パンフレットデザインの料金はいくら？費用相場を解説！【2024年最新版】

マーケティングの主流はWebに移っている今でも、パンフレットやDMなどといった紙媒体におけるマーケティングは高い効果を発揮します。会社案内や商品・サービスの紹介にパンフレットを活用したいと思う方も多いでしょう。しかし、パンフレットの作成にあたってデザイン料金が気になるという方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、パンフレットのデザイン作成を依頼する場合の費用相場を詳しく解説します。

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パンフレットのデザイン料は、主にアートディレクターやデザイナーの人件費です。デザイン料の相場は5,000円から10万円ほど。デザイン会社は制作するパンフレットの内容やサイズ、刷り部数などによって、必要な工数や人件費を割り出します。工数がかかり、多くのスタッフを必要とする手のかかるデザインほど高額になるのが一般的です。
しかし、昨今は安価なネット印刷サービスの普及も影響し、全体的な費用の相場は下がっています。名刺などの簡易的なデザインであれば1万円ほどで請け負う会社も少なくありません。
グラフィックデザインの費用相場についてより詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

パンフレットのデザインにかかる費用の相場は、1日あたり2万円から5万円ほど。パンフレットの制作期間は3～5日程度が多いため、費用の相場は6万円から25万円ほどになります。1日あたりの費用のほか、1ページごとに料金プランを用意している会社も少なくありません。なお、デザイン費のほか、依頼内容によっては以下の費用が発生するケースもあります。

ディレクション費とは、パンフレットの企画からデザイン制作、印刷までの進行管理を行うディレクターに支払う費用のことです。ディレクション費の相場は、1ページあたり2～3万円。制作費総額の10～20％をディレクション費としている会社も少なくありません。ディレクターは、制作前のヒアリング対応からコンセプト設計、企画書作成、デザイナーへの指示、スケジュール管理などさまざまな業務を担当します。

取材費は、パンフレットに掲載するテキストの制作を印刷会社に依頼した場合、取材が必要なケースに限って必要になる費用です。取材費の相場は3万円から6万円ほど。自社でテキストを用意する場合は、取材費は必要ありません。なお、会社によっては取材費が原稿制作費に含まれていたり、ディレクション費に含まれていたりなどさまざまなパターンがあります。取材が必要な案件で見積もりに取材費が含まれていない場合、どの費用に含まれているか確認しましょう。

原稿制作費は、パンフレットに掲載するテキストの執筆をデザイン会社や印刷会社に依頼した場合に発生する費用です。原稿制作費の相場は、1ページあたり2万円ほど。自社でテキストを用意する場合、原稿制作費は必要ありません。また、テキストをある程度まで自社で用意し、デザイン会社や制作会社にリライトしてもらう場合、原稿制作費は割り引かれることが一般的です。最も低コストなのは自社で原稿を制作することですが、難しい場合はリライトしてもらう方法もおすすめです。

撮影費は、パンフレットに掲載する写真をカメラマンに撮影してもらう場合に必要な費用です。撮影費は、何をどれだけ撮影するかによって大きく変動します。たとえば、会社案内に掲載する写真など、自社にカメラマン来てもらう場合には、日当で計算されることが一般的です。日当の相場は6万円から10万円ほどで、商品紹介のためのパンフレットやカタログなど商品を撮影するケースでは1カットあたり〇円と計算されます。そのほか、交通費、美術費、カメラマン以外のスタッフの数などでも費用は変動します。

パンフレットのデザイン制作から印刷までの費用のうち、最も会社によって差が出るのが印刷費です。相場は1,000部あたり10万円から25万円ほどですが、もっと安く依頼できる会社もあれば、より高額な費用が必要になる会社もあります。印刷費用は印刷部数、パンフレットのサイズ、カラーかモノクロかなどによっても変動し、印刷部数が多いほど1部あたりの単価は安くなることが一般的です。また、定形外のサイズやカラー印刷の場合、費用は高額になります。

パンフレットのデザイン費用や作成料金を左右する要素はいくつかあります。どのような要素が費用に影響するのかを見ていきましょう。

パンフレットのサイズは、用紙の使用量に直結するため、料金を左右する要素です。サイズが大きければ大きいほど使用する用紙の量は多くなり、コストは増します。さらに、サイズだけではなくパンフレットの形状もコストに関係する要因です。形状が円形や多角形など定形外の形状になると、紙をカットする際にロスが生じるため、余計な用紙代が必要になります。また、型抜き加工などの加工が必要になり、加工代も加わります。

ページ数は基本的なコスト要因です。ページ数が多くなれば多くなるほど、使用する用紙は多くなり、用紙代のコストが増大します。それだけではなく、増えたページの分だけデザイン費やディレクション費、原稿制作費などの制作コストも高くなります。結果的に、8ページの中綴じパンフレットを12ページに増やすだけでトータルの制作費が10万円以上増えるというケースも少なくありません。

