アプリ広告とは｜種類や費用の仕組み、メリットを知って最適なアプリ広告を実施！【2024年最新版】

アプリ内広告は、低コストで運用できるうえに、コンバージョン率が高い広告として注目を集めています。アプリの利用者は今後も増え続けると考えられるため、新しい広告出稿先として検討するのもよいでしょう。本記事では、アプリ内広告の特徴や種類、メリットやデメリットなどを詳しく紹介します。アプリ内広告に興味のある方は参考にしてください。

【関連ページ】
アプリ開発にかかる費用・相場感や、あなたの目的別にアプリ開発会社をお探しいただけます。
アプリ開発の平均費用と料金相場
広告運用に強いアプリ開発会社一覧

アプリ内広告は、アプリ内の広告枠に配信できるWeb広告です。スマホでアプリを利用していると、別のアプリや企業のサービス情報などが画像や動画、テキストで表示されるのを見たことがあると思います。これがアプリ内広告です。

昨今では、多くの人々が1台以上のスマホを所有し、複数のアプリを利用しています。インターネットブラウザの利用時間は減少し、アプリを利用する時間が増加。広告はユーザーの目に触れやすいところに配信した方が成果が高いため、Webページへの広告に代わる配信場所として、アプリ内広告に注目が集まっています。もし他社に差をつけたい場合には、アプリ内広告の活用がおすすめです。

アプリ内広告の市場規模は、世界的に成長しています。株式会社グローバルインフォメーションが報告した「アプリ内広告の世界市場：業界動向、シェア、規模、成長、機会、予測（2022年～2027年）」では、2021年には世界のアプリ内広告の市場規模が1,109億米ドルだったのに対し、2027年には3,435億米ドルまで増加すると予想されています。

今後もインターネット利用率やスマホ所有者の増加、アプリを利用した最新の広告出稿方法（ユーザー条件に応じた独自のカスタマイズや高度なロケーション・ターゲティング機能）により、アプリ内広告の市場規模はますます拡大すると考えられます。日本では利用する企業がまだまだ少ないのが現状ですが、今後主要な広告方法として注目を集めていくでしょう。

出典：ZDNet Japan「アプリ内広告市場、2027年に3,435億米ドル規模到達見込み」https://japan.zdnet.com/release/30761697/#:~:text=%E5%B8%82%E5%A0%B4%E3%81%AE%E6%A6%82%E8%A6%81%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE,%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%A8%E4%BA%88%E6%83%B3%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

アプリ内広告は、広告クリエイティブの種類（画像や動画、テキストのみなど）や表示のタイミングなどに応じて、以下のような種類に分かれます。

【アプリ内広告の種類】
・バナー広告
・インフィード広告
・オファーウォール広告
・全画面インスターティシャル広告
・アイコン広告
・動画リワード広告

それぞれの広告の特徴について詳しく説明します。

バナー広告は、アプリ内にバナー＝PR画像を表示し、自社の商品やサービスを宣伝する広告です。アプリの上部や下部に横長のバナーを表示可能。アプリの画面を妨害しないため、長時間表示させられるという特徴があります。広告のサイズは、320×50ピクセルが一般的で、条件に応じてサイズの変更も可能。アプリ内広告の中では使いやすい種類のため、初めて利用する方にもおすすめです。

インフィード広告は、SNSやニュースアプリなどで、投稿と並んで表示される広告です。まるで投稿の一部であるかのように自然に表示できるため、広告と思われないのが最大のメリット。広告のサイズは表示するアプリによって異なり、画像が利用できるものからテキストのみのものまで多岐にわたります。ユーザーに自然にアプローチできる方法を探している企業におすすめです。

オファーウォール広告は、アプリ画面にボタンを設置し、そのボタンを押すことで広告が大画面で表示されます。アプリ画面における表示サイズは非常に小さく、アプリ利用者の妨げにならずに広告表示できるため、広告が原因による企業イメージ低下を防げるのがメリット。また、ボタンを押した際には広告が大画面で表示されるため、訴求効果が高い広告として人気です。昨今では、アプリの中に自然に溶け込むようなボタンも多く制作されています。

