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iPadのUIを最適化しよう!お手本になるデザインやUIキットもまとめて紹介【2024年最新版】

更新日:2024.01.24

iPhoneやiPad向けのアプリ開発をする際に欠かせないのがUI(ユーザーインターフェース)の設計です。UIの良し悪しでアプリそのものの使いやすさやレイアウトの美しさなどにも直結するため、徹底的にこだわって開発しなければなりません。

そこで今回は、iPad向けアプリを開発する際に参考になるUIのデザインやUIキットも含めて詳しくご紹介していきます。この記事を最後まで読んでいただくことによって、iPadのアプリ開発におけるUI選定のコツがつかめるようになるでしょう。

iPadとiPhoneのUIは似ているようで全然違う

iPad向けのアプリ開発が初めての方にとっては、「iPhoneとiPadは画面の大きさが違うだけだから、UIは単にサイズを大きくすれば良いのでは?」と考える方も多いです。

しかし、実は両者のアプリ開発においてUIは全くことなるものであることを覚えておかなければなりません。アップルが定めるヒューマンインタフェースガイドラインでは、ユーザーの考えや行動、作業に応じて最適なUIを設計することが原則とされています。

iPadは画面が大きいからこそiPhoneでは表現しきれなかった細かな内容までも一画面に表示することができ、iPhoneとは違った体験を提供することができます。そのためにiPadのアプリ開発を行ううえでUIの選定は重要な役割を果たします。

iPadのアプリのUIを最適化する方法

iPadのアプリ開発を行ううえでUIを最適化する方法を2つのポイントに分けて詳しく解説していきます。iPadのアプリ開発においては、iPhoneに比べて物理的な画面の大きさが異なります。

画面の大きさが異なるということは、表示されるコンテンツの内容が増えることはもちろんですが、同時により多くの機能を一画面のなかに集約させることも可能になります。

それぞれの機能を最適化させる

まずはiPad向けアプリの機能の最適化についてです。

iPad Proの登場によって大画面化が進んでいるiPadシリーズは、よりPCに近い使い方をするユーザーが増えてきています。PCを開いた時、ウインドウには上部にタブが表示されることが多めですが、iPadにおいても大画面のメリットを活かしてタブ表示を追加することができます。

また、利用シーンやユーザーによっては縦画面で使いたい場合と横画面で使いたい場合に分かれます。画面の大きなiPadでは、縦横両方のレイアウトに対応させることを前提にアプリ開発を進めることが大きなポイントといえます。

アプリをiPadの画面サイズに最適化させる

もうひとつのポイントが、iPadの大きな画面サイズに最適化させるということです。

スマートフォンと比べて、せっかく大画面が使えるにもかかわらず、レイアウトが崩れて余白ができたり無駄なスペースが出ていたりすると、アプリ自体の完成度が低く見えてしまいます。さらに使いづらさを感じてしまい、アプリを利用するうえで大きなストレスを与えてしまいます。

画像やUIがバランス良く配置されているように設計を行ったうえで開発しましょう。また、iPhoneとiPad両方に対応させる場合は、iPhoneのバージョンとiPadのバージョンを別々に用意することが大前提です。

iPhone用アプリをiPadにインストールすると、単にiPhone用アプリのレイアウトが拡大表示されたような状態で起動してしまいます。

iPadのUIデザインの参考になるサイト5選

次にiPad向けアプリを開発するうえでUIの参考になるサイトをいくつかご紹介します。海外向けサイトから専門的な技術が中心のサイトまで幅広いですが、どれもUIデザインの参考になるサイトばかりです。

特にアプリ開発においてUIデザインに悩んでいる方にとっては参考になるはずです。まずは以下の5サイトに一通り目を通したうえで、UI設計の基本を学びましょう。

Human Interface Guidelines

アップル公式のUIデザインのガイドラインです。iPhoneとiPadのUIの違いについての解説でも簡単に触れましたが、ユーザーの考えや行動、作業に応じて最適なUIを設計することが基本であり、もっとも重要なポイントです。

特にアップルはiPhoneやiPadといったハードウェアのUIにも並々ならぬこだわりがあり、その完成度の高さから多くのユーザーの支持を得ました。

こちらのサイトは海外向けのため、全編英語となっていますが、アップル公式ということもあり、最初にピックアップしています。

Human Interface Guidelines

iOS ヒューマンインターフェースの原則

WEBサイトやiPhone向けアプリのデザインにおいて普遍的な内容が書かれている記事です。タブの配列や画面推移、ナビゲーションバーの設計などについて具体的かつ分かりやすく解説されています。

