インスタ広告とは?特徴や種類、出し方まで解説!【2024年最新版】
インスタ広告を配信すれば、効果的に若年層や女性ユーザーに自社の商品・ブランドを宣伝できます。一方で、インスタ広告の種類が多く、「出し方がわからない」という方も多いようです。この記事では、インスタ広告をはじめて利用する方のために、インスタ広告の特徴や種類、出し方などを詳しく解説していきます。
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インスタ(Instagram)広告とは
インスタ広告とは、Instagram(インスタグラム)上で配信される広告の総称で、さまざまな種類があります。
インスタはどのようなSNSなのか
インスタ(Instagram)は、写真や動画などを投稿・共有できるSNSです。テキストよりもビジュアルに重きを置いた情報発信に向いています。2019年時点で国内の月間アクティブアカウント数は3,300万を超えており、男性ユーザーが43%、女性ユーザーが57%を占めています。※1
また、総務省の「令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」によると、年代別のインスタ利用率は10代が69.0%、20代が68.1%、30代が55.6%とされています。さらに、男性ユーザーが35.3%、女性ユーザーが49.4%とされており、10~30代の女性ユーザーが多い点がインスタの特徴と言えるでしょう。※2
※1出典:Instagramの国内月間アクティブアカウント数が3300万を突破 Meta
https://about.fb.com/ja/news/2019/06/japan_maaupdate-2/
※2出典:令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 総務省 https://www.soumu.go.jp/main_content/000765258.pdf
インスタ広告とはどんな広告か
インスタ広告とは、Instagram上で配信されるWeb広告で、その多くはフィードやストーリーズなどの通常の投稿の間に表示される広告フォーマットです。スライドショー形式の広告フォーマットも用意されており、1つの広告で複数の商品を紹介することもできます。
インスタ広告には、通常の投稿と同じようなデザインが採用されているため、Instagramのなかに広告を自然に溶け込ませることが可能です。また、動画や画像を使用した視覚的な訴求力が高いフォーマットが多い点も、インスタ広告の特徴と言えるでしょう。
インスタ広告の特徴
インスタ広告はWeb運用型の広告で、若年層や女性にアプローチしやすい媒体です。ここからは、インスタ広告の特徴についてご紹介します。
運用型のWeb広告
インスタ広告は運用型のWeb広告です。運用型Web広告とは、必要に応じて広告予算や掲載先、内容などを調整しながら運用できるWeb広告のこと。インスタ広告では広告マネージャと呼ばれるツールを使用して、広告を配信するターゲットの設定や予算管理などを行います。広告マネージャにはレポート機能が備わっているため、リアルタイムで広告のパフォーマンスを把握できます。運用型Web広告では定期的に広告を見直して設定し、費用対効果を高めていくことが大切です。
若年層・女性ターゲット向き
インスタの利用者の半数以上は若年層・女性です。そのため、インスタ広告は10~30代のユーザーや女性に効果的にアプローチできるWeb広告だと言えるしょう。加えて、インスタ広告は実名登録を基本とするFacebookと連携して利用する必要があります。インスタ広告にはFacebookのユーザー情報も利用されているため、詳細なターゲティングが可能です。若年層・女性のなかからさらにエリアや興味・関心などの属性をもとに、細かくターゲットを絞り込むこともできます。
広告クリエイティブの質が非常に重要
広告クリエイティブとは、広告に使用する動画や写真、キャッチコピーなどの制作物のことです。インスタはビジュアルによる情報発信がメインのSNSであるため、広告クリエイティブの質は非常に重要だと言えるでしょう。写真・動画だけでは伝えられない要素は、キャッチコピーなどのテキストで訴求する必要があります。インスタ広告にテキストを使用する際は、ブランドの世界観に合わせたフォント・色を使用し、ビジュアル的に違和感がないように仕上げることが大切です。
