Apple Search Adsとは|特徴や注意点を知って効果的な配信をめざす【2024年最新版】
検索連動型広告と言えばGoogleやYahoo!のリスティング広告が有名ですが、最近は「Apple Search Ads」が注目を集めています。しかし、その内容や運用についてはあまり知られていません。
この記事ではApple Search Adsの概要をお伝えするとともに、開始方法や運用に際しての注意点などを詳しく解説します。
【関連ページ】
アプリ開発にかかる費用・相場感や、あなたの目的別にアプリ開発会社をお探しいただけます。
iOSアプリの開発の平均費用と料金相場
iOSアプリに強いアプリ開発会社一覧
Apple Search Adsとは
出典: https://searchads.apple.com/jp
「Apple Search Ads」とはApp Storeの上位に出稿できる検索連動型広告です。検索連動型広告の掲載はGoogleやYahoo!の検索エンジンが有名ですが、Apple Search Adsはアプリインストールを前提としたiOS向けの広告です。App Storeは毎週6億を超えるユーザーがアクセスしており、信頼に足るプラットフォームとして広く認知されています。Apple Search Adsはアプリが最も必要とされる場面で、適切なタイミングでアプリのプロモーションおよびマッチングを実践しています。
広告が表示される箇所
出典: App Storeで「Google」を検索した結果
iphoneユーザーであれば、iOSデバイスにダウンロードできるアプリがまとめられているプラットフォーム「App Store」を利用していることでしょう。Apple Search Adsが表示される箇所は、そのApp Storeの検索結果表示画面上部です。 キーワード「Google」の検索結果が上記画像ですが、App Storeの検索画面下部には、オーガニック検索1位のアプリ(Googleアプリ)が表示され、Apple Search Adsの広告(Google Chrome)はその上に表示されるため、ユーザーの注目を集めやすいのが特徴です。1検索結果に対して表示されるのは1広告のみで、複数の広告が乱立しない分成果を出しやすいでしょう。
Apple Search Adsの特徴
Apple Search Adsの特徴は次の3つです。
・インストールしていないユーザーにだけ配信できる
広告主の立場からすると、既存ユーザーへの配信は避けたいところです。その点、Apple Search Adsはターゲティング一覧で「新規ユーザー」と限定することで、インストール済のユーザーへの広告配信しないよう設定可能です。
・インストール率が高い
Apple Search Adsが表示されるApp Storeはインストール率が高く、ユーザーの44.5%がアプリをインストールすると言われています。ライバルとされる「Google アプリキャンペーン」に比べても高い確率です。
・運用次第で結果を出しやすい
Apple Search Adsはキーワードやマッチするタイプなど工夫の余地があり、最大手のアプリでなくても運用次第で結果を出せます。
2種類のプラン
Apple Search Adsには「Basic」と「Advanced」の2つのプランがあります。2つのプランは様々な違いがあり、Basicは運用に時間を割けない人におすすめであるのに対し、Advancedは成果の最大化を狙いたい人におすすめのプランです。以下にそれぞれのプラン内容についてポイントをまとめました。なお、最新情報などの詳細は公式サイトにてご確認ください。
【Search Ads Basic】
Search Ads Basicの特徴は以下の3つです。
・設定は地域と予算のみ
広告の設定は地域と予算のみです。時間の限られた方、運用業務を減らしたい方に最適です。
・課金はインストール単価
課金はインストールされた分だけ課金されます。支払いは設定した単価で、インストールした分だけ支払います。
・ターゲティングはシステム処理される
ターゲティングの詳細はシステム処理されるため、工数を減らせるだけでなく、マーケティングの知識がなくても気軽に始められます。
【Search Ads Advanced】
Search Ads Advancedの特徴は以下の3つです。
・キーワードやオーディエンスなど細かな調整が可能
ターゲティングでキーワードやオーディエンスなど細かな設定を選べます。ターゲットを絞ることで、広告効果を最大限まで高められます。
・広告の掲載場所は2通り
