【企業向け】動画広告とは？種類や特徴、仕組みなどを徹底解説！【2024年最新版】

動画広告とは、動画のみで構成された広告のことです。動画広告にはさまざまな種類や配信媒体がありますが、具体的な内容を知らない方も多いでしょう。そこで、ここでは累計30万件のマッチング実績を誇る発注業者比較サービス「アイミツ」が、動画広告の特徴や種類、しくみなどを詳しく解説します。動画広告のメリット・デメリット、おすすめの媒体についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

【関連ページ】
動画広告にかかる費用・相場感や、あなたの目的別にWeb広告会社をお探しいただけます。
ネット広告の費用・相場
動画広告に強いWeb広告会社一覧

動画広告とは、文章や画像ではなく動画のみで構成された広告のことです。Webサイトのほかに、InstagramやFacebook、YouTubeといったSNSでも活用されており、馴染みのある方も多いでしょう。例えば、YouTubeの動画再生時に現れる数十秒程度の広告も動画広告の一種です。
従来のWeb広告は文章や画像が主体でしたが、近年ではWi-Fiの整備や5Gへの移行などが進み、インターネット環境が向上したため、より高画質でわかりやすい動画広告のニーズが高まりました。消費者への訴求力の高さから、今後も動画広告がWeb広告やSNS広告の主体となることが期待されています。

動画広告は、再生回数や表示回数、Webページのクリック回数に応じて課金されるのが基本的なしくみです。主な課金形式として、以下の3種類が挙げられます。
・CPV課金：再生回数によって広告の掲載費が決まります。3秒や5秒、全視聴など、特定の再生時間を超えた段階で再生回数がカウントされます。
・CPM課金：広告の表示回数によって掲載費が決まります。一般的に、1,000回表示ごとに掲載費が生じるしくみが採用されています。
・CPC課金：広告に表示されたWebサイトへのリンクのクリック回数によって掲載費が決まります。Webサイトへの推移状況がわかりやすいのが特徴です。

近年、動画広告は高い効果を期待できるWeb広告として注目されており、市場は拡大傾向にあります。2020年度に電通により行われた調査によると、動画広告は前年と比べて121.3％の成長を見せており、Web広告媒体費全体の22%を占めることがわかりました。※
市場規模が拡大した要因の1つとして挙げられるのが、YouTubeを始めとした動画系SNSの台頭です。SNSユーザーの増加に伴って動画広告が採用される機会も多くなり、Web広告のメインストリームとなりました。

※出典：「2020年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析」https://www.dentsu.co.jp/news/release/2021/0310-010348.html

「自社にあった会社が見つからない」「会社選びに時間が割けない」とお悩みの方は、お気軽に「PRONIアイミツ」にお問い合わせください。数あるWeb広告会社からあなたの要望にあった会社をピックアップして無料でご紹介いたします。

動画広告は複数の種類に分類できますが、それぞれ特徴が異なります。こちらでは各種類の特徴についてご紹介しますので、広告について詳しく知るための参考にしてください。

インバナー広告は、Webサイト内のバナースペースに掲載される広告を指します。動画サイトだけでなく、さまざまなタイプのWebサイトで掲載でき、広告を表示する場所の幅を広げられるのが特徴です。日常的に動画サイトを利用しない人にも商品やサービスをアピールできるため、幅広い層へ訴求できます。
また、ユーザーが欲しいと思っているものや、関心を持っているものを中心に広告を配信するため、コンバージョン率の向上を期待できるのもポイントです。動画再生中に流れる広告と比べるとユーザーに見てもらえる機会は少ないですが、コンバージョン率の高さが魅力となり導入されるケースが増えています。

インリード広告は、コンテンツのあいだに挿入される広告のことです。例えば、ニュースサイトの記事一覧やSNS投稿などのあいだに表示されます。スクロールをしている途中で広告の再生が始まるため、ユーザーの目にとまりやすく、文章や画像を使った広告よりも関心をひきやすいのが特徴です。
ただし、Webサイトを開いた全ユーザーが視聴するわけではなく、スクロール中に広告がきちんと表示されなければ再生は始まりません。そのため、コンテンツ全体に目を通し、読み込むことが多いユーザーへの訴求力が高いと考えられます。広告の効果を上げるためには、ユーザーが「最後まで見たい」と思える工夫を凝らすことが重要です。