コート紙やマットコート紙といった一般的によく使われる用紙を選べば、コストは抑えられます。とはいえ、用紙はパンフレットの印象を左右する要素のため、社風に合わせて高級感のある用紙や特殊な加工が施してある用紙を使いたいという会社も少なくないでしょう。そういった一般的ではない用紙をパンフレットに使用すれば、会社のカラーをアピールでき他社と差別化を図ることができます。その反面、特殊加工の施された用紙を使用する場合、一般的な用紙を使用する場合と比べるとコストは割高になる点はあらかじめ押さえておきましょう。

製本方法もパンフレット制作費に影響を与える要素の1つです。30ページ以内のパンフレットであれば製本方法は中綴じが一般的ですが、それ以上のページ数のパンフレットを制作する場合、無線綴じとなります。少部数であれば中綴じと無線綴じの料金はほぼ同じですが、部数が増えると無線綴じの方がコストが高くなってしまいます。また、金属製のリングで綴じるリング綴じ、厚手板紙を使ったハードカバーなどはよりコストが高くなってしまう点に注意しましょう。

表紙などに加工を施すと、大きなコスト増になってしまうのではと考えている方もいるのではないでしょうか。しかし、表紙にフィルムを圧着させるPP加工も、表紙を樹脂液でコーティングするニス引き加工も大きくコストアップすることはありません。一方、金箔や銀箔を転写する箔押し加工、細かい凸凹をつけるエンボス加工、木型を使ってさまざまな形に型抜きするトムソン加工などの特殊加工を施す場合は、オプション料金が必要となります。

基本的に、印刷部数が多ければ多いほど、料金は高くなります。ここで注意したいのが、トータルの料金は上がっても、1部あたりの料金は下がることもあるという点です。A4サイズなどの一般的なサイズのパンフレットの場合、印刷部数が増えれば増えるほど、1部あたりの料金は下がります。ただし、形状が定型ではないなど加工が必要なパンフレットでは、部数を多くしても1部あたりの単価に大きな影響はありません。

印刷方法も、パンフレットの制作料金に影響を与える要素です。フルカラー印刷というと、CMYKの4色印刷のことです。パンフレット印刷の場合、4色に、CMYKでは表せない色（特色）を追加すると、別途、料金が必要になります。また、デジタルデータの発色をそのまま再現できるRGB印刷、印刷時に環境に有害な廃液を排出しない水なし印刷、石油系溶剤を植物由来の油に置き換えたノンVOCインキを使った印刷など、特殊な印刷はオプション料金が必要です。

「自社にあった会社が見つからない」「会社選びに時間が割けない」とお悩みの方は、お気軽に「PRONIアイミツ」にお問い合わせください。数ある印刷会社からあなたの要望にあった会社をピックアップして無料でご紹介いたします。

パンフレットのデザイン制作を依頼する際、いくらくらいの予算を確保しておけばいいのでしょうか。そこで、実在の会社が提示しているパンフレット印刷の料金プランを調べてみました。

A社の料金は、制作するパンフレットの種類と業務内容によって細かく設定されています。A4パンフレット（4ページ）で、企画・ライティングを依頼した場合の料金は21万6,000円です。リライト原稿だと15万6,000円、原稿支給の場合は12万6,000円と依頼業務が少ないほど安くなります。リーフレットタイプも同様で、企画・ライティングを依頼した場合の料金は21万6,000円、リライト原稿は15万6,000円、原稿支給は12万6,000円です。            

B社は、制作するパンフレットの種類に応じて明瞭な料金プランを提示しています。2つ折りパンフレットの料金は、19万8,000円から。三つ折りパンフレットは31万8,000円からとなっています。中綴じタイプのパンフレットの料金は8ページが40万8,000円から、12ページが58万8,000円からです。そのほか、企画構成料が5万円から、コピーライティングが1ページあたり2万円からなど、オプションも豊富に用意しています。

C社の最大の特徴は、「デザインと印刷をあわせて依頼」と「デザインのみを依頼」の2種類のプランを用意している点にあります。4ページのパンフレットをデザインと印刷をあわせて依頼した時の料金は9万9,000円。デザインのみを依頼した場合の料金は15万4,000円です。8ページのパンフレットのデザイン＋印刷の料金は18万7,000円なのに対して、デザインのみの料金は28万6,000円とデザインのみの依頼の方が高くなっています。

自社が希望する条件でパンフレット印刷を依頼した時の料金を、より詳しく把握したいという方も多いでしょう。そういった方は、ぜひ下記のシミュレーターをご利用ください。

パンフレットのデザインにかかる料金は、主にデザイナーやアートディレクターの人件費から成ります。工数がかかり、多くのスタッフを必要とする手のかかるデザインほど高額になるのが一般的で、デザイン費にディレクション費、取材費、原稿制作費などが加算されて最終的なパンフレットの制作費用が決まると覚えておきましょう。
なお、パンフレットデザインをどの会社に依頼すればいいのか悩んでいるという場合、ぜひPRONIアイミツにご相談ください。おすすめの会社を複数提案し、一括見積もりも取得可能です。