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インスタ広告の出し方
インスタ広告を出稿するには、Facebookのアカウントが必要です。以下では、インスタ広告の出し方を解説します。
ビジネスアカウントの開設
インスタ広告を出稿するためには、Facebookのビジネスアカウントが必要です。ビジネスアカウントの正式名称はFacebookページです。まずは個人用のFacebookアカウントのプロフィールを作成して、本人確認を完了させましょう。
そしてホーム画面左にあるメニューの「ページ」から、Facebookページを作成できます。ビジネスマネージャにある広告マネージャを活用すれば、Meta社の広告をまとめて管理することが可能です。インスタ広告を出稿するのであれば、ビジネスマネージャのアカウントも作成しておきましょう。
FacebookとInstagramの紐付け
ビジネスアカウントを開設したら、FacebookとInstagramアカウントを紐づけます。紐づけを行うためには、Instagramのアカウントをプロアカウントに切り替える必要があります。プロアカウントへの切り替え手順は、Instagramのプロフィール画面右上の3本線メニューにある「設定」から、「アカウント」をタップして設定します。案内に沿ってビジネスのカテゴリや連絡先を登録しましょう。最後にInstagramアカウントと紐づけるFacebookページを指定すれば、連携の設定は完了です。
広告クリエイティブを制作
アカウントの紐付けが完了したらクリエイティブを作成します。Instagram広告には、画像広告やカルーセル広告など、さまざまな広告フォーマットが用意されています。詳細は後述しますが、インフルエンサーと協力して作成するブランドコンテンツ広告の配信も可能です。広告のフォーマットごとにファイル形式や推奨サイズなどの仕様が決まっているため、クリエイティブを作成する前に確認しておきましょう。
キャンペーンを作成する
インスタ広告におけるキャンペーンとは、広告の配信目的のことです。インスタ広告ではキャンペーンごとに目標を管理します。ビジネスマネージャの「広告マネージャ」画面左上の「作成」をクリックするとキャンペーンを作成することが可能です。
「新しいキャンペーンを作成」ウィンドウで、認知度アップや見込み客との接触機会の増加、リードの獲得など、自社の目的に近い項目を選択しましょう。インスタ広告の課金条件は、設定した目的によって変化するため要注意です。目的に応じてクリック課金やインプレッション課金などが適用されます。
広告セットを設定する
広告セットとは、広告を配信するターゲットや予算、配信期間などを管理するための広告グループです。広告セットで設定可能な項目は主に以下の3つです。
-
- 予算・掲載期間
- オーディエンス
- 配信面
広告セットの予算設定では「1日の予算」か「通常予算」を選択して、金額を設定します。また、広告を配信する期間も同じ画面で設定可能です。オーディエンス設定では、InstagramやFacebookに登録されているユーザー属性にもとづいてターゲットを指定したり、自社の顧客情報とInstagramのユーザーデータを照合して、広告を配信することもできます。配信面の設定では、InstagramやFacebookなどの広告の配信先や、広告フォーマットを設定します。
入稿して広告の配信を始める
作成しておいたクリエイティブをアップロードして、広告を入稿しましょう。広告に使用する画像や動画は「メディア」として登録しておく必要があります。また、広告の説明文は「テキスト」に登録します。広告を入稿すると画面右側にプレビューが表示されるため、意図したとおりに表示されているかどうか確認しましょう。
プレビューに問題がなければ、画面下部にある「公開する」をクリックします。編集途中の作業内容を保存したい場合は、下書きとして保存しておくことも可能です。
インスタ広告の配信面・種類
インスタ広告には、多彩なフォーマットが用意されています。インスタ広告の配信面や種類をご紹介しましょう。
写真広告
写真広告は、インスタ広告のなかでも基本となるフォーマットの一つです。写真広告では画像とテキストを表示します。Instagramフィードやストーリーズなどのさまざまな配信面に、通常の投稿と同じように表示することが可能です。通常の投稿と見た目が似ているため、ユーザーに広告らしさを感じさせることなく商品を宣伝できます。