インストリーム広告は、動画を再生している途中で表示される広告を指します。例えば、YouTubeを再生している際に表示される広告が代表例です。配信のタイミングは、動画再生前・動画の再生途中・動画再生後の3タイプに分けられます。
動画再生前に流れるタイプは視聴される確率が高く、ユーザーに広く認知してもらいたい広告に向いています。動画再生途中に流れるタイプは、ユーザーの離脱を防ぐために興味をひく内容にしなければなりません。動画再生後に流れるタイプは、動画の終了とともにユーザーの離脱率が高まるため、動画と親和性が高い広告を掲載するのがポイントです。

動画広告には、上記で解説した以外にもさまざまな種類があります。その他の広告の詳細は、以下の通りです。
・インタースティシャル広告：他のWebサイトへ移動する際にポップアップ形式で現れる広告です。
・オーバーレイ広告：スマホでスクロールを行った際に画面と上と下に現れる広告です。
・バンパー広告：動画再生中に表示される広告であり、途中でスキップできないのが特徴。再生時間は6秒以下という制限が設けられています。
・動画リワード広告：動画の再生に対して報酬やポイント付与などの特典を付け、ユーザーから再生してもらうタイプの広告です。

ただし、インタースティシャル広告とオーバーレイ広告は閲覧の邪魔になるため、ユーザーに不快感を与えるリスクがあります。

動画広告を利用する際には、どのようなメリットがあるのか把握しておくことが大切です。ここでは主なメリットをご紹介しますので、広告導入を検討する際に役立ててください。

動画のメリットは、商品開発に至るまでのストーリーや思いなどを伝えやすいことです。ストーリー性のある商品やサービスはユーザーの関心をひきやすく、好感度も上がりやすいので、コンバージョン率の向上に繋げられるでしょう。文章や画像のみでは伝わりづらい商品の魅力も伝えられる上、より幅広い層への認知拡大を期待できます。そのため、商品の購買意欲をそそるだけでなく、ブランドの印象を残すのにも役立てられる点が大きな魅力です。ブランディングの強化を目指している場合に最適な広告手法だと言えるでしょう。

たった数秒間でも多くの情報をユーザーに伝え、高い訴求力を期待できる点も動画広告のメリットです。文章や画像を使った広告の場合、表示できる情報は限られます。そのため、商品の魅力を伝えきれず、なかなか訴求効果を上げられないケースも少なくありません。これに対して動画は、視覚のみならず聴覚からも多彩な表現が可能になるため、商品の良さをしっかりとアピールできます。また、実際に商品やサービスを使った際の質感や雰囲気を伝えられるのも大きなメリットです。高いクリエイティブ性を備えた動画表現や音楽にこだわれば、さらに多くのユーザーの関心をひけるでしょう。

動画広告は、コンバージョン率、再生時間、再生回数、完全視聴率、表示回数、クリック数といった6つの方法で効果を検証できます。適切に広告を運用するためには、どの程度の効果を得られたのか定期的に検証することが重要です。多方面から検証できれば、効果のある広告と効果のない広告を明確に区別できます。
仮に広告の効果が思ったように上がっていないとわかったら、ユーザーの離脱要因を検討し、クリエイティブ面を改善できます。効果検証と改善のサイクルを繰り返すことで、より訴求力の高い広告の掲載が可能になるでしょう。

動画広告には、メリットがある一方でデメリットもあります。ここでは、動画広告の主なデメリットについてご紹介しますので、広告掲載時に注意してください。

文章や画像を使った広告と比べて、動画は制作にコストがかかりがちな点に注意が必要です。例えば、動画広告の制作を外注した場合は10～300万円程度のコストが見込まれます。使用するスタジオや撮影機材のクオリティ、出演俳優、クリエイターなどにこだわるほど、コストは高くなるでしょう。また、社内で動画広告を制作した場合は外注よりもコストを抑えられますが、3～8万円程度のコストが発生します。事前に予算を組み、無理のない範囲にコストを抑えることが大切です。