専門用語も多く、アプリ開発が初めての方は理解するまでに苦労するかもしれませんが、UI設計はアプリ開発以外の場面においても重要な要素のため大変参考になるはずです。

iOS ヒューマンインターフェースの原則

iPad GUI PSD

iPhone、iPadのGUIが紹介されている海外サイトです。Photoshop、Sketchはそれぞれのテンプレートがダウンロード可能で、初めてiPad向けアプリの開発を行う方にとっては使いやすいはずです。英語ですが、UIデザインの参考になるブログも運営しているため、参考にしてみてください。

iPad GUI PSD

UIデザインは人の好奇心に依存している

iPadをはじめとしたタブレット端末は、スマートフォンの操作が難しいと感じている高齢者であっても簡単に操作が可能です。

実際にスマートフォンは持っていないものの、タブレット端末は日常的に利用しているユーザーも存在します。この記事では、テクノロジーに疎い人や操作に慣れてない人が行動するパターンの例を挙げながら、分かりやすいUIの作り方のヒントを与えてくれています。

UIデザインは人の好奇心に依存している

入力文字数制限に近づいた際に触覚フィードバックでユーザに注意喚起する

入力文字数の制限がある場合は「残り◯◯文字」という表示があるほうが親切で使いやすいと感じられるケースが多いです。

アプリ開発においてもこういった丁寧な作りはユーザーからの支持を集めやすく、ひと手間加えることが重要です。そのような丁寧な作り込みのヒントになるエッセンスが詰まっている記事です。

入力文字数制限に近づいた際にHaptic feedback(触覚フィードバック)でユーザに注意喚起する

iPad・iOSのUIキットを提供しているサイト3選

UIキットはUI用のデザイン事例をフォーマットやパッケージとして提供しているものです。

UIキットは無料で使えるものから有料のものまでさまざま。ボタンひとつを選ぶにしても、アプリの用途や世界観にマッチしたデザインを選ぶ必要があります。

そこで最後にiPad用のUIキットとして提供しているサイトを3つご紹介します。特にアプリ開発の初期の段階において、UIキットはデザインやレイアウトのヒントを与えてくれます。UIキットを提供しているのは海外サイトが多めですが、使いこなせればとても便利なので翻訳機能を使って利用してみるといいでしょう。

ぜひうまく活用してみてください。

Dynamic Buttons Sketch Resource

アプリの使いやすさやレイアウトの美しさを左右するのがボタンです。ボタンの色や大きさ、形によってアプリの使い心地も変わるもの。

こちらのサイトではさまざまなパターンのボタン素材を提供しています。たかがボタンと考えていても、実際にさまざまなパターンを試してみるとアプリの印象も大きく変わっていきます。

Dynamic Buttons Sketch Resource

Basic Forms UI Kit Sketch Resource

文字入力スペースやスライドバー、プルダウンメニューなど、iPadのアプリ開発においてフォームを活用する機会は多いでしょう。

そんな時フォームを活用すればユーザーはデータを入力する手間が省け、運営側はデータ収集の効率が上がる小効果が見込めます。

こちらのサイトで提供されているUIキットは、柔らかくて温かい印象のデザインが多いのが特徴的です。

Data Visualization UI Kit Sketch Resource

管理ツールなどのアプリ開発において欠かせないのがダッシュボード。データを集約してグラフや表としてまとめたり、マーケティングにおいて今後の予測をする際にも活用されるツールです。

こちらはダッシュボード用のUIとして重宝されるUIキットが提供されており、その種類も豊富に揃っています。管理系のアプリ開発をする際は活用してみてはいかがでしょうか。

Data Visualization UI Kit Sketch Resource

アプリ開発の費用相場

アプリ開発を外注した際にかかる費用相場をご紹介します。アプリ開発を外注を考えている場合は参考にしてください。

アプリのタイプ別開発費用の相場
アプリのタイプ 開発費用の相場
アプリ開発の平均費用相場 250万円~
ショッピングカート系 100万~300万円
カタログ・フリーペーパー系 50万~100万円
通話・メッセージアプリ系 100万~500万円
ツール系 50万~300万円
ゲーム系 300万~1,000万円
SNS位置情報系 500万~1,000万円
アプリ内課金/多言語/マップ対応 各10万~20万円
SNS連携/アクセス解析 各5万円
学習アプリ系 50万円~300万円

アプリ開発の費用相場をご紹介しました。より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターをご利用ください。

まとめ

iPadのアプリ開発はデザインに強いこだわりを見せる開発者もいますが、もっとも重要なのはユーザーにとっての使いやすさです。アップルのガイドラインにも明記されており、アプリ開発にたずさわるエンジニアやデザイナーは忘れてはいけないことです。

しかし、iPadのアプリ開発が初めての方にとってはUIの適切な構築がしづらいと感じることも多いでしょう。そんなときは、今回ご紹介したサイトやデザイン、UIキットを提供しているサイトをうまく活用してみてはいかがでしょうか。

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