配送サービスでおすすめの物流倉庫会社15選【2024年最新版】

荷物を預けるだけではなく、仕分けや配送サービスも依頼できる物流倉庫会社。自社で物流業務を行うより大きくコストダウンを図れます。さらに、生産者から消費者に商品が渡るまでの一切の業務を一貫して依頼できるため、スピーディーに商品を消費者に届けられる点も物流倉庫会社を利用することのメリットです。この記事では、配送サービスに強みのある物流倉庫会社を15社厳選して紹介します。物流倉庫会社の選び方もお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

物流倉庫会社とは、荷物を預けるだけではなく、検品、流通加工、仕分け、梱包、配送といった生産者が生み出した商品が消費者のもとにとどくまでの一連の業務を依頼できる会社のことです。

また、物流工程の効率化も業務の一つなので、物流システムの構築、デジタル化など仕組みづくりも物流倉庫会社の重要なミッションになります。物流管理や工程を引き受けるのが物流倉庫会社の役割になります。

物流倉庫会社と運送会社は業務内容がよく似ていますが、厳密には業務内容は少々異なります。物流倉庫会社も運送会社も商品を配送するサービスという意味では同じですが、運送会社は商品を配送することに特化した会社です。検品や仕分けなど商品管理は基本的に行いません。


一方、物流倉庫会社は生産者が生み出した商品が消費者の手元に届くまでのあらゆる業務を担っています。その中には配送業務もありますし、検品、流通加工、仕分け、梱包などの業務も含まれます。

物流倉庫会社の種類はいくつかに分けられます。種類によって担う役割が異なります。そのため、物流倉庫会社に業務を依頼する前に、種類と役割をきちんと把握しなければなりません。以下から物流倉庫会社の種類と担う役割を詳しく見ていきましょう。

トランスファーセンターの語源となる「transfer」には、「移転する」などの意味があります。その名が示す通り、トランスファーセンターは、商品を保管せずに物流の中継地点としての役割を持つ物流倉庫会社です。

日本語で「通過型センター」とも言われているように、商品の積み替えや仕分けが主な業務となります。さまざまな供給元から集まる商品や製品を、配送先別に仕分けをし、積み替え作業を行います。

ディストリビューションセンターの「distribution」には、「分配」「配布」といった意味があります。日本語では「在庫型センター」とも呼ばれている通り、商品在庫を保管・管理し、各店舗向けに仕分けをして配送することが主な業務です。

ディストリビューションセンターは、小売業や製造業、卸売業など幅広い業種で活用されています。そのため、物流倉庫会社と言えば、ディストリビューションセンターをイメージする方も多いでしょう。

プロセスディストリビューションセンターは、ディストリビューションセンターに流通加工機能を強化した物流倉庫会社です。日本語では、「流通加工・在庫型センター」とも呼ばれています。

ディストリビューションセンターでも、梱包やラベル貼りなど簡単な流通加工は行いますが、プロセスディストリビューションセンターではより本格的な流通加工を行うのが特徴です。たとえば、鮮魚や精肉の加工、部品の組み立てなど、まるで工場のような本格的な加工に対応する会社もあります。

近年成長著しいEC業界に対応した比較的新しいタイプの物流倉庫会社が、フルフィルメントセンターです。フルフィルメントセンターは、EC業者の業務をサポートするための機能を網羅した物流倉庫会社の業務を一貫して行います。で、商品の保管・管理から、注文を受けた商品のピッキング、流通加工、梱包、発送といった商品が消費者に届けられるまで、EC業務の物流部分を一貫して行います。

また、返品対応なども依頼可能です。在庫管理から配送までのすべての業務を依頼できるため、EC業者の業務効率化をサポートしてくれます。

物流倉庫会社に配送サービスを依頼すれば、当然のことながら料金が発生します。多くの企業が物流倉庫会社に配送サービスを依頼しているのは、支払う料金より得られるメリットの方が大きいからです。ここでは、物流倉庫会社に配送サービスを依頼するメリットを見ていきましょう。

物流倉庫会社に配送サービスを依頼することで、配送業務を担当していた従業員はコア業務に専念できます。物流業務は多岐にわたるため、兼業や少人数で運用するには従業員に負担がかかりすぎてしまいます。そこで、物流倉庫会社を活用することで、商品在庫管理から配送まで物流関連業務を委託できます。担当社員の負担軽減が可能。コア業務にも専念ができます。