全画面インスターティシャル広告は、アプリの画面が切り替わるタイミングで全画面表示されるアプリ内広告です。多くのユーザーに対して訴求力の高い大画面広告を表示できるため、広告成果を高めたい企業におすすめ。ただし、ユーザーがアプリを利用する妨げになることもあるため、場合によってはブランド力低下などにつながる場合もあります。表示するタイミングや内容について十分に検討するとよいでしょう。

アイコン広告は、スマホのアイコン（小さな正方形の画像）のような形をした広告です。基本的には小さな画像と短いテキストが表示可能。情報量は少ないものの、サイズが小さいため、多様な場所に掲載できるのがメリットです。アイコンをクリックした後はランディングページに誘導し、商品やサービスの魅力をアピールします。アイコンが小さいため、ユーザーの妨げにならずに訴求できます。

動画リワード広告は、アプリ内で報酬と引き換えに表示させる動画広告です。例えば、動画を30秒視聴することで○○を無料でゲット！のようなパートに動画広告を流します。ユーザーは報酬をもらうために、決められた時間の動画を必ず視聴するため、訴求力が非常に高い広告として注目を集めています。

「自社にあった会社が見つからない」「会社選びに時間が割けない」とお悩みの方は、お気軽に「アイミツ」にお問い合わせください。数あるアプリ開発会社からあなたの要望にあった会社をピックアップして無料でご紹介いたします。

アプリ内広告は、アプリ制作者と広告出稿企業がWin-Winの関係になるように運用されています。広告出稿側は、露出が高い場所、もしくは関連の強いサービスに広告を掲載したいと考えます。昨今ではアプリの利用度が高まっているため、広告掲載先としてアプリは最適です。
一方でアプリ開発者は、広告掲載を許可することで一定の収入が得られます。アプリ収入の大部分をアプリ内広告から得ているアプリ開発者も多くいます。
アプリ広告には、一般的に以下のような課金方法が適用されています。

インプレッション型：広告が表示された回数に応じて課金
クリック型：ユーザーが広告をクリックした際に課金
成功報酬型：ユーザーが商品やサービスを購入したり、広告アプリをインストールした際に課金

これらのやりとりを仲介するのがアプリ内広告に対応した広告代理店や広告出稿サービスです。これらを利用することで、複雑なアプリ内広告の出稿や管理が容易にできるようになっています。

アプリ内広告の利用は、企業にとって以下のようなメリットがあります。

・ユーザの目につきやすくて印象に残りやすい
・ユーザーからの信頼があってコンバージョン率が高い
・競合が少ない
・ユーザーに合わせたターゲティングが可能

人気のある広告では競合が多く、ある程度大きな予算を準備しなければ一定の成果が得られません。その一方で、まだまだ認知度の低いアプリ内広告では、低コストで成果の高い広告出稿が可能。興味のある方は早めに参入するのがおすすめです。

アプリ内広告は、パソコン上で表示される広告と比べ、目につきやすいという特徴があります。例えば、パソコンの隅に表示された広告に気づく人は少ない一方で、アプリ下部に表示された広告であれば多くの人が気づきます。また、バナー広告のように、アプリをスライドさせても定位置に表示される広告の場合、アプリを利用している間であれば常に訴求できるため、クリック率が高まる傾向に。もしより多くのクリックを集めたければ、アプリ内広告の利用がおすすめです。

ユーザーは信頼がある、もしくは愛着があるアプリを利用します。そのため、アプリ内に表示された広告に対しても信頼度が上がり、コンバージョン率が高くなる傾向に。例えば、よく利用するゲームアプリ内で、同じタイプのゲームが繰り返し紹介されていた場合、そのゲームも試してみようという気持ちにさせます。特に上記で紹介した動画リワード広告は、ゲーム内報酬をもらえるという理由で最後まで視聴するため、動画広告の魅力を隅々まで伝えられます。信頼しているアプリ内の広告だからこそ、広告の内容にも興味を持ちやすくなるのがメリットです。