「Search results」と「Search tab」の2つの場所に広告を掲載できます。と Search tabは2021年に新たにローンチされた広告で、「あなたへのおすすめ」の一覧上位に掲載できる広告です。
・タップ課金制度を採用
広告がタップされた分だけ課金されます。
Apple Search Adsを開始する方法
ここからは、Apple Search Adsを開始する方法について紹介します。実際にApple Search Adsで広告配信する際は、次の設定を済ませておく必要があります。
・事前準備
・アカウント作成
・キャンペーングループとキャンペーンの作成
・広告グループの作成とキーワードの設定
以下、各ステップの内容を詳しく解説します。
1.事前準備
Apple Search Adsを始める際は、最初に事前準備が必要です。事前準備は「Apple ID」の取得と「App Storeでアプリケーションを登録」を済ませます。準備にかかる所要時間は、Apple ID取得が3分程度、アプリの登録は10分程度で終わります。アプリ登録には「App Store Connect」を使います。このサービスはアプリ登録だけでなく売上の管理・分析にも使えます。Apple Search Adsを始める際は必ず行う作業ですので、広告配信すると決めたら事前準備はできるだけ早く済ませておくことをおすすめします。
2.アカウント作成
事前準備が終わったら次はアカウントの作成です。アカウント作成の際、事前準備で取得したAppleIDが必要になります。アカウント作成ではアカウント名、国や地域、使用する通貨といったさまざまな項目の設定が必要です。また、先ほど挙げた2つの料金プラン「Search Ads Basic」または「Search Ads Advanced」の選択もできます。
3.キャンペーングループとキャンペーンの作成
キャンペーングループとキャンペーンの作成では、キャンペーンの作成方法はキャンペーンのダッシュボードから「キャンペーンの作成」を選択し、実際に広告を出稿したいアプリケーションを選択します。つづけて実際に広告を表示する地域を選択。複数の国やエリアにまたがる場合は、類似する地域、国を一つのグループにまとめておきましょう。その後、キャンペーン作成に入り、キャンペーンに名前をつけ、予算やスケジュールについても詳細設定します。なお、予算については終了日を設定しないと自動延長されてしまうため注意が必要です。
4.広告グループの作成
広告グループの作成ではターゲティングとキーワードの設定をします。ターゲットとなるユーザーはデバイス、場所、顧客タイプなど様々な要素を加味して絞り込みます。ターゲットを絞るほど密度の配信ができますが、絞り込みすぎるとマーケットが過度に縮小してしまうため、最大タップ単価やバランス感覚は大切です。なお、Search resultsキャンペーンを作成している場合は、キーワードテーマと広告グループの名前を合わせておくと良いでしょう。また、広告グループに1回のタップで支払い可能な金額を入力します。
5.キーワードの設定
広告グループの作成の後はキーワードの設定です。ユーザーが予め設定したキーワードと関連性のある検索クエリを入力することで、マッチする広告が表示される仕組みです。そのためキーワードは、ユーザーが使用しそうなキーワードを選ぶ必要があります。また、アプリケーションに関連性のあるキーワードをピックアップして設定しましょう。その際に役立つのは、Googleのキーワードプランナーや、検索エンジンに出てくる関連用語などです。キーワードを工夫することで広告機会が増える可能性があるため、キーワード選定はしっかり取り組むことをおすすめします。
Apple Search Adsの運用の前に、アプリ開発から依頼したい!でも、「自社にあった会社が見つからない」「会社選びに時間が割けない」とお悩みの方は、お気軽に「アイミツ」へお問い合わせください。数あるアプリ開発会社から、要望にあった会社をピックアップして「無料」でご紹介いたします。
Apple Search Ads利用時の注意点
最後に、Apple Search Adsを利用する際の注意点についてお伝えします。特にキーワード設定関連は注意を要するのでぜひ参考にしてください。利用の際に特に気を付けるべきは次の4つの点です。
・除外キーワード登録を登録しすぎない
・完全一致だけでキーワードを登録しない
・開始日の設定やスケジュール設定
・Apple ID が規制されていないか
以下、各注意点について詳しく解説します。
