エンゲージメント率とは|高める方法や計算方法を徹底解説【2024年最新版】
企業がSNSを運用するのにあたって重視するデータの1つが「エンゲージメント率」で、高まるほどに売り上げの増加やブランド力の向上、ユーザーのファン化などが期待できます。しかし、中には「エンゲージメント率って?」「計算方法がわからない」「エンゲージメント率を高める方法がわからない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
本記事ではエンゲージメント率の基礎知識、企業としての活用・改善方法などを詳しく解説していきます。
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エンゲージメント率とは
「エンゲージメント(Engagement)」は、日本語にすると「関心を持ってかかわること」という意味の言葉です。ビジネスにおけるエンゲージメントとは「企業の提供した情報に対して、顧客が関心を抱いて何らかのアクションを起こすこと」で、たとえば企業の運営する商品・サービスのWebサイトを訪れたユーザーが「長期間サイトに滞在する」「複数のページを閲覧する」「問い合わせボタンを押下する」といった行為が該当します。
エンゲージメント率は「顧客の中の何割が企業や商品・サービスに関心を持ってアクションを起こしたか」を示すもので、数値が高いほど「より多くの顧客の興味・関心を得られている」ことになります。そのため、エンゲージメント率の向上は成約率や売り上げの改善にも直結するのです。
SNSにおけるエンゲージメント率の重要性
TwitterやInstagramに代表されるSNSにおいても、エンゲージメント率は重要なデータです。SNSでのエンゲージメントとしてあげられるのは、
・投稿に対する「いいね」
・投稿のリツイート
・投稿へのコメント
・バナーやURLのクリック
など。SNS運用においては「企業が顧客に『こんな反応があったらいいな』と期待すること」がエンゲージメントとなります。エンゲージメント率が高ければ、それだけ「多くの人に受け入れられている」「関心を持たれている」と言えるでしょう。
一方で、エンゲージメント率が低い場合は「アカウントや投稿に関心を持つ人が少ない」と考えられるため、改善に取り組む必要があります。
エンゲージメント率の計算方法
SNSにおけるエンゲージメントの定義は、使用するサービスによって異なります。使用するサービスによって基本機能が違うため、SNSの運用にあたっては各サービスのエンゲージメントの定義や計算方法を理解し、戦略的な運用につなげることが重要です。継続してエンゲージメント率を確認すれば「SNS運用がうまくいっているのか否か」も把握できるため、企業にとって大きなメリットとなります。
ここからは、代表的なSNSである「Twitter」と「Facebook」「Instagram」のエンゲージメントの定義、エンゲージメント率の計算方法を解説します。
Twitterのエンゲージメントはツイートに対する反応で、「いいね」や「リツイート」「返信(コメント)」「投稿からのフォロー」「リンク・プロフィールのクリック」などが当てはまります。また、Twitterでは投稿ごとにインプレッション数やエンゲージメント数、詳細閲覧数、プロフィールクリック数が確認できるため、投稿別の分析も可能。アナリティクス機能では過去28日間のパフォーマンス状況や期間中に多くのインプレッションを獲得した投稿といった情報も確認することができます。
<Twitterのエンゲージメント率計算方法>
総エンゲージメント数÷インプレッション合計数×100
Facebookのエンゲージメントは「『いいね』ボタンのクリック」や「コメント」「投稿のシェア」「画像・バナーのクリック」を指します。企業が利用するFacebookページは「インサイト機能」を備えているため、投稿ごとのエンゲージメント数やリーチ数の確認が可能です。
<Facebookのエンゲージメント率計算方法>
総エンゲージメント数÷投稿のリーチ数×100
Instagramのエンゲージメントは、投稿に対する「いいね」と「コメント」「保存」の件数です。Instagramがビジネスアカウントを対象に提供している「インサイト機能」を利用することで、投稿やアカウントごとtのエンゲージメント数やエンゲージメント数を確認できます。
<Instagramのエンゲージメント率計算方法>
