iPadひとつでアプリ開発!気軽に使えるツールまとめ【2024年最新版】
「アプリを開発したいけど、開発費はなるべく抑えたい」
「自分で手軽にアプリを作ってみたい」
こういったニーズが注目されているのが、ラップトップコンピューターを上回るほどの性能を持つまでに進化したiPadで、気軽にアプリ開発するという選択肢です。
大画面で高性能、拡張性に富んで持ち運びが自由というiPadの特性を活かし、気軽にアプリ開発できるツールが多数登場しており、プログラミング知識不要のアプリ開発・ストアへの公開代行までを請け負うサービスなどもあるのです。
そのなかから、iPadのみで開発環境を整えたいと考える方に向け、特におすすめできるツール・サービスを厳選して紹介していきます。
iPadで使えるおすすめアプリ開発ツール8選
まずは、iPadで気軽にアプリ開発・web開発ができるおすすめのツールから紹介していきましょう。プログラミング言語を駆使するもの、GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)を駆使するものを含む無料・有料アプリのほか、インストール不要でプログラミング言語を学べるサイトも紹介します。
Pyonkee
「Pyonkee(ピョンキー)」は、MITメディアラボが開発した教育用のプログラミング言語「Scratch 1.4」をベースにした、ビジュアルプログラミングツールです。iPadでのアプリ開発を前提に、簡単にiPadのインターフェースを利用できるよう、SoftUmeYa(ソフトウメヤ)によって開発されたツールで、Scratch 1.4との互換性も確保されています。
豊富に用意されたスクリプトを選んで動作を指定していく手法でプログラムを組んでいくため、難しいプログラミング言語の操作が必要なく、小学生低学年からでも簡単にアプリ作成できるのが特徴です。
スプライトと呼ばれるキャラクターが最初から豊富に揃っているほか、自分のイラストをスプライトに利用するのも可能。最新版ではMP3ファイルも扱えるようになっています。フォルダ名も含め、日本語化が進んでいるのも特徴であり、App Storeで無料で入手できるのも魅力といえるでしょう。
JavaScript Anywhere
出典: JavaScript Anywhere https://itunes.apple.com/jp/app/javascript-anywhere-jsanywhere/id363452277?mt=8
「JavaScript Anywhere」は、JavaScript、HTML、CSSのコード編集ができ、内蔵webブラウザでプレビューを確認しながら開発ができる、iOS向けのツールです。jQuery、React、Bootstrap、p5などのプロジェクトテンプレートも備えているため、webエンジニアやデザイナーにポータブルなweb開発環境を無料で提供できます。
iTunesを利用したファイル共有ができるほか、組んだプログラムをメールで送信できるため、自分あてにソースコードを送ることもできます。APIによるDropbox連携にも対応しており、保存したファイルのインポート/エクスポートも可能。Wi-Fi接続時に簡易サーバを利用できるのもポイントです。
シンプルで簡単に操作できるため、HTMLやJavascript、CSSを気軽に勉強したい人にもピッタリといえるでしょう。
Textastic
出典: Textastic https://itunes.apple.com/jp/app/textastic-code-editor-7/id1049254261?mt=8
「Textastic」は、HTML、Javascript、CSS、C、C++、C#、LaTaxなどのコード編集に対応し、iPad内のSafariでプレビューを確認できる、iOS向けweb開発エディターツールです。iPad内でサーバを起動させるWebDav、FTP、ローカル環境のSFTPサーバへのファイル保存・接続に対応するほか、DropboxやGoogle Drive、iCloudなどを利用することもできます。
接続先を登録しておけば、ワンタッチでTexasticからパスとして設定可能。双方向によるアップロード・ダウンロードに対応しています。メニュー類は英語のみになるものの、対応言語も豊富で、HTML4/5やXMLなどのテンプレートも用意されています。
App Storeで1,200円と、有償アプリにはなりますが、デバックツールのFirebugも使えるため、値段に見合ったエディターだといえるかもしれません。
Codea
出典: Codea https://itunes.apple.com/jp/app/codea/id439571171?mt=8
「Codea」は、Lua言語を使ったコーディングに対応し、iPadでiOSアプリが開発できるiPadアプリです。予測変換機能やカラーピッカー、コーディング用の便利なボタンが備えられており、少ないタイピングで快適にコーディングできるのが特徴です。
DropboxとのAPI連携にも対応するため、画像やサウンドなどのファイルを取得することができます。カメラロールの画像も取得できるので、本格的なアプリ開発に対応できるでしょう。
Wi-Fiで接続されたPC/MacからiPadに接続し、Codeaアプリのコーディングを行うエアコード機能も搭載。作成したアプリはXcodeのプロジェクトとしてエクスポートできるため、App Storeに公開・リリースするのも可能です。
