厚紙印刷におすすめの印刷会社9選【2024年最新版】

厚紙印刷を検討しているものの「依頼にあたって何に注意すべきかわからない」「どの会社に依頼すればいいか悩んでいる」という方も少なくないのではないでしょうか。
本記事では厚紙印刷の活用方法から注意したいポイント、厚紙印刷向きの用紙の種類、印刷費用について解説するとともに、おすすめの印刷会社を紹介します。厚紙印刷を検討中の方はぜひ参考にしてください。

厚紙印刷における「厚紙」はパッケージやPOP、ディスプレイなどに使う用紙を指すことが多く、はがきやポストカードの用紙はかなり厚めの用紙に分類されます。一般的に普通の厚さとされているのはポスティングフライヤーほどのもので、新聞の折り込みチラシはそれよりもさらに薄くなります。
なお、用紙の厚さは「kg」という単位（＝原紙1,000枚分の重さ）で表現されるのが基本です。数字が大きくなるほど厚みが増していきます。

厚紙印刷はどのような用途で使われることが多いのでしょうか。ここからは、厚紙印刷の主な用途について解説していきます。

厚紙印刷の用途として最初にあげるのは、挨拶状や案内状、ポストカードなどです。これらの比較的小さな印刷物には色上質紙の超厚口（約0.26mm）やミラーコート紙（約0.28mm）、アートポスト紙（約0.2mm）などが用いられます。ダブルアート紙（約0.22mm）やマットコート紙（約0.18mm）が使用されることもあるようです。

名刺や商品台紙も頻繁に用いられる厚紙印刷です。名刺はサイズが小さいことから薄紙ではなく厚紙で印刷するのが一般的で、標準の厚さは約0.2mmとされていますが、中には0.33mmを超えるより厚いものもあれば、0.15mmと比較的薄いものも存在しています。
また、商品台紙は簡易的な包装・梱包としても使用されることからある程度の強度が求められるため、厚紙印刷が用いられるケースが多いようです。

商品ラッピング用パッケージも商品台紙と同様に商品の包装・梱包に使われるため商品を保護できる作りにしなければならず、厚紙印刷が用いられるのが一般的とされています。商品ラッピング用パッケージを印刷する際に使用される用紙は、折りやすさを重視する場合は約0.35mm、重量感を持たせたいなら0.45mmにすることもありますが、スタンダードは約0.4mmと言われているようです。

メール便封筒も厚紙印刷の主な用途の1つで、具体的なイメージとしては郵便局の「レターパック」のような形状があげられます。印刷会社では、メール便対応の厚紙印刷サービスとして提供されているケースが多いようです。
書類にくわえて商品やカタログなどさまざまな物品の郵送に用いられることが想定されるため、マチつき・厚紙で印刷・制作されると覚えておくといいかもしれません。

厚紙印刷はさまざまなシーンで活用されていますが、個人で対応することはできるのでしょうか。ここでは、個人で厚紙印刷を行う際の2つの注意点について解説します。

個人で印刷するとなると「コンビニのプリントサービスを使用しよう」と考える人も多いかもしれませんが、基本的にコンビニでは厚紙印刷はできません。コンビニのプリントサービスで対応できるのは、一般的なコピー用紙（約0.07mm）への印刷がメインです。はがきや写真印刷などには対応できることもありますが、ラッピングパッケージやメール便封筒の厚紙対応には対応できないでしょう。
コンビニに設置された複合機に対応しているアプリを使えば名刺印刷は不可ではないものの、いわゆる名刺向きの厚紙に印刷されるわけではないので注意が必要です。

使用している家庭用のプリンターが厚紙印刷に対応している場合は、自宅やオフィスなどでも厚紙印刷が可能です。しかし、「厚紙印刷に対応しているプリンターだから」といって何枚も連続で厚紙印刷してしまうと紙詰まりのリスクが上がってしまうため、複数枚の厚紙印刷が必要な場合は1枚ずつセット・印刷を繰り返さなければなりません。
少量の厚紙印刷であればそれほど手間はかかりませんが、商品梱包用や名刺を大量に印刷したい場合などは作業の負担が大きくなってしまうかもしれません。

厚紙印刷向けの印刷用紙はどのようなものなのでしょうか。厚紙印刷にあたっては「厚み」が重要なのはもちろん、紙質が適しているものであることが重要です。ここからは、厚紙印刷向けの用紙として知られている「コート紙」「マット紙」「上質紙」それぞれの特徴について解説していきます。