ストーリーズ広告
ストーリーズ広告は、ストーリーズの間に表示されるインスタ広告です。画像の場合は5秒間、動画の場合は30秒未満の広告を表示できます。縦長に表示されるため、スマホの画面いっぱいに広告を表示できる点がストーリーズ広告の特徴です。インスタ広告のなかでもユーザーの目を引きやすい広告フォーマットと言えるでしょう。
リール広告
リールとは、縦長動画を投稿できるInstagramの機能です。リール広告は通常のリール投稿の間に表示されます。リール広告を利用すると、最大で15分の動画の配信が可能です。フルスクリーンの動画広告を配信できるため、ユーザーにインパクトを与えられるでしょう。ユーザーはリール広告に「いいね」やコメントをつけることが可能です。
カルーセル広告
カルーセル広告は、スライドショー形式の広告フォーマットです。複数の写真や動画を広告として表示することができます。1つのカルーセル広告につき、最大10種類の画像・動画を表示させることが可能。フィードやストーリーズ、発見タブなど、さまざまな配信面に表示できる点も、カルーセル広告の特徴です。
プロフィールフィード広告
プロフィールフィード広告は、公開プロフィールのプロフィールフィードと呼ばれる配信面に表示される広告です。プロフィールを非公開にしている場合や、18才未満のユーザーのプロフィールには表示できません。プロフィールを閲覧した際に表示されるフォーマットなので、能動的に情報を探しているユーザーにリーチしたい場合に活用できます。
コレクション広告
コレクション広告は、大きなカバー画像・動画と2~3つの商品のサムネイルが表示される広告フォーマットです。サムネイルをタップするとインスタントエクスペリエンスと呼ばれるフルスクリーンのランディングページが表示されます。コレクション広告は、フィードとストーリーズに表示できます。
ショッピング広告
Instagramには、設定した商品の販売ページに直接移動できるタグを、投稿に設置できるショッピング機能が備わっています。ショッピング広告とは、商品タグを設置した投稿を広告として配信するフォーマットです。投稿を見たユーザーはそのままECサイトに移動できるため、新作やセール商品の購入を促したい際に活用できます。
発見タブ広告
発見タブとは、ユーザーの興味・関心にもとづいて、まだフォローしていないユーザーの投稿を表示する機能です。発見タブ広告は、発見タブに表示されている投稿の間に表示されます。発見タブ広告はInstagramの検索ページに表示されるため、積極的に情報を収集しているユーザーにリーチしたい際に活用できます。
ブランドコンテンツ広告
ブランドコンテンツ広告とは、インフルエンサーなどのクリエイターの投稿を広告として配信できる媒体です。広告であることがわかるように、ブランドコンテンツ広告には投稿の下部や上部に「○○とのタイアップ投稿」「広告」というテキストが表示されます。インフルエンサーのフォロワーに、効果的に広告を配信できる点がブランドコンテンツ広告の利点です。
インスタ広告の課金方法
インスタ広告の費用は、「課金方法×広告単価」で決まります。広告単価は入札によって決まるため、常に一定というわけではありません。インスタ広告の課金方法は、以下の4つに分けられます。
-
- インプレッション課金
- クリック課金
- 動画視聴課金
- アプリインストール課金
インプレッション課金とは、広告が1,000回表示されるごとに費用が発生する課金方式です。広告表示1回あたりの費用は、1円未満になるケースが多いです。クリック課金では、広告がクリックされたときにのみ費用が発生します。クリックされない限り料金は発生しませんが、クリック課金の広告単価はインプレッション課金よりも高くなるのが一般的です。動画視聴課金は、動画の再生回数や時間に応じて料金が発生する課金方式です。アプリインストール課金では、アプリがインストールされたときにのみ費用が発生します。
インスタ広告のメリット
インスタ広告は少額ではじめられます。ターゲティングの精度も高いため、費用対効果の高い運用が可能です。ここからは、インスタ広告のメリットについて見ていきましょう。
スモールスタートが可能
インスタ広告のメリットとして、スモールスタートが可能な点が挙げられます。先に解説したようにインスタ広告では、広告セットを設定する際に広告の予算を設定しますが、費用が予算に達すると、広告配信を停止する仕組みが採用されています。予算を少額に設定しておけば、予定以上のコストがかかる心配もありません。