物流倉庫会社に配送を依頼することで、コスト削減も期待できます。たとえば、自社で商品在庫を管理して、配送まで手配するとなると、倉庫の賃料や人件費、配送料などに膨大なコストがかかります。商品在庫が食品であった場合、対応する冷凍庫や冷蔵庫の用意が必要です。物流倉庫会社ならば、必要な設備と人員を活用できるため、自社で行うより、コストを削減が可能になります。

大きな課題となっているのが、消費者に商品を届けるまでのリードタイムをどれだけ短縮できるかです。物流倉庫会社に商品在庫の保管から配送業務までワンストップで依頼することで、迅速な配送作業が可能。一つの場所で在庫の保管から配送手続きまで行えます。

そのため、配送のために荷物を別の場所に移す手間や時間が削減できます。また、保管から配送までの作業場所を一つの場所に集約することで、急な発注や注文数の増減にも対応しやすくなります。

数多くの物流倉庫会社がある中で、どのようにして業務を依頼する1社を選定すればいいのでしょうか。とくにはじめて物流倉庫会社に業務を依頼する方は、分からないと思います。ここでは、自社に最適な物流倉庫会社の選び方をお伝えします。

商品が消費者に届くまでのリードタイムを少しでも短縮したい方が最優先すべきなのは、物流倉庫会社の立地です。生産地や消費者により近い立地の物流倉庫会社を選ぶことで、商品が消費者に届くまでのリードタイムを短縮できます。さらに、生産地や消費者との距離だけではなく、主要な道路や高速道路とのアクセスも確認すべきポイントです。

物流倉庫会社によって、サービス内容はさまざまです。流通加工ひとつをとっても、梱包やラベル貼りなどの簡単な流通加工業務しか対応していない会社もあれば、精密機器の組み立てが可能な設備を備えた会社も少なくありません。また、会社によっては物流に関するサコンサルティングや物流システム構築なども行っている場合もあります。

自社が物流倉庫会社に依頼したい業務内容を精査したうえで、対応するサービスを提供している会社に依頼しましょう。

費用は長期的に物流倉庫会社を活用するうえで、非常に重要なポイントです。多くの企業が、コストの削減を目的に物流倉庫会社を利用しているわけですが、費用が高すぎる、あるいは費用対効果が見合わない場合、コスト削減効果が低くなってしまいます。現状のコストと比較して、よりコスト削減が期待できる物流倉庫会社を選びましょう。

まずは、配送サービスが依頼できる実績豊富な物流倉庫会社をご紹介します。実績ある会社の配送サービスは、取り扱い可能な製品が豊富な点も魅力です。付加サービスを提供しているケースもあるため、それぞれの強みをチェックしてみましょう。

ここからは、在庫管理に強い物流倉庫会社をご紹介します。配送サービスを外注する上で、在庫の把握は重要なポイントです。在庫切れを防ぎ円滑な配送業務を進めるためにも、それぞれの会社の特徴をチェックしてみましょう。

はじめて物流倉庫会社を利用する方が最も気になるのが、費用ではないでしょうか。「物流倉庫会社を利用したいけれど費用が心配」という方も多いでしょう。そこで、ここでは配送サービスが依頼できる格安な物流倉庫会社を紹介します。

物流倉庫会社の中には、配送業務にとくに力を入れてさまざまな便利なサービスを提供している会社も少なくありません。ここでは、幅広い配送サービスを用意している物流倉庫会社を紹介します。

物流倉庫会社を利用する際には、基本利用料の他に倉庫保管料、入庫料、検品料、出荷料、配送料などがかかります。

具体的な料金の一例をあげると、健康食品・化粧品の場合、商品1個あたりの物流費用は平均350円前後。日用品・生活雑貨の場合、平均的な相場は500円前後です。

首都圏に大規模な倉庫を構えている物流会社に比べ、地方に倉庫を持つ物流会社の倉庫保管料は最大で50％程度安く設定されています。
地方の倉庫を利用する場合、配送料についても注意が必要です。配送料とのトータルバランスを考え、依頼先を選びましょう。

「依頼前に物流倉庫会社の費用相場についてもっと詳しく知りたい！」という方は「物流倉庫の平均費用と料金相場」　の記事をチェックしてみてください。

荷物の保管から仕分け、加工、配送までを一気通貫で依頼できる物流倉庫会社。配送までを物流倉庫会社に依頼することで、業務の効率化や商品到着までのリードタイムの短縮、コスト削減が期待できます。とはいえ、物流倉庫会社によって細かなサービス内容はまったく違うため、どの会社が自社に最も適しているか分からない方も多いでしょう。また、数多くの物流倉庫会社があるため、その中から1社だけを選定するのは難しいというケースもあると思います。物流倉庫会社選びに迷った方は、ぜひアイミツにご相談ください。