除外キーワード登録を登録しすぎない
Apple Search Adsではキャンペーンごとに除外キーワードを登録できます。この際、除外キーワード登録を登録しすぎないよう注意しましょう。除外キーワードを登録すると、そのキーワードは検索結果から除かれます。特に注意すべきはマッチタイプを「部分一致」にして、除外キーワードを過度に登録するパターンです。例えばマッチタイプを「部分一致」にして「ゲーム」を除外キーワードとして設定した場合、ゲームを含む検索語句は検索結果から全て除外されてしまいます。部分一致では、運用担当者が意図しない除外が実行される可能性も高いため慎重を期すことをおすすめします。
完全一致だけでキーワードを登録しない
Apple Search Adsを利用する際、部分一致の設定に注意すべきとお伝えしましたが、完全一致だけでキーワードを登録しないことも大切です。というのも、完全一致だけでキーワード登録すると、検索ボリュームが少ない語句を選んだ時に、ほとんど配信されない恐れがあるからです。そのようなリスクを回避するためにも、完全一致のほかに、部分一致のキーワードや検索マッチも選んでおきましょう。(検索マッチとはApple Search Adsが提供しているApp Store内の関連性の高い検索と広告を一致させる独自機能です。)
開始日の設定やスケジュール設定
Apple Search Adsは配信の開始日やスケジュールを設定できます。当然ながら設定を間違えると配信されないので、特に日付についてはちゃんと確認してから設定をするべきです。広告配信スケジュールは収益と大きな関係があり、適切に配信ができなかった場合は損害が生じます。開始日の設定が正しくても、曜日時間帯でのスケジュール設定によっては配信されないケースもあるため、必ず確認しましょう。
Apple ID が規制されていないか
Apple IDが規制されていないかも要確認です。AppleIDは13歳未満で登録されている場合、もしくは管理対象になっている場合は、そもそも広告が表示されません。お使いのApple IDが何らかの事情により13歳未満で登録されてしまった場合、規制対象となるため要注意です。Apple ID規制によるトラブル発生は稀なケースですが改めて確認しておくことをおすすめします。
アプリ開発の費用相場
アプリのタイプ | 開発費用の相場 |
アプリ開発の平均費用相場 | 250万円~ |
ショッピングカート系 | 100万~300万円 |
カタログ・フリーペーパー系 | 50万~100万円 |
通話・メッセージアプリ系 | 100万~500万円 |
ツール系 | 50万~300万円 |
ゲーム系 | 300万~1,000万円 |
SNS位置情報系 | 500万~1,000万円 |
アプリ内課金/多言語/マップ対応 | 各10万~20万円 |
SNS連携/アクセス解析 | 各5万円 |
学習アプリ系 | 50万円~300万円 |
アプリ開発の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
【まとめ】アプリ開発会社選びで迷ったらアイミツへ
Apple Search Adsの概要をお伝えするとともに、開始方法や運用に際しての注意点をご説明してきました。Apple Search Adsは App Storeの上位に掲載できる検索連動型広告で、運用次第で大きな成果を上げることも可能です。しかし、リスティング広告などのWeb広告同様に、キーワードの選定が非常に重要かつ難易度が高いため、自社で手掛けることに不安を覚える方もいらっしゃることでしょう。せっかくいいアプリができてもダウンロードされなければ意味がありません。Apple Search Adsの運用に不安がある、アプリ開発から任せたいといったご要望がありましたが、ぜひ「アイミツ」へご相談ください。
【相談前にまずは会社一覧を見たいという方はこちら】
iOSアプリに強いアプリ開発会社一覧
【費用感を知りたいという方はこちら】
iOSアプリの開発の平均費用と料金相場
アプリ開発会社探しで、こんなお悩みありませんか?
-
一括見積もりサイトだと
多数の会社から電話が・・・ -
相場がわからないから
見積もりを取っても不安・・・ -
どの企業が優れているのか
判断できない・・・
PRONIアイミツなら
発注先決定まで
最短翌日
- 専門コンシェルジュが
あなたの要件をヒアリング! - 10万件の利用実績から
業界・相場情報をご提供! - あなたの要件にマッチした
優良企業のみご紹介!
診断とヒアリングから
お探しします