3Dプリンター7選！価格帯別におすすめを紹介【2024年最新版】

3Dプリンターの技術進化は著しく、製造業から教育、医療まで、幅広い分野で活用されています。しかし、多種多様な製品のなかから、どの3Dプリンターが自社に合っているのか、価格と性能を見比べながら選ぶのは容易なことではありません。
そこでこの記事では、日本最大級の発注プラットフォーム「アイミツ」が選んだおすすめの3Dプリンターと詳細について解説します。

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3Dプリンターとは、デジタルデータを元に立体物を出力する装置です。2Dプリンターが紙にインクを塗り重ねるように、3Dプリンターは材料を積み重ねて形成します。形成方法にはいくかの種類が存在し、材料もプラスチック、金属、セラミックまで多種多様です。複雑な形状や、従来は製造困難だった部品も作成可能なことから、製造業や医療、教育の現場で幅広く活用されています。

3Dプリンターは造形方式によって大きく分けられ、それぞれ特性と用途が異なります。FDM方式は、熱で溶かしたプラスチックフィラメントを層状に積み重ねることで立体を造形することが特徴です。一方、SLA方式は、光硬化樹脂をUVレーザーで硬化させ、一層ずつ立体を形成します。またSLS方式は、粉末状の材料をレーザーで焼結して固体化し、部品を製造します。方

式によって使用材料や出力精度、製造速度などに差があるため、用途に合わせて選択することが必要です。

3Dプリンターはさまざまな分野で能力を発揮できます。設計・開発の段階では、試作品の製作に使用され、製品の形状や機能を確認しながら迅速に改善を重ねることが可能です。また、複雑な内部構造を持つ部品や、従来の製造方法では難しかった製品も3Dプリンターで具現化できます。

さらに、医療の現場では、患者個々の身体に合わせた義肢やインプラントの作成、手術のシミュレーションに活用されるなど、適用範囲は拡大しています。教育現場でも、学生が設計したオリジナル作品を形にしたり、科学的なモデルを作り出したりする道具としても活用可能です。

100万円以下の価格帯でも、優れた3Dプリンターは数多く存在します。ここでは、高性能かつコストパフォーマンスに優れた3つのモデルをご紹介します。

Markforged Onyx Oneは、コンパクトなデスクトップ型3Dプリンターで、高強度・耐熱性の部品造形が可能です。奥行き33cmとスペースを取らず、炭素繊維やグラスファイバーのコンポジット材料出力が特長。重要な技術としてソフトウェア「Eiger」を採用しており、ブラウザ上で操作できるため、設計室や企画開発室などでの利用が期待されています。性能とコストパフォーマンスの高さから幅広い用途に対応可能です。

Formlabs Form3は、独自の「Low Force Stereolithography（LFS）」技術を採用し、高精細・高精度な造形が可能なデスクトップ3Dプリンターです。この技術は液体樹脂を素早く硬化し、再現性のあるプリントと滑らかなパーツ表面を実現。後処理も簡単かつ自動化され、高品質なパーツの造形がしやすくなっています。最大造形サイズは145mm x 145mm x 185mmで、最小積層ピッチは0.025mmです。

Raise3D Pro3シリーズは大型の造形ができ、シングル・デュアルヘッドでの造形が可能な3Dプリンターです。ヘッドの軽量化で精度向上、フィラメント対応、便利なフレキシブルプレートなどの特徴があります。高速造形アップグレードキットによって3～5倍の速度で造形ができるため、効率的な生産が可能です。ABS、PLA、PCなど、さまざまな材料での造形に対応しており、用途に応じた選択が可能となっています。

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次に100万円以上の価格帯の3Dプリンターを見ていきましょう。ここではプロフェッショナル向けの高機能モデルを厳選してご紹介します。

Stratasys F170は、300万～500万円未満の3Dプリンターで、プロトタイプ作成における高精度と確実性が特徴です。操作がシンプルで初心者にも適し、幅864mm、奥行711mm、高さ1626mmのサイズで、PLA、ABS-M30™、ASAなどの材料を利用できます。精度は±0.200mmまたは±0.002mm/mmで、FDM技術と無料のGrabCAD Printソフトウェアを組み合わせることで、多様なデザインに対応可能です。

FLASHFORGE CREATOR4Sは、100万～500万円未満の3Dプリンターで、大型造形サイズ（400mm×350mm×500mm）を製造可能です。工業用、炭素繊維、軟性の3種類のエクストルーダーを用意し、15種類以上のフィラメントに対応。最大65度のヒートチャンバーを搭載し、造形精度プラスマイナス0.2mmを実現。オートキャリブレーション機能や柔軟な磁気プラットフォームにより、効率的で安定した造形が可能で、幅広い用途に対応できます。

最後に、500万円以上の高価格帯の3Dプリンターをご紹介します。高いパフォーマンスと精度を求める方に最適なモデルです。

Industrial X3は、500万～1,000万円未満の産業用3Dプリンターとして、高強度・耐熱性部品のオンデマンド生産が特徴です。カーボンファイバー対応のコンポジット積層技術と、0.05mmの積層ピッチにより高精細な造形が可能となっています。レーザーマイクロメーターでのテーブルレベリング調整システムは、精密な平面調整を実現し、高品質な表面を提供。造形に使う材料は「Onyx」に対応しています。

EnvisionTEC VECTOR3SPは、高速・高精細な3D造形が可能な500万〜1,000万円未満の3Dプリンターです。3SPテクノロジーを活用し、2万回/分のUVレーザー走査で滑らかな造形を実現。高耐久で低ランニングコストに貢献し、300mm x 200mm x 275mmの大型造形にも対応可能です。後処理が少なく滑らかな仕上がりが魅力で、ABSやE-Glassなど多様な材料に対応しています。

つづいては、印刷を外注した際にかかる費用相場をご紹介します。

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3Dプリンターの世界は多岐にわたり、価格帯ごとのおすすめ機種も異なります。この記事では、入門向けから業務用に至るまで、幅広い選択肢を紹介してきました。特に500万円以上の価格帯である「EnvisionTEC VECTOR3SP」などの機種は、高精細・高品質の造形が可能で、大きなサイズの造形物も出力できます。

どの機種を選ぶべきか迷っている方は、発注プラットフォーム「アイミツ」までお問い合わせください。状況をヒアリングした上で、適した機種や企業をご紹介します。

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