Androidアプリ用のエクスポートには対応せず、App Storeで1,800円の有償アプリではありますが、本格的なiPadアプリ開発を考えている人には最適のツールとなりそうです。
Coda for iOS
「Coda for iOS」は、もともとはiPad用のwebコードエディター「Diet Coda」がリニューアルされ、iPhoneでのコーディングにも対応して新たにリリースされたweb開発エディターツールです。「Go」「INI」「Lua」「Scheme」「Shell Script」「SQL」「Swift」モードが追加され、JavaScriptを実行できるPlaygrounds、サイト設定や接続情報をセキュアに同期できるPanic Syncなども搭載されました。
タブで複数のテキストを切り替えながら編集するのも、クリップ機能でコードをスニペット登録するのも可能。特殊キーをアサインした専用の拡張キーボードや、フル機能を搭載したSSHターミナルなどの便利な機能も搭載しています。編集中のCode for MacからCode for iOSがインストールされたiPadに接続し、プレビュー画面として利用することも可能です。
3,000円というやや高額なアプリではありますが、iPad/iPhone用とは思えない万能さを誇っています。
Pythonista 3
出典: Phthonista 3 https://itunes.apple.com/jp/app/pythonista-3/id1085978097?mt=8
「Pythonista 3」は、シンプルでわかりやすい設計で人気の高いプログラミング言語「Python(パイソン)」によるプログラミングを、iPadなどのiOSデバイス上で実現した総合開発環境です。Python2、3どちらにも対応し、それを取り囲むライブラリや、スクリプトを編集するエディタ、各種機能をすべて内包しています。App Storeで1,200円の有償アプリですが、iOSとの連携が強力なため実用的なスクリプト制作するのに最適です。
日本語による解説は少ないものの、アニメーション、カスタムユーザーインターフェース、オートメーションスクリプトなどの開発例が多数公開されており、それを参考にして自由に開発を進めていくことができます。
Xcodeによるプロジェクトエクスポートには対応していないため、単体アプリとしてのリリースには工夫が必要ですが、本格的なアプリを制作するにも充分な機能を持っています。iPad内だけで開発環境を構築でき、コマンドモードでも操作可能なため、Pythonを学びたいという人にもピッタリです。
Ideone.com
「Ideone.com(イデオンドットコム)」は、さまざまなプログラミング言語に対応したwebサービスで、webブラウザ環境でコードの制作、およびその結果の表示を実行してくれます。「Bash」「C」「C++」「Java」「Objective-C」「Perl」「PHP」「Python」「Swift」などのポピュラーなプログラミング言語のほかにも、100近くにおよぶさまざまなプログラミング言語に対応したサービスです。
使い方は簡単。ソースコードを入力した後、その言語を選んで「Ideone it !」ボタンをクリックするだけです。アカウントは無料で作成でき、月1,000回の投稿まで月額無料で使えます。投稿したコードは無期限で保存できるため、後から編集したり削除したりするのも自在。テンプレートとして保存しておくのも可能です。
投稿内容を共有するのも可能なため、練習用として利用できるほかにも、エンジニア同士で簡単なコードのやり取りにも利用できる便利なサービスでしょう。
iPadで使えるもっと簡単なアプリ開発ツール3選
ここまでは、iPadを活用してアプリを開発するというポイントに重点を置いたツールを紹介してきました。プログラミングを学ぶという観点から見ても興味深い一方、簡単にアプリを開発し、開発したアプリをリリースするという点ではやや物足りなさも感じるかもしれません。
そこで以下からは、iPadを活用して法人でも簡単に自社アプリを開発できるだけでなく、リリースも視野に入れた運用も可能なサービスを紹介していきます。
Yappli
「Yappli(ヤプリ)」は、アプリの開発・運用・分析をクラウド環境で提供するプラットフォームです。プログラミングの知識を一切必要とせずに、iPadなどのマルチデバイスを利用して法人向けの自社専用アプリを開発することができます。
QRコード読み取りに対応するスタンプカード、イメージを動画表現できるエンベッド動画、ターゲットに合致した顧客を対象にしたセグメントプッシュ、クーポン、ポイントカードなど、実店舗の運営に効果的な機能を標準搭載。アプリのレイアウトも自由自在に設定した、完成度の高いiOS/Android両対応のアプリを制作可能です。
デベロッパプログラムへの登録自体は必須ですが、リリースに必要なストアへのアプリ申請も代行可能。ダウンロード数にも制限がないため幅広い層に向けてアプリを配布できます。
また、ダウンロードアプリ専用に用意された管理画面が用意されており、スムーズなアプリ運用を叶えます。法人向けの保守・サポートプログラム、制作委託・運用サービスも準備されるため、企業本来の戦略に集中することができるでしょう。
Shoutem