動画は印象に残りやすい分、内容によってはユーザーにマイナスイメージを与えるリスクがあります。例えば「映像がブレて見えづらい」「音楽がうるさい」「声がほとんど聞こえない」など、クオリティの低い動画はユーザーに不快感を与えかねません。また、差別や偏見を含んだ発言は企業の信頼低下に繋がります。動画の内容をしっかりと精査し、誰が見ても問題がない状態に仕上げることが重要です。

動画広告には、企画から始まり、撮影、編集、キャプション・エフェクト・音楽の挿入などの工程があり、完成までに時間がかかります。また、社内で動画広告を制作する場合には、撮影や編集のノウハウを習得しなければなりません。クオリティの低い動画はユーザーの興味をひけないだけでなく、不快感を与えるリスクもあります。クオリティを担保しながらスムーズに広告を制作できるように、適切なスケジュールを組んでおくことが大切です。

動画広告を掲載する際には、高い効果を見込める媒体を厳選することも需要です。そこで、こちらではおすすめの媒体をピックアップしてご紹介しますので、広告の出稿先を決める際の参考にしてください。

YouTubeは、幅広い年齢層から親しまれている動画プラットフォームです。2020年には国内で月間6,500万ユーザーを突破し、屈指のユーザー数を誇ります。また、他のSNSと比べて長時間動画を視聴することが多いため、広告を見る機会を増やせるのもポイントです。
さらに、多種多様なタイプの広告形式が揃っているのもYouTubeの良いところです。例えば、ユーザーが自らクリックして再生するタイプや、ホーム画面の上部に表示されるタイプなどがあり、広告の内容やターゲット層に合わせて選べます。
参考：Google「マーケティング戦略」

Instagramは、若年層を中心に比較的幅広い層で利用されているSNSです。画像や動画を主体としており、日本のみならず海外でも人気を集めています。
広告の種類は、コンテンツのあいだに表示されるインフィード広告と、ストーリーズのあいだに表示されるストーリーズ広告の2タイプです。ストーリーズ広告の方がユーザーに見られる可能性が高く、コストも抑えられるとされています。また、見栄えの良い画像や動画に関心の高いユーザーが多いため、クリエイティブにこだわった商品やサービスの認知を拡大したい場合にもおすすめです。

TikTokは、主に若者のあいだで高い人気を集める動画主体のSNSです。ユーザーが自ら動画を投稿してシェアするため、動画広告にも馴染みやすく、拡散力も高いと言われています。特に、若年層に向けた広告を配信したい場合に役立つでしょう。
広告の種類は、アプリを起動したときに現れる起動画面広告、コンテンツのあいだに表示されるインフィード広告、ハッシュタグで動画投稿を促進するハッシュタグチャレンジ広告の3タイプです。特にハッシュタグチャレンジ広告は拡散力が高く、アイデア次第で認知度の大幅上昇も期待できます。

ネット広告の費用をご紹介します。

より正確な費用を知りたい方は料金シミュレーターのご利用をおすすめします。

動画広告は、視覚・聴覚の両面からユーザーにアプローチし、高い訴求力を期待できる広告です。動画のクオリティにこだわることで、商品やサービスの魅力を効果的に伝えられます。
自社にノウハウがなくとも、動画広告に強いWeb広告代理店であれば、安心して依頼できるでしょう。PRONIアイミツではご要望を伺った上で、条件に合うWeb広告代理店を無料で複数社ご紹介可能です。2,500社の優良パートナー企業の中からお客様のご希望にマッチしたプロをご紹介させていただきます。質の高い動画広告をご希望の方は、ぜひアイミツまでお気軽にご相談ください。

【相談前にまずは会社一覧を見たいという方はこちら】
動画広告に強いWeb広告代理店一覧
【費用感を知りたいという方はこちら】
ネット広告の費用・相場