総エンゲージメント数÷インプレッション数・リーチ数・フォロワー数のいずれか×100
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エンゲージメント率の目安
SNSの種類によってエンゲージメント率の算出方法が異なるのと同様に、エンゲージメント率の目安も使用するSNSによって大きく変動します。「Twitter」と「Facebook」「Instagram」におけるエンゲージメント率の目安は以下の通りです。
Twitter:0.3~1.0%
Facebook:0.5~2.0%
Instagram:1.0~12.0%
Twitterのエンゲージメント率が低い理由は、3種のサービスの中でもっとも拡散力に優れており、フォローしていないアカウントの投稿がタイムラインに表示される頻度が高いから。その反面インプレッション数が増加しやすいため、エンゲージメント率も比例するという特徴があります。
エンゲージメント率を高める方法
企業がSNS運用を通じて売り上げの改善やブランディングを図るためには、エンゲージメント率に着目するだけでなく施策を展開する必要があります。SNSのエンゲージメント率を高める代表的な方法は、以下の通りです。
・投稿の質を高める
・ユーザーが求めている情報を把握する
・SNS上のコミュニケーションを増やす
・発信を継続的に行い続ける
・発信する時間を意識する
・アプリを活用する
ここからは、それぞれの方法について解説します。
投稿の質を高める
ユーザーは当然ながら興味のある投稿には何かしらの反応をする一方で、興味のない投稿は確認せずにスルーしてしまうものです。エンゲージメント率を高めるためには、多くのユーザーが関心を抱くような質の高い投稿が重要だと言えます。
・最新情報を発信する
・ユーザーに有益な情報を盛り込む
・共感を促す内容を意識する
・専門性の高い内容にする
・社会貢献、環境問題に関する内容にする
これらのポイントを踏まえて文言や画像を用意できれば、質の高い投稿が実現するでしょう。
ユーザーが求めている情報を把握する
ユーザーの求めている情報を把握しておくのも、SNSでのエンゲージメント率を高めるための重要な工程です。フォロワーにはどのような属性のアカウントが多いのかや、どんな投稿に対して「いいね」や「返信」「リツイート」といった反応をしているのかを分析しましょう。
また、ユーザーがSNSを利用する時間帯に投稿するのも大切なポイントの1つ。たとえば社会人のフォロワーが多い場合は、日中よりも通勤前・通勤中や帰宅時間の投稿のほうがエンゲージメントが増える可能性があります。どの時間帯がアクティブなのかがわからない時は、実際に投稿しながら結果を確認してもいいかもしれません。
SNS上のコミュニケーションを増やす
自社アカウントの投稿にリアクションをしたユーザーへの反応や、コメントへの返信などのコミュニケーションを通じてユーザーとの関係値を構築するのもエンゲージメント率を高めるのに効果的な施策です。強固な関係性を築くことばできれば、新たな投稿に対しても積極的なリアクションが期待できるでしょう。SNSのアルゴリズムによって、リアクションの多いアカウントには自社アカウントが優先的に表示される仕組みになっている点も大きな魅力です。
発信を継続的に行い続ける
多くのSNSユーザーは「好きな企業アカウント」が決まっており、そのアカウントからの投稿に対して積極的にリアクションする傾向があります。単発でなく継続的に投稿してユーザーを「ファン化」することができれば、投稿へのエンゲージメントはもちろん商品・サービスの購入・利用にもつながるでしょう。
企業アカウントの投稿は不定期になってしまいがちですが、「1日に1回は投稿する」「週に○回は投稿する」と決めて取り組むとファンを獲得しやすくエンゲージメント率の向上が近づきます。なお、決まった時間での投稿が効果につながりやすいとされています。
発信する時間を意識する
SNSでエンゲージメントを獲得するためには、投稿の時間帯にも注意が必要です。利用率の低い深夜・早朝の投稿は見てもらえない、内容に興味を抱いてもらえない可能性が高いと言えます。反対に言えば、多くの人がSNSを利用している時間帯に投稿すれば、「いいね」や「コメント」といったエンゲージメントを獲得できるチャンスが広がります。
中でも20〜22時はSNSにおける「ゴールデンタイム」とも呼ばれ、曜日やユーザーの年代を問わず多くのユーザーがSNSを開いているとされています。ゴールデンタイムに質の高い内容を投稿し、エンゲージメント率の向上を目指しましょう。