「Shoutem(シャウテム)」は、HTMLベースのクロスプラットフォームアプリ制作ツールとして2009年に誕生し、2017年にネイティブ対応アプリ開発ツールとして進化を遂げ、世界中で5,000以上のアプリを誕生に導いた実績を持つアプリ開発プラットフォームです。
無制限のプッシュ通知、オリジナルページ、ニュース、フォトギャラリー、マップ表示、外部リンク、SNS連動、CMS連動、お問い合わせフォームなどの豊富なコンテンツ機能を持つ「スタンダードプラン」ポイント機能、スタンプ機能、多店舗管理機能を追加した「プロフェッショナルプラン」カスタマイズも可能な「エンタープライズプラン」が用意され、そのすべてでアプリストアへの申請代行も可能です。
プランに応じたクラウドストレージも用意され、iOS/Android両対応を簡単に作成して公開可能。ブラウザの管理画面から、iPadを使って簡単にアプリの編集・更新ができるのはもちろん、分析機能も搭載しています。法人のブランディング、実店舗の効果的な運営に大きなメリットを発揮するアプリ開発ツールです。
アプスタ
「アプスタ」は、オリジナルアプリの制作・管理・運用・分析をトータルに提供する、クラウド型アプリ開発プラットフォームです。
アプリ会員証、フォトギャラリー、商品販売、お知らせ、クーポン、スタンプ、ダイレクトチャット、プッシュ通知、リマインダー、コメント機能、マップ表示、SNS連携、セグメント配信などの豊富な機能を搭載可能。直感的にオリジナルアプリを制作できるのはもちろん、リーズナブルな価格でオリジナルデザインや独自機能を搭載するなど、カスタマイズを施すこともできます。
デベロッパープログラムへの加入自体はユーザーが行わねばなりませんが、申請作業は代行依頼も可能、ダウンロードの数の制限も、ディスク容量の制限もありません。もちろん、ブラウザの管理画面を使ってアプリの管理・数値集計・分析も可能、アプリをより効果的に運用するヒントも得られます。
スタンダードな「バリュープラン」のほかにも、多店舗登録、店舗別ニュース配信・クーポン配布にも対応する、チェーン店向け「エンタープライズプラン」も用意。BtoCのあらゆるニーズに対応するアプリ制作が可能です。
簡単ににアプリ開発できるツールをご紹介しました。手軽にできる点では良いですが、欲しい機能やデザインが制限される場合もあります。そこでアプリ開発会社に依頼するのも一つの手段です。とはいえ、「知識がない」「複数社の見積もりを取る時間がない」「会社選びがわからない」といった方は多いのではないでしょうか。そんな方に向けてアイミツでは、審査済みの優良企業のみを厳選し、最短翌日までにご紹介します!
アプリ開発の費用相場
つづいては、アプリ開発を外注した際にかかる費用相場をご紹介します。
アプリのタイプ | 開発費用の相場 |
アプリ開発の平均費用相場 | 250万円~ |
ショッピングカート系 | 100万~300万円 |
カタログ・フリーペーパー系 | 50万~100万円 |
通話・メッセージアプリ系 | 100万~500万円 |
ツール系 | 50万~300万円 |
ゲーム系 | 300万~1,000万円 |
SNS位置情報系 | 500万~1,000万円 |
アプリ内課金/多言語/マップ対応 | 各10万~20万円 |
SNS連携/アクセス解析 | 各5万円 |
学習アプリ系 | 50万円~300万円 |
アプリ開発の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。
【まとめ】よりクオリティを求めるなら、アプリ開発会社に依頼しよう
飛躍的な進化を遂げるiPad/iPhoneは、いまや一昔前のラップトップコンピューターをも凌駕する性能を備えており、実力的にはプログラミングにも充分対応できるデバイスだといえます。特に画面サイズに余裕のあるiPadは、ソフトキーボードだけでなく、物理キーボードを接続できる拡張性も備えるため、いつでもどこでもアプリ開発したいというニーズにはピッタリなのかもしれません。
それを反映するように、iPadで活用できるさまざまなアプリ開発ツールが登場しており、本記事ではその一部を紹介してきました。もちろん、こうしたツールを使ってじっくりとアプリ開発を進めるのもひとつの手段かもしれません。クラウドサービスを利用して、自社アプリを公開・運用するのもいいでしょう。
しかし、自社開発ではアプリを効果的に設計・運用するノウハウがないままプロジェクトを進行せねばならず、クラウドサービスではテンプレートから逸脱したアプリの制作は困難です。独自性が高く、効果的に自社をアピールできるネイティブアプリ開発は、制作会社に外注するというのも一つの手でしょう。
その場合は、豊富な選択肢から最良の業者を比較・選択できるアイミツがお力になれるはずです。アプリ開発で行き詰まったときなどは、お気軽に相談してみてください。
アプリ開発会社探しで、こんなお悩みありませんか?
-
一括見積もりサイトだと
多数の会社から電話が・・・ -
相場がわからないから
見積もりを取っても不安・・・ -
どの企業が優れているのか
判断できない・・・
PRONIアイミツなら
発注先決定まで
最短翌日
- 専門コンシェルジュが
あなたの要件をヒアリング! - 10万件の利用実績から
業界・相場情報をご提供! - あなたの要件にマッチした
優良企業のみご紹介!
診断とヒアリングから
お探しします