コート紙は比較的リーズナブルでありながらも、滑らかで光沢感のある仕上がりが特徴的な用紙です。文字どおり表面がコーティングされているためざらつきがなく、普通紙と比べてインクがのりやすいとされているため写真やイラストを色鮮やかに印刷したい場合にぴったり。用紙自体にツヤがあるので高級感も演出しやすく、はがきや化粧品のパッケージなどにも多く使用されています。

マットコート紙は、コート紙の光沢感を抑えるようにコーティングされている用紙のことです。「紙に反射してほしくない」「全体的にマットな質感に仕上げたい」という場合にぴったりだと言えるでしょう。
はがきやポストカード、名刺などを落ち着きのある仕上がりにしたいという場合にもおすすめできる用紙です。

上質紙は数ある用紙の中でも特にリーズナブルかつメジャーなものとして知られています。テキストの多い印刷物に用いられることが多く、厚紙としてはがき印刷に使用されるほか、薄紙としてフライヤーや冊子、パンフレットなどにも使用されるなど活用範囲は多岐にわたります。
筆記性に優れているという特徴がありますが、コート紙やマットコート紙と比較すると発色が悪い点には注意が必要です。

印刷業界では紙の厚さは「連量（れんりょう）」あるいは「斤量（きんりょう）」と呼ばれています。これは四六判サイズの用紙を1,000枚重ねたときの重さを表すもので、たとえばコート紙90kgの場合には、四六判のコート紙を1,000枚重ねた場合、重さが90キロになるということを意味します。一方でマットコート紙110kgとされている場合は、90kgのコート紙よりも分厚い用紙であるという意味になるのです。

厚紙印刷はコンビニのプリントサービスは対応が難しく、家庭用プリンターであっても限界があるというのが現実です。また、制作予定の印刷物に適した用紙の種類や厚み、必要な加工などをすべて自分たちで判断するのは簡単ではありません。内製では大量印刷も困難であるため、印刷完了までに多くの時間がかかってしまうでしょう。
これらのデメリットの解消には、印刷会社への外注がおすすめです。印刷会社は用紙に関する知識が豊富なため、適切な提案が期待できるのはもちろん、大量印刷であってもスムーズな納品が可能だと考えられます。トータルで考えれば内製よりも割安になることも多いので、厚紙印刷が必要な際は選択肢に加えてみるとよいでしょう。

「自社にあった会社が見つからない」「会社選びに時間が割けない」とお悩みの方は、お気軽に「アイミツ」にお問い合わせください。数ある印刷会社からあなたの要望にあった会社をピックアップして無料でご紹介いたします。

ここからは、厚紙印刷対応でデザイン力に優れている印刷会社を紹介していきます。はがきやパッケージなどのデザインにもこだわりたいという場合には特におすすめかもしれません。お

続いては、短納期を重視する方におすすめの厚紙印刷の即日対応が可能な印刷会社を紹介していきます。

続いては、小ロットの厚紙印刷にも対応が可能な印刷会社を紹介します。費用の無駄なく依頼できる会社をお探しの場合に特におすすめといえます。

印刷会社を選ぶポイントを2つご紹介します。

・さまざまな種類の用紙に対応できるか
印刷物の種類は非常に多く、さらに紙質においても、つやのあるコート紙や、反射を防ぐマット紙のほか、透かし模様などが入った特殊な紙など実に多彩です。沢山の紙が扱えるということは、面取りを多く（紙の数を少なく）することにも繋がります。価格にも反映されるため重要なポイントです。

・印刷技術だけでなく製版技術にも注目する
印刷は4色のインクを掛け合わせて色合いを調節します。このため商材と全く同じ色を出すには優れた技術が必要です。「この商品だけ赤みを抑えたい」というとき、その調整は製版作業で行います。印刷技術はもちろん、製版技術も確かめたうえで会社選定を行いましょう。

さまざまな特徴を持つ印刷会社が増えており、前述したポイントだけでは会社を決められない場合もあるでしょう。会社選びでお悩みの際は、ぜひアイミツへご相談ください。

厚紙印刷の外注にあたっては「どのくらいの費用が必要なのか気になる」という方も多いのではないでしょうか。とはいえ、印刷の料金は用紙や部数、納期などによって大きく変動するため、実際の料金例いくつかあげていきます。

厚紙印刷の概要や主な用途の解説をあわせて、厚紙印刷におすすめの印刷会社を紹介してきました。セルフでの厚紙印刷は難易度が高く、品質・スピードの両方を担保するためには印刷会社への依頼が安心です。しかし、サービス内容や印刷料金などは印刷会社によって異なるため、自社のニーズを整理した上で依頼先の選定を進める必要があります。
「アイミツ」ではご要望を伺った上で、条件に合う印刷会社を無料で複数社ご紹介可能です。会社選びでお困りの方は、お気軽にご相談ください。