などが記載された書籍が見つかるでしょう。

書店はもちろん、ECサイトでも書籍を購入できるので、まずは初心者向けの本を探してみてください。また、プログラミングを学ぶ場合は、PC画面上で閲覧できる電子書籍が便利です。

学習サイト(公式サイト)

Go言語は、Googleが提供するオフィシャルサイト「A Tour of Go」で学習できます。日本語にも対応しており、基礎操作や基礎知識、インターフェース、通貨に関する記述を学べます。Webアプリケーション上に記述できることから、Go言語をインストールする前に利用できるのがポイントです。

プログラミングスクール

Go言語は、プログラミングスクールを利用して学習できます。すでに複数のプログラミングスクールがGo言語に対応。プロの講師から基礎、応用を学べるので、ぜひ利用してみてください。

ただし、プログラミングスクールは有料です。まずは無料体験などを使用したうえで、入校すべきか検討してみましょう。

Go言語の開発は開発会社への外注がおすすめ

Go言語は、シンプルな構文で記述できる初心者向けのプログラミング言語です。そしてなかには、社内でアプリケーション開発を行いたいと考える方も多いでしょう。

ただしGo言語は、まだ登場して間もないプログラミング言語です。場合によっては、自身の求める情報が見つからない恐れがあります。また、社内リソースを確保できない企業も多いのではないでしょうか。

もし社内での対応が難しいと感じているなら、開発会社への外注を検討してみてください。経験豊富なプロの技術者がGo言語に対応してくれるため、社内リソースを気にせず依頼できます。

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アプリ開発の費用相場

つづいては、アプリ開発を外注した際にかかる費用相場をご紹介します。

アプリのタイプ別開発費用の相場
アプリのタイプ 開発費用の相場
アプリ開発の平均費用相場 250万円~
ショッピングカート系 100万~300万円
カタログ・フリーペーパー系 50万~100万円
通話・メッセージアプリ系 100万~500万円
ツール系 50万~300万円
ゲーム系 300万~1,000万円
SNS位置情報系 500万~1,000万円
アプリ内課金/多言語/マップ対応 各10万~20万円
SNS連携/アクセス解析 各5万円
学習アプリ系 50万円~300万円

アプリ開発の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。

【まとめ】プログラミング言語「Go」を使ったアプリ開発を成功させるには?

アプリケーション開発を行いたい。それなら、記述がシンプルで理解しやすいGo言語がおすすめです。幅広い項目に利用できることはもちろん、初心者でも使いやすいのが魅力。このとき、新しく登場したばかりの言語であるため、社内で対応できないとお悩みではないでしょうか。それなら、アプリケーション開発に特化した開発会社に外注してみてください。

もしGo言語を使える開発会社、アプリケーション開発に強い開発会社をお探しなら、ぜひアイミツがリストアップしているサービスをご検討ください。おすすめのサービスの資料をまとめてご請求いただくことも可能です。

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