アプリを活用する
SNSでアプリの魅力・メリットを発信してユーザーのインストールにつなげれば、有益な情報を届けることができます。SNSからアプリへ移行するとエンゲージメント率の数値に低下が見られることもありますが、ユーザーとの距離を縮められるため売り上げの改善に効果的とされています。質の高いアプリはユーザーのファン化につながる可能性があるだけでなく、昨今ではSNSとアプリを連動させたマーケティングも大きな注目を集めています。
エンゲージメント率を高めるためのアプリ活用のメリット
SNSとアプリをうまく組み合わせて活用できれば、ユーザーのファン化への効果が期待できます。たとえば、生活に欠かせない性能を持つアプリは毎日使用されることが多く、アプリに対して愛着を覚えるユーザーが増えるでしょう。さらに、そのアプリに関する情報がSNSアカウントで投稿されていたら、思わず「いいね」や「コメント」「リツイート」をしたくなるかもしれません。
ファンからの肯定的なコメントはほかのユーザーにもいい影響を与えるため、サービスの認知拡大やブランドイメージの向上にも役立ちます。ユーザーのファン化やエンゲージメント率の向上を目指すなら、アプリと組み合わせての活用は重要な施策になると言えるでしょう。
エンゲージメント率を高めることを意識する際の注意点
エンゲージメント率の改善は企業にさまざまなメリットをもたらすものですが、エンゲージメントだけでなく総合的なデータ分析や最新のマーケティング手法を取り入れることも大切な要素だと言えます。ここからは、SNSの運用担当者が気をつけるべきポイントを解説します。
フォロワー数とエンゲージメント率は比例しない
企業アカウントにありがちな失敗が、「フォロワー数ばかりにとらわれてしまう、エンゲージメント率が低くなる」というものです。多数のユーザーを無作為にフォローすれば相互フォローが成立することがあるかもしれませんが、企業や商品・サービスに対する関心の低いユーザーに情報を発信してもエンゲージメントは期待できません。
また、多くのフォロワーを抱えながらも「いいね」や「コメント」の少ない企業アカウントは「人気がないアカウント」「不適切な方法でフォロワーを集めたアカウント」と評価されやすく、ファンを獲得しにくい傾向にあります。企業アカウントの開設初期はどうしてもフォロワー数に目が行きがちですが、それ以上にエンゲージメント率を意識し、ユーザーとの質の高いコミュニケーションを心がけましょう。
外注先の選定は慎重に
企業がSNSアカウントを開設・運用する際には、リソースや経験・知見の不足を理由に外部の会社へ業務を依頼することがあります。専門家への依頼はもちろん効果が期待できますが、外注先選びを誤ってしまうと効果を得られないばかりか、ブランドイメージの低下を招く要因になるため注意が必要です。
また、インフルエンサーへ商品・サービスのPRを依頼する場合には、フォロワー数だけでなくエンゲージメント数・エンゲージメント率にも注目することが大切。エンゲージメント率の高いインフルエンサーは「ユーザー(ファン)から信頼を集めている」と判断できるでしょう。
アプリ開発の費用相場
つづいては、アプリ開発を外注した際にかかる費用相場をご紹介します。
アプリのタイプ | 開発費用の相場 |
アプリ開発の平均費用相場 | 250万円~ |
ショッピングカート系 | 100万~300万円 |
カタログ・フリーペーパー系 | 50万~100万円 |
通話・メッセージアプリ系 | 100万~500万円 |
ツール系 | 50万~300万円 |
ゲーム系 | 300万~1,000万円 |
SNS位置情報系 | 500万~1,000万円 |
アプリ内課金/多言語/マップ対応 | 各10万~20万円 |
SNS連携/アクセス解析 | 各5万円 |
学習アプリ系 | 50万~300万円 |
アプリ開発の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
まとめ
この記事ではエンゲージメント率の概要から各SNSにおける計算方法、エンゲージメント率を高める方法などをまとめて開設してきました。エンゲージメント率は企業や商品・サービスのイメージ、認知度などに直結するため、アカウントを運用する際は長期的に分析・改善を続ける必要があります。
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