ただし、予算が少なすぎると広告の表示回数が少なくなり、目標を達成できなくなる可能性もあります。費用対効果をチェックしながら予算を調整しましょう。
幅広い配信面を活用できる
インスタ広告では、幅広い配信面を利用できます。フィードやストーリーズに広告を配信すれば、自社のブランドに興味を持ちそうなユーザーに広告を配信できるでしょう。また、ブランドコンテンツ広告のように、インフルエンサーの投稿を利用することもできます。
適切な配信面を利用すれば、自社のフォロワーや既存顧客以外のユーザーにも効果的にアプローチできるでしょう。目的に合わせて配信面をうまく使い分ければ、効率的に新規顧客を集められます。
ターゲティングしやすい
先述のとおり、インスタ広告にはFacebookのデータが利用されています。Facebookは実名登録制となっているため、精度の高いデータが登録されています。性別や年齢などの基本的な属性はもちろん、ユーザーの興味・関心にもとづいて細かくターゲティングすることも可能です。狙ったセグメントにピンポイントで広告を配信できる点は、インスタ広告の大きなメリットと言えるでしょう。
インスタ広告を運用する際の注意点
インスタ広告の特性を理解しておかなければ、期待した効果を得られないこともあります。以下では、インスタ広告の注意点をご紹介します。
BtoB向きではない
Instagramユーザーの多くは個人ユーザーです。インフルエンサーの情報をチェックしたり、商品の検索など、プライベートな用途で利用されています。また、企業が運営しているInstagramアカウントの多くは、商品やブランドの紹介といった情報発信が目的です。
そのため、インスタ広告はBtoB向けの集客には、あまり向いていないと言えるでしょう。BtoB向けの集客ではインスタ広告以外の媒体の利用も検討することをおすすめします。
広告ポリシーをきちんと確認する
インスタ広告は、配信前に広告ポリシーに違反していないか審査されます。広告ポリシーを把握せずに広告を配信しようとすると、審査で配信を拒否される可能性も。インスタ広告では、誤解を招くような表現や差別的な表現を使用した広告は禁止されています。また、広告のリンク先のWebサイトもチェックされます。審査でチェックされる内容は多岐にわたるため、配信前に広告ポリシーを一読しておくことが重要です。
テキスト量はなるべく少なくする
インスタ広告に使用する画像や動画などに記載するテキストの量が、多くなり過ぎないように注意しましょう。以前は画像・動画内のテキスト量が全体の20%を超えると、審査を通過することができませんでした。
現在では20%ルールは緩和されていますが、テキスト量が多すぎると審査を通過できない可能性があります。審査に落ちてしまうと手直しの手間もかかるため、説明などの長いテキストは投稿の本文に記載したほうがよいでしょう。
二次拡散は期待できない
Instagramには、X(旧Twitter)の「リポスト」やFacebookの「シェア」のような拡散機能が備わっていません。加えて、Instagramのタイムラインには、ユーザーがフォローしているアカウントの投稿しか表示されないため、InstagramはほかのSNSと比較して、拡散力が低いと言われています。インスタ広告を利用するのであれば、二次拡散による集客が期待できない点は知っておくべきでしょう。
Web広告の費用相場
つづいては、Web広告を外注した際にかかる費用相場をご紹介します。
<Web広告の種類> | <費用相場> |
動画広告 | 10円〜/1再生 |
アフィリエイト広告 | 3万~5万円 |
Twitter広告 | クリック課金:24~200円/1クリック インプレッション課金:1,000表示ごとに400~650円 |
Instagram広告 | クリック課金:40~100円/1クリック インプレッション課金:1,000回表示ごとに500~1,000円 |
Facebook広告 | クリック課金:100~200円/1クリック インプレッション課金:1,000回表示されるごとに100~500円 |
LINE広告 | クリック課金:24~200円/1クリック インプレッション課金:1,000回表示ごとに400~650円 |
TikTok広告 | 起動画面広告(インプレッション課金型):1,000回表示ごとに770円 |
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