アプリ内広告は効果が高い一方で、比較的新しい広告出稿方法のため、競合が少ないという特徴があります。競合が少なければ、安い費用で広告掲載が可能に。リスティング広告などと比べると、少ない予算であっても、より多くのインプレッションやクリック数を獲得できるでしょう。また、動画出稿企業が少なければ、特定のユーザーに対し、異なるタイプの広告バナーや動画を繰り返し表示させられるため、狙ったターゲットに対して強く訴求できるというメリットもあります。広告運用によって競合と差をつけたい方は、アプリ内広告の活用がおすすめです。

アプリ内広告でも、他のWeb広告と同様に、細かいターゲティングが実施できます。利用しているアプリの特徴だけでもユーザーの興味や関心を分析できるため、訴求したいユーザーに適切にアピールできるのがメリット。また、広告成果もデータとして確認できるため、修正や改善が容易です。さらに、現在はアプリだからこそ可能な手法も開発されているため、今後はより厳密なターゲティングが可能になると予想できます。将来的にアプリ内広告を活用した広告戦略がますます注目を集めていくことでしょう。

アプリ内広告は高い成果が期待できる一方で、以下のようにいくつかのデメリットもあります。

・ユーザーが不快に感じることもある
・最適な配信方法を模索し続ける必要がある
・Cookieが使用できない

アプリ内広告の活用は、場合によってはブランドイメージ低下につながる場合もあるため、利用前にしっかりと対策を図っておくとよいでしょう。

アプリ内広告はユーザーのアプリ利用を妨害する場合があるため、不快に感じるユーザーもいます。例えば、急いで情報を得たいのに広告が表示された場合、企業に対して不快感を持つ恐れがあります。その場合、コンバージョンを獲得するどころか、企業イメージの低下につながる場合も。そのため、アプリ内広告を利用する際には、どの広告タイプを利用するのか、どのような情報を掲載するのかなどをよく検討する必要があります。

効果的な広告の出稿先は、時代の流れによって大きく変化します。現在はアプリ利用者が多いため、アプリ内広告が効果的と考えられていますが、今後ずっと成果が高いとはいえません。そのため、アプリ内広告を出稿しただけで満足するのではなく、常に効果測定と改善を行い、よりよい広告運用方法を模索し続ける必要があります。また、アプリ内広告はまだまだ情報が少ない広告のため、成功例や効果的な運用方法に関する情報を見つけづらいこともデメリットといえるでしょう。

アプリ内広告では、Cookieの使用ができず、リターゲティング広告が配信できません。リターゲティング広告とは、1度自社サイトを訪れたユーザーを追跡し、関連性が高い情報を継続的に表示する広告です。ユーザーが興味を持った商品やサービスに限定して訴求できるため、コンバージョンにつながりやすい広告として人気。

しかし、アプリではリターゲティング広告を利用するために必要な「Cookie」が使用できないため、アプリ内広告に組み込めません。ECサービスを運営している企業にとっては、リターゲティング広告が利用できないのはデメリットといえるでしょう。

つづいては、アプリ開発を外注した際にかかる費用相場をご紹介します。

アプリ開発の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。

本記事では、高い成果が期待できるアプリ内広告について詳しく説明しました。低コストで参入できるのに加え、競合が少なく、商品やサービスの販売促進や企業認知向上に効果的です。しかしながら、アプリ内広告にはデメリットも存在するため、利用する前にしっかりと検討するとよいでしょう。
もしアプリ内広告に関してお困りでしたら、アイミツまでお気軽にご相談ください。あなたの悩みについてしっかりとヒアリングした後、ぴったり合った外注先を複数選定し、ご紹介させていただきます。

【相談前にまずは会社一覧を見たいという方はこちら】
広告運用に強いアプリ開発会社一覧

【費用感を知りたいという方はこちら】
アプリ開発の平